加藤陽子のレビュー一覧

  • 歴史の逆流 時代の分水嶺を読み解く

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    まさに戦後の歴史の転換期に入ったなと痛感。読み応えあったが、過去から学ばないのがヒトという生き物。「ちょっと緩めると、とてつもなく邪悪で下劣なことの加担者になりかねない。どんな体制、制度であろうが、いつも気をつけていないといけない」しっかり声上げていく事が大事だけど…。

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    2023年02月26日
  • この国のかたちを見つめ直す

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    この方の「歴史観」歴史へのスタンスは素晴らしい 権力に対峙し軸がブレない
    だから政府は恐れ、学術会議から外したと理解できる 実力を認識している
    1.危機の指導者 長期的戦略思考力とは
     対米戦争で長期化は回避と理解はしているが、具体策ないまま開戦 最悪
     ロジスティクスの算段が出来る指導者の不在 
    2.戦後の「天皇退位規定」天皇の戦争責任論 一般人として極東軍事裁判
    3.危機対応 平時も戦時も基本は同じ「構想手法」(下平拓哉防衛省)
     ①現状の把握 ②問題の析出 ③解決策の案出
    4.現代資本主義経済体制の閉塞 水野和夫氏
     1971 ニクソン・ショック
     1973 オイルショック
    5.必要な政治改革=参議院改革 衆議院に対して強すぎる

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    2023年02月06日
  • 歴史の逆流 時代の分水嶺を読み解く

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     安部菅政権は全く否定している。
    今の岸田自民党政治は過去の歴史は否定、立憲政治も否定し集団的自衛権などは憲法違反、議会政治、民主政治は蔑ろにされていると断じている。
     今の選挙制度を見直し、政治を身近なものにして政治意識を啓発しなければと言っている。

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    2023年01月22日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    ネタバレ

    対談集。
    著者 : 半藤一利 中西輝政 福田和也 保阪正康 戸高一成 加藤陽子
    さまざまな視点から、太平洋戦争について、どんな経緯で、誰がどんな動き・発言をしたか、などを語り合う。
    読んでいると、果たして、どうして、あんな戦争が起きてしまったのか(止められなかったのか)、やめられなかったのか、いったい、どれくらいの方が亡くなられたのかと思うと、いたたまれない。
    「なぜ負けたのか」というより、勝ち負けよりも、なぜ戦争を始めてしまったのか、もっともっと検証していかなければならないと思う。

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    2023年01月21日
  • 歴史の本棚

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    歴史に関心無くても「エッそうだったんだ」と驚きと気づきある、お得本。歴史から炙り出される、この国の現状と世界情勢。歴史を未来を創り出す力にしなければならないが、繰り返されるばかり。ウクライナ侵攻と国際社会の支援も素直に見られなくなる。供物?なんだろうな…結局。「公共的記憶すら持てない日本」「民力含めた広義の国防」「人間の常識に敬意を払いつつ世間の常識を批判する」とても紹介された本まで届きそうにない…無念。

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    2022年11月07日
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ

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    複数の切り口からの情報、考察を以って、当時の状況をうまく分析、評価している。
    その意味で、分かり易いか?というと、そのような感想はなく、その理由は、日本が満州事変、日中戦争へと進むことについて極めて中途半端な、なし崩し的な判断で進んでいることがよく理解できるからだ。

    誤算は、
    ・中国に対しての英米の思惑。国際金融、市場として日本に独占されることを良しとしていなかった。
    ・満州国設立に典型的に言えることだが、中国人のナショナリズムを過小に評価していた。(五族協和は、結局は絵に描いた餅でしかなかった)

    日本はワシントン体制下、大国の一員になっていたものの、結局、反ワシントン体制側につくことになった。
    そのコストもあるのだろう。
    因みに、反ワシントン体制にあったのは、ソ連であり、ドイツであり、中国。(軍事的に中国とドイツが協力関係にあったのも興味深い)

