吉川英梨のレビュー一覧

  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    前編で「アゲハ」の事件の関わりが明らかになり、後半では事件の真相に迫る。
    加奈子を監視していたはずの外事課と、極秘に入国していた加奈子を追う公安の対立がメインで、女性班はもちろん刑事課の出番もあまりない。物語の主体は完全に外事VS公安。
    メインのメンバーも周辺でバタバタしているだけで、特別な活躍もない。
    私の読解力が貧しいのか、事件を犯した犯人たちの動機がイマイチ理解出来なかった。
    「アゲハ」事件ほどの強烈さもなく、収まるところに収まった感もいなめず、前半面白かった分、後半は物足りない。
    このシリーズ、まだ続くのかなぁ。もう、この辺が引き際だと思うけど。

    0
    2018年04月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上

    Posted by ブクログ

    原麻希シリーズ最新作。
    前作で完結したかと思っていたが、思わぬ形で復活。
    いろんなシリーズを読んできたが、まさかの1作目に戻るとは、驚いたとしか言いようがない。
    下北沢で発見された若い女性の遺体。その現場には8年前と同じ「アゲハ」からのメッセージが残っていた。
    その後、祐天寺で公安刑事が襲撃され、広田の娘が誘拐される。8年前の事件を擬える展開に、誰もが「アゲハ」こと、戸倉加奈子の復活を疑う。
    一度は麻希が逮捕した加奈子だったが、麻希の夫・則夫によって、2年前にパレスチナに釈放されていた。日本には戻れないはずだったが、事件の背後には「アゲハ」がいるとしか思えず、麻希や広田は「アゲハ」の影を追う…

    0
    2018年04月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

    Posted by ブクログ

    前編、後編に分かれ、前編では母子誘拐事件、女性の全裸遺体発見が描かれ、後編ではさらに、若い女性が強姦され殺害されるといいう事件が起こる。

    母子誘拐事件では身代金の受け渡しで、女性犯罪捜査斑の原麻希が応援に駆け付けるが警察の介入を気づかれ、取引は中止に。

    その後、母子の遺体が発見されてしまう。

    女性犯罪捜査斑といっても、中心となって活躍するのは原麻希と星野夢美。

    前後に分かれているので、流れが断ちきれてしまうかと思ったが、それほど気にはならなかったし、スピード感も落ちなかった。

    ただ、鍋島の過激なおバカ具合が、少々イライラさせられる。

    でも、結末では、女性犯罪班に異動って…。

    0
    2018年03月31日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下

    Posted by ブクログ

    吉川英梨『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 下』宝島社文庫。

    ハラマキ捜査官シリーズ最新作の下巻。執拗な戸倉加奈子の過去の描写はミスリードを誘うが、結局この事件の真相は…

    随分と舞台を広げ過ぎたため、ますますもってリアリティが稀薄になり、ストーリーの面白さも無くなったように感じた。今更、アゲハに人格を与えてはダメでしょ。

    0
    2018年03月24日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上

    Posted by ブクログ

    吉川英梨『警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 蝶の帰還 上』宝島社文庫。

    今更、アゲハ事件の裏を詳細に描かれても…

    やや困惑気味のハラマキ捜査官シリーズ最新作、上巻。焼き直しのような感じがする。きっと、主人公の原麻希が大いに傷付くような結末が待っているんだろうな。

    原麻希のかつての恋人・警視庁捜査一課の広田達也の娘が何者かに誘拐される。全ての状況は8年前のアゲハ事件を連想させた…

    0
    2018年03月23日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

    Posted by ブクログ

    「アゲハ」、「スワン」、「マリア」…と、シリーズで活躍していた、「ハラマキ」こと、原麻希が新たな活躍の場を得た。

    女性捜査官ばかりが集められた「女性犯罪」捜査斑シリーズ。

    女刑事モノが増えると、ホント、嬉しい。

    しょっぱなは、一家四人惨殺事件。
    殺されたのは、陶芸家とその妻、そして二卵性双生児の娘、瑠衣と芽衣だった。

    ミスリードを仕掛ける狡知にたけた犯人に捜査陣は翻弄されるが…。

    スピード感あふれるストーリー展開に、最後まで失速せずに読めた。

    ハラマキ以外にも、八丈島署から呼ばれた夢美や亜矢子など、今後、それぞれの活躍も見せてくれそうだ。

    0
    2018年02月16日
  • ハイエナ 警視庁捜査二課 本城仁一

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリが好きなのは、勧善懲悪で論理的にコトが片付くから。法則通りに物事が並べられるのが好きなのよ。なのに、あにはからんや読後感が異様に悪い物語を読んでしまった。登場人物の中に善人がひとりもいない(笑)! 主人公は一応、正義のひとだけれど、彼が死に追いやった人間の数を考えたらそれほどでもない。息子のクズっぷりといったらもう。それにしても、やはりこの作者が描く人物はもひとつ浅い。続編があるようなので、まあ、読むんだけど。(2018-01-07L)(2018-01-28L)(2018-09-15L) 追記;勘違いをしていました。どうやら続編は、今のところ出ていないようです。本城氏があまりに可哀想な

