成田良悟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり1930年代が好きです。お話もキャラクターも。
まさかヴィクターが出てくるとは思わなくて、相変わらず騒がしくアツいキャラにほくそ笑みました(笑)
1931、1933の裏のお話、みたいな感じだったと思いますが。
面白かった。重くもなくさらっと流せる感じで。
ジャグジー達とグラハムがどう出会ったとか、シャーネとクレアのこととか、フィーロとエニスのこととか。
カラーページの挿絵で、クレアと話してる金髪のお姉さんは誰だろう? と思っていたけど、その正体にニヤニヤ(゜∀゜*)また会えるとは思わなかったよ!
そして前回からじわじわと姿を現してきた、可愛いもの好きの黒幕?さん。
外道のにおいがぷん -
Posted by ブクログ
ネタバレ始めにヴィクターのさし絵を見て、「なんだこいつ…いけ好かねぇ野郎だ」などと愛しのアイザックとミリアを求めて読み進めていたわけですが、いつの間にかヴィクターが出るたびに舞い上がっている自分に気づき、「べ、別にアンタなんか…」とちょっとツンな気分を保ちつつも最終的にはデレデレになっていた私ですが。
何こいつ愛しい!いいやつ!アイザックとミリアの次にいいやつ!!!
あ、私キモい…好きなことになると突っ走るのいくない…自重しよう…でも愛してる。
前に、すでに「娑婆編」を読んでいたのですが、この「獄中編」を読まなきゃ何のこっちゃわからなかったんですね。いや楽しめたけど。
フィーロが!?アイザックが!? -
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよ大御所(?)ヒューイ・ラフォレットが動き出し、彼と対抗しうる組織「ネブラ」も何やら不気味な動きを見せます。
アイザックの不意打ちなかっこよさに思わずやられました。ミリアも。
この二人は他の人と感性が違う分、他の人では分からない秘密もあっさり見抜いているのが良いですね。
獄中編、ということで舞台はアルカトラズの刑務所。そして、それと並行するようにNYでの出来事が語られています。
獄中ではフィーロとラッド、元フェリックスさんたちがヒューイを相手に、NYではヴィクターたち『捜査局』の面々や現フェリックスさん、シャーネが「ネブラ」を相手に立ちまわります。
が、獄中変はまだまだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ命を懸けた戦いの中での「仲間」や「繋がり」っていうのはいいなぁ。
下巻では、上巻で示された、ちょっと歪だったり壊れかけていた(ように見えた)人間関係が解れていくのが良かったです。……恋人同士には今回の事件はなんの障害にもなっていませんでしたが(笑)
マリアとチックは相変わらず良いコンビです。
特にチックは作中でも「腹黒」と指摘されるくらい、普段とシリアスな時とのギャップがあって、しかも「見えないものを信じられない」というところが、また思考の深さを感じさせて好きです。
ティムも上巻では小物扱いされがちでしたが、リーダーとして仲間を気遣ったり、下巻できちんとかっこいいところが出てくれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は新たなとんでも吸血鬼が出てこなくて少し残念。
いや、ミラルドが結構とんでも吸血鬼だけどさ。
やっぱり外見的にインパクトのある吸血鬼が…
全身が液体の子爵とかさ
スイカの形してるヴァルみたいな。
度肝を抜いてくれるやつ!
ミヒャエルもいなかったし(しょんぼり)
いい子ちゃんレリックVS小物ヴォッドの正統派なお話で少し…ね。
久しぶりにレリックに会えたのは嬉しかったけどさ☆
ピリエちゃんも良いキャラだったし。
地味ぃに他の作品と相互してるところがあるのは嬉しかったな♪
聖辺とかネブラとか(笑)
ちみっと出てくるのがいい!
ヴォッドがどんどん株が上がっていくけど、偉大なる小物にして市 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新旧キャラ入り乱れての、刃物持った危ない人たちによる群像劇。
成田良悟さんらしいハイテンションな文章に乗せて、人物たちの思いが交錯する作品です。
上巻では、鋏使いチックと刀使いマリアのコンビの出番が多いのですが、とても好きなコンビです。
子供っぽいのにその実とても大人びているチック、外見は美しいお姉さんなのに何かを切りたくて仕方がないマリア。
一見おちゃらけた二人ですが、作品の紹介文からも分かるように、彼らが刃物を振るうには確固たる信念があるのがかっこいいのです。
「鋏使いのチックは無邪気に人を斬る。見えない“絆”がどれだけ傷みに耐えられるかを確かめる為に。刀使いのマリアは陽気に -
Posted by ブクログ
―全ての事の発端は1707年。劇作家でもあるジャンピエールが、友人のマイザーを通してフェルメートという錬金術師に出会ってしまったことがきっかけだった。『不老不死』という言葉に釣られ、マイザーはベグやチェスと知り合い錬金術に魅入られていき、ジャンピエールは自分のファンというフェルメートに魅入られていった。そして二年後の1709年。未だ錬金術を学ぶヒューイは、過去に囚われつつも徐々にモニカとエルマーに心を開き始めていた。だが、この街の異物を探ろうとする使節団の来訪とジャンピエールの書いた新しい劇によって、ヒューイたちにも暗い過去の影が忍び込んでいく―。馬鹿騒ぎの始まりに迫る異色作第2弾。
さて