    2.26事件が起こされた理由をゾルゲは、日本の農民と都市小市民の社会的窮境に求めていた。兵士の重要な供給源である農民は、政治組織を持たず、農民に対する二大政党の関心が形式的にすぎない以上、まず第一に陸軍が農村と都市のこれらの層の強まる緊張の代弁者と機関たらざるを得ない。
    日本は、ドイツが着手したような、農民を支援する政策を全くしなかった。
    陸軍が、この問題の重要性を見ているだけでなく、農業問題を実践的にそれに取り掛かる必要があることを、少なくともそれが理論的に可能なことを知っているほとんど唯一の集団であった。
    議会に代弁者をもたない農民や都市商工業者の社会変革要求を、陸軍が代弁している特殊日本的な構造に、ゾルゲは着目していた。

    ・「東亜新秩序」とは、第一次世界大戦後に公然と正当性を主張できなくなった帝国主義・植民地主義にかわる説明形式の必要性と、ワシントン体制的協調主義の否定というモチーフのはざまに、知識人によって考え出された自己説得の論理であるといえた。

    ・石原莞爾が望んだのは、①ソ連がいまだ弱体の時、②中国とソ連の関係が悪化している時、③日本とソ連が将来的に対峙する防衛ラインを、中ソ国境の天然の要害まで北に西に押し上げておくことであった。将来的な対米戦の補給基地としても満州は必要とされていた。しかし、それは国民の前には伏せられ、条約を守らない中国、日本品をボイコットする中国という構図で、国民の激しい排外感情に火が点ぜられた。

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    2022年11月03日
  • この国のかたちを見つめ直す

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    内容は鋭く、嘆きたくなる時勢について語れど、あくまで冷静で知的な文章が心地よい。

    「国家の再生が必要となる時、ひとは国家の来歴を求め、自らの父祖の歴史をたぐり寄せる。だが、そうする時、自らの国家が他国との間でつむいだ歴史に潤色を加えようとするのは無意味だ。嘘をつくには相手がいるが、他国は国家の嘘につきあってはくれない」

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    2022年11月03日
  • 歴史の本棚

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    近現代史を語る上で非常に参考になる書籍を加藤陽子が評する本で、この分野に興味を持つ人々にとっては大変に危険な本だということもできるだろう。というのは次から次に読まなくてはと思ってしまうので、いくら手元に金があっても間に合いそうにない。
     さすが加藤陽子である。

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    2022年10月19日
  • 学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か

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    2020年10月 菅政権で日本学術会議会員への任命拒否案件が起こったが、対象となった6名がこの重大問題を論じている.加藤陽子の議論は問題を掘り下げてよく考察している従来の流れだったが、芦名定道の議論は聖書をベースにしたもので意外性があった.理解できない部分も多かったが、このような議論ができる人がいたことを誇りに思う.宇野重規の対話方式は取っつき易い形を取りながら、重要な視点を与えてくれる素晴らしい構成だと感じた.政府がこの問題に明快な回答をするとは思えないが、この六名の陣容だったら対話自体が無理でかみ合わない結果になると思う.

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    2022年10月11日
  • 昭和史裁判

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    「半藤一利」と「加藤陽子」が太平洋戦争に関わった日本のリーダー5人(「広田弘毅」、「近衛文麿」、「松岡洋右」、「木戸幸一」、「昭和天皇」)について裁判風に対談・討論した作品『昭和史裁判』を読みました。

    『日本国憲法の二〇〇日』に続き「半藤一利」作品です。

    -----story-------------
    リーダーたちはどこで誤ったのか?
    白熱対談!

    太平洋戦争開戦から70年。
    「広田弘毅」、「近衛文麿」ら当時のリーダーたちはなにをどう判断し、どこで間違ったのか。
    「半藤゛検事゛」と「加藤゛弁護人゛」が失敗の本質を徹底討論!
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    歴史探偵「半藤一利」と歴史学者「加藤陽子」が、太平洋戦争の責任を問う法廷の形式で縦横に対談した作品、、、

    この手の作品って、対象になるのは軍人が多いのですが、本作品で裁かれる人物は、敢えて軍人を外してあり、「広田弘毅」、「近衛文麿」、「松岡洋右」、「木戸幸一」という歴史を動かした4人の政治家と「昭和天皇」の合計5人が裁かれています。

