【感想・ネタバレ】バッカーノ! 1705 The Ironic Light Orchestraのレビュー

あらすじ

1705年、イタリア地方都市。15歳の誕生日を迎えたヒューイ・ラフォレットは人生に退屈し、同時に絶望もしていた。全てに無関心で世界の破壊のみを考える少年が住むこの街では、奇妙な連続殺人事件が起こっていた。噂されるのは白い仮面を纏った『仮面職人』という怪人の存在。目撃者は次の被害者になるという。 街が不穏な空気に包まれていく中、ヒューイの身辺に新たな異分子が入り込む。錬金術を教える学舎の同窓であり、ヒューイに恋心を抱くモニカ。『仮面職人』を目撃して殺されることを諦観しているニキ。そして、全ての人の幸せばかりを願うエルマー。彼らと連続殺人事件が絡み合う時、ヒューイの「世界」は変わるのか──。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒューイとエルマー出会い編
尖ってた頃のマイザーがみれます。
伯爵はとってもよいキャラクターだな。活躍に期待。
物語のメインは仮面職人による連続殺人の謎。ざっと読み進めてしまったからか真相はあんまりきっちり納得できてない部分もありますが、、
複数の無関係な目的や人間が作り上げた闇を巡って深まる友情物語。

0
2014年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新書購入

 シリーズもの。ファンタジー。マフィアもの。
 不死の酒にからむ騒動、になる手前。番外編。
 物語の主役は、本編最大の悪役である、ヒューイ。
 そして、笑顔中毒者のエルマー。

 二人の生い立ちは、痛いです。
 優しい母親を魔女裁判で失い、そして母親は最大の復讐として、自分を告発した者たちを道連れにする。結果として、ヒューイは母と、育った村の優しい人たち(のように見えた連中)を根こそぎ失う。
 そして、歪むヒューイ。
 エルマーは壊れきっているので、まあよいのですが。

 この物語は痛いです。
 いつもの馬鹿騒ぎではないです。
 安全のために民衆は、奴隷の子どもたちを壊していく。
 そして起きる連続殺人事件。
 この民衆は皆殺しにしたほうがいいのでは?と思ってしまった。

 すごく鬱々です。

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2011年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんだろう、煮えきらない…。
面白くなかったわけじゃないんだけど、エルマーがずば抜けすぎてて進むにつれて他がぼやけていった。
え?は?と思っているうちにおいてきぼりくらった感じ。まさにヒューイ状態というか…なんだろう、謎が多すぎる。
モニカの過去やエルマーの過去は後に詳しく説明されるのかな? 後書きに“ひとりだけ”なんてあったけど、エスペランサがそうなった理由やモニカがそうなった理由やルネ先生とかダルトン先生とか田九郎とかザンクとか色々あやふやにしすぎじゃないか…! 過去を根掘り歯掘りするバッカーノらしくない!
最後にどんでん返しがくるのはわかってたけど、まさかお前かよっ! 嘘だ!!!と言いたくなるようなまさかまさかの展開にしばし唖然とした。
…そうか、人間って丸くなるんだな。
ヒューイが普通の男の子でビックリしました。目抉られてニヤけてたあいつは一体誰なんだ…徐々に狂っていくのかな。なるほどな。エルマーは悪魔だな。

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2011年01月26日

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