名門ギアス家に生まれたランゾット・ギアス。本当は小説家になりたかったのだが、仕方なく海軍に入隊する。初航海の前夜、入隊祝いに酒場に連れて行かれるが、乱闘に巻き込まれる。そこで出会った男は、同じ海軍士官候補生のトルヴァン・コーアだった。
「流血女神伝」シリーズに出てくる、ギアスとトルハーンの若かりし頃の話です。ランゾットとトルヴァンは、性格も正反対で全く合いそうにないのだけれど、協力して叛乱計画を練っているところは、親友という感じです。
この本はとっても面白いのだけれど、二人のその後は悲しいのでちょっと複雑です。