     ■第1章 広田弘毅
      開廷に先立って
      東京裁判と『落日燃ゆ』  ほか
     ■第2章 近衛文麿
      天皇の次に偉い男
      金はなかった、人気があった ほか
     ■第3章 松岡洋右
      外務省「大陸派」
      伏魔殿、帝国外務省 ほか
     ■第4章 木戸幸一
      自称「野武士」、ゴルフはハンディ「10」
      名家の坊やが抱えたルサンチマン ほか
     ■第5章 昭和天皇
      初陣の日中戦争
      勃発からひと月で海軍の戦争に ほか
     ■あとがき 加藤陽子
     ■登場人物牽引

    検事役の「半藤一利」が彼等の過ちを告発し、弁護人役の「加藤陽子」が最新の研究成果を交えて反論するという展開を基本としていますが、、、

    対談が盛り上がると、検事・弁護人で同意したり、お互いに触発されて立場が入れ替わったりしながら、当事者がどのように考え、どのような気持ちで、そのような行動をとったのかという、当事者の主観的な情報を取り出すような展開となっており、今までに知らなかった新事実を知ることもできることが多く、面白く読めましたね。

    この時代を描いた作品は何冊か読んだことがありますが、軍人が中心の作品が多く、政治家を中心に描かれた作品は初めてだったので、勉強しながら読んだ感じ… 「昭和天皇」が、、、

    「広田弘毅」は「あきれるほど無定見、無責任」だと言っていたことや、

    あっさり日独伊三国同盟を決めてしまった「近衛文麿」に対し「近衛は少し面倒になるとまた逃げだす様なことがあっては困るね、こうなったら近衛は真に私と苦楽を共にして呉れないと困る」と言ったこと等… 二人を信用していなかったことが印象に残りましたね。


    本作品で取り上げられている4人の政治家のことは、あまり詳しく知らなかったのですが… 一番心象が悪くなったのは「木戸幸一」かな、、、

    「昭和天皇」に情報を正しく伝えず、自身の都合により情報を統制したことで、重要な意思決定に影響を与えたことが否定できないですね… そして、自らは責任を逃れているんですからね。

    この人の影響… 日本国家に与えて悪影響は計り知れないな、、、

    でも、程度は違えど、他の3人も同類なのかもしれませんね… だからと言って、別な人物がいれば歴史が変わったかと言うと、あまり大きな差はなかったのかもしれないな。

    世論や軍部の情況を鑑みると、大きく転換することはできなかったかも… という気もします。


    あと、個人的に初めて知ったのは、

    「昭和15年(1940年)の日独伊三国同盟調印は、欧州戦線でのドイツの大進撃から、早晩に欧州ではドイツが勝つとなることを見越して、終戦までに戦勝国の仲間になり、終戦後にアジアでの勢力を拡大(フランス領やオランダ領を支配)しようという火事場泥棒的な発想があったんじゃないか」

    「昭和16年(1941年)の日ソ中立条約調印は、ソ連を枢軸国側に引き入れ、最終的には四国による同盟を結ぶ(日独伊ソ四国同盟構想)ことが目的と言われているが、それ以上にアメリカのアリューシャン列島への進出を恐れたために早期調印となったのでは」

    という2点かな… 勉強になった一冊でした。

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    2022年09月28日
  • この国のかたちを見つめ直す

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    ネタバレ

    読書は趣味、気楽なものがいい。
    でも、たまにはと、この本を手に取った。

    (著者は、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人。
    歴史学の手法で首相官邸側の思惑を解き明かす時評を含む反骨の論評集。) 出版社より

    老化の進む脳には厳しくて、メモを取りながら読んだ。
    歴史学って 興味深いなあ。
     
    真理に向かうための誠実で真摯な研究。
    その一端をのぞかせてもらった。

    記録を大切にしない風土の根幹には政治の不在がある。
    そして、あとがきで著者は言う。
    真実の歴史を「言葉」から探ること、本書ではこれを目指した、と。

    ≪ 国家とは 危機の時代に 問い直す ≫

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    2022年09月18日
  • この国の戦争 太平洋戦争をどう読むか

