吉川英梨のレビュー一覧
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4篇
「星の傷痕」(麻見和史) アスタリスクの形の傷が作られた遺体。犯人と形の謎は?
「道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿」(沢村鐵) 新人の女性刑事、”黄昏派出所”に助けられる。
「読心刑事・神尾瑠美」(藤崎翔) R県警には心が読める女性刑事がいて…。
「ファーストレディの黒子」(吉川英梨) ハラマキの広田、十三階の古池が首相夫人腹上死事件をどう解決するか。
個性的な物語を集めたなあといった感じ。道案内でファンタジーに入り、読心刑事で笑いに入る。そして最後は吉川流、広田と古池がビシッとしめた。他はわかりませんが、「ファーストレディ〜」は二人が出てくるシリーズ物にかかる内容もあるようなので読み残しているシリーズ物(ハラマキ)を読んでみたくなった。 -
購入済み
53教場シリーズ第3段。
高杉の行動に疑問をもちつつも事件解決していく五味、今回の事件は解決しても複雑な気持ちが残るけど、それでも、高杉と五味の関係は楽しく読めました! -
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
毎回ベタベタの恋愛ネタで、もう次は読まないと思うけど、新作が出るとつい読んでしまう作家さん。
今回もまずは恋愛ネタから始まるのかと思いきや、五味が銃口を向けられるシーンから始まり、ちょっと意外だった。
秋に捜査一課に転属になることが決まっている五味にとって、最後の教場となる1300期。国家公安委員会の父を持ち、カリスマ的な深川を中心に一見まとまりのあるように見えた1300期の教場だったが、その裏側ではある一人の生徒が仲間外れにされ、同じ女警が2度も妊娠すると言う微妙な歪みが生じていた。
一方、調布署管内では「ザ・おまわりさん」的な警官が執務中に交番で殺害される。一見、人望が厚く見える被害者の裏の顔に気づいた綾乃は、五味のアドバイスを受けながら、独自の捜査を続ける。
関わりのないような二つの事案だが、今回の五味や綾乃は自分たちの警察としてのプライドをかけて、組織への抵抗を描いており、内容としては今までのシリーズの中で一番読みごたえがある。
ただ。
動機がどうしても性犯罪に絡むところがこの作家さんの受け入れられないところ。どの作品でも性に絡んでくるのは、さすがに飽き飽き。なぜ、女性の作家さんなのに女性を軽視するような内容ばかり描くのか?スケールの大きな事件を書ける作家さんなだけに、そこが本当に残念。 -
Posted by ブクログ
「しばらく船は沈まない、そして救助も来ない、ということですね。それなら私たちでへりの中にいるはずの隊長の救助を行います」
さすがに碇はひるんだ。
「冗談 ~ あの爆炎の中に飛び込むつもりか。三次、四次災害が起きて全員死ぬぞ。あんたバカじゃないか」
「バカでいい。死んでもいい。後であんときどうして助けなかったのかと、後悔し続けて生きるくらいなら。」
「私は1993年のあの日、津波に呑まれて浮上しようとして~母にすがりつかれた。私は潜水夫だった父親としょっちゅう潜っていたから、水の中は慣れている。だけど母は泳ぎすら苦手でパニックになって、浮かび上がろうとする私の体にしがみついてきた。10才の私には重くて、自分の身体が沈んでいくのがわかった。私は私の体にまとわりつく母親の体を蹴落としていたのよ」
沈んでいく母親の長い髪は人魚のように見えた~
「人魚だと思いたかった。自分が見捨てた母親を自らの意思で身を海に帰った人魚だと思い込むことで必死に罪悪感から逃れようとしていたのよ」