和田誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジャズを聴くと『ポートレイト・イン・ジャズ』が読みたくなるし、『ポートレイト・イン・ジャズ』を読むとジャズを聴きたくなる。そんな本です。
というのも、久し振りにセロニアス・モンクを聴いていて、またこの本を読み返したからです。
様々なジャズ・ミュージシャンが、村上春樹の文章によって、和田誠のイラストと共に彩られていく本書ですが、大好きなセロニアス・モンクについての文章をちょっと引用してみます。
「濃いブラック・コーヒーと、吸いがらでいっぱいになった灰皿と、JBLの大きなスピーカー・ユニット、読みかけの小説(たとえばジョルジュ・バタイユ、ウィリアム・フォークナー)、秋の最初のセーター、そして都会の一角での冷やかな孤独 ーーそういう情景は、僕の中では、今もまっすぐにセロニアス・モンクに結びついている。素敵な情景だ。」
・・・素敵な文章だ。
こんな感じで、一人のジャズミュージシャンにつき、3〜4頁ほどで書かれていますので、ジャズを聴きながらのコーヒータイムにもピッタリ。
村上春樹の文章自体が綺麗なので、聴いたことのないミュージシャンの稿も楽しめるのですが、著者の小説に出てくる料理のように、文章で書かれたものの方が美味しい場合もあります。
こんな風に音楽について書けたらいいのになぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレデザインや絵を描くことは出来ないので、ワードとエクセルでもってチラシを作ったりするわけだが、文字情報としてだけならなんとか出来上がっても「もう少しカッコよく」という欲が出ると途端に詰まる。それが結構多くなって、製本をやり始めると、さらに中身に対して手も足も出ないのが悔しく悲しく…なんてボヤいていたら友人が貸してくれました。てゆうか私も見つけたんだけど、友人の方が先に見つけてました。負け。
和田誠さんによる装丁に関するあれこれ。
タイポグラフィとカリグラフィーの違いはなるほど目から鱗。タイポグラフィは文字を分解してくっつけてもバランスが取れるけど、カリグラフィーはバラバラにしたらチグハグになる。
読み終わって装丁を眺めてみて、内容が反映されている本が好き。
装丁が気に入っている本は『The Book』のハードカヴァー『はてしない物語』のあかがね色のハードカヴァー。ちゃんと読んでるなぁと感じる。
途中、馴染みのない作家さんや業界の昔の有名人とかが沢山出てきたのでちょっと身が入らなかったが、バーコード問題は目がカッと開いた。
邪魔だよね〜バーコード…
めちゃめちゃお世話になりまくってるけど、作品の完成度として、これさえなければなぁと思うことが多々ある。唐突に張り付けられた全く違う世界観に無理やりに目を慣らして来た。だって美しいスカートの後側の左臀部の上にバーコードが入ったら嫌だ。だけどデザイナーさんに相談せずに決めちゃったのか…
本という物体の装いについてとっても勉強になった。