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    歴史学者と歴史物語を批評的に読む小説家が対談という形で、太平洋戦争とは何か、なぜ始めたのか、なぜ止められなかったのかについて、太平洋戦争に関する書籍の紹介について語っている。当事者の日記やメモ、書簡、様々な書籍から太平洋戦争について詳細に解説されており、映画やドラマなどで流布している物語的な歴史とは異なる内容が知れて良かった。偏った主張はなくフラットに記載されており、ポツダム宣言についても様々な資料からそこに至る経過が示され、敗戦した日本だけでなく、戦勝国もその事実を知り互いに学ぶ必要があると思った。

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    2022年09月03日
  • この国の戦争 太平洋戦争をどう読むか

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    「物語なしに現実というまのを認識できない仕組みの中に生きている」
    戦争を正当化する「わかりやすい物語」が必要だったに納得。

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    2022年08月28日
  • 太平洋戦争への道 1931-1941

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    ネタバレ

    半藤さんさんと保坂さん、加藤先生の鼎談ラジオ番組を保坂さんが章ごとにまとめを入れて編集した一冊。あれこれ読んでも結局よくわからん感じのこの時代の流れ、会話形式だし保坂さんがまとめてくれているのですっきり入ってくるのが◎。教科書にはこの事件の結果こうなった、しか書いてないけど、なぜそうなったのかがわからないといかんよね。
    研究し尽くした人がたどり着くのは現代に対する警鐘。歴史を学ぶことは今を学ぶことだ、という恩師の言葉をあらためて胸に刻もう。

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    2022年08月06日
  • この国の戦争 太平洋戦争をどう読むか

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    想定読者層はある程度の時代背景の知識画求められているのだろう。手とり足取り噛み砕いて話をしてくれる訳ではないが、明確かつ端的なやり取りは腹落ちもいい。
    歴史を単層的かつ都合よく物語化することの危険性は、まさにその通りだと思う。日本だけではなく世界中で同じような傾向が発生しているように感じている。とても怖い。

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    2022年08月06日
  • 学問と政治 学術会議任命拒否問題とは何か

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    学術会議任命拒否をされた、当事者の6人が、この問題について論考したものである。それぞれの学者が、自分のよってたつ学問を通じて、この問題に関して、当事者でありながら、冷静に客観的に、分析されている。拒否の説明責任は、政府にあるが、この間の他の問題と同様に、理由にならない理由を繰り出し、ダンマリを決め込む。この国の政治の劣化はコロナ禍で明確になったが、民主主義を守るためには声を上げ続けることが必要だろう。その意味では、当事者の冷静な論考は声を上げるための後押しになる。

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    2022年06月29日
  • この国のかたちを見つめ直す

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    東大教授加藤陽子氏のコラム&エッセー集。日本学術会議の6人除外当事者であり、事件についても詳しく語られている。

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    2022年04月06日
  • この国のかたちを見つめ直す

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    各一章を読んだあと
    ふーん なるほど
    そういう視点のとらえ方があったか
    と 思わせてもらえる一冊

    考えながら
    行きつ戻りつしながら
    読ませてもらいました

    新年早々に
    心地よい刺激をもらえました

    もし、未読の方にお勧めするなら
    p169~
    ー井上ひさしが追い続けた「かけがえなさ秘めた笑い」
    の一章から を挙げたい

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    2022年01月13日
  • 戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

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    「こうなる運命だった」というような言葉は真実のときもあるだろうけど、ほとんどの歴史においては間違いなんだとわかる。運命ではなく、選択の結果。 一般国民の当時の考え方を、国民と対極な場にある人間の視点から知るという歴史学独特の見方を教えてくれたり、軍部の話が熱を持ってきたらすぐさま全く別の、例えば天皇の意向について触れたり…ついつい入れ込みすぎてしまう聞き手の感情を冷静に引き戻してくれるような揺さぶり方が好き。2冊しか知らないけど、この先生はW.A.ワードのいう偉大な教師にはいるんじゃないかな。

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    2021年12月19日
  • この国のかたちを見つめ直す

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    近代歴史学者の著者による評論集。第一章:国家に問う、第二章:震災の教訓、第三章:「公共の守護者」としての天皇像、第四章:戦争の記憶、第五章:世界の中の日本、歴史の本棚。文書を大切にしない国は歴史をも大切にしない。中国には史官という役目の官僚がいたのに。今の日本には、後から批判される可能性がある都合の悪い文書はみんな破棄する悪弊を官僚が持っているのか…。

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    2021年11月16日