【感想・ネタバレ】バッカーノ! 1705 The Ironic Light Orchestraのレビュー

あらすじ

1705年、イタリア地方都市。15歳の誕生日を迎えたヒューイ・ラフォレットは人生に退屈し、同時に絶望もしていた。全てに無関心で世界の破壊のみを考える少年が住むこの街では、奇妙な連続殺人事件が起こっていた。噂されるのは白い仮面を纏った『仮面職人』という怪人の存在。目撃者は次の被害者になるという。 街が不穏な空気に包まれていく中、ヒューイの身辺に新たな異分子が入り込む。錬金術を教える学舎の同窓であり、ヒューイに恋心を抱くモニカ。『仮面職人』を目撃して殺されることを諦観しているニキ。そして、全ての人の幸せばかりを願うエルマー。彼らと連続殺人事件が絡み合う時、ヒューイの「世界」は変わるのか──。

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Posted by ブクログ

バッカーノ11冊目

バッカーノはエルマーが出てくると格段と面白い気がする(俺が好きなだけかもしれないが・・・・・)

エルマーの正常でいて異常なところは、読みごたえがある。

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2014年04月01日

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成田さん風のジュブナイル小説ではないでしょうか。
ヒューイが周りの面々に比べるととても「普通の子ども」で、この少し捻くれた天才少年が、どうしたら自分の娘でさえも実験動物だと言い切ってしまえるようなマッドサイエンティストになってしまうのか。いずれ描かれるだろうその過程が楽しみでもあり、恐ろしくもあります。

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2009年10月04日

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キャラクターが個性的でよかった。魔女狩り・奴隷・薬、中近世ヨーロッパの負の時代をバックグラウンドに物語が紡がれる。人間は自分たちの「安全」のためなら、狂気じみたことをさもこの世の真理であるかのように行うことができるという歴史的事実に、末恐ろしさを感じた。

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2009年10月04日

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ヒューイがメインで個人的に嬉しかったです。
ヒューイとエルマーがいいコンビですね。
ラストは何度どんでん返しを発動するのかと思うほど衝撃的です。
もう成田作品は「なにか来る!」と思いながら読まないと・・・笑
2000年編にもつながる大切な物語です。

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2009年10月07日

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ヒューイとエルマーの幼少(?)編。
いや、充分考えも態度も大人(より変)です!!
でも、そこが辛抱たまらん!笑顔は良いよね!!

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2009年10月04日

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ネタバレ

ヒューイとエルマー出会い編
尖ってた頃のマイザーがみれます。
伯爵はとってもよいキャラクターだな。活躍に期待。
物語のメインは仮面職人による連続殺人の謎。ざっと読み進めてしまったからか真相はあんまりきっちり納得できてない部分もありますが、、
複数の無関係な目的や人間が作り上げた闇を巡って深まる友情物語。

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2014年08月27日

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中心はなんといってもエルマー!
エルマーが登場するだけでテンション上がる。
エスペランサとの会話が楽しい。
犯人・犯行動機を探るミステリーとしても面白い。

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2014年08月16日

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ヒューイとエルマーの出会い

特殊な街の隠れた学舎で錬金術を学ぶ少年少女達
自分自身を含めて世界を憎むヒューイと、ヒューイに片想いしているモニカ

殺人鬼『仮面職人』を目撃したものは殺される…街ではそんな噂が広まっていた
街の領主・エスペランサの友人エルマーが「存在しないはずの人間」ニキを救う

ルマーにだけは本音が隠せなくなるヒューイ

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2013年08月01日

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エルマーとヒューイとモニカの子供の頃のストーリー。
2000年代、1930年代を先に読んでいたので、ヒューイの存在が割と謎だったが明らかとなる作品。
あいかわらずの読みやすさとどんでん返しとで、さくさく読んだ。

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2012年08月19日

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バッカーノの中では面白い方だと思う。わたしの好きな彼はでてこなかったけど(^O^)
ヒューイとエルマーの出会いのお話。昔のイタリアってこんな感じだったのかなー。イタリア行きたいイタリア!