    0
    2018年09月30日
  • 葬送学者R.I.P.

    Posted by ブクログ

    吉川英梨『葬送学者R.I.P.』河出文庫。

    葬送儀礼の研究に人生を捧げる美人大学院生・鬼木場あまねを主人公にしたユーモラスな連作ミステリー短編集。当初はダブルキャストの片割れと思っていた指導教員の民俗学教授の福満はオマケ程度の活躍しかしない。

    ミステリーなのか恋愛コメディなのか、どっち付かずのストーリーに少しがっかり。

    最近、変わった警察小説を次々と上梓している吉川英梨は作家デビュー10周年ということらしい。個人的には原麻希シリーズが好み。

    0
    2017年11月06日
  • 警視庁53教場

    Posted by ブクログ

    吉川英梨『警視庁53教場』角川文庫。

    またもや吉川英梨が新たな警察小説に挑んだ。タイトルにある『教場』から想像したのは長岡弘樹の一風変わった警察小説であったが、本作にはそこまでの雰囲気は無い。

    捜査一課の五味と綾乃が五味の警察学校時代の仲間、守村の変死事件を捜査するというストーリーだ。そして、事件の捜査と平行し、五味と事件の関係者の過去が少しずつ明かされるという、有りがちな構成である。

    前半はそこそこ楽しめたのだが、後半を過ぎると余りにもぶっ込み過ぎで、結局はスッキリしない結末だった。本作はシリーズ化のための序章といった位置付けで、まんまと作家の儀式に付き合わされたようだ。

    0
    2017年11月01日
  • 警視庁53教場

    Posted by ブクログ

    自衛隊の次は警察学校。初めて読む作家の作品。「教場」を読んでいるので、予備知識はあったが、こういう世界にはいられないなと思う。ここまで因縁話にしなくても・・・。

    0
    2017年10月28日
  • 朽海の城 新東京水上警察

    Posted by ブクログ

    吉川英梨『朽海の城 新東京水上警察』講談社文庫。

    熱血刑事・碇拓真を主人公にしたシリーズ第3弾。文庫書き下ろし。恐らく映画のような迫力の描写を狙ったのだろうが、頭の中に映像が浮かんで来なかった。この作品を描くにあたり、船舶に関してかなり勉強したようだが、専門用語を使いこなせておらず、用語の羅列に終わっているように感じた。

    東京湾で見付かった水死体。豪華客船セレナ・オリンピア号の船内で起きた焼死事件。何者かにシージャックされたセレナ・オリンピア号が東京湾を暴走する…

    0
    2017年08月21日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

    Posted by ブクログ

    原麻希ものが新しいシリーズになっていたのに、一冊飛ばしてしまった。。。
    おかげで新たなチームの状況か掴めないままに読み進めたものの、それ以上に今回の作品は複雑かつグロテスクな内容だったので、原麻希さんの個性が活かしきれていないような印象でした。

    0
    2017年08月05日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

    Posted by ブクログ

    旧シリーズの2作目まで読んでいたので、新シリーズになってその間の話の流れが気になった。
    健太に子供がいるみたいだが、奥さんはいないのだろうか。
    などなど。
    面白く読めた。

    0
    2017年06月14日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 通報者

    Posted by ブクログ

    原麻希・女性犯罪捜査班シリーズ第3弾。
    税理士の妻子が誘拐され、身代金の受け渡しの状況から、物語は始まる。しかし、その誘拐は狂言であることが分かり、事件は複数の事件と交錯し、思わぬ展開を迎える。
    前作に続き、タイトルの「通報者」の意味をラストで語っているのは、好感が持てるけど、相変わらず、登場人物の軽さ、「女性犯罪捜査班」の存在の意味のなさ、そして、公安にいたはずの麻希の元恋人・広田が刑事部の管理官として、戻って来てしまうなど、このシリーズの意味がよく分からない。このシリーズを読み続けている人は、前のシリーズで描かれたリクルータとの対決など、ハードな内容が好きだから、麻希に期待しているのであっ

