加藤陽子のレビュー一覧

  • あの戦争になぜ負けたのか

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    この本を読むと官僚組織が力を持ちトップダウンで政策を指示、遂行していくという流れが戦前から変わっていない事がわかります。(力を持ったものが武官が文官に代わっただけ。)過去の戦争での悲劇をを風化させてはいけないと強く思います。

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    2014年08月26日
  • 戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ

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    加藤陽子という人の、独特のものの見方というのは論理性と当事者性にあるのかと思っていたが、そうばかりでもない、というのは本書で笠原和夫と大杉栄という補助線を得て、了解した。国や国民に対するどこかさめた距離感は、いってみればアナーキストのそれなのかもしれない。
    取り上げられた中で備忘:笹まくらと東京裁判三部作。

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    2014年03月16日
  • 昭和史裁判

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    目のリハビリとして読む。無茶だった(苦笑)

    先の太平洋戦争(大東亜戦争)で政府の中枢にいた五人について、半藤一利、加藤陽子両氏がそれぞれ検察側、弁護側に立って議論しているマニアックな内容。
    日本史の教科書に載っている載っていない人たちがたくさん出てきて、読むほうは困ります(苦笑)。
    膨大な資料を良くぞ読み込んだものだと感心。
    憧れる…

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    2014年03月13日
  • 戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ

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    正義とは何か?公平とは?一つの考えに傾倒し、突き進んでしまう傾向にある日本の政治・マスコミ・国民が如何に危うい結果を生んできたか。誰も疑っていないことはむしろ恐しいのだ。クリーンなタカとダーティーなハトといった端的な切り分け表現すら怖いと感じてしまう。

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    2014年01月25日
  • 戦争の日本近現代史 東大式レッスン! 征韓論から太平洋戦争まで

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    太平洋戦争をふりかえるとき、「なぜ日本は無謀な戦争に突入したのか」という命題が立てられがちだが、太平洋戦争だけを取り上げてそのような問いを立てるのは「正しい問い方」ではないと筆者は言う。
    明治政府樹立後、次々に戦争を重ねてきた日本の歴史を一つ一つ検証し、戦争の相互性をとらえる中で、初めて太平洋戦争を巻き起こした理論が明らかになる。言われてみれば当たり前だが、なかなか気づきにくいこと。
    明治維新に正当性を持たせた理論から順に、為政者が戦争に向けて国内外に訴えた理屈を見ていくと、今から見れば無謀で筋の通らない戦争がなぜ実現されてしまったのか、おぼろげながら見えてきた気がする。
    もっと背景知識を身に

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    2013年10月05日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    今現在の現状を理解するのに先の大戦ってとても重要だと思う。例えば、開戦の理由は石油をアメリカに止められたのが直接の要因で、エネルギーに関しては当時とあんまり変わっていない。負けた要因をきちんと分析、理解ることもこれまたとても重要。さっきバラカンさんのラジオで戦争は二度と起こしてはならない、みたいなこといってたけど、起こしてはならないからこそ、きちんと抑止力としての武力は必要だし、憲法もちゃんと改正しないといけない。戦争ダメの理想論だけで思考停止に陥るってのは、先の大戦の理解が足りないからなんだよね。

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    2013年03月10日
  • 戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ

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    特に印象的だったことを徒然に書き記しておきます。

    学徒出陣に対して、庶民からはむしろ当時のエリート層である
    大学生が出征することを、喜んでいたような節があるというような
    話が興味深かった。「不幸の均霑」という言葉を用いて説明されているんだけど、「同じ辛い思いをしろ」というような、庶民側の感情というものがあったと。これなんか、まさしく今の日本とおなじ構造だと思う。昨今の過激な発言で賑わす政治家達が既得権益をぶっつぶすみたいなこと言うけど、それに市民は喜んで同調してしまう。
    その背景にあるのは「大変な思いをしている時に甘い汁を吸っているやつらはけしからん」というような、感情と同じだと思う。
    本当

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    2013年01月05日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    軍部にコミンテルンが入っていたようだとか、受勲スコアの考え方とか、草鹿龍之介が剣道的な戦略概念を持っていたとか、開戦直前の顛末とか、知らなかったことが書かれていて興味深い。

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    2013年01月03日
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争

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    さかのぼりの技法がとても生きている巻であると感じた。
    サイパン陥落が太平洋戦争敗戦に関する重大な事実であったこと、そこにおける決断を逃した理由に、決断すべき人々の幼少期の経験が少なからず影響しているであろうことなど、なるほどと感じることが多く、いろいろと考えながら読み進めることができた。

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    2012年11月04日
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ

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     本書は、満州事変から日中戦争へ傾斜する1930年代の日本の歴史についての本だが、満州についての詳細な考察は他にない緻密さと真摯さを持っている良書であると思った。
     本書で、1930年代の軍人が窮乏のどん底にある農村の解決策として、思い切った手段が必要として「左翼の組合は土地の平等分配を要求しており、これは確かにもっともな主張だが、仮に日本の全耕地を全農家に平等に分配しても、その額は五反歩にしかならないではないか・・・諸君は五反歩の土地を持って、息子を中学にやれるか、娘を女学校に通わせるか。ダメだろう。日本は土地が狭くて人口が過剰である。このことを左翼は忘れている。」との言を紹介している。当時

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    2012年06月07日
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ

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    日中戦争は両国にとってするべき戦争ではなかった。

    歴史に「もし」はないが、日中戦争が起こらなかったら?どうなってただろう。

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    2012年06月02日
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争

