吉川英梨のレビュー一覧

  • マリア 女性秘匿捜査官・原麻希

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    警視庁鑑識課に勤める原麻希は、奈良での失態を受けての謹慎中に、友人の離婚式で原田という刑事から相談を持ちかけられる。とあるアパートの一室で見つかった女性の自殺体が、他殺ではないかと言うのだ。現場に残っていたゲソ痕から、麻希は恵比寿の女子高へとたどり着く。そしてそこで、第二の事件と遭遇するがー。ついに宿敵リクルーターの素性が明らかになる!?

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    2018年06月05日
  • スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

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    背望会テロ事件から一年。警視庁鑑識課・原麻希のもとに、公安部の広田達也から「背望会リクルーターの指紋が見つかった」という連絡が入る。捜査のため奈良県に向かったふたりだったが、そこで知事選候補者が誘拐され、身代金の運び人に麻希が指名されたという一報が。脅迫状の送り主、「スワン」の正体とはー!?大阪府警vs.警視庁の熾烈な捜査バトルが展開される。

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    2018年06月05日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    警視庁鑑識課に勤める原麻希は、ある日、子供を預かったという誘拐犯からの電話を受ける。犯人の指示のもと、箱根の芦ノ湖畔へと向かった麻希だが、そこには同じく息子を誘拐されたかつての上司、戸倉加奈子の姿があった。殺人現場に届く「アゲハ」からのメッセージの意味は?誘拐は、麻希と加奈子の運命を変えた八年前の事件が関係しているのかー!?女性秘匿捜査官・原麻希が社会の闇に挑む、長編警察ミステリー。

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    2018年06月05日
  • 朽海の城 新東京水上警察

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    警察小説
    「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。通報発信元は、焼死体を乗せたまま航行する豪華客船セレナ・オリンピア号船内。絡み合う疑惑を乗せて母港に帰還する豪華客船に、熱血刑事・碇拓真が急行する!

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    2018年06月04日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    奥多摩で起きた一家惨殺事件。殺されたのは著名な陶芸家とその妻、そして双子の娘・瑠衣と芽衣だった。人気アイドルであった瑠衣のストーカーによる犯行、瑠衣をねたんだ芽衣による犯行、陶芸窯の跡取りの座を巡っての犯行と、容疑者が絞り切れないまま捜査は進む。そんななか、麻希は捜査の進行状況が、真犯人によって仕組まれた方向へと進んでいることに気づき…。

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    2018年05月27日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    六本木の違法クラブで女子中学生が惨殺される事件が起きた。警視庁「女性犯罪」捜査班の面々はさっそく現場へと赴くが、肝心の原麻希は休暇中で連絡がつかず、妊娠八カ月の圭子を捜査へと駆り出すことに。そのころ、たまがわ市に住む女子中学生が二人死亡していることが判明。麻希の娘の葉月はいち早くそれが連続殺人事件であることに気づくがー。

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    2018年05月27日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

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    警視庁管内にて、税理士の妻子が誘拐されたとの一報が入る。身代金取引現場の近くに偶然居合わせた「女性犯罪」捜査班の原麻希が捜査に加わるが、警察が介入していることがばれて取引は中止に。その後、多摩川流域にて女性と子供の遺体が発見される。そして同じ多摩川流域で“第3の遺体”も見つかりー。

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    2018年05月27日
  • 波動 新東京水上警察

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    東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。配属された現場一筋の熱血刑事・碇拓真は無人島の第六台場で白骨死体を発見、事件に絡み暗躍する半グレ集団の尻尾を掴む。一触即発の不安の中で迎えた、都知事臨席の水上観閲式での警備艇追跡劇!

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    2018年05月27日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

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    ネタバレ

    前編で「アゲハ」の事件の関わりが明らかになり、後半では事件の真相に迫る。
    加奈子を監視していたはずの外事課と、極秘に入国していた加奈子を追う公安の対立がメインで、女性班はもちろん刑事課の出番もあまりない。物語の主体は完全に外事VS公安。
    メインのメンバーも周辺でバタバタしているだけで、特別な活躍もない。
    私の読解力が貧しいのか、事件を犯した犯人たちの動機がイマイチ理解出来なかった。
    「アゲハ」事件ほどの強烈さもなく、収まるところに収まった感もいなめず、前半面白かった分、後半は物足りない。
    このシリーズ、まだ続くのかなぁ。もう、この辺が引き際だと思うけど。

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    2018年04月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上

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    原麻希シリーズ最新作。
    前作で完結したかと思っていたが、思わぬ形で復活。
    いろんなシリーズを読んできたが、まさかの1作目に戻るとは、驚いたとしか言いようがない。
    下北沢で発見された若い女性の遺体。その現場には8年前と同じ「アゲハ」からのメッセージが残っていた。
    その後、祐天寺で公安刑事が襲撃され、広田の娘が誘拐される。8年前の事件を擬える展開に、誰もが「アゲハ」こと、戸倉加奈子の復活を疑う。
    一度は麻希が逮捕した加奈子だったが、麻希の夫・則夫によって、2年前にパレスチナに釈放されていた。日本には戻れないはずだったが、事件の背後には「アゲハ」がいるとしか思えず、麻希や広田は「アゲハ」の影を追う…

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    2018年04月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

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    前編、後編に分かれ、前編では母子誘拐事件、女性の全裸遺体発見が描かれ、後編ではさらに、若い女性が強姦され殺害されるといいう事件が起こる。

