白浜鴎のレビュー一覧
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購入済み
面白い!
物語にぐいぐい引き込まれる。シリアスとコミカルのさじ加減もちょうどよく次がどうなるのか楽しみ。あと絵が繊細、出てくる女の子が皆可愛い。ファンタジー、魔女っ子が好きならオススメ。
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Posted by ブクログ
くぁー、終わっちゃったか
エニエルとデヴィエラの、一般市民を巻き込んだ、ハルマゲドン級にド派手で過激な親友同士ゆえの、手加減なしの真剣喧嘩を、安全な位置から観戦したかったのに
しっかりと幕を引いた最終回ではあるから、「イイ物を読めた」って満足感も確かにあるんだけど、今んトコはまだ、「もっと読みたかったー」ってキモチの方が強いかな
そう思わせるってのは、質の好い作品である証拠だ、と私は思うのだが、皆さん、どうだろうか?
作品形式を、ストーリーから四コマ漫画に変えて、第二回戦を始めてくれないかなー
ある意味、ワンパターンなドタバタ劇であるが、読み手を飽きさせず、最後まで惹きこみ続けたのは、やはり、白浜先生の画力が高いからだろう
エニエルもデヴィエラも、人の枠を超えた美人であるが、やはり、私はセクシーな衣装を堂々と着こなし、自分の魅力を更に引き出せるデヴィエラと共に歩きたいな。大量の荷物を抱えさせられ、腕を組むどころか、後ろを歩いていくのが、やっとだろうが、その分、夜の時間はこっちのペースにして、降伏宣言を引き出したいw
もちろん、エニエルが女性として劣っている訳じゃ無い。献身的な彼女を労わりたいって読み手は多いハズだ
また、白浜先生の悪魔のデザインが、オリジナリティを感じさせてくれる
しっかし、性格が真逆な者が顔を合わせると喧嘩になるが、性格が違うけど本質の根本が同じな者だと、喧嘩で生じる被害のレベルがケタ違い。だからこそ、友情の凄さがよく分かるってもんだが、仲良すぎるのも限度があるよなー。ただ、そう言うタイプの二人は離れ離れにしておくと、それはそれで、一緒にさせた時よりも笑えない暴れ方をするので、いっそ、密着させておいた方が適当なガス抜きになる方がいいんだろうな、人間の場合は
どの話も面白いが、私は悪魔すら戦慄させるほどに、強く深く烈しい人の欲望をリアルに描き、最悪の破滅を招くって言う「お約束」を描いている第13話「夢とフラグと愛の開幕」だ。この回で、デヴィエラとアダムの間にラブコメの匂いが漂いかけ、その気配がアダムのデリカシーのなさに呆気なく吹っ飛ばされちゃう虚しさにも笑いを誘われてしまった
この台詞を引用に選んだのは、笑いが止まらなくなるほど、この作品の魅力と、エニエルとデヴィエラの関係をシンプルに表現しているからだ。友情、最高! -
Posted by ブクログ
天使vs悪魔っつーより、天使&悪魔なドタバタコメディ
独特な色彩の豊かさが判る表紙からしてまず、質の高さを感じる
エニエルの非常識っぷり、デヴィエラの破天荒さもパワーアップしているだけあってか、ストーリーの進むテンポも更に良くなっており、話にググッと引き込まれる
この作品を面白くさせているのは、天使は天使らしい行為をし、悪魔は悪魔らしい行為をしている一方で、どこか人間臭さが漂っている点だろう
あぁ、こういう善意で場を掻き乱す、はた迷惑だけど、何か憎めない奴、私の傍にもいるわぁ、と読み手に思わせるのだ、要所要所で
ヒロインは二人とも、お互いにない魅力がそれぞれにあって好印象を持てるも、私はデヴィエラを推している
エニエルだけでなく、人間の身勝手ぶりに振り回される苦労性で不憫な彼女が可愛い
第8話『猫と夕日と最期の晩餐』では、特に彼女の仕事への意識の高さ、懐の深さ、何より、悪魔らしい優しさが見え隠れしていて、好感度が上がった
天使と悪魔、そんで、人間における既存の概念をブッ壊そうとしている、中々に精力的な漫画のように思える -
Posted by ブクログ
書店店頭での角川コミックフェアにて発見。オビのアオリ文句「天使と悪魔のキャットファイト」にやられたw
カバー絵が、アルフォンス・ミュシャの影響を受けているような絵。裏もミュシャっぼさは残しつつも、スタイリッシュさといかがわしさを同居させたヒッピー文化のような、あるいはシュルレアリスムのような…なんか惹かれる絵なんですw
そして、マンガのほうも、ちょいちょいミュシャのようなカットが入ってくるし、キャラクターがよくできてるしで、とてもいい。
お話しの内容は、天国から地獄まで含めた世界規模のドタバタ劇。ある意味正統派コメディ。神様とかチョー軽い。主役の二人はよく喧嘩するけど、いわゆるキャットファイト的なシーンはほぼないです。 -
Posted by ブクログ
まず、購入理由は帯の文句
「天使と悪魔のキャットファイト!!」に惹かれなかったら、メガテニストとしては失格でしょう
ガチバトル、じゃなく、キャットファイトって表現が実に興味を湧かせました
内容も大当たり
世界的・・・にかは微妙だが、詳しく知っている人なら驚くような、独自解釈に基づいた容姿が斬新
ドタバタ感が満載のコメディ色が強いストーリーでした
しかし、これは良い意味で言うが、表紙からも察せられるが、白浜先生の画がとんでもなく美麗なもんだから、漫画っつーより、コマで分かれた画集を見ているような気分にも捉われる
こう書くと、話がイマイチのように聞こえてしまうが、天使vs悪魔って構図を取りつつも、明確に白黒が付いてない話は、実に面白かったですよ
基本、エンブレから出る漫画はハズレが少ないが、これは大当たりだ
続巻に対して、一切の不安がない!!