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2011年11月01日

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 昔から思っていることがあって、100点満点のテストで0点を取ることも100点を取ることも大して変わらない。いや、重大な違いだという意見は当然あるだろうけど、常識の範囲内という意味では両社とも常人なのである。
 異常とは、0~100点までしか取れないテストで「103点」とか「-4点」とかを取ってしまうこと。すなわち常識を逸脱してしまうことであって、そこには「優秀」だとか「落ちこぼれ」なんて分類はない。どんなに優秀でも100点以上を取ってしまうことは異常である。
 制御を失っていきすぎた「正義」ってのはもはや異質な別物なんじゃないだろうか。

 本書を読んでそんなことを感じた。

 いやはや、相変わらずというかなんというか、構成もしっかりしている上に面白い。成田さんは外れのない作家さんだと思います。タガの外れたキャラクターを書かせたらピカイチです。

 ネジの外れた人間はまるで全てが破綻したように見えてしまいがちですが、それこそネジが1つ外れただけなんじゃないかなと思います。ただ、それが信念みたいなその人の根幹を揺るがす重大なピースであるがゆえに影響力も大きいだけです。
 成田さんの描くキャラクターもなにか1つだけズレていることが多いです。


 最後に余談ですが、「悪を逸脱した悪」があるとしたら、それは一体どんなものなのでしょうね。

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2011年10月29日

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ネタバレ

新書購入

 シリーズもの。ファンタジー。マフィアもの。
 不死の酒にからむ騒動、になる手前。番外編。
 物語の主役は、本編最大の悪役である、ヒューイ。
 そして、笑顔中毒者のエルマー。

 二人の生い立ちは、痛いです。
 優しい母親を魔女裁判で失い、そして母親は最大の復讐として、自分を告発した者たちを道連れにする。結果として、ヒューイは母と、育った村の優しい人たち(のように見えた連中)を根こそぎ失う。
 そして、歪むヒューイ。
 エルマーは壊れきっているので、まあよいのですが。

 この物語は痛いです。
 いつもの馬鹿騒ぎではないです。
 安全のために民衆は、奴隷の子どもたちを壊していく。
 そして起きる連続殺人事件。
 この民衆は皆殺しにしたほうがいいのでは?と思ってしまった。

 すごく鬱々です。

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2011年05月29日

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 BACCANO!作品で一番年代が古いからと初めに購入した小説。
 けれど気付いたらこれ番外編っぽくないですか?(笑) 
 ということで、途中で「うわ、どうしよう・・・」と思いながらも読んでみましたが結構いけますね。
 アニメではほとんど登場しない人たちの過去を題材とした話ですがこれ単品でも普通に読めます。
 それに舞台設定が自分的には好み。ロットヴァレンティーノ。多分架空の町ですが。あと魔女裁判の話とか、錬金術とかね。
 
 そんで、この作品伏線がめっちゃわかり難い。
 いやなんか同じようなことを執拗に書いているんですがそれがどういう伏線になんのか自分はわからなかったです。
 そんでキャラクターはかなり個性派。いやBACCANO!のキャラ皆基本キャラ濃いですがやっぱコイツらも濃かったです。
 スマイルジャンキーのエルマーとか女性至上主義のエスペランサとかすんごい二重人格のモニカとか。ニキとかこの話では一番主人公っぽいヒューイのキャラの方がまだ薄いくらいに周りの奴らはめっちゃ濃いです。
 まぁでもこの話自体ちょっと暗い系なのでそういう奴らの存在は救いですがね。なんか和むっていうか。

 あと自分的にはちらちらと現れるマイザーが嬉しかったです。自分がよく知っている唯一のキャラですから。性格は正反対でしたけどね(笑)
  
 まぁ総評すると結構面白い話だったのではないかと。後半に関してはほんと吸い込まれますね、話に。成田さん、見直しました。

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2010年06月24日

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1934(前作)が個人的に微妙だったため面白く感じた。アクションが多い話より落ち着いた話の方が好きかもしれない。

