白浜鴎のレビュー一覧
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ネタバレ本作を読み、獣の奏者を初めて読んだときのように、恐ろしく作り込まれている緻密な設定に胸が躍りました。植物の名前や、職業名。全く聞き覚えがない言葉たちなのに、読めば読むほど物語の世界へと惹き込まれていく。
まるで自分がその世界で暮らしているかのように、実際に自分の身の回りで起こっている出来事かのように感じます。
そんな世界観だけではなく、人間同士の関係、
人間と命ある存在との関係性にも夢中になりました。ルクランにはどんな秘密が隠されているのか。ジェードはルクランを守れるのか。なぜ蝶は…。神官たちはこの現状をどう乗り越えるのか。読み進めるほど、わたしはジェードに感情移入してしまいました。ルクランが -
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キーフリーとオルーギオの過去が深く描かれた第16巻。
あの2人にも喧嘩をしたり、冒険をしたり、夢を語ったり……そういう子供らしい子供時代があったことにちょっと安心した。険悪な仲から始まった友情というのがまた堪らないね。キーフリーの家出を止めるのではなく、一緒に行こうとするオルーギオの優しさはもちろん、その優しさをきちんと受け止めたいと願うキーフリーの人間性が本当に尊い。
だからこそ、図書の塔に挑んだときのエピソードは悲しくて仕方なかった。親友のために自らを犠牲にしたオルーギオ……親友との約束を守るために嘘をつき続ける道を歩むことになったキーフリー……どちらの想いも報われないまま現在に繋がっ -
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長かった銀夜祭編もついに佳境。
絶望的なピンチを救うのは、やっぱり子供の柔軟な発想なんだね。掟に縛られた大人よりよっぽど頼もしい。ココがアイデアを出し、アガット、テティア、リチェがそれを形にしていく……得意も好きもバラバラだった子供たちが手を取り合う姿にただただ感動しちゃったよ。心なしか、作風も一気に明るくなった気がする。
とくに終盤……ひとりで飛び出したココをアガットが追いかける場面なんかは、王道ながらもワクワクが止まらなくなる最高の演出だった。あの「不可能を可能にしてやろう」っていう気概は、『リトルウィッチアカデミア』っぽくて嫌いじゃない。むしろ、好きよりの好き。
何にせよ、希望に溢 -
Posted by ブクログ
魔法の万能性を隠したい魔警団、魔法の力を公にしたい国王たち、禁止された魔法の復活を目論むつばあり帽、そして魔法の掟に疑問を持ち始めた魔法使い……。
各陣営の思惑や疑念が複雑に入り乱れ、いよいよ銀夜祭編の着地点が見えなくなってきた。当初の予定としては、ココが銀夜行列で優勝(?)して王様に謁見する権利を得ることだったはず……それが国を巻き込んだ大騒動に発展するとはね。もはや、テロの領域。
どの陣営にとっても益になるとは思えないけど、これで誰か得する人がいるのかな?
もしこれらすべてがエンゲンディルの利己的な行動ゆえの騒動だとしたら、本当に迷惑な爺さんだな……。混乱の元凶を早々に打ち倒してくれ