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Posted by ブクログ 2022年06月22日
歴史学は何をする学問か…「歴史の闇に埋没した『作者の問い』を発掘すること」…歴史上一定の時代に現れたり創られたりした制度・組織・論理が、なぜその時代に現れるのかを考える態度…制度や組織を創り出した「作者」の思索の跡をたどるのが歴史学の役割…(p28)
歴史の真実は、人間の行動の記録として残された事...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月06日
この方の「歴史観」歴史へのスタンスは素晴らしい 権力に対峙し軸がブレない
だから政府は恐れ、学術会議から外したと理解できる 実力を認識している
1.危機の指導者 長期的戦略思考力とは
対米戦争で長期化は回避と理解はしているが、具体策ないまま開戦 最悪
ロジスティクスの算段が出来る指導者の不在
...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月03日
内容は鋭く、嘆きたくなる時勢について語れど、あくまで冷静で知的な文章が心地よい。
「国家の再生が必要となる時、ひとは国家の来歴を求め、自らの父祖の歴史をたぐり寄せる。だが、そうする時、自らの国家が他国との間でつむいだ歴史に潤色を加えようとするのは無意味だ。嘘をつくには相手がいるが、他国は国家の嘘に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月13日
各一章を読んだあと
ふーん なるほど
そういう視点のとらえ方があったか
と 思わせてもらえる一冊
考えながら
行きつ戻りつしながら
読ませてもらいました
新年早々に
心地よい刺激をもらえました
もし、未読の方にお勧めするなら
p169~
ー井上ひさしが追い続けた「かけがえなさ秘めた笑い」
の一...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月16日
近代歴史学者の著者による評論集。第一章:国家に問う、第二章:震災の教訓、第三章:「公共の守護者」としての天皇像、第四章:戦争の記憶、第五章:世界の中の日本、歴史の本棚。文書を大切にしない国は歴史をも大切にしない。中国には史官という役目の官僚がいたのに。今の日本には、後から批判される可能性がある都合の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月18日
読書は趣味、気楽なものがいい。
でも、たまにはと、この本を手に取った。
(著者は、政府に任命拒否された日本学術会議の新会員候補の一人。
歴史学の手法で首相官邸側の思惑を解き明かす時評を含む反骨の論評集。) 出版社より
老化の進む脳には厳しくて、メモを取りながら読んだ。
歴史学って 興味深いなあ。...続きを読む
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