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2009年12月25日

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○2009/09/20 
ヒューイが純粋(笑)なんという。読み終わったあとにカラーページ再び読むとなおさら笑えた。
今回はなんというか、愛でる巻?スペラン(エスペランサ)になれ。
というかスペランのキャラが個人的にすごくツボ。ちょっと意気投合しただけで頼られたエルマーに懐かれつつ懐きつつもけなしてしまう感じなんかが。
っていうかマイザーさんどういうこと!(笑)この人こそほんとに可愛すぎるじゃないか。フィーロがお手本にするだけあるなぁ。
ルネさんといいエルマーといい、それに翻弄されるヒューイといい、ピュアな部分が多いのもあってたくさんクスっと笑わせてもらった。
大人になったエルマーも知った上で、いいなぁと思った台詞抜粋。
”「……俺はね、人の幸せっていうのは……きっと、『選択肢』なんだと思う。より多くの選択肢を与えられた人間、あるいは、自分の選択肢に気付けた人間は幸せなんだろうなって思う。例えもう死ぬしか道が遺されていないとしても――それでも、笑って死ぬか、苦しんで死ぬか――そんな選択肢くらいは探し当てたいねえ」”

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2009年10月07日

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エルマーとヒューイの出会いのお話に思わずニンマリv
今とは少し違うヒューイと何も変わらないエルマーがたまらなく可愛いですよ!!!
そして、相変わらずの伏線の張り方のお上手な成田先生に脱帽いたします。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ヒューイとエルマーの出会い編、ルネ先生や田九郎さんも出ちゃうよ!って感じです。
過去編なのですが、いつも通りの先の読めなさでとても楽しめました。

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2009年10月04日

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シリーズ11冊目。
舞台は、1705年イタリア。
奇妙な連続殺人事件、白い奇妙な仮面を纏った『仮面職人』という怪人の噂、そして事件の目撃者は次の被害者となるという・・・
ナポリ近郊の小都市で起こるバカ騒ぎ(=バッカーノ)

いずれ不死者となる錬金術師が登場してます。
ヒューイとエルマー中心ですが・・
今回は『仮面職人』とは一体何者なのかってことが気になって一気読み。
まさかの正体にはビックリしちゃいました(@_@;)
それにしてもモニカの過去が分からないままなので、気になります。

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2009年10月07日

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ヒューイとエルマーの幼少時代。まだヒューイとエルマーが不死者じゃないところですね。モニカも可愛かった。『仮面職人』だったけど。

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2009年10月04日

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08/02/22再読

「俺はね・・・・・・俺のためだけに、みんなの心の底から幸せそうな笑顔が見たいだけなのさ」

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2010年05月26日

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1705年イタリア地方都市。過去のいきさつから極度の厭世的価値観に支配された少年と彼に恋する少女。目撃者を次々と惨殺していく連続殺人鬼「仮面職人」に殺される事を望む少女に病的なまでに他者の幸せにこだわる少年。彼らが出会う時、町の幻想は崩れ、そして「世界」が動き出す……順番を考えずに読み出したバッカーノ!シリーズ。その中でも近作は異色作らしく、アクションよりもミステリー要素全開。主要人物全員が何かしらの謎を持ち、作中の人間、そして読者をもだましている。その謎がドミノ式に暴かれていくラストはまさに怒涛の展開。

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2009年10月07日

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私が今最も続編を楽しみにしている本の一冊です。
なんか…彼らにも小さいころがあったんだって思いましたw
そしてルネは相変わらず…って感じでしたねw

本当にこの人のお話の構成力はすごいと思います!!
これだけ長い間続いているのにどこかで計画が狂ったりとかしないのかしら。
登場人物も本当に一人ひとりに焦点が当てられてるし、すごいなぁと思います。
この人の他の作品も同じくらいすごい構成力ですし。
感心してしまうばかりです。

