沙野風結子のレビュー一覧
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3部作最終章
今回は一作目、二作目でかなりダークなイメージの次男が主人公。
一作目、二作目で攻めとして登場していましたが、今作品では攻めから受けへと変えられます。
全体的なまとめの章でもあるので、一作目から読むととても楽しめます。
シキもナギもそれぞれの愛しい人たちも一緒になって戦うなんて、シリーズ上、最高の終わり方です。
でも、みんな伴侶が男だから世継ぎがいなくなっちゃうなぁ、なんて思いました -
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シリーズ二作目
前作の主人公シキの弟、ナギのお話になります。
前作で行方不明になっている間と、その後についてのストーリーです。
シキもちょこっと出てきます。
三作目を意識した二作目なので
一作目からのユアハ問題を残したままの終わり方です。
前作から読むことをオススメします。 -
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処女執事とは?
敬愛する主人・二条則雅に仕える保坂己裕。則雅の学友であるサイによって二条家は奪われ、巳裕もまたサイに仕えることになります。
最初の展開は辛かったですね。受に当たりがキツい攻+無理矢理だったりと、始めは苦手な展開が続きました。自分じゃない誰かに尽くす己裕に、サイは苛立ちを感じ、憎まれてもいいから、取り戻したかったのかも知れませんが……。
まるで人形のように、人としての感情が欠落して(実際は欠落させられて)いた己裕。サイと過ごす内に自我を形成していくのは良かったです。
己裕の正体。何故、則雅に仕えることになったのか。サイは何を知っているのか。己裕との関係性は……。等々、後半に向かって謎が解き明かされていく怒濤の展開。
前半とは打って変わって、話が進むほど、サイの己裕に対する強い想いが伝わってきます。そして記憶を取り戻した己裕もまた……。例え記憶がなくても、お互いに何度でも好きになるのはもう運命でしょう。 -
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ネタバレ2005年にオヴィスノベルズから刊行された「僕のねむりを醒ます人」の新装版です。旧版未読。
幼なじみとの再会もので、大変痛くてシリアスでした。
今の作風とはちょっと違っていて、センセの作品に魅了されてしまった頃の感じで懐かしさがありました。要するに、監禁とか緊縛とかが流行ってた頃のBL。
ただの痛い話じゃなくて、二重人格を扱っていて引き込まれました。
刑事という仕事柄残酷な場面に向き合う機会も多いのに、感情が希薄でいつもクールな雪弥。
そんな彼が11年ぶりに幼馴染みの耀と再会したことで、感情を激しく揺さぶられることに。
耀は、雪弥のことを11年前のいなくなる直前に手ひどく凌辱して身も心もズタズタにした張本人なのです。
でも再会した耀は紳士でやさしくて、昔とは全然雰囲気が違っていて、でもHになると昔のキチクな面影が…
サスペンス要素がいっぱいのストーリーでした。
「晧」は「耀」の存在を知っているけど、「耀」は「晧」が出現した時には記憶を失ってるんですよね。
晧はとても思慮深くて優しい人格で、個人的にはこっちがいいじゃん!と思ってしまったのでした…
だけど、耀の想いの激しさ深さ、そして執着の大きさは晧の気持ちを凌いでいて、強烈にマーキングされてしまっていた雪弥としては、耀に身も心も奪われて11年間それ以外のことには無感情に生きてきたわけで。
耀としても、知らない男…たとえ自分自身であったとしても雪弥が抱かれるなんて嫉妬する以外ないですよね。
タイトルは、いろんな感情に目覚めた雪弥のことなのか、それとも苦しみと悲しみの闇の中に延々と閉じ込められていた耀のことなのか…どちらなんでしょうか?
とにかく、晧の気持ちが切なくて切なくて。
エロ的には、耀の抱き方が強引で鬼畜でドSなんですよ。でも、最初にそういう抱かれ方をしてしまった雪弥にとっては、耀のHでなければ満足できない身体になっているようです。えろい…
奈良千春センセのイラストがとってもステキでした! -
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三人の神がいる大陸を舞台とした、壮大なファンタジーワールド3部作。こちらはその第一作目ですが、それぞれ独立した話になっているから単体でも楽しめます。
神触手シリーズは輝土、ガラ、ノイエの3国の連作のようで、あと2作も今から待ち遠しいです。
沙野センセがすごいと思うのは、エロ成分濃いめでSMちっくな表現も多用してるのに全く品性を失っていないところですね。
耽美系とはまた一味違うセンセ独特のエレガントな作風で、毎回世界観に引き込まれうっとりしてしまいます…
折檻道具で触手が出てきても、ときめいて萌えてしまうのはなぜ⁉
国の新しい宗主の敷島と契るも、冷酷な扱いを受けてしまう天人の桐羽。
じれったく、もどかしさを感じる関係ではあったけど、双方の心情が細やかに描かれていたので読み進むうちに互いへの深い想いがしっかり伝わってきました。
まさしく純愛。それも長い長い年月を越えての…
愛に裏切られ傷ついていた桐羽が、これまたものすごく愛に不器用な敷島によって、真実の愛に気づき目覚めていくところに、読んでいるこちらも何度もはっとさせられ、そうだったんだと感慨深くさせられました。
愛してるからこそ離れなくちゃいけないという切なさもあるけど、それ以上に二人の絆を感じさせられてほんとにたまらなかったです…
エロ的にも好きだから、愛してるからこその制限というかブレーキというか…かえって激萌えに!
