1705年イタリア地方都市。過去のいきさつから極度の厭世的価値観に支配された少年と彼に恋する少女。目撃者を次々と惨殺していく連続殺人鬼「仮面職人」に殺される事を望む少女に病的なまでに他者の幸せにこだわる少年。彼らが出会う時、町の幻想は崩れ、そして「世界」が動き出す……順番を考えずに読み出したバッカーノ!シリーズ。その中でも近作は異色作らしく、アクションよりもミステリー要素全開。主要人物全員が何かしらの謎を持ち、作中の人間、そして読者をもだましている。その謎がドミノ式に暴かれていくラストはまさに怒涛の展開。