今後も期待したいと思います★

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズの過去話。
魅力あるキャラクターが多く出てくるのが成田作品の特徴。シリーズ番外的なものなのでメインシリーズを読んでいればこその小ネタなんかも多いわけですが、もちろんこれ一冊で十分に楽しめる作品です。時系列で言えば一番はじめなわけですし、不死者を中心に回る他の話とは毛色の違った魅力です。

を持してのエルマー少年の登場、そして何考えてんだかわかんなかったヒューイ視点で進む展開。子供たちの友情やら恋愛やら野望やらの微笑ましさ。
なにより、エナミさんの挿絵の妙にキュンときました。あれ?あんなにメインぽいのにカラーイラストないぞ?挿絵も、ひとつだけか。あれ、こんな顔なのか。あれ?なんて思ってたキャラがなるほどあんな感じ。
うまいなぁ。
成田さんとエナミさんのペアは最強だなぁ、としみじみ思ったわけです。
大好きだ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

閉鎖的な街で暮らしている、人生に飽き飽きした彼。
この街では、連続殺人事件が起こっていた。

あれがまだ肉体的に普通の人だった時なのか
もう普通じゃない人だったのか…。
いやでもあっちの少年は普通じゃなさそうだから
こちらも? と別の所で悩んでしまいました。

当然といおうかなんというか、登場人物が少ない。
ものすごく把握しやすかったです。
常々笑顔少年が言っていた、知る事大事発言ですが
最後でものすごく効いています。
そして、好きだと言い続けた少女ですが…。
ストーカーって恐ろしい!!w

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2016年10月02日

Posted by ブクログ

ひとつの始まり。
母を殺された少年は世界を憎んだ。
笑顔の少年はすべての人の幸せを願った。
そんな彼らの出会いの話。

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2011年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだろう、煮えきらない…。
面白くなかったわけじゃないんだけど、エルマーがずば抜けすぎてて進むにつれて他がぼやけていった。
え?は?と思っているうちにおいてきぼりくらった感じ。まさにヒューイ状態というか…なんだろう、謎が多すぎる。
モニカの過去やエルマーの過去は後に詳しく説明されるのかな? 後書きに“ひとりだけ”なんてあったけど、エスペランサがそうなった理由やモニカがそうなった理由やルネ先生とかダルトン先生とか田九郎とかザンクとか色々あやふやにしすぎじゃないか…! 過去を根掘り歯掘りするバッカーノらしくない!
最後にどんでん返しがくるのはわかってたけど、まさかお前かよっ! 嘘だ!!!と言いたくなるようなまさかまさかの展開にしばし唖然とした。
…そうか、人間って丸くなるんだな。
ヒューイが普通の男の子でビックリしました。目抉られてニヤけてたあいつは一体誰なんだ…徐々に狂っていくのかな。なるほどな。エルマーは悪魔だな。

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2011年01月26日

Posted by ブクログ

面白かったけど、何か物足りなかったような・・・?
やっぱり私は1930年代編の雰囲気が好きです。でもこれはこれで楽しかったです!

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2010年04月11日

Posted by ブクログ

ひっさびさに手に取ったバッカーノ!
わたし実はまえーにこれとばして2002読みはじめちゃって、とばしたことにきづいてから読むの忘れてました
集合絵描いたのが最後だから
2年ぶりとかかな
キャラクターいっぱいいて楽しい小説なのに
うろ覚えでかなしい‥

お話はなんと18世紀で
ヒューイやエルマーが15歳でした。
こっから5年後とかにお酒のむのかな??
でもルネ先生はもう飲んだあとだったみたい

久々でドンデン返しでけっこう面白かった!
成田作品はバッカーノしか読んだことないから
今度デュラララを読んでみたいです^^*

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2012年07月09日

Posted by ブクログ

バッカーノ関係なしにひとつのお話って感じ。

ヒューイは昔の方が人間くさくて
エルマーは昔からエルマー。

マイザーさんwww
変わりすぎだろwwどこのチンピラwww

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2010年01月28日

Posted by ブクログ

歴史的背景の説明のところで、ヘタリアの面子が脳内に浮かびまくって大変だった。
これはバッカーノだっつーの。

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2009年10月04日

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