荒木博行のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読書感想文:『構造化思考のレッスン』(荒木博行著)
本書『構造化思考のレッスン』は、構造化・可視化の技法をわかりやすくまとめた入門書です。著者独自の「5Pフレームワーク」を中心に、複雑な情報を“目で見て分かる形”に落とし込む思考法が、ストーリー仕立てで解説されています。特に、身近な事例や対話形式、段階的な説明が初心者でも抵抗なく取り組める工夫として感じられました。
一方で、構造化・可視化の分野に十分慣れた人間には、これらの技法はすでに“既知のもの”であり、チャンクアップ・チャンクダウンや多視点、エッジケースの観点も、実務や他書籍・グラレコの経験で体得されていることと重なります。実際、私は楽描人カエルンとしてグラレコ道場監修やnoteで大量に語りつくした経験があるため、多くの記述が「自分の中では常識」でした。
しかし、それでも本書の価値が薄れるわけではありません。苦手な人や初学者にとっては、本書のようなやさしく体系的な記述は、構造化思考の第一歩として極めて効果的だと感じます。特に、「可視化がバイアスであり危うさもはらむ」「認知負荷のコントロールが本質」という視点は、単なるノウハウ本の域を超え、思考の本質に踏み込む内容として一定評価できます。
本書を読むことで自分の“構造化・可視化思考”の型を再確認することができ、他者への指導や教育にも活用できそうです。また、センスや直感、バイアスといった概念を“再言語化”する手段として、汎用性のある枠組み(5P)が手に入る印象でした。
最後に、既存の知識と重なる部分は多々ありましたが、あらためて「初心者に伝える言語・手順」を整理する材料にもなり、“思いつき”としては、構造化思考をさらにメタ化し、バイアスを意識して使い分ける実践の重要性にも思いを馳せることができました。
総じて、「入門者や苦手な人のための語り口が徹底されている点」は素直に称賛したい部分です。既知の人には「教える側・枠組み検証」に、初学者には「一歩踏み出す道具箱」として、最適なベース本だと感じました。 -
Posted by ブクログ
読書家の書いた本は、共感も発見も多くて、読んでるだけで楽しくなってきます。
荒木博行さんの『自分の頭で考える読書』も、まさにそんな一冊。
何が楽しいかというと、なんとなく自分の中で形成されてきた読書スタイルが、「◯◯理論」や「◯◯法」といった形で言語化されているところ。
モヤモヤ漂っていたものが名前を持った瞬間って、なぜか嬉しいですよね。
本書で特に印象的だったのが、「スノードーム理論」です。
スノードームとは、お土産などでよくある、振るとキラキラと粒が舞い上がるあれです。
あのスノードームのように、知識をたくさん沈殿させていこうという発想にリスペクト!
スノードームに失礼ですが、ここまでスノードームを意識したのは人生で初めてでした…笑
自分の読書感覚もまさにスノードーム。
お見事な比喩でした。 -
Posted by ブクログ
【なぜ】
【ここだけ】
戦略は論理だと考え、自分なりに納得のいく論理に基づき判断することが大事(経営戦略の理論、伊丹敬之)
【感想】
ビジネスに使えるフレームワークに関し具体事例で良い点悪い点を交えながらの説明がなされている。理解はしやすい、一方読み終えた際にはほぼ覚えてない。これがフレームワークの怖いところ。
終わりににも書かれているが、自分の納得いく論理の先に自分なりのフレームワークが作る。実は、先人が類似のフレームに落としてくれていていて、そこでその偉人の残したフレームワークを腹落ちできる。
そんなことを目指さないといけない。とおわりにに書いてあった気がする。そんな日曜日の夜。
【メモ】
p63 バリューチェーン分析では裏にある流れに目を向ける→ある分析で見えないことがないか見落としている事がないか。モジュールで取り替えられることはそうはない
p90 商品ではなく組織能力で差別化する
p122 書店という絞られたターゲットで売れる企業、ダイワハイテックス