あらすじ
街を襲う怪物が生まれた元凶であるエンゲンディルとの闘いで、怪我を負ってしまったココ。
キーフリーとのクスタス捜索を続けるために、ココはとある魔法を使うことに。
一方、街ではそれぞれの場所で、魔法使いが助けを求める者達のために駆け回っていた。入り組んだ泥だまりの路地裏は、出逢うはずのなかった人々の運命の糸を手繰り寄せ、複雑に絡み合い、もつれさせてゆく__。
魔法が生活に根付いた世界。しかし、魔法は魔法使いとして生まれたものにしか使えないという決まりがありました。
魔法に憧れる少女・ココは、あるとき村に訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまいます。
魔法の使い方を知ったココは、幼少期に買った絵本に描かれた魔法陣に気が付きます。
絵本に描かれた魔法を試しているうちに、禁術を使ってしまったココ。
禁術によって固まってしまったココの母を助けるため、ココはキーフリーに弟子入りします。
しかし、「知らざる者(ふつうの人)」だったココが魔法を学ぶことは異例中の異例。
姉弟子からの反発、幼少期から魔法を学ぶ子供たちとの経験の差……魔法使いへの道は易しくはありません。
ココは魔法を身に着け、母を救えるのか?ココに絵本を売った「つばあり帽」の陰謀とは?
圧倒的画力で描かれる魔法の世界に、あなたも虜になるはず。
なんといっても魅力的なのは、細部まで描き込まれた背景や魔道具たち。
ファンタジックなときめきがつまっていて、眺めているだけでわくわくします。
心躍る魔法の世界とシビアなストーリーの織りなす、絶望と希望の物語です。
感情タグBEST3
匿名
掟でがんじがらめの魔法と医療が、ついに助け合える案が実現…!
時戻りの診察台、めちゃくちゃよきですね!これぞ魔法!テンションぶち上がりました…!!
リチェとリリフィンお兄ちゃんも再会できて良かった…!二人並ぶと美人兄妹ですね!裏表紙のリリ兄の色合いが好きすぎる…!!
最後はやっぱり不穏な感じでしたね…
クスタスくんたち、どうなってしまうんでしょう…
どうにか助かってほしい。。
頓智(トンチ)
巨大化した蛭が“自然災害“の様な括りとなり「ER緊急救命室」の様な話となったのは意外でしたが(汗
しかし、その手法が「魔法使いの掟」の斜め上をいく頓知(トンチ)決着だったのは“この作品らしい“と思いました
まだ新たな伏線が示唆されていて…このエピソードはまだまだ続きそうです
Posted by ブクログ
『人の体に直接かける魔法は禁止魔法』。魔法使いの世界にある、このルールの是非に、いよいよ切り込んだ巻。
銀夜祭に集まる人々を襲う、凶々しい怪物に、魔法使いたちは命をかけて自分たちの責務を果たそうとするが、傷つく人々を前に規律が立ち塞がる。
魔法をかければ助けられる命。
規律を重んじて見捨てるのか?
クスタスが、ココたちに向かってずっと叫び続けてきた問いが、混乱の中で魔法使いに突きつけられる。
逃げ遅れ、死にかけた人々を助ける魔法。それが禁止魔法で、悪なのか?
何巻もかけて綴られてきた問いに、ついに答えが出されるシーンはじんときた。
きっとこれからもたくさんの作家が問い、答えを出す。
助けたい、と示す物語の威力を改めて知ったような気がする。
これからも楽しみにしている。
Posted by ブクログ
このマンガの「魔法使い」は世界の秩序を守るための「掟」に縛られ、良心と掟との葛藤に苦しむ存在として描かれる。悩んでいたココが、なんとか掟の抜け道を探り、一つの答えを出した13巻。▽絵も物語も素敵。▽ただ、私が生きている間に銀夜祭編が終わるかだけが心配。
Posted by ブクログ
師弟愛がいかんなく発揮された13巻!
掟に外れるからと諦めるのではなく、許される範囲での工夫を一生懸命考えようとするココ。えらい!
リリとお兄ちゃんの話も良かった…。
妖精姿のココがかわいい!
Posted by ブクログ
ココの説得に動かされたベルダルートにより、全面禁止だった治療魔法に光明が。
「禁止されてない魔法を応用して治療すれば良い」というココの発想と、ベルダルートの知恵によりギリギリ掟を破らない範囲で実現した治療法。
世界に大きな影響を与える予感がする。
とんがり帽子のアトリエ
面白い。
次が待ち遠しいです。
次がどうなるか、先生の過去がすごく気になるし、本当はどちらが正しくて、誰が本当は何のために作った規則なのかわからなくなってきた。
お母さんは元に戻るのでしょうか?