吉川英梨のレビュー一覧

  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    旧シリーズの2作目まで読んでいたので、新シリーズになってその間の話の流れが気になった。
    健太に子供がいるみたいだが、奥さんはいないのだろうか。
    などなど。
    面白く読めた。

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    2017年06月14日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

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    原麻希・女性犯罪捜査班シリーズ第3弾。
    税理士の妻子が誘拐され、身代金の受け渡しの状況から、物語は始まる。しかし、その誘拐は狂言であることが分かり、事件は複数の事件と交錯し、思わぬ展開を迎える。
    前作に続き、タイトルの「通報者」の意味をラストで語っているのは、好感が持てるけど、相変わらず、登場人物の軽さ、「女性犯罪捜査班」の存在の意味のなさ、そして、公安にいたはずの麻希の元恋人・広田が刑事部の管理官として、戻って来てしまうなど、このシリーズの意味がよく分からない。このシリーズを読み続けている人は、前のシリーズで描かれたリクルータとの対決など、ハードな内容が好きだから、麻希に期待しているのであっ

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    2017年06月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    原麻希「女性犯罪捜査班」シリーズ第2弾。
    六本木の違法クラブで、女子中学生がバットで殴打され、殺害される事件が発生。女性捜査班にも声がかかるが、肝心の原麻希が行方不明…困った班長の織江は、有給を利用して1週間早く産休に入った圭子を捜査に引っ張り込むことから、物語は始まる。何だろう?決してつまらない訳ではないのだけど、事件に対して、無駄な伏線が多過ぎたり、軽いノリの登場人物たちがちょっと嫌になるところも…このシリーズ、こんな軽いノリだった???事件は女子中学生の連続殺人事件に発展していくのだけど、犯人の動機がどうにも受け入れがたく、読後感もすごく悪い。

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    2017年04月27日
  • 波動 新東京水上警察

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    原麻希シリーズ作者の新シリーズ。東京オリンピックを控え、東京湾岸の警備強化のために新設された「水上警察」。水上での取引なんて、やくざか公安か、みたいな認識の中、警察組織を作ってしまう、その考え方がなかなか新しい。無人島である第六台場で発見された白骨遺体の捜査が行われる中、行われる水上観閲式。犯人は警備艇を乗っ取り、水上の追跡劇が幕を開ける…簡単に言うと、リアル感がない。でもフィクションと割り切るとなかなか面白い。ただ原麻希シリーズを読み慣れているせいか、主役の碇警部補と日下部巡査部長の区別がつかなくて、結構、苦労した。

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    2017年03月27日
  • スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

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    面白くないわけではない。
    けれど、どこか事件そのものも物語の展開や設定も、浅さを感じてしまう。
    ゲストのように登場した奈良県警の吾川刑事が丁寧に描かれていて、優等生とは程遠い人物像はけっこう好きなキャラクターだった。
    麻希に向かって最後に発する言葉もよかった。
    「スワン」には個性的な女性が登場する。
    主人公である麻希はもちろんのこと、大阪府警の嵯峨美玲、事件に巻き込まれたと思われる南条リリス。
    女のしたたかさ、どこまでも深く何にも揺らぐことのない固い意志、そして怖さ。
    三者三様に描かれてはいるけれど、方向性の違いだけでもしかしたら心のずっと奥底には女ならば誰しもその種を持っているのでは?と思わ

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    2017年03月09日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    主人公である原麻希には忘れられない未解決事件がある。
    麻希はその事件で多くのものを失った。
    理解ある上司も、いつも明るかった同僚も、長年付き合った恋人も。

    麻希のもとへと子供たちを誘拐したという電話がはいる。
    指定された場所には八年前の事件で心身ともに傷を負った上司・加奈子の姿があった。
    共に誘拐犯からターゲットにされた理由は過去の未解決事件しかない。
    麻希は進行形の事件に立ち向かいながら、何事もなかったかのように埋められた事件の真相をさぐり始める。
    麻希というキャラクターにあまり魅力を感じることができなかった。
    麻希と二人の子供たち。そして夫。
    家庭が歪な形になってしまっている自覚はありな

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    2017年03月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

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    女性刑事を主人公にした物語は多い。
    中には驚くほどステレオタイプの女性を主人公にしたものもあるけれど、「女性犯罪」捜査班の原麻希はさすがにシリーズが続いているだけあって独特の色合いを持っている。
    シリーズ全巻読破したいと思わせる物語だった。

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    2017年02月16日
  • 烈渦 新東京水上警察

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    吉川英梨『烈渦 新東京水上警察』講談社文庫。

    シリーズ第2弾。前作はイマイチだったが、本作はどうだろうかという期待を持って読んだのだが、やはりダメだった。水上警察という特殊な舞台を用意する必要があったのか、疑問を感じるし、描かれる色恋が邪魔をして、ストーリーがつまらなくなっている。

    原麻希シリーズの完成された善悪の設定を背景にした警察小説の方が面白かった。帯には絶賛の言葉が踊っているのだが。

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    2017年01月20日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    結婚の改姓により、原麻希=「ハラマキ」という、女性にとってはちょっと引ける姓名になってしまった鑑識課の巡査部長が主人公。
    名前からして、ユーモア小説かと思いきや、謎解きもあり、読みやすくスピード感もあり、意外と正当な警察ミステリー。
    シリーズ化されている様なので、『音道貴子』や『姫川』のように、成長していくだろうか。
    次回作も読んでみよう。

