VOFANのレビュー一覧

  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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     自分を騙すことはできない。
     今日子さんとて、それは変わらない。
     都合の悪いことを、都合よく忘れられる方法があるなら私が教えて欲しいという、今日子さんの言葉は、決して皮肉でも、風刺でもなかったのだ――備忘録が本当であれ嘘であれ、一日で記憶がリセットされるという宿命から、彼女は逃れられない。
    (P.236)

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    2017年04月15日
  • 続・終物語

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    裏面で鏡の物語で、ついでに裏側であったりするなど、仕掛けは面白かった。本当に、ここで終わっておいて良いのでは。

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    2017年04月08日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    いつも変わった趣向で、短編だったり、長編だったりするシリーズですが、今回は長編です。

    それにしても、シリーズが続く度に謎が増える探偵ですよね、今日子さんは。今回も謎が増えました。

    中身としては、隠館厄介の冤罪体質の面目躍如。バッチリ、巻き込まれましたが、今日子さんの活躍?で解決しています。

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    2017年04月04日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

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    シリーズ7作目。
    今回はやたら理屈っぽくて、私にはイマイチだった。
    厄介君との話の方が好きだな。

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    2017年04月02日
  • 撫物語

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    ネタバレ

    漫画家になるために「1万時間の法則」を追い求めた、撫子が現代っぽく(?)効率的に1万時間を追い求めた結果、分身を作ってその分身にしっぺ返しを食らうという話。
    撫子が分身(精神)1人1人と向き合う様子が凄く良かった。

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    2017年03月28日
  • 業物語

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    1.忍ちゃん=アンダーブレード⇒うつくし姫=ローラ姫が吸血鬼になった時の物語
    2.かれんの免許皆伝三山踏破の道中のお話(これも忍がフォローする)
    3.つばさのドイツでの対双子の吸血鬼のお話(ドラマツルギーが出てくる)
    3話のうち一応なんらかの形ですべて吸血鬼がからむ(ちょっと無理がある感あるけど・・・・)

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    2017年03月26日
  • 撫物語

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    ネタバレ

    最後の撫子ちゃんとおと撫子のやり取りはほろっときました。紆余曲折有りすぎたと言っても過言ではない撫子ちゃんがこうして自分を得たというのを読めるのは嬉しいかぎり。

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    2017年03月25日
  • 愚物語

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    ネタバレ

    cons

    ・物語としては楽しめたのだが、本編のストーリーにまったく影響しない場所をなんとかひねり出して無理やり作話している印象も強く、ちょっと蛇足なのでは感は終始拭えなかった。
    ・老倉育の話はなんか描写がくどくてページ数ばかり多いのが辛かった。ケータイの暗証番号に誕生日を入れて試すだけで4ページぐらい消費した?オチまで予想できていたので無意味な引き伸ばしとしか思えなかった。


    pros

    ・この一文の勢いがすごくて関心してしまった。おいくらさん半端ない。
    (自分について)浅はか極まるジャッジをしたのだから、本当、そんな奴は死んでいい。阿良々木の次に死んでいい。死ね、阿良々木!
    ・月火ちゃん

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    2017年03月24日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    厄介と今日子さんがとうとう!?
    そんなわけで、主役は厄介。
    全編、厄介の一人称で語られます。
    西尾維新らしく、過程は面白かったです。
    落とし方が、ちょっと弱いというか。
    今回、厄介にプロポーズした女性がいるのですが、その女性の心理、取り巻く環境が、
    ちょっとこじつけっぽいというか。
    まあ、そこは維新なので。
    たくさんの、「そんなぶっとび設定」の一つとして、流れとしては、ありかな、と。
    今日子さんの数々の依頼人の中でも、やっぱり厄介って抜けていて、思い入れもあるので、
    しっかり厄介も堪能出来るし、今日子さんとの関係の変化も楽しめました。
    (変化しても、それは永続的なものではないですが。記憶がリセ

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    2017年03月22日
  • 終物語 (下)