    母子誘拐事件では身代金の受け渡しで、女性犯罪捜査斑の原麻希が応援に駆け付けるが警察の介入を気づかれ、取引は中止に。

    その後、母子の遺体が発見されてしまう。

    女性犯罪捜査斑といっても、中心となって活躍するのは原麻希と星野夢美。

    前後に分かれているので、流れが断ちきれてしまうかと思ったが、それほど気にはならなかったし、スピード感も落ちなかった。

    ただ、鍋島の過激なおバカ具合が、少々イライラさせられる。

    でも、結末では、女性犯罪班に異動って…。

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    2018年03月31日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

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    吉川英梨『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下』宝島社文庫。

    ハラマキ捜査官シリーズ最新作の下巻。執拗な戸倉加奈子の過去の描写はミスリードを誘うが、結局この事件の真相は…

    随分と舞台を広げ過ぎたため、ますますもってリアリティが稀薄になり、ストーリーの面白さも無くなったように感じた。今更、アゲハに人格を与えてはダメでしょ。

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    2018年03月24日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上

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    吉川英梨『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上』宝島社文庫。

    今更、アゲハ事件の裏を詳細に描かれても…

    やや困惑気味のハラマキ捜査官シリーズ最新作、上巻。焼き直しのような感じがする。きっと、主人公の原麻希が大いに傷付くような結末が待っているんだろうな。

    原麻希のかつての恋人・警視庁捜査一課の広田達也の娘が何者かに誘拐される。全ての状況は8年前のアゲハ事件を連想させた…

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    2018年03月23日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    「アゲハ」、「スワン」、「マリア」…と、シリーズで活躍していた、「ハラマキ」こと、原麻希が新たな活躍の場を得た。

    女性捜査官ばかりが集められた「女性犯罪」捜査斑シリーズ。

    女刑事モノが増えると、ホント、嬉しい。

    しょっぱなは、一家四人惨殺事件。
    殺されたのは、陶芸家とその妻、そして二卵性双生児の娘、瑠衣と芽衣だった。

    ミスリードを仕掛ける狡知にたけた犯人に捜査陣は翻弄されるが…。

    スピード感あふれるストーリー展開に、最後まで失速せずに読めた。

    ハラマキ以外にも、八丈島署から呼ばれた夢美や亜矢子など、今後、それぞれの活躍も見せてくれそうだ。

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    2018年02月16日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

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    ネタバレ

    ミステリが好きなのは、勧善懲悪で論理的にコトが片付くから。法則通りに物事が並べられるのが好きなのよ。なのに、あにはからんや読後感が異様に悪い物語を読んでしまった。登場人物の中に善人がひとりもいない(笑)! 主人公は一応、正義のひとだけれど、彼が死に追いやった人間の数を考えたらそれほどでもない。息子のクズっぷりといったらもう。それにしても、やはりこの作者が描く人物はもひとつ浅い。続編があるようなので、まあ、読むんだけど。(2018-01-07L)(2018-01-28L)(2018-09-15L) 追記;勘違いをしていました。どうやら続編は、今のところ出ていないようです。本城氏があまりに可哀想な

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    2018年09月30日
  • 葬送学者R.I.P.

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    吉川英梨『葬送学者R.I.P.』河出文庫。

    葬送儀礼の研究に人生を捧げる美人大学院生・鬼木場あまねを主人公にしたユーモラスな連作ミステリー短編集。当初はダブルキャストの片割れと思っていた指導教員の民俗学教授の福満はオマケ程度の活躍しかしない。

    ミステリーなのか恋愛コメディなのか、どっち付かずのストーリーに少しがっかり。

    最近、変わった警察小説を次々と上梓している吉川英梨は作家デビュー10周年ということらしい。個人的には原麻希シリーズが好み。

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    2017年11月06日
  • 警視庁53教場

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    吉川英梨『警視庁53教場』角川文庫。

    またもや吉川英梨が新たな警察小説に挑んだ。タイトルにある『教場』から想像したのは長岡弘樹の一風変わった警察小説であったが、本作にはそこまでの雰囲気は無い。

    捜査一課の五味と綾乃が五味の警察学校時代の仲間、守村の変死事件を捜査するというストーリーだ。そして、事件の捜査と平行し、五味と事件の関係者の過去が少しずつ明かされるという、有りがちな構成である。

    前半はそこそこ楽しめたのだが、後半を過ぎると余りにもぶっ込み過ぎで、結局はスッキリしない結末だった。本作はシリーズ化のための序章といった位置付けで、まんまと作家の儀式に付き合わされたようだ。

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    2017年11月01日
  • 警視庁53教場

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    自衛隊の次は警察学校。初めて読む作家の作品。「教場」を読んでいるので、予備知識はあったが、こういう世界にはいられないなと思う。ここまで因縁話にしなくても・・・。

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    2017年10月28日
  • 朽海の城 新東京水上警察

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    吉川英梨『朽海の城 新東京水上警察』講談社文庫。

    熱血刑事・碇拓真を主人公にしたシリーズ第3弾。文庫書き下ろし。恐らく映画のような迫力の描写を狙ったのだろうが、頭の中に映像が浮かんで来なかった。この作品を描くにあたり、船舶に関してかなり勉強したようだが、専門用語を使いこなせておらず、用語の羅列に終わっているように感じた。

    東京湾で見付かった水死体。豪華客船セレナ・オリンピア号の船内で起きた焼死事件。何者かにシージャックされたセレナ・オリンピア号が東京湾を暴走する…

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    2017年08月21日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    原麻希ものが新しいシリーズになっていたのに、一冊飛ばしてしまった。。。
    おかげで新たなチームの状況か掴めないままに読み進めたものの、それ以上に今回の作品は複雑かつグロテスクな内容だったので、原麻希さんの個性が活かしきれていないような印象でした。

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    2017年08月05日