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    大英帝国が衰退していく中で巨大な市場の中国に覇権を争うべくアメリカと日本が対峙していく。アメリカは軍縮、資源、資金で徐々に日本を追い込んでいく。中国は蒋介石率いる国民党政権がアメリカ等の支援を受け、日本との支那事変(あくまで戦争ではない)を持久戦へと持ち込んでいく。日本はハルノートで最終的にアメリカと戦うしかないと判断し真珠湾攻撃となる。国力・技術力で劣る日本はこれ程大きな犠牲を取らずに済んだと思われるのがサイパンの陥落であった。

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    2012年04月17日
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争

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    TV(録画)で観た時はいつも通りながら(酔っ払ってみているので)、結局、分かったような分からないよう感想をもった。しかし、本書を改めて読んでみると、今まで読んできたどの本よりも、アジア・太平洋戦争の原因について分かりやすく(シンプル)に書かれていることに気付いた。その分理解を深めるためにはもっと間口のしぼった奥行きの深い本も合わせて読む必要はあるが・・・。とりあえずというのであれば、大変おすすめの本である。

    以下、引用
    第一章 敗戦への道ー1994年(昭和19年)
    ●太平洋戦争の本質は、島嶼作戦にありました。その際に重要なのは、海軍航空基地の使い方でした。(略)島嶼を航空拠点として用いる発送

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    2014年03月24日
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ

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    国際連盟脱退で松岡洋右が会議場を後にするシーンは印象的だが、1932年のジュネーブでの連盟特別総会から帰朝したときには、松岡は脱退は日本のためにならないと齊藤実内閣の外相内田康哉を懸命に説得していたのである。そして、政党も内田外相も連盟脱退を実のところ考えていなかった。 脱退論は専門外交官や国際法学者から出て来たのであった。 歴史は一般に知られている以上に複雑怪奇であることを再認識した。

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    2012年01月15日
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争

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    NHK教育の「さかのぼり日本史」シリーズの第2弾です。著者は『それでも日本人は「戦争」を選んだ』や岩波新書のシリーズ日本近現代史5『満州事変から日中戦争へ』、講談社のシリーズ天皇の歴史8『昭和天皇と戦争の世紀』など多数の著作のある東大の加藤陽子先生です。さて、本巻が取り扱う時代は昭和のはじめから敗戦まで、西暦でいえば1926~1945年となります。
    内容は「指導者たちは、どうして戦争を拡大・長期化させてしまったのか?」(帯より)を4つのターニングポイント、つまり
    ①マリアナ沖海戦・サイパン陥落(1944年)
    ②日米開戦(1941年)
    ③日中戦争(1937年)
    ④熱河侵攻(1933年)
    から説明

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    2012年01月09日
  • あの戦争になぜ負けたのか

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    英国情報部へのスパイ浸透とゾルゲ事件を引き合いに、軍部にもソ連のスパイがいた、そして日本の方向性を誤らせたのではないかという示唆は興味深かった。

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    2011年12月03日
  • NHKさかのぼり日本史(2)昭和 とめられなかった戦争

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    歴史に「たら」「れば」はタブーだが、いくらでも戦争をやめるタイミングはあったはず。

    今だからそういえるのかもしれない。難しいところだ。

    日中戦争の長期化がすべてだと個人的に感じた。

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    2011年09月24日
  • 戦争の日本近現代史 東大式レッスン! 征韓論から太平洋戦争まで

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    作者が言う、戦争を学ぶ、その必要性は大きい。
    あの時代の点と点が繋がり線になって行く様子を
    感じる事が出来た。
    この作品以外の考え方や真実もあるんだろうから、
    明治、大正、昭和の歴史を、側面ではなくて、
    出来るだけの真実と「なぜ」とを知りたいと思った。

    今現在、戦争なんて、と思ってしまうけど、
    いかなる理由でも起こり得る事なのかも、
    そういう認識も必要な世の中になってしまってそうで怖いな。

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    2011年09月10日
  • 戦争と日本人 テロリズムの子どもたちへ

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     NHKのさかのぼり日本史をみて、加藤陽子さんの本を読んでみた。佐高信さんとの対談。
    加藤さんの
    国民を刺激しない形で「その気にさせる」ため、公平で平等に徴兵する。今まで特別待遇だった徴収猶予の対象であった人たち、知識階級の帝国大学の学生などを徴兵していく。そういう人たちを、ガダルカナルやレイテで戦わせる。そういうことを一般の国民は正直「いい気持ち」がしたのではないか。これは、「皆さん等しく不幸です」というところで保っていた社会だ、「不幸の均霑」である。という話。
    なるほどなあと思う。今だって、みんな一緒だった仕方ないと思うだろうなあと思う。昔、早くに夫に死なれて4人の子供をたった一人で育てた

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    2011年08月10日
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    「満蒙の沃野を頂戴しようではないか」-煽動の背景に何があったのか。
    満蒙とは元来いかなる地域を指していたのか。
    一九三一年の鉄道爆破作戦は、やがて政党内閣制の崩壊、国際連盟脱退、二・二六事件などへと連なってゆく。
    危機の三〇年代の始まりから長期持久戦への移行まで。
    日中双方の「戦争の論理」を精緻にたどる。

    [ 目次 ]
    第1章 満州事変の四つの特質(相手の不在 政治と軍人 事変のかたち 膨張する満蒙概念)
    第2章 特殊権益をめぐる攻防(列国は承認していたのか アメリカ外交のめざしたもの 新四国借款団 不戦条約と自衛権)
    第3章 突破された三つの前提(二つの体制 張作霖の時代の終

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    2011年04月24日