早坂吝のレビュー一覧

  • メーラーデーモンの戦慄

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    メーラーデーモンからの殺害予告メールの通り起こる連続殺人。らいちシリーズ最終作!?
    過去作品からのキャラや早坂先生も登場するお祭り的な展開、そのまんまな劇場型犯罪、相変わらずのいやらしいトリック(性的な意味で)も炸裂しまさに集大成作品!名残惜しいがこれでシリーズ完結…かな?

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    2026年02月01日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    ネタバレ

    「読者への挑戦状」という一文から始まるこの小説は、まさに文字通り、読者に挑戦を突きつけてくる物語。

    その挑戦とは、物語を最後まで読み解いたうえで、この小説のタイトルに入る◯◯◯◯◯◯◯◯、伏せられた言葉を当てること。

    タイトルはことわざで、伏字の数はそのまま文字数を示している。

    つまり漢字かな交じりで8文字、すべてひらがなにすると13文字になる。


    本作では各章にことわざが冠されており、その章で起こる出来事は、まさにそのことわざを体現する内容になっている。

    たとえば「第一章:類は友を呼ぶ」では、共通の趣味嗜好を持つ人々がブログを通じて出会い、オフ会として集まる様子が描かれる。

    「第三章:水を得た魚」では、黒沼重紀が所有する島を訪れ、参加者たちが本来の自分をさらけ出し、開放的に振る舞う姿が描かれる。


    物語は、ブログを通じて知り合った人々がオフ会として島に集まり、クローズドサークルの中で連続殺人事件が起こり、その真相を追うという構成だ。

    読み進めるうちに、シンプルに「面白い」と感じた。


    タイトル当てという仕掛けもあり、自然と物語への集中力が高まる。

    構成も非常に緻密で、気づけば没入してしまい、もはやタイトルよりも続きが気になる状態になる。


    終盤で明かされるのは、参加者たちの共通の趣味嗜好が「ヌーディスト」、つまり裸で過ごすことだったという事実だ。

    日本では到底受け入れられにくい文化であり、誤解や偏見の目にさらされがちな存在。

    そんな閉塞感を抱えた人々にとって、黒沼の孤島は、誰の目にも触れず、警察の目も届かない、文字通り解放される場所だった。

    本書ではその状態を「南国モード」と呼んでいる。

    それを踏まえると物語の序盤から、それらしきことを仄めかす描写は随所にあった。

    「なるほど、、、、このシーンからすでにみんなは裸だったのか。」と読み返しては唸ってしまう。

    そして最後に明かされるタイトル。

    「頭隠して尻隠さず」殺人事件。

    「んなモン分かるかボケッ!」である。

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    2026年01月22日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    本年初読書。さらさらとページがめくれるものの、前半はやや退屈。物語が纏う雰囲気もちゃらめで、少し期待外れかなと、思って読んでいた。但し、後半の展開は流石の引き込み方。結果面白く読めました。タイトル当ての意義はよくわからなかったけど。

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    2026年01月11日
  • 殺人犯 対 殺人鬼

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    孤島の児童養護施設にて嵐により職員が来れない
    主人公はこの機に復讐のため殺人を行おうとするがすでに対象は殺されていた

    タイトル通りの話
    なのだけれど、推理小説ではない
    解決が本の終盤も終盤に語られる
    特盛バカミス3種チーズ乗せ
    素直に本当にアホな作者だなあと笑うのが正しい読み方の作品。間違ってもこんなんわかるわけないだろと怒ってはイケない。それもある意味褒めてるが

    ただ、そのアホらしさが映像として頭に浮かべた時大爆発したのが○○○○○○○○殺人事件と
    虹のハブラシの2作だった

    この作品は大変アホくさいのだけれど(褒めてる)映像としてではなく、書いてある文字がアホくさくて笑えた。だけだった。
    1回で良いから、この著者の一般に向けた物を読んでみたい

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    2025年12月27日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    多分今までのミステリにはない犯人?!
    四元館で起きた殺人事件と、進行形で起きている事件を探しにきた輔と相以。
    正直これは予想外だし、イメージの範疇を超えててどうなってるのか全く分からなくなったかも笑

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    2025年12月16日
  • しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人

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    ネタバレ

    最初はグロテスクな表現ありで、苦手な方もいるかもしれませんが、迷宮編から徐々にヒートアップしてハラハラの連続で楽しく読ませて頂きました。

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    2025年12月10日
  • しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人

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    本屋さんにふらりと寄ったら、有栖川先生の帯をつけた新刊が目に入った。

    解説も先生だ。

    最近流行りなのか『超絶技巧のミステリ』ってやつか。個人的に刺さらないものもあるので、少し警戒している。本作もそれ系と見た。うーん。

    まずは解説を読もう。有栖川先生は解説から読む読者のために結末に関わることを解説に書かないのを知っている。いつもありがとうございます。
    なんと作中で作家アリスシリーズに言及があるという。(しかも森下刑事!)
    これは読まねば。

