天の浮き島に住む長命な天人の桐羽は、人間に騙され「神」として地上に囚われた。
神は国の宗主と「契り」を結びその身を明け渡さなければならず、歴代の宗主に慰み者にされてきた。
今また代替わりすることになるが、新しい宗主に起ったのは桐羽が最も敬遠する男――軍の最高統括者である敷島だった。
傲岸で冷徹な敷島は冷ややかな視線で桐羽を無下に扱う。
そして敷島に対し反抗的な態度の桐羽は、触手を操るおぞましい淫具で苛まれることになり――。
神シリーズ1作目、輝土の神は天人。
輪廻転生というか、切なくて苦しくてもどかしい話でした。
純粋な愛の物語だけどガラの蔓椅子にはビックリ。とんでもない物を発明するのね。
神シリーズ物の一作目、読み始めて失敗か?と思ったのですが、なかなか深い捩じれた情に惹かれてつい、深みにはまりそうに・・・・、バックの設定がイメージしづらかったです。
正直、あんまり期待しなかったんですが、思ったより随分面白かったです。でも、時々何時代??!!と突っ込みたくなるのも事実です。神様のお話なのに虹彩認証!!すごい!!!
Posted by ブクログ 2018年03月09日
三人の神がいる大陸を舞台とした、壮大なファンタジーワールド3部作。こちらはその第一作目ですが、それぞれ独立した話になっているから単体でも楽しめます。
神触手シリーズは輝土、ガラ、ノイエの3国の連作のようで、あと2作も今から待ち遠しいです。
沙野センセがすごいと思うのは、エロ成分濃いめでSMちっくな...続きを読む
最初はオーソドックスな、BLのストーリー展開に
ガッツリしたのですが、読み進めるうちに
しっかりした内容で目が離せなくなってしまいました。
読み応えありました!
言うことを聞かない(受)のおしおきとして
触手が出てくるのですが、
その実況中継回数が
とても少ないです。
触手たっぷりが苦手な人は
いい具合では?
前半は、お互いに反発し合ってましたが
後半は、お互いに想い合って
深い愛情が感じられます。
切なくなりますが、二人の愛の深さに
感銘を受けました