猪瀬直樹のレビュー一覧

  • 解決する力

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    都知事選を前にこれまでの実績について確認が必要と思い、読んでみた。実は先日講演も聞いていたので、その時の内容がほとんどだった。雑誌の記事の寄せ集めではあるものの、尖閣問題や東京電力との対峙・東日本大震災でヘリを出した話など、裏話も書かれており、かなり面白い。
    都知事になるのはほぼ間違いないだろうから、今後の活躍に期待したい。

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    2021年08月08日
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心

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    江戸時代は農本主義ではなく、商工業に税を負荷させてない経済優先の市場だったというのは目から鱗。◆また、明治の将軍と大正のそれとは顔つきが違う点。試験に拠る変な平等主義が原因との意見も納得。◆◆また、稲作は技術がものをいうので、家族経営の方が収穫量があがるとか、農民に所有権があるからよかったとか。◆◆面白いヒントがいろいろ。◆◆猪瀬はいろんな本を読んでるな。

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    2020年07月27日
  • 平成の重大事件 日本はどこで失敗したのか

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    平成を語るのにまさに適切なお二人だが
    ・サブタイトルの「日本はどこで失敗したのか」の分析は特にない、お二人のこぼれ話(これはこれで面白いからよいのだが)
    ・猪瀬さんの事件の件があっさりすぎる。冤罪ならば深く掘り下げて欲しいし、冤罪でないならばなぜそこに至ったのかが???

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    2018年07月20日
  • 明治維新で変わらなかった日本の核心

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    ネタバレ

    2018.6.23
    天皇の権威・古代からの官僚など
    猪瀬らしい
    2021.6.12再読
    組織の原理(統治の仕組み)を考える
    江戸時代における高家の血筋と天皇家の権威
    (比較するのも非礼だが)を象徴的に書くが
    古代天皇の権威の拡大する構造が目から鱗!

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    2021年06月14日
  • ミカドの肖像

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    ネタバレ

    著者の猪瀬さんの著作を読んでみたいと思ったので読んだ本。自分の読書のレベルよりも語彙や内容が難しくて、読むのに苦労した本。プリンスホテルの土地入手の流れやオペラに「ミカド」という演目があるということをこの本を読んで初めて知った。この本を読んで作家から東京都の副知事になれた理由がわかった。次は猪瀬さんのもっと簡単な内容の本が読んでみたいと思った。

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    2018年04月11日
  • ミカドの肖像

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    西武の堤家が皇族たちから安く土地を買いあさったといった歴史が綿密にまとめられているが、詳細すぎて通勤の合間に読むのには辛く、挫折。本テーマについて強い興味があるわけではない人には辛いか。

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    2017年04月15日
  • 民警

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    ネタバレ

    【178冊目】23万人の自衛官、24万人の警察官に対し、民間警備員数は50万人。今や日本の治安は、民間警備産業無しには成り立たないというキャッチフレーズに引かれて購入。なぜなら、この事実を知らなくて驚いたから。
    どういう内容の本なのかよく分からず、現在の警備業の実態を詳述したルポルタージュだと予想して読んでいたら、実際は警備業の歴史的発展を書いたものでした。1962年の2人の若者による日本警備保障創業(現売上高5000億円)、1964年の東京五輪を挟んで、元警察官僚による綜合警備保障創業(同3000億円)、テレビドラマ「ザ・ガードマン」の追い風による急速な発展と、その結果としての職員の管理不行

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    2017年01月03日
  • 民警

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    猪瀬元東京都知事の最新作。2020年の東京オリンピック誘致に際して訴えかけたのは「東京は安全・安心」だということ。それを支えるのは官(警察・自衛隊)だけでなく民(警備会社)の側面もある。こんないきさつから著者は民間警備会社をテーマに選んだそうだ。本書の内容は日本の二大民間警備会社の創業期の描写が大部分を占める。双方の創業者が意外なところで交錯していたのは興味深い。この国を守るのは「官」ではない、という帯のフレーズはちょっとミスリードとは思うが・・・。労基法の順守や利益を確保しないといけない「民」は、震災の救援活動は難しい。また警備員は市井の人と同じ民間人であって、何か特権が与えられているわけで

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    2017年01月09日
  • 民警

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    「東京五輪招致にあたってIOC(国際オリンピック委員会)に提出した立候補ファイルで、大会開催中にセキュリティ活動に投入される要因の見積もりは、全体で5万859人である。内訳は警察官2万1000人、緊急サービス(消防隊・救急隊)6000人、海上保安官850人、民間警備員1万4000人、セキュリティボランティア9000人としている。
    警察だけでなく警備会社にも重要な責務が担わされているのである。」
    「日本を防衛する軍隊として23万人の自衛隊が存在する。国内の治安は24万人の警察官が当たる。かれらのために国民は税金を支払っている。一方民間の警備員数は警察官の2倍、50万人余である。いまや日本国の治安

