他のレビュー一覧

  • 日本人の給料

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    偏った人選だなとはおもったが、一方日本人の給料に関する現状とここまでの流れがいかに危機的なものなのかを知る上で非常に参考になった。使い古された用語だがケインズ経済学の「合成の誤謬」の話は、非常に納得できた。インターネットでの知識の共有がこれまで一定数存在した「あまり物事を考えてない人」を減少させ、「合成の誤謬」の状況を推進してしまっているのではないかと感じた。
    揚げ足取りではなく、こういう議論をこの本の著者たちの支持政党でもやってくれれば良いのではないだろうかと思う。

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    2022年02月18日
  • 日本人の給料

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    年功序列と終身雇用
    心を病むまで働いても弱体化した中流世界。
    このままだと外国に出稼ぎに行く必要性を感じる。

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    2022年02月17日
  • 瞬殺怪談 死地

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    一頁にも満たない怪談を集めたとても読みやすい一冊。
    その手軽さとあっさりした読み心地が楽しくサクサク読めるがその短さ故に中途半端なところで終わってしまう、まさに実話怪談そのもののような一冊。
    そもそも実話怪談と名前が付くだけあって実際に体験した人物のいる話なのでそれも当然かと納得。
    誰だって怪異に出くわしたら逃げ出すか気のせいと思い込んでしまう、そんな幻覚のようなものを集めたのであやふやな内容が多くそれが楽しめる人向けではある。
    ちなみに私は「アラームの正体」がとても好き。

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    2022年01月25日
  • 証言 初代タイガーマスク 40年目の真実

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    ファンだったので、
    とても興味深く読めました。
    それ以上でもそれ以下でも無いのですが、
    まあ、プロレスと総合格闘技、両方の面で、
    歴史に名を残す人なんですね。
    ただ、前田日明の話が聞きたい。
    それが無いと完結できないんですよ!

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    2022年01月23日
  • 実録怪談 最恐事故物件

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    ネタバレ

    前半は「事故物件とは?」から始まり、事例や事故物件に関連しての話が取り上げられている。怪談話もあるものの、孤独死やゴミ屋敷といった話が生々しくインパクトがある。
    後半は短編怪談が収録されているが、どれもゾワッとさせてくれる上質なもので面白かった。

    ただ大島てる氏の話は非常に不愉快。てる氏の運営する事故物件サイトに掲載されたものはその内容が事実でない場合を除いて掲載削除依頼に対応しない、依頼に応じて掲載を削除していくとサイトの公平性・信憑性がなくなるという。その主張には一理あると思うが、娘を自殺で亡くした遺族である物件所有者(しかも賃貸ではなく所有物件だが、将来売却される可能性がある等の理由から掲載対象だという)の方からの掲載削除依頼(懇願)をわざわざ仔細紹介した上で、こうした訴えに「私は絶対に屈しない」と締め括るところに、自身が社会正義をなしていると信じて疑わない傲慢さを感じた。てる氏のような他者を巻き込んで強い主張をする人は、逆の立場になった人のことを考えてほしい。少しでも考えているのなら、娘を亡くして深く傷ついている遺族の訴えを、本にわざわざ掲載する(ところどころに嫌な注釈を加えながら)という、相手の人間性を全く考慮しない非道なことはできないのではないでしょうか。てる氏からは人間として持ち合わせるべき優しさ・良心を全く感じず、繰り返しになりますが、非常に不愉快でした。

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    2022年01月22日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーの絵をテーマにしたアンソロジー。著者によって作風が全く異なるが、ミステリ多めの17篇。

    〝キャロラインの話〟、〝海辺の部屋〟、〝夜のオフィスで〟が好み。
    ボッシュシリーズのマイクル・コナリー、ジェフリー・ディーヴァーやスティーブン・キングの短篇を読めたのもミステリ好きとしては嬉しい。

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    2022年01月06日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーという一人の画家が残した17の作品に対して別々の作家が絵から着想を得た話を展開する。作家による作風というのが現れるのがなかなか面白い。映写技師ヒーローが話としては面白かった。

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    2021年12月22日
  • 実録怪談 最恐事故物件

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    大島てるさんが選んだ"最恐事故物件ワースト3"、北野誠さんの"実録・事故物件住みます芸人"そして収録されている怪談も怖いものばかりだったけれど(『遺穢』『そういう土地』が特に怖い)、村田らむさんの孤独死の現場での特殊清掃の話が一番怖かった。臭いや液体についての話がリアルすぎてずっと鳥肌…(;o;)

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    2021年12月07日
  • 証言 初代タイガーマスク 40年目の真実

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    お笑いファン的には「蹴ってみ?」からの「殺すぞ!」もしくはハリウッドザコシショウのタイガーステップでお馴染み佐山聡をUWF関係者の証言から解き明かそうと試みた一冊。特に新事実は出てこないし、そもそも証言の信憑性(記憶の正確さ)も絶対真実とは言い切れない年月の経過は大前提としてある。それでも佐山が天才だというのは揺るがない事実だと思う。微妙に食い違う証言を積み重ねて二次創作的に妄想するプロレス的な楽しみ方の出来る人にはオススメ。真実は一つではない。東京五輪が閉会したタイミングで読んだので藤原組長の「どんなスポーツだって本物は素人が見ても美しいと分かる」の言葉も印象に残った。

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    2021年08月22日
  • 幸福をもたらす三毛猫 御子神さん

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    ネコタクシーという作品のスピンオフ。
    10からなる短編集。
    「きらきら」が一番好き。
    人間やっぱり精神を強く持てばなんとかなるんだな。
    そのきっかけが猫、友情、愛情、宗教なんでもいいわけで。
    動物を飼うって素敵ですね。

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    2021年03月01日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    アメリカのホッパーの17枚の絵画にインスパイアされた物語を17人の作家が其々紡ぐと言うアンソロジー。一編が短いので、どこからでもすぐ読めるし、絵を見ながらどのように物語を膨らませるか、どんなストーリーになるか想像するのもワクワクする。一石三鳥くらいに楽しめた。

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    2020年11月12日
  • 土木の広報 「対話」でよみがえる誇りとやりがい

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    ネタバレ

    土木はやはり公共工事、お役所、税金とマイナスイメージを抱えがちで、いかにイメージアップしていけるかという話だった。
    アイデアの出し方の話の部分はなるほど〜と感じた。

    ===
    アイデアの出し方
    ・ダジャレ的に考えてみる
    ex)
    公共事業→交響事業
    工事現場→高次現場
    IDEA→DEAI(I=私の位置)
    ・現在←→未来(理想・目標)
    現在→未来:フォアキャスティング
    現在の延長線上になり、想定内に収まりやすい。
    現在←未来:バックキャスティング
    なりたい姿、あるべき姿から始める

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    2020年10月06日
  • 逆行の夏──ジョン・ヴァーリイ傑作選

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    特異な世界観と、どことなくセンチな余情が残るSF短編集。物語の雰囲気をつかむまでに苦戦した短編もあるにはあったのですが、その世界観や人間関係であったり、あるいは「ここでない世界」に対しての、切ない思いが印象的です。

    収録作品は6編。

    表題作『逆行の夏』はストーリーはもちろん、SFならではの描写が印象的。水銀の湖と洞窟が、太陽の光を照らし返す情景なんかは、美しさを感じるとともに、SFの想像力の豊かさも感じます。
    ストーリーとしては、クローンの姉との再会であったり、身体の改造や性別の転換ですら、簡単に行える、という技術背景が描かれ、なかなかのハードSFらしい雰囲気。

    そのため、ややとっつきにくさはあったものの、技術や世界観の面白さだけに頼らず、技術では変えられない家族の関係性に焦点を当てた、暖かさが印象的な短編です。

    世界観でもっともインパクトがあったのは『バービーはなぜ殺される』という短編。「統一教」という男も女も性別関係なく、すべてバービー人形のような顔、身体に整形した宗教団体で起こった殺人事件。捜査は被害者、容疑者、目撃者全て顔が同じな上、思想や思考まで一緒という状況に困難を極め……

    この設定だからこその、展開の持っていき方や、動機の異常さなどが見事! 統一教の教義や始まりについては、触れられていたけど、それぞれの個人が、統一教のどこに惹かれたのかは、あまり詳しく書かれていなかったと思うので、少しだけ感じたことを。

    他者とまったく同じになるというのは、みんなと同じ、自分は異質じゃない、という安心感があるのかなあ、という気がします。そういう意味においてはユートピアとも感じる人もいるのかもしれないけど、そういう思考に対するアンチテーゼとして、この短編は書かれたのかも。
    また改めて読んでみると、印象が変わりそうな作品です。

    『残像』もある意味ではユートピアのお話。経済不安によって社会が不安定となり、それぞれが小さなコミュニティに分かれた世界。その小さなコミュニティを渡り歩き旅をする男は、ある日、視覚・聴覚ともに不自由な人たちが中心となって運営されている町を訪れる。

    音声、文字が認識できない人たちが、どうやってコミュニケーションを取り、文化を維持、発展させるか。現代のパートに、時折過去のパートが挟まれ、現在の実際的な状況と、過去のコミュニティが成り立つまでの歴史や理念までも語られます。

    視覚や聴覚などあらゆる情報にさらされる人々と、そこから離れ、独自の言語文化や考え方を発展させていった人々の対比としても読めるかも。思考実験的な部分と、物語のテーマ、そしてここではない世界や文化への憧れが共鳴し合う、こちらも印象的な短編です。
    アメリカではいくつもの賞を受賞した作品みたいですが、それも納得の出来。

    ユートピアの話はもう一編。少年と一人の女性の出会いが描かれる『さようなら、ロビンソン・クルーソー』は、ユートピアの終わりと共に、一つの時代の終わりの寂しさや郷愁と、新たな決意や爽やかさも印象的な短編でした。

    設定自体は特異で作り込まれたものが多くて、話にスッと入れるかは、人によって分かれるかもしれません。
    でも一方で、そういった世界を描きながらも、どこまでも変わらない人間の憧れや哀しさを、表現した短編集でもあった気がします。

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    2020年10月05日
  • 京都怪談 神隠し

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    実録っぽい怪談の特徴として
    オチのない理不尽な感じが
    ぞわっとさせて面白いですね
    ただし その分 印象が薄くなって
    後々まで残らないことが多くて勿体ない
    しかし いつまでも頭に残ると
    それはそれで怖いので ぞわっとを一瞬楽しむのがよい

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    2020年09月11日
  • マンガ酒

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    たくさんの漫画家の、お酒にまつわる話。

    飲める人、飲めない人、ちょっと飲める人、など
    色々な人が描いているので、面白いです。
    話うんぬんではなく、一番驚いたのが甘酒。
    アルコールが入っているのがある、というのを
    初めてしりました。
    見た目、か、表示を、きっちりして欲しいものです。
    きっと今は大丈夫、と信じたいですが。

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    2020年04月10日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    作家17人による「画家エドワード・ホッパーの作品を主題にした短編」アンソロジーなので、さまざまな文体・内容の作品がおさめられているのだが、全体として強烈に【アメリカ】を感じた。
    行ったことのない国だが、長く暮らして骨を埋めるのはつらいかもしれないな・・

    それぞれに印象的でしたが、なかでも『海辺の部屋』『夜のオフィスで』が好きです。どちらも本質として慈愛をかんじる美しい話でした。
    好き、とは違うのですが『音楽室』はぎゅっとつまって短く、きりりと怖く、よかった。

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    2020年02月28日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    エドワード・ホッパーの絵画から生まれた十七の短編。
    それぞれ全て異なる作家の手によって物語が編み出されており、短編好きも、絵画好きも、うまく取り込まれてしまう。
    正直なところ、絵画を眺めているだけでも楽しい。
    絵画は、18枚修められている。一枚は、読者が自分で話を作ってみてね、という序文の心憎さよ。
    翻訳物なので、独特のクセがある。
    決して変な日本語ではないし、つまらないわけでもない。
    翻訳者も12人(贅沢!)いるので、この翻訳者だと合わない、といったことがあるわけでもないのだが、やはり「ニュアンス」「空気」という見えないものを取り入れることは、難しいのだろうか。

    「キャロラインの話」はある老婦人の物語だ。
    視点が変わっていくところ、また、老婦人の秘密がポイントだ。
    老婦人の心の中にあったしこりは解消されただろうか。また新たなしこりを生んだだろうか。
    願わくば、ハッピーエンドに、と思うが。
    家族の問題は近しいだけに問題も起こりやすいことも、必ずしも皆が幸せにはならないだろうという、ざらついた余韻の残る物語であった。

    「映写技師ヒーロー」
    映写室にいる、少し引っ込み思案な男性の物語。
    いかにもアメリカらしい展開だ。
    小さな映画館にみかじめ料を求めてやってきた男たちから映画館と、経営者と、受付嬢を守るため、映写技師は立ち上がる。
    でも、その「誰かのため」は表に出ることなく、消える。
    そしてまた日常に戻る。
    アメリカらしい解決方法だが、アメリカンヒーローらしからぬヒーロー。
    いや、スーパーマンも普段は冴えない、んじゃなかったっけ。
    だとすれば古典的なヒーローがここにいる、のかもしれない。

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    2020年02月23日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    ネタバレ

    一枚の絵画から、著名な作家たちが物語(短編)を作っていく手法。
    時間がなくて、スティーブンキングのしか読めなかった。
    でも、キングはやっぱり長編が好きかも。
    時間がある時にじっくり読みたい本。

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    2020年02月20日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    米国の画家エドワード・ホッパーの絵にインスパイアされた掌編集。様々な作家が感じたホッパーの絵。どれも古き良き(?)米国という感じ。

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    2019年10月11日
  • 短編画廊 絵から生まれた17の物語

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    コンセプトがいい、物語より本の装丁とかが好き。
    ランズデールは良かった、読んだことある気もしたけど。

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    2019年08月05日