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    2016年11月11日
  • ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    シリーズ第5弾。そして秘匿捜査官シリーズ最終巻。前作から3年以上、間が空いてしまったので、内容をすっかり忘れてしまったけど、今作でリクルーター・日浦との闘いに終止符が打たれる。前作で死んでしまったのかのように終わったけど、ちゃんと生きていたことにびっくり。そして、意外に麻希の心の奥の方まで入り込んでいて、その二人の微妙な関係性も今作で明らかになる。秘匿捜査官はこれで終わりだけど、原麻希を主人公にしたシリーズはもう少し続くようなので、麻希の家族も含めた今後も楽しみ。

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    2016年10月20日
  • 波動 新東京水上警察

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    新シリーズの第1作。水上警察という特殊な舞台を用意する必要があったのか、疑問を感じる警察小説。

    東京オリンピックを控え、東京湾岸に新たに設置された水上警察署。現場一筋の忌まわしき過去を持つ刑事の碇拓真は白骨死体を発見、事件の背後で暗躍する輩に迫る。

    原麻希シリーズの完成された善悪の設定を背景にした警察小説よりも、些か劣る作品だと思う。

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    2016年09月19日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

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    アゲハシリーズの作者のシリーズ以外の作品を初めて読んでみた。主人公はナンバーと呼ばれる知能班のチーフだったが、渡航先でSを死なせてしまい、閑職へ追いやられる。辞職を迫られながら、有給休暇を消化している中、警察官僚の息子の相談に乗り、オレオレ詐欺の潜入捜査に・・・登場人物が多い上に、すべて繋がっていると言う、お腹いっぱいな内容。アゲハシリーズを読みなれていると、ハードボイルド感が力み過ぎな感じもするが、詐欺の番頭と本城の駆け引きは面白かった。本当にぎりぎりのところで、二課に踏みとどまった本城の次作があるのか・・・かなり気になる。

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    2016年07月28日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

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    ネタバレ

    警察官僚の息子のため、振り込め詐欺グループに潜入捜査する父親警察官の物語。

    2003ころから認知され始めた振り込め詐欺も今や産業化されており金主ー番頭ー架け子ー受け子というヒエラルキーがはっきりできている。特にトレーニングも不要な受け子はよく捕まっているが、番頭から上が逮捕されることはほとんどない。名簿も非常に大事な要素で、家族構成などの細かい情報も入っているものは一件数万円で取引されているそうだ。

    伏線のはり方も無理がなく、小説としてもテンポがよい

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    2016年07月03日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

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    これまでの作品とは作風の違う男臭い警察小説なのだが、家族の香りが少し強過ぎたようにも思う。

    重要なテーマである振り込めるについて、よく調べたようで、リアリティがあり、非常に面白い。が、しかし、判然としないストーリー展開とスッキリしない結末が残念。

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    2016年06月13日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

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    原麻希シリーズの第8作。

    女性犯罪捜査班の原麻希が税理士の妻子誘拐事件の捜査に加わり、この難事件を解決するというのが大筋。最悪の事件展開を描いている割りには、全体を通してストーリーに緊張感が無いように感じた。また、女性犯罪捜査班という割りには麻希の昔の同僚とのしがらみばかりが描かれて、新シリーズの意味が無いように思う。

    女性秘匿捜査官時代のリクルーターとの対決の方がドラマがあり、面白かったように思う。

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    2016年05月15日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    警視庁の「女性犯罪捜査班」の面々が、女子中学生連続殺人事件に挑む。

    どうも原麻希さんが天才肌の捜査官のようですが、今回は他のメンバーが事件を解決していきます。

    事件は解決しますが、あまり読後感は良くないかも。すっきりはしない感じでした。

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    2016年03月12日
  • マリア 女性秘匿捜査官・原麻希

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    シリーズ3作目。前の奈良の話はとにかくややこしく感じたので、それに比べるとすっきりしてるが、どうも最後の謎解きが物足りなかった。明らかに続く感じで終わるのってあまり好きじゃないなあ~

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    2015年12月19日
  • スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

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    3年振りに読んだシリーズ2作目。読んでるうちに、ああそんな設定やったと思い出す。まあ、それなりの出来。
    舞台が奈良、それも奈良の南部と云うのは珍しくて、個人的に興味深かった。全然詳しい地域ではないが、ある程度のイメージは沸くので良かった。

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    2015年08月16日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

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    原麻希シリーズ第7弾。これまで快調にシリーズを重ねて来たのに、一体どうしたんだと心配になるくらいに不出来な作品。

    描かれる事件は興味深いのだが、冒頭の原麻希の謎の行動、麻希の娘の菜月の推理などは無駄に描かれているだけで、一生懸命、言い訳のようにしつこく描かれる犯人の動機も今ひとつスッキリしない。女性犯罪捜査班の扱いも軽く、まるで女子会のようだし。

    違法クラブで発生した女子中学生撲殺事件は連続殺人事件へと発展していくのだが…

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    2015年08月11日
  • エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希

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     至上最凶の犯罪脚本家、通称“背望会リクルーター"を逮捕するという使命を受けた警視庁捜査一課所属刑事・原麻希。彼女の元に、河川敷でリクルーターの自殺体があがったとの連絡が入る。他殺を疑い、捜査を進める麻希だが、テロ集団背望会のフォロワーを名乗る「続・背望会」から、囚われのテロリスト・アゲハの釈放を要求する脅迫メールが届き……。『アゲハ』ドラマ化で話題の、人気警察小説シリーズ最新作。

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    2013年12月08日