敷島は不器用で複雑な精神構造だけど、嘘偽りがない男で信じられるものがありました。
特に桐羽の強烈トラウマになってた本妻事件?をしっかり配慮している敷島は素晴らしいです。
座裏屋蘭丸センセのイラストが美麗でテンションが上がりました。
次の神様の話も楽しみです。 -
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ネタバレ初キャラ文庫だったとは気づきませんでした。少しいつもとは、カラーが違ってるなとは思ったけど。
センセお得意の、特殊設定ファンタジーものだったところは安定の通常運転。人間が枯れるという病が蔓延している社会で、それを治す能力を持つ水師の話です。
ドロドロっとしたわりとヘビーな作風のセンセが、今回はケンカップルをメインにして、ところどころで二人のやりとりに思わず笑わせられたりという胸キュン攻撃を仕掛けてきて、不意を突かれました~!
堤がどんどん保嵩に魅かれていくのにキュンキュンさせられました。強面なのに、惚れると一途で照れるところもかわいかったりします。
保嵩は知らないうちに堤を翻弄しちゃってる、ものすごい無自覚ツンデレ美人。
この二人の言葉の応酬が楽しかったです。
そして、本筋である「枯れ人症候群」という奇病をめぐっての水師の危うい立場も、目を離すことができないドキドキの展開で読み応えがありました。リアリティがありすぎ…!
そして、肝心のエロですが…
これは、え~⁉こうくるの!!!とビックリしまくる事確実なエロで!
一棒一穴主義党の皆さん、たまにはこういうのも萌えますよね⁉私も本音は一棒一穴なのですが、これはちょっとおいしかったです(笑)
兄弟にサンドイッチされる雄々しい攻様ってところに、萌えてしまいました。
よく考えたら、一棒一穴は守られてるし、近親愛も間接的だったから大丈夫だったのかな~?エロエロなのに、なんだか笑えるところもよかったです。
このエロが裏テーマだったのですね?センセは特殊設定と、バリエーション豊かなエロと、実験的ぶっとびエロを繰り出す天才ですね。 -
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沙野センセと笠井あゆみセンセの最強エロタッグ~!!手に取らずにはいられません。
まず表紙が素晴らしいです。ストーリーのエッセンスがギュギュっとつまってるイラストですよね。とっても3Pな予感しかしないです…スーツの顔が見切れてるのも良いです。
そして津雲の名前がステキでした。まさに王子様!こういうちょっと和むネタがあちこちに仕込まれていて、ダークになりがちなテーマなのにちょっと甘めな仕上がりになってるのがよかったです。
…そうなんです、けっこう刺激的なエロが満載で。
麻痺プレイとか!4P的な3Pとか!
ハイレベルなエロで、生死とか犯罪ギリギリな雰囲気すら漂っていて何だか色んな意味でドキドキさせられっぱなしでした。
人気アナウンサーの倉科が、実は誰にも言えない被虐系プレイに頼り切ってるとか、エロ設定がとてもダーク&ハードです。
そんな中、津雲王子のキャラがとてもポジティブで明るくて救われました。彼もまた抱えているものがあるのに、倉科のためなら頑張っちゃう大型ワンコなのです。仲間のまどかを助けようとする行動力もすごかったです。頼もしい王子さま。
彼なら倉科を助けられる、大丈夫と感じることができました。
彼のおかげでストーリーがとってもラブな感じに。
津雲の存在があったからこそ、倉科の魂が再生できたのだとつくづく思いました。二人でずっとラブラブで過ごしてほしいです。
「おこたでラブラブまったり」イラストが萌え。ニヤつきました! -
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狼の末裔の王×海神の末裔の帝。
表題そのままの、ファンタジーものでした。私的好物の、敵国の王に無理矢理手篭めにされるツンな姫というシチュエーションかな~?と思って読み進んだら、ツンというよりは、矜持はあるけど天然でかわいい帝でした。
シキは交渉のために初っ端から肌を晒すという、獣王も一発でトリコになってしまいそうなw無自覚誘い受体質。
かわいいですが、帝らしく身も心も強くて気高さがあるのがよかったです。
獣王のガイウスも、野蛮な攻ではなく、意外にもじっくりねっとりで、凌辱するというよりは征服しようとするHでw思ったより人間臭くていい感じの敵王でした。
敵対する二人がどんどん魅かれ合ったのにも納得できました。
本当のラブラブ夫婦になってめでたしめでたしかと思ったら、まさかの展開が待ち構えていたりして、ストーリーも引き込まれる面白さでした。
センセの作品にしてはドロドロとした重さもなく真っ当な?ファンタジーとして読めたのが、ちょっと物足りず…
でも、ひどく病んでる人が登場してくれて(笑)、そこはとってもハラハラドキドキさせられ面白さが倍増しました。
あと、イラストがラヴァーズ文庫だと奈良センセの比率が大きくて、プラス夜光センセの少年神シリーズとも重なってて、イメージがダブりややこしいのです。…私だけだとは思いますが。
