和田誠のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「報知新聞」の日曜日に連載していた、当時流行っていた歌謡曲に関する和田さんのコラム集。
美空ひばり、森進一、高倉健、かまやつひろし、ザ・ピーナッツ、野口五郎、今陽子、北島三郎‥どれもこれも知ってる人、知ってる曲ばかり。‥そうなんだよねー、昭和芸能って、みんなが同じことを共有してみんなで楽しんでた時代だったなぁ。懐かしい。令和の現代、個人個人で推しを楽しんでる。Aさんが大好きな芸能人でもBさんはその人のことを知りもしない。なんか寂しい。紅白歌合戦でも知らない人いっぱい出て来るもんね。
「あとがき」で和田さんは歌詞が聞き取れないと語る。1986年でそんなことだと2025年現在のの歌を聴いたらなんと言うでしょう。歌じゃない!と言うでしょうね(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレ幼少期のお子さんとの思い出から、育児と仕事との付き合い方や、平野レミさんらしい料理哲学まで、子育てと料理の喜びがたっぷり詰まったエッセイ集。
レミさん本人が話しているかのような、テレビで見た通りの明るく軽やかな語り口、そして和田誠さんのシンプルな挿し絵はとっても滋味深くてかわいらしい。
本書で紹介されているレシピ名は、「レミパン・パニーニ」「うまいったけ混ぜご飯」「おにぎりトリオ」「きんぴーらーごぼう」「チン豆腐のきのこがけ」「あじのフライパレード」などなど……命名を知るだけでも楽しい気持ちになれる。
巻末の嫁ズたちとの鼎談も楽しそうで、和田家が勢揃いした食卓かのようなにぎやかさが素敵な一冊だなぁと思った。
「愛は食卓にあり」的思想は苦手だったけれど、レミさんが言っているとそのとおりに思えてしまうから不思議。
おいしいね、と笑顔で言い合うことのあたたかさが手に取るようにわかってしまった。
私がキッチンで料理をしてるとき、夫や娘たちがしょっちゅうやってきてはうろついたり無駄に冷蔵庫を開けたりすると「今つくってるんだからまってろー!」「用がないならくるなー!」とちょっとイライラしていた。
でも(だからと言うべきか)、レミさんの「キッチンは家中でいちばん元気であったかい場所」という表現が、ジーンと胸に沁みた。
そうかそうか、そりゃあキッチンにやってきたくなるよね。みんなキッチンが好きなんだ。トントントントンと包丁の音を立てたり、みそ汁の湯気がフワーッと上がっていたり、おいしい匂いがただよっていたり、ちゃんとそういう場所になっているということの証なんだったら、もっと自信を持とう。
キッチンには、人にエネルギーを与える力がある。 -
Posted by ブクログ
子供の夏休み期間ほぼ1か月にわたり、著者とその一家で、フランス、スペイン、モナコ、イタリアと巡られた旅行記です。著者の体験だけでなく、夫の和田誠さんの挿絵やコラム、小中学校の息子たちの感想や意見なども都度盛り込み、一家で作り上げた旅行であることが印象強く感じました。現地の協力者がいるとはいえ、車でヨーロッパを巡り、泊まるホテルも現地で交渉して探すという旅は過酷だと思いますが、それを楽しんでいくところに著者の強さを感じます。そして旅行の醍醐味はやはり食であると。本書ではたくさんの、その地域のレストランでの食事が描かれています。一家団欒のそういった食事風景もまた本書の魅力の一つになっています。