    グロテスクな事件の様相から始まり、場面転換のあとはいよいよ名探偵のターンだ。

    名探偵とはなにか?本作に出てくる名探偵は、自分を名探偵と言い、やたらと『名探偵はすごい』とも言う。『探偵』は自称できるが『名探偵』はどうか?まあそういう探偵もいるだろうが、薄っすら漂うこの違和感。
    大丈夫。違和感の理由はちゃんとわかる。
    そしてちゃんと、事件は解決される。

    グロテスクである以外は読みやすくできているので、気軽に読めた。
    こういう感じだよなあ最近のミステリーって。
    個人的には有栖川先生よりも綾辻先生を連想したかな。
    面白くて、トリックも意外で、…でも物足りなかったかも。
    刑事たちの出てきかたが唐突に思えたのかな?
    やはり奇抜よりもロジカルなものが好みのようです。んー

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    2025年12月09日
  • 探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    ○○○○○○○○○殺人事件で私の爆笑を掻っ攫っていった早坂吝。上木らいちシリーズの方ではなく評判の良いこちらを先に読んでいくことに。
    デビュー作のチャラさは抑えて、推理小説オタクで憎めない主人公輔、美少女AI探偵相以、マザコン公安右龍さんなどの愛らしさが前面に押し出されているキャラ小説。それに加えて密室やAIの絡んだロジックなど本格成分やや高めで実に楽しい。
    "共犯は謎(mystery)の純度を落とす" 格言・至言です。
    いやしかしかわいいな相以。

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    2025年11月08日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    AI探偵シリーズ第三弾。話が続きになっている前作と違って、今作はつまみ食いしても大丈夫だと思う。が、シリーズを順に読むことで、世界観というか、作品内のファンタジーボーダー(造語です)のようなものを認識していないと、ありえねえだろ!と怒る方が大半だと思う。
    前例作品を読んでみないことには、今作がどれほどの奇想であるかを正確には判断できないが、早坂先生のサービス精神・チャレンジ精神と脱出劇の面白さと相以の可愛いさがいい。

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    2025年11月08日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    これは前作を読んでいないと、話の繋がりがよく分からないと思う。つまみぐいダメ。ゼッタイ。
    前作ではAI犯人vsAI探偵という題材がオードブルだったのに対して、今作はメインもメインのメインディッシュ。首相やら外務省官僚、国家転覆を狙うテロリストなど、スケールの大きい話ゆえに安っぽさを感じる部分もありますが、ミステリーの根幹部分はとても良くできていると思います。特にトロッコ問題を絡めたトンデモ密室&アリバイトリック。こういうの好きやね。
    知能増幅器(IA)というタイトルもうまく決まります。

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    2025年11月08日
  • 探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)

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    AIの課題の勉強になる小説。AI探偵相似と助手の合尾輔が名(迷?)推理で事件を解決していく。楽しいライトノベルだが、無理筋の推理展開は失笑するしかない。

    ・フレーム問題:適切なフレームで思考を狭めない限り、無限に計算し続ける。現時点で真だと判明していないことは偽だと仮定する閉世界仮説で回避可能
    ・シンボルグラウンディング問題:事物を正確にイメージする、記号を実際のものに接地することが難しい。とくに抽象的な語句はをAIが理解しているかは不明。それにしてもドンキ―はないだろう・・・
    ・不気味の谷:人間の心を理解できず、限りなく人間に近いが人間ではない不気味な存在となる
    ・中国語の部屋:中国語を理解できない人を小部屋に閉じ込めて、マニュアルに従った作業をさせるという内容。チューリング・テストを発展させた思考実験で、意識の問題を考えるのに使われる。マニュアル通りに正解しても、中国語を理解していることにはならない。すなわち中国語を喋るAIが意識をもって中国語を操っているとは証明できない。

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    2025年11月01日
  • 双蛇密室

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    上木らいちシリーズは虹の歯ブラシに続き読むのが2作目。読みやすいが、高校生のらいちの経験値の高さや、トリックが現実離れし過ぎてゲンナリする。エロさも下品で無理矢理感を感じる。

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    2025年09月28日
  • RPGスクール

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    超能力RPGミステリ!?
    超能力者の遺体が発見された途端、外部と遮断された高校。“魔王”を倒せば元の世界に戻れるのだが…
    異常環境の中でも伏線を張り巡らし、ミステリ的に論理で解明されるが、正直RPG部分がそんなに面白く無かったのが残念(汗)らいちは出てきませんw

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    2025年09月15日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    AIが探偵しているんだから犯人が〇〇でもおかしくはないけれどなかなかにぶっ飛んだ真相だった。この作者こういうタイプだったとは分かっていたけれど‥でもサクサク読めるので楽しい。

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    2025年09月13日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    前作をだいぶ前に読んだので、設定をかなり忘れていたけどサクサク読めて面白かった。
    右龍三兄弟のマザコンぶりと右龍首相のキャラが印象強すぎて、事件そのものよりそっちにインパクトがもってかれたよ…
    犯人の以相の方が憎めない。

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    2025年09月09日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    驚天動地のトリックと犯人
    それ以外の言葉が思いつかない
    普通に読んで「え、普通にわかったけど」って人がいたらあなたはとんでもない変わり者