    0
    2017年06月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希 5グラムの殺意

    Posted by ブクログ

    原麻希「女性犯罪捜査班」シリーズ第2弾。
    六本木の違法クラブで、女子中学生がバットで殴打され、殺害される事件が発生。女性捜査班にも声がかかるが、肝心の原麻希が行方不明…困った班長の織江は、有給を利用して1週間早く産休に入った圭子を捜査に引っ張り込むことから、物語は始まる。何だろう?決してつまらない訳ではないのだけど、事件に対して、無駄な伏線が多過ぎたり、軽いノリの登場人物たちがちょっと嫌になるところも…このシリーズ、こんな軽いノリだった???事件は女子中学生の連続殺人事件に発展していくのだけど、犯人の動機がどうにも受け入れがたく、読後感もすごく悪い。

    0
    2017年04月27日
  • 波動 新東京水上警察

    Posted by ブクログ

    原麻希シリーズ作者の新シリーズ。東京オリンピックを控え、東京湾岸の警備強化のために新設された「水上警察」。水上での取引なんて、やくざか公安か、みたいな認識の中、警察組織を作ってしまう、その考え方がなかなか新しい。無人島である第六台場で発見された白骨遺体の捜査が行われる中、行われる水上観閲式。犯人は警備艇を乗っ取り、水上の追跡劇が幕を開ける…簡単に言うと、リアル感がない。でもフィクションと割り切るとなかなか面白い。ただ原麻希シリーズを読み慣れているせいか、主役の碇警部補と日下部巡査部長の区別がつかなくて、結構、苦労した。

    0
    2017年03月27日
  • スワン 女性秘匿捜査官・原麻希

    Posted by ブクログ

    面白くないわけではない。
    けれど、どこか事件そのものも物語の展開や設定も、浅さを感じてしまう。
    ゲストのように登場した奈良県警の吾川刑事が丁寧に描かれていて、優等生とは程遠い人物像はけっこう好きなキャラクターだった。
    麻希に向かって最後に発する言葉もよかった。
    「スワン」には個性的な女性が登場する。
    主人公である麻希はもちろんのこと、大阪府警の嵯峨美玲、事件に巻き込まれたと思われる南条リリス。
    女のしたたかさ、どこまでも深く何にも揺らぐことのない固い意志、そして怖さ。
    三者三様に描かれてはいるけれど、方向性の違いだけでもしかしたら心のずっと奥底には女ならば誰しもその種を持っているのでは?と思わ

    0
    2017年03月09日
  • アゲハ 女性秘匿捜査官・原麻希

    Posted by ブクログ

    主人公である原麻希には忘れられない未解決事件がある。
    麻希はその事件で多くのものを失った。
    理解ある上司も、いつも明るかった同僚も、長年付き合った恋人も。

    麻希のもとへと子供たちを誘拐したという電話がはいる。
    指定された場所には八年前の事件で心身ともに傷を負った上司・加奈子の姿があった。
    共に誘拐犯からターゲットにされた理由は過去の未解決事件しかない。
    麻希は進行形の事件に立ち向かいながら、何事もなかったかのように埋められた事件の真相をさぐり始める。
    麻希というキャラクターにあまり魅力を感じることができなかった。
    麻希と二人の子供たち。そして夫。
    家庭が歪な形になってしまっている自覚はありな

    0
    2017年03月09日
  • 警視庁「女性犯罪」捜査班 警部補・原麻希

    Posted by ブクログ

    女性刑事を主人公にした物語は多い。
    中には驚くほどステレオタイプの女性を主人公にしたものもあるけれど、「女性犯罪」捜査班の原麻希はさすがにシリーズが続いているだけあって独特の色合いを持っている。
    シリーズ全巻読破したいと思わせる物語だった。

    0
    2017年02月16日
  • 烈渦 新東京水上警察

    Posted by ブクログ

    吉川英梨『烈渦 新東京水上警察』講談社文庫。

    シリーズ第2弾。前作はイマイチだったが、本作はどうだろうかという期待を持って読んだのだが、やはりダメだった。水上警察という特殊な舞台を用意する必要があったのか、疑問を感じるし、描かれる色恋が邪魔をして、ストーリーがつまらなくなっている。

    原麻希シリーズの完成された善悪の設定を背景にした警察小説の方が面白かった。帯には絶賛の言葉が踊っているのだが。

    0
    2017年01月20日