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    扇ちゃんも八久寺ちゃんも神原さんも戦場ヶ原さんも
    斧乃木ちゃんもシスターズもがえんさんまで含めても
    女の子みんな魅力的。
    終物語までのシリーズを知ってればもっと面白いだろうに・・読んでないのが悔やまれる。
    なかでも羽川さん最強だなあ。

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    2017年03月19日
  • 終物語 (中)

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    これ上巻とおなじ時間軸?!と
    疑うくらいの事件性・・
    でも多分こっちが本流なんだよね?
    慣れてしまえばこういう方向のが読みやすいかも。

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    2017年03月19日
  • 暦物語

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    阿良々木ハーレムの個人面談。
    最終的には終物語に続いていく形でした。
    やっぱり戦場ヶ原さんは尖ってる方が面白いなーとしみじみ(笑)

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    2017年03月16日
  • 結物語

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    ネタバレ

    物語シリーズとしては小粒な話。老倉がいい感じの味出していてちょっと好き。八九寺との会話がなかったのが寂しかった。
    ところでこのシリーズ、これで本当に終わらすんだよね?いい加減本当、ちゃんと終わらせてほしいよ

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    2017年03月14日
  • 業物語

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    ネタバレ

    「うつくし姫」
    「あせろらボナペティ」
    「かれんオウガ」
    「つばさスリーピング」
    の4話。
    600年ほど前、今はもう滅びた国に『うつくし姫』と呼ばれる女の子がいました。その美しさに誰もが命をささげ、彼女が歩く道は死体の山となりました…。鉄血にして熱血に
    して冷血の吸血鬼誕生の瞬間が語られる。

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    2017年03月13日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    依頼人が全て女性で同年代で警察な本作。
    個人的には厄介さんが出てくる話より、依頼人がそれぞれ違う方が、今日子さんのあっさりばっさり感が味わえて好きです。
    たぶん記憶が無くならなくても、今日子さんは今日子さんじゃないのだろうかと。それとも全然違うのか。

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    2017年03月12日
  • 業物語

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    ネタバレ

    物語シリーズ第20巻目、オフシーズン2巻目。

    「うつくし姫」
    「あせろらボナペティ」
    「かれんオウガ」
    「つばさスリーピング」
    の4話収録。
    といっても「うつくし姫」は「あせろらボナペティ」の前振り的超短編童話でした。
    今回も各ヒロインの第零話集ということで、ここから彼女たちの物語が拡散して続いていくという感じです。
    基本的にはこれまでの物語シリーズのその後を描いているのですが、キスショットの話だけは600年前の物語ということで異質でありながら、発端的なエピソードでよかったです。
    まだまだ続くというか終わらない物語になりつつありますが、面白いものの、暦とヒロインとの延々と続く軽妙な掛け合いが

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    2017年03月04日
  • 愚物語

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    ネタバレ

    物語シリーズの19巻目、オフシーズンの1巻目。

    「そだちフィアスコ」
    「するがボーンヘッド」
    「つきひアンドゥ」
    の三話収録。
    すべてが第零話ということでこれまでの物語の各ヒロインのその後を描いていてファンの要望を満たしていると思います。
    特に育の物語は、怪異とは関係のないひねた転校生がクラストラブルに巻き込まれる痛い話で、学園物としか思えず、シリーズ異色の作品になっていて、きっと賛否両論が沸騰するような気がしました。
    残る二編はシリーズらしさがあってホッとしましたが、暦とヒロインたちの延々なる掛け合いの会話がないのが寂しいです。

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    2017年03月02日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    毎回、被害者をシミュレートするアクティブな今日子さん。やっぱり、今日子さんの言動にドギマギする厄介君がいた方がおもしろいかな。

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    2017年02月27日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    厄介さんの回。
    毎回、小出しにする今日子さん設定や、テーマというかモチーフは、やるな、と思わせる。
    後追いで記憶を上書き、という件は、最近、とみにその傾向が高く、自分勝手な行動をする人が多いように感じる。

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    2017年02月22日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

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    叙述トリックなど色々紹介されていたんだけど子供殺しの件はちょっとずるいんじゃないの?って感じ。
    まぁ普通のミステリーではないというのはすでに了解済みなんだけど・・

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    2017年02月20日