つくね乱蔵のレビュー一覧

  • 恐怖箱 厭満

    購入済み

    実に厭な

    胸糞が悪くなる本である。人格崩壊。一緒に暮らしている家族の過去。和かな仮面の下に現れる醜い顔。霊の方に正当性があるとしか思えない人間の真の姿。善人ヅラの極悪人。本書は、怪談というよりも、そういう人間の醜悪さが最後に残る。それにしても「厭」という字は「嫌」よりもすごくいやな感じがする。

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    2023年01月14日
  • 恐怖箱 厭熟

    ネタバレ 購入済み

    気になる

    最終話で、何が家族をおかしくさせたのか、とても気になった。

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    2021年01月14日
  • トイレの怖い話

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    汚れ、匂い、そして闇。トイレには怪異を招く要素が凝縮されている。1話3-4頁の短くも恐ろしい実話怪談を多数収録。昭和の古びたトイレは不気味な存在だったが現代の明るく清潔なトイレであってもそこに潜む恐怖の本質は変わらないようだ。読後、トイレに行くのが怖くなる一冊。

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    2026年04月17日
  • 公務員の怖い話

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    公務員は、いやもちろん民間だって目の前の仕事から逃げられないのは同じだろうけど、嫌だろうな、こんな場面に自分がいたら。学校や病院はそもそも出そうではあるけれど、言われてみたら他のところだって、出そうではあるよな。
    口裂け女の話はリアルにその頃怖かったけど、なるほどそういう正体なら、あり得たのかもな。塾の帰り道、怖いから自転車立ち漕ぎして大声で歌いながらもう閉まってしまったスーパーの前を走って帰ったあの頃が懐かしい。

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    2026年04月13日
  • 井澤詩織の誰かに話したくなる怖い話

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    これを読んだ人の元に〜みたいな話はなかったので安心して読めます。伝聞または自分の経験の語り口で、人から怪談を聞いているような感覚で読み進められます。一話が短めなので、ちょっとした空き時間にも読みやすいですし、色んな作家さんが書いているので雰囲気も変わったりして飽きずに読めました。井澤詩織さんがドンッと出てますが、声優押しの本でもなく、怪談好きな方は普通に楽しめる本でした。

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    2025年12月08日
  • 荒魂怪談

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    神仏に関する怪談が集められた一冊。

    著者によって集まる怪談に傾向がありとても興味深い。
    その中でお寺や修験者に関する怪談を綴った橘百花氏の民話のような因果話や海を越えた海外の神について語られる卯ちり氏の怪談、そして一話のみながら思わずヒヤリとさせられる人間も怖い話の「檻の中」の斉砂波人氏と「裏の靖国」の鷲羽大介氏…。
    もちろん他の著者の方々の話も大変興味深く、また読みやすいものが多くとても満足な一冊。

    しかし後半に行くとかなりアクの強い著者が続くため(悪い意味ではなく作者の個性が強烈に出ている話が多いので)「実話怪談」というより立派なひとつの「作品」として捉えたほうが良いかもしれない。

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    2025年10月31日
  • 血反吐怪談

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    大好きなつくね先生の新作!
    現在進行形の実話怪談で、でもどれも日常生活に潜む闇みたいな感じで他人事とは思えず怖かった
    良かれと思ってやった事が最悪の事態を招いたり、たまたま見てしまった知ってしまった真実だったり……、最悪で最高でした!

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    2025年01月02日
  • 恐怖箱 厭満

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    ネタバレ

    “厭が満ちる”というタイトルは「家族円満」にも掛けているとのことで家族内、家族絡みの話がやや多いか。改めて言わずともこの人の怪談は常に厭度満載だが。終盤になるに従って話の厭さ悍ましさがさらに加速度を増していくのもお馴染み。

    印象に残ったのは、
    ・その部屋に住むと米の飯が一切食べられなくなる「腐り米」
    ・一家揃って死に絶える際に異様な長い叫び声が響く家「サイレン」
    ・公私で失敗や不運が続く男が突如知ったその理由「なるほどね」
    ・一族の恥として軟禁された妹と、唯一人心を通わせていた姉「姉妹」
    ・座敷童子と暮らすことを夢見た男がようやく手に入れた家とは「座敷童子に会いたくて」
    ・知人宅のクローゼッ

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    2023年08月14日
  • 恐怖箱 厭福

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    ネタバレ

    タイトルは「ありとあらゆる“厭”の詰まった福袋のようなもの」の意らしい。生身の人間の“厭”を見せつけてくる話、生きていて“厭”に遭うのは条理ではないという話、ほんの好奇心が“厭”を招く話等々、相変わらず救いのない話ばかりなのだが、中には当の本人には望んでいた結末、救いだったんではないかとも思える話もあり。読者含む他人にとっては厭な話に変わりはないのだが。
    この手の“厭”には、自分の残りの人生もおいても遭わずに済むよう願うばかり。

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    2023年04月20日
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 無差別