ちなみに、私はデヴィエラさんの方が容姿も性格も好み -
Posted by ブクログ
ネタバレジェードとルクランはペアになって、ラムラーと呼ばれる花の受粉を助ける
<神の蝶>を<蝶の影>から守る、降魔士という仕事についている。
ラムラーの実は滋養に満ちており、一年に何度も実をつけてくれることから、
人々から大切にされてきた。
<神の蝶>と<蝶の影>は聖域である<闇の大井戸>から出てくるため、
ジェードとルクランは<闇の大井戸>の近くで暮らしている。
ルクランには不思議な特徴があり、<神の蝶>と<蝶の影>が現れる予兆である
鬼火に反応し、意識のない状態で鬼火に触れようとしてしまうのである。
ある日、ルクランは自分が育った孤児院に向かうことから、
ルクランの育ちが少しずつ明らかになっていき…。
時を同じくして、ラムラーに異変が生じる。
古くからの言い伝えが断片的にしか伝わってきていないことも重なり、
ここから一気に話が動くのが上橋先生の本の特徴である。
しかし、上橋先生の本の特徴の1つである隠密集団が出てこない。
先生の大ファンであり、待望の本であったがゆえに、
少し残念で、星を1つ減らして星4とした。
あとがきの言葉は心に沁みました。上橋先生の本が好きな理由がここにある。
「私の中にはずっと、人間同士のやりとりだけを見ていては見えないものが
あるのではないか、という思いがありました。この世には、実に多様な生命が
満ち溢れていて、それぞれが様々なつながり方で複雑に関わり合っている。
人もまた、その中に組み込まれているひとつの命の姿なのだから、その在り方を
見つめることで、見えてくることがあるのではないか、という思いです」 -
Posted by ブクログ
1番心に残ったのは、あとがき。
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今の私の目には二十数年前には見えなかった、この物語を未熟と感じた理由が見えていました。
直そうと思えば、直せる、と思いました。
しかし、今の私の視点で直してしまったら、この物語が持っている「熱や勢い」今の私にはもうない、未熟でありながらも輝いていた若さの発露のようなものが、消えてしまうかもしれない。
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小学生のころ、幼稚園のころに描いた絵を見つけて、下手くそだなあと直したら、お母さんがすごく残念そうな顔をしたのを思い出した。
確かに読んでいていつもの世界観はあるもののどこか物足りなかった。あとがきを先に読んでいたら、もっと一緒に慈しむような気持ちで読めたかも知れないなと思った。
やっぱりいい作家さん。これからももっとこの世界観に浸りたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書はもともと1999年から2001年にかけて雑誌に連載されたものだそうで、長らく書籍化はされていなかったそうです。
それが、編集者さんの情熱と上橋さんの決断で書籍化が実現しました。書籍化までのエピソードにもとても感動しました。
ありがたい。。
人にとって役に立つものが、すべての生き物にとって役に立つとは限らない。
著者の作品はいつも、何を以て善悪を判断するのか、立場によってものの見方が変わる危うさを教えてくれます。
いつものような政治的な話は薄めで、世界の繋がりを少年少女が解き明かしていく展開はちょっと難しいけれども、子供にこそ読んでもらいたい一冊だと思いました。
内容的にもそうだけど、本作は色彩の豊かさが特徴的な作品でもあるので、そういう意味でも絵本をめくるように読めるのではないかなーと思います。。 -
Posted by ブクログ
大好きな上橋菜穂子さんの新しい長編!と思ったら、20年以上も前の作品だったなんてビックリ!
いつも通りに事前情報なしで読んだので、あとがきに辿り着いてから、書籍化された経緯や、上橋さんの本作に対する思いを知ることに。上橋さんにしては設定が若干弱いかな、と思ったのは、こういうことだったのね。でも、その後の、鹿の王や香君などへの布石になった大切な作品と聞くと本当に感慨深い。
漢字にルビが振ってあったので、あれ?児童書?と思ったんだけど、子供にこの深さが理解できるのかな?十分すぎる大人の私でも、しっかり踏みしめないと完全に享受することはできないな、と思ったのに。私の理解力の問題かしら…。
大井戸から大群の蝶が舞い上がるシーンなど、光と音と色の描写が本当に素敵で、キラキラが実際に見えるようだった。 -
Posted by ブクログ
どんな物語なのかあらすじを読まず、読み進めた
最近の作品の中では少し異なるような雰囲気な気はしていたが、上橋先生の作品の中では古い作品なんだな
異なる感覚は、初々しさを感じていたのかもしれない
拙いわけではない
けれど不思議と、異なるように感じた
もしかしたら世に出なかったかもしれない作品だったのかと思うと驚く
とても美しい世界観の虜になるから
最初はどんな物語なのだろうかと恐る恐る読み進める
途中からは、少し怖いような、もう少し覗きたいような不思議な感覚
起こる事象、そして歌との関連
それらがどのように繋がり、どのような悲劇を起こすのだろうかと
どうして1人の少女だけが、それに惹かれてしまうのかと
答えにたどり着こうとする度に生の在り方について考えさせられる
今よりもお若い上橋先生だからこそ描ける世界だったのだろう
少しだけ物足りないような気もするけれど、この物語の終焉は未来へ続くようで私は好きだ