【感想・ネタバレ】恐怖箱 厭熟のレビュー

あらすじ

三月六日 土曜日。
あの家が売れた…「不幸日記」より
住んではいけない家、六十六日間の観察記録!

熟成された呪情、災厄が手招く実話怪談!


家や土地の祟りから、悪行の報いとして受けた呪いまで、底冷えのする恐怖実話がずらり。

・押し入れから続々と出る見覚えのないゴミ。最後に見つけた木箱の中を見た途端、すべての記憶が蘇る…「紗耶香様」
・パワハラで辞めた社員らが結成する上司を呪い殺す会、その成果は…「団体交渉」
・夜中に聞こえる赤ん坊の声。出所は背中の彫り物…「入れ墨」
・藁人形の始末を任された集落の家。怠ると何が…「ヒトカタ供養」
・屋根裏に座敷牢のあった家の跡地に建つマンション。事情を知る近隣住民は…「生贄マンション」

…他、熟しきった怨念が放つまやかしの甘き芳香。戦慄の全38篇!

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ネタバレ 購入済み

気になる

最終話で、何が家族をおかしくさせたのか、とても気になった。

0
2021年01月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭の二篇「強制減量」「持っていかれる」で、予想通りうわぁ……となるが、その後はそこまで強烈な読後感を残すほどのものはないかな……と感じてしまうのは、自分が「つくも厭怪談」に慣れてしまったからか。
著者自身の体験談と思しき「宿り木」、曰く付きの土地、家屋に関する「生贄マンション」「不幸日記」のラスト2本が印象に残る。その他、無理解な義父母と夫に悩む女性が得た意外な味方「助っ人参上」、パワハラで退職した社員たちが集団で元上司を呪うという「団体交渉」は、結果的には因果応報?なのだろうけど……決してめでたしめでたしではない”厭”が詰まってる。

0
2022年08月13日

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