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    2016年08月28日
  • 民警

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    あとがきにアイドリングあけとあったが、著者のパワーはまだまだ暖気運転中といった作品。
    次回作に期待します。

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    2016年04月04日
  • さようならと言ってなかった わが愛 わが罪

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    この人には都知事を続けて欲しかった
    例の話も含め、もっと政治家時代の話も読みたかったが、それはいつか別の機会に期待
    場面の切り替わりもテンポよく読みやすい

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    2015年03月28日
  • 救出 3.11気仙沼 公民館に取り残された446人

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    震災当時の気仙沼中公民館の周辺の状況、ひなんした人たちの人間模様が、視点が次々移り変わりながら書かれている
    当時のこととか、普段の自分自身とか、いろんなことを考えさせられる

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    2015年03月21日
  • 言葉の力 「作家の視点」で国をつくる

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    猪瀬直樹氏の著書です。
    「言語技術」の重要さ、鍛え方を現在の日本で実践できる事例を含め論じています。

    猪瀬氏自身の実務能力は、道路公団改革、東京副都知事、東京都知事の数々の業績で証明されています。
    その猪瀬氏が重要と説く「言語能力」を身につけることは有用であると考えられます。
    まずは本を読むということですね。

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    2015年03月15日
  • 土地の神話

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    日本における田園都市構想の勃興から「強盗慶太」の所以に至るまで、よく描いている。イギリスで起こった本来の田園都市構想とはなにか、という件はちょっと冗長にすぎる感あり。ただし、欠かせない要素ではある。

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    2015年12月17日
  • ミカドの肖像

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    前半は各地のプリンスホテルの由来がわかって興味深い。後半のオペレッタ「ミカド」を軸にした日本人の価値観論的な部分は少し誰てしまったように感じる

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    2014年09月28日
  • 解決する力

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    前東京都知事で作家である猪瀬直樹氏の著書。
    東京都の副知事時代に雑誌に掲載された文章をまとめた本となっている。

    文章としては読みやすく、話もよくまとまっている。
    政治家として、いかに問題に取り組み解決していくのか、
    猪瀬氏自身の実務遂行力の高さが感じられる。

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    2014年03月01日
  • 決断する力

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    「力本」はほとんど読む気がないのだが著者が猪瀬直樹で題名が「決断する力」とくればいつ読むのか!今でしょ!山本一郎ブログでは勝ち抜く力なぜ「チーム日本」は五輪を招致できたのかと言うのも紹介されていたが2冊も読む必要はないと思うw

    書いてる内容は真っ当なのだ。東日本大震災に対して非常時には走りながら考え、刻々と変化する事態に対してとにかく与えられた情報の中で最前の手を打ち修正する。場合によっては日常のルールはトップダウンで変更してもいい。ツイッターを使った情報の拡散をフォロワーの多い自分が中心になってやったことなどが書かれている。自慢話と言ってしまえばそれまでなのだが・・・

    例えば千葉のコスモ

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    2014年01月18日
  • 決断する力

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    都知事を辞任するのにどのような「決断の力」が働いたのか?興味があって読みましたが、その点では少し裏切りられたかな?

    「リーダーは状況の変化に合わせて臨機応変に対応しながらも、一度こうと決めたことに対しては断固やり抜かなければならない。決断そのものが間違っていた場合は、すぐに過ちを認めて舵を切りなおす必要があるが、間違っていない場合は、どんな横やりが入ろうとも、ブレることなく、強い意志でやり抜くことだ。」

    猪瀬さんの上記のスタンスからすると、強い意志でやり抜かなかったのは今回間違っていたから?皮肉にもそう思ってしまいました…

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    2013年12月25日
  • 解決する力

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    各雑誌に掲載済み文章の寄せ集めで、結果報告っぽいかな。
    勿論、猪瀬氏の思考と行動の一端を理解する参考にはなる。

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    2013年05月27日
  • 東京の副知事になってみたら(小学館101新書)

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    ここまで意識が違うのか?
    民と官 の差が浮き彫りになっています。

    多少大袈裟に書いてある気もしますが。

    民間からの目線が国や地方行政を
    変革する大きな要因であることに
    間違いはないだろうし、
    事業の民営化が利益の拡大や
    事業自体のグローバル化を推進させることも
    よく分かりました。勉強になる本です。

    「あいつは作家だから、一般人と考えが違うんだよ」
    そういう批判を時々耳にしますが、
    彼じゃなければ変えられなかったこと沢山ある。確かに変わり者であることに
    違いはないでしょうが、それ位がちょうど良い気もします。

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    2013年05月23日