    ネタバレ 購入済み

    村の中の格差の悲劇

    独特の風習を残す村というものは21世紀の今でもあると思います。特に祭りなんて有名無名を問わず何百年続いているというのもありますよね。
    この作品はその伝統の祭りの知られざる裏側の話から始まります。その裏側というのが何とも酷い話で同じ村でありながら格差があるんですよね、所謂差別というやつが。こういうムラでの悲しい事件がとある県であったのは記憶にあります。怪談というよりも悲哀な話かも。

    #深い #ダーク #切ない

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    2023年03月27日
  • 呪術怪談

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    ネタバレ

    現代でも、呪いをかける人がいてかけられる人がいる。その辺に転がっている方法から、霊能者や呪術師がかけるやり方まであるなんて、ゾッとする。「権力の暴力」なんて、辞めた人の親類まで被害に及んで死後も苦しめているのだろうか。

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    2022年07月01日
  • 恐怖箱 厭福

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    厭な怪談

    他人に見えない存在が自分にだけは見える・感じると言う状況以上の厭なものはないだろう。この本には悍ましい厭な話が収録されているが、本当の厭な話は後書きの最後にある。どうか最後まで読んで頂きたい。

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    2022年01月25日
  • 恐怖箱 万霊塔

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    ネタバレ

    一番怖いのは「入ってはいけない家」。警備の仕事をしている語り手が、警備のために入った家は、呪われた家だった。入ったら最後、という容赦ない展開。この本は数冊読んだが、自己責任系は初めて。 家の中を撮影した写真を目にするだけでアウトとか厳しすぎる。しかもこの本最後にその見てはいけない写真が載せてあって(当然、入ってはいけない家であらかじめ掲載してあることは説明してある)、うっかりチラ見してしまった。筆者のあとがきの後にもうワンクッションあると思ってた……

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    2020年09月21日
  • つくね乱蔵実話怪談傑作選 厭ノ蔵

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    タイトルに違わず、「厭な怪談」が詰まった一冊。
    爽快な読後感や、ほのぼの系怪談を望む人には不向き。
    好きな人にはハマりそう、と、好みが分かれると思われる。

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    2020年06月12日
  • 恐怖箱 厭還

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    作品紹介にある通り、「厭な話」が多い。
    死に関するもの、救いのないものなど、読後の爽快感を期待する場合はオススメできない一冊。

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    2020年01月06日
  • 恐怖箱 万霊塔

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    ネタバレ

    この著者ならではの厭度は相変わらず。既刊の「恐怖箱 禍族」収録の話もいくつかあったような(そっちはもう手元にないので確認できず)。
    印象に残った話をなるべくネタバレにならぬ程度に。

    「効果抜群」:怖いというかその男性が哀れ。なぜそんなに家族から嫌われた?
    「狐と犬」:稲荷にそんなことしたなら当然の報いだろうな。むしろ荒れているのをきれいにしたなら……ってそんな展開ならこの人は書かないか
    「相乗り」:見える人にとってこのタクシー運転手みたいなのは本当に「厭」な客だろう
    「禍仏」:爺さん何でそんなもの持ってきちゃった……
    「虚ろの城」:そのマンションは城というより、巨大な※※だったわけか
    「走り

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    2019年03月21日
  • 恐怖箱 仏法僧

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    結局原因はなんだったのか?とモヤモヤと怖さが残るのが実話怪談。書き下ろしなのが嬉しい。
    「溶けた人形」「家族写真」が無気味さを残し「灯台もと暗し」で強い切なさを感じて印象に残りました。

    最後のつくね乱蔵さんのあとがきでゾッとした

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    2021年12月30日
  • 恐怖箱 油照

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    3人の作者が仕上げた850頁分の作品から
    選びに選んだ作品を収録している(まえがき)だけあって
    なかなかに粒ぞろいの話が収録されている。
    ケイブンシャ時代後期の「超怖」を思わせる逸品。

    つくね乱蔵の後書きによると
    今まで出せなかった作品を1編収録しているらしいが
    巻末の担当一覧を見れば。それはすぐに想像がつく。

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    2011年09月04日
  • 恐怖箱 厭還

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    パワハラ、セクハラ、虐待、いじめ…とにかく負の感情をこれでもかと集めた「厭な話」の本。
    読後感が最悪になる一冊、もちろんいい意味で、自分では体験できない「厭な気持ち」を追体験させてくれる。

    特に「蛇叔母」や「有給休暇の理由」などの人間が怖い話や「煮凝り」のような色々と想像させてくれるものもあり心に何か残るような感じがする。

    人生が上手く行っている人ほど読んだほうが良いと思ってしまうほど人間らしい悪意が溢れている。

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    2026年04月27日
  • 公務員の怖い話

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    『公務員の』とタイトルでは職業を大雑把にまとめられているが、その職業は教師や警察官から水道局職員に至るまで多岐にわたる。

    特殊な職業に就いていると、普段市民が入ることのできない場所に入ったり、触れられないものに触れたり、関わりを持たないような人と関わることになったりと、一般の人間が経験できないことをすることになる。

    『関係者以外立ち入り禁止』の場所から湧き出してくる普通では聞けない話がたくさん詰まっていて面白かった。

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    2026年04月30日