とにかく三部作構想ということなので、続編楽しみにしています!! -
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SFチックな執事モノ
沙野さんの相変わらず美しくもねちっこ〜いエロさと笠井さんの耽美な絵画が凄い良くマッチングしてますね、想像が掻き立てられるとゆーか3割り増しのリアル感とでも言いましょうか(笑)。お話はファンタジーですが純粋な初恋話、切なくエロくとっても楽しめました。
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ネタバレさくさくテンポよく話が進むので、あっという間に読み終わりました!悪く言えば心情とか人間関係とかに深みがないので、もっとページ数増やして掘り下げてほしかったなぁというくらい設定が良かったです。
昔、盗賊に誘拐された日本人ハーフの受けと、盗賊の頭領?の息子の攻め。他の盗賊に手をつけられないように裸で同衾!という萌えイベントにニマニマしてしまった。継母につま弾きにされていた受けが、だんだん攻めに惹かれていき、攻めも素直で性に未熟な受けを可愛いと思い始め…
再会後はお互いいがみ合って、ある事件に巻き込まれていくんですが、脇役がサイコで気持ち悪くて最高でした。あっけなかったですが笑 -
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ネタバレ円陣闇丸センセの美麗な表紙絵から、3pの中世ファンタジーだなと推測。
…ただ、沙野センセによる中世ファンタジーとなれば、絶対に王道ロマンティックだけではすまされないので、そこのところはしっかり肝に銘じて手に取らないと、とんでもない地雷を踏むことになるかもしれませんね~
お気をつけてください…
そういう、毒のある作風が大好きなんですけど。
金髪皇帝と銀髪騎士×黒髪神官。
金髪皇帝のレオンが第一印象悪くて、てっきり俺様暴君かと思ってしまいました。まあ、ベッドではやんちゃです。「一棒一穴」信望者としては、レオンはダメでしょう…!みたいな悪感情しかなかったんですが。
でも、レオンとハルの少年時代の裏話になんかぐっときちゃったんですよね。
理由がわかるとそれが神に仕えるハルの意志の強さに対抗するために編み出した戦法?だったりして、大人げなくて胸キュンでした。
ハルも二人のイイ男の間で神官のくせにふらふらして!と羨ましくなったり腹立たしくなったりwww
どっちかなんて選べない~とブリッコされたら怒り心頭になるところでしたが、二人に深慮して返って危機に晒されたりと思った以上に不器用なツンデレで、だんだんかわいく思えてきました。
ゼインが一番純粋で真っ直ぐな性格でカッコよかったんですが…野心家ゆえに途中でヘルムートによって大変な事になってしまい、ハラハラさせられました!でも根本的には一途でわんこ的な印象でした。
中世ファンタジーらしい国同士の争いや人間関係も面白かったですが、やっぱりメインはそこじゃないですよね…?
カッコいい男二人が嫉妬と独占欲で頭いっぱいになって、王国を護る上でのミスを犯しそうになりながらも、愛する人に導かれて正しく平和に国を治めるように軌道修正していく、その解決方法が3pってwwwまさに、ファンタジーです!
平和だけどエロいですね。神官が貞操帯ってなぜか淫らに感じてしまいます。去勢よりずっとHENTAIちっくで萌えました。
もちろんヤマ場は脳みそが嫉妬で滾りまくってしまうネトラレと、二輪挿しです。
私的に二輪挿しの大御所は藍生有センセだと思っているのですが、負けず劣らずの愛ある二輪挿しでとてもステキwでした。
あと良かったのが、王妃のマルガですね。いつもはあまり胸にグッと来ない百合cpなんですが、彼女たちはすごくステキで惚れました!王子もかわいくてキュンキュン。将来が楽しみです。 -
Posted by ブクログ
お兄ちゃん大好きホスト×真面目リーマンのガチ兄弟もの。
好きな作品が書き下ろしつきで文庫化され、イラストもぴったりだった水名瀬センセオリジナルのまんまで喜びました。
前にも書きましたが、禁忌愛のもとになった過去が現実味を帯びた筆致で描かれていて、どうしてそこまでの執着愛が生まれたかがインパクトを持って伝わってくるのがこの話のすごいところです。
読み返すと、他の作品にはない仄暗い閉塞感と隠微な雰囲気が濃厚に漂っていて、重苦しさがハンパありません。これが沙野センセの個性ですね。
ブラコンの翼久の想いが爆発する瞬間は、何度読んでも萌えます!特に中坊の身で兄のために身を挺してやっていたことが、何とも切なくて。
兄の海理も全身で迫ってくる弟を心底拒絶できないのは、一番愛している存在だからなのだと理解できます。
…尚深も好感度大なキャラだったので、ちょっと惜しい気がしてしまいました。ステキな相手が見つかるといいですね~
書き下ろしはガチでラブラブ、もう止まりません!大根おろしがエロいなんて、今まで気づきませんでした。