作品一覧

  • ディズニーと動物 ――王国の魔法をとく
    4.5
    1巻1,705円 (税込)
    ウォルト・ディズニーが創造したエンタテインメントは、米国大衆文化の代名詞であり、世界中を席巻している。姫と動物たちが織りなす夢と魔法の世界はいまなお拡大を続けるいっぽう、巨大資本を投入した反自然的な世界、徹底的に飼いならされた無菌化された世界でもある。ディズニーの物語は、現代の政治、社会、文化、自然に何をもたらしたか。その映像は私たちにどのような影響を及ぼしてきたか。その世界の舞台裏を探る。
  • 知識人の責任
    3.8
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知識人とは誰か。人々との関係はいかにあるべきか。知識人が負う責任とは何か──。ベトナム戦争から連続するアメリカの戦争政策を批判して戦争と知識人の関係を問うチョムスキーの政治哲学の原点。浅見克彦、上野俊哉らの知識人論も所収する。

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  • 叛逆 マルチチュードの民主主義宣言
    4.0
    1巻838円 (税込)
    ウォール街占拠から脱原発デモまで 目指すべきものは何か? 2010年代初頭、「アラブの春」に始まる直接抗議運動が世界中に広がった。専制的な政府、強欲な金融業界、民意を無視する政治に対して立ち上がり、支配体制を揺さぶった人びとこそ「マルチチュード」である。かれらが見せた新しいヴィジョンとは何か? 代議制の機能不全はどう克服されるのか? 〈帝国〉論で絶対的民主主義を説いた論者が、満を持して放つ具体的提言の書。

ユーザーレビュー

  • ディズニーと動物 ――王国の魔法をとく

    Posted by ブクログ


    ウォルトディズニーと聞いて、思い浮かぶのはミッキーマウスだが、オズワルドや、ダンボ、バンビなどのディズニー作品を、実際に観た生徒は少ない。

    そんな著者の経験から、ウォルトディズニーがなぜアニメーションを通じて表現をしようとしたのかを、時代背景とともに考察し、ディズニー以後の世界がどう変わっていったかを書いた本である。


    ディズニーの作品を単純にエンターテイメントとして消費していた私にとって、戦争と結びつくディズニーは想像できなかった。

    また、ディズニーが動物を忠実に描くことで生じる「不自然な矛盾」、
    すなわち、音楽と動物の動きを連動させることで、音楽以外の「ノイズ」を消し去ったり、グロ

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    2021年04月11日
  • 叛逆 マルチチュードの民主主義宣言

    Posted by ブクログ

    「借金を負わされた者」、「メディアに繋ぎとめられた者」、「セキュリティに縛りつけられた者」、「代表された者」。危機が生みだした主体形象とされる、この4つ。

    様々な困難な状況にある人と1対1でじっくり話すとき、この4つがいつも頭からはなれない。私もあなたも、ここにはまりこんでいるんですよと。

    だからネグリとハートは言う。「借金をひっくり返せ」「真理を作り出せ」「逃走し、自由になれ」「自らを構成せよ」と。

    2010年暮れのチュニジアに始まる一連の社会的闘争は、まさに「自らを構成し」、憲法を制定する「構成的権力」を握る民主主義の闘争であった。エジプトがそうであるように、紆余曲折が今後もあろう。

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    2014年01月28日
  • ディズニーと動物 ――王国の魔法をとく

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p.27 「絵をうごす」ではなく「動きを描き出す」こと。動いていたはずのものが途端にただの絵となって静止すること、あるいは消去されてしまうこと。時空を超えて動くものとそれによるナラトロジー。これこそ、過去を呼び起こし、生命のないものに生命を与える魔法として、アニメーションの多くの観客を惹きつけてきた魅力だと考えられてきた。

    p.108 イタリアの思想家ジョルジョ・アガンペンは、人間が自ら他の動物と区別して認識するメカニズムを「人間学機械」といった。

    p.226 EPCOTの構想にはディズニーランドを手がけたウォルトならではの独創的な特徴がある。ディズニーランドでは、テーマパークの世界観に関

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    2024年11月02日
  • 知識人の責任

    Posted by ブクログ

    知識人の責任
    著:ノーム・チョムスキー
    訳:清水 知子
    訳:浅見 克彦

    合衆国が、既得権益保護のために世界規模の反革命運動の指導者になったことを本書は嘆いている。

    ベトナム戦争のみならず、南米においても、第2のベトナム戦争を展開しようとしていることもだ

    気になったのは以下です。

    ■知識人と学校についての考察

    権力と権力を合理的に行使しようとするために忠義を尽くそうとしている、アメリカの知識人について、率先して、その政策の実行を支援していることについて恐ろしいと語っている。

    アメリアのそれら知識人を批判するとともに、啓蒙と自らを導いていくための指針をもとめてさまようことになるだろうと

    0
    2024年10月06日
  • 知識人の責任

    Posted by ブクログ

    チョムスキー氏と言えば、人間は生得的に文法を身につけるものとした生成文法理論が有名だと思うが、ベトナム戦争への反戦活動で54回も逮捕されたという逸話もある。私はこれを宇沢弘文の書により知ったのだが、そもそもベトナム戦争すら、私にとってはよく知らぬ事。しかし、そうした反戦の含意をもって『知識人の責任』とは、我田引水、商業主義的な識者の戒めにも通ずる、良心に訴えかける啓発書だ。

    ー かつてジャン゠ポール・サルトルは、一つの時代のなかで、ヴェトナム戦争に反対する人間が知識人なのだ、といった。その意味では、チョムスキーは「知識人中の知識人」だといえるだろう。そしていま、私たちは、ブッシュ政権の「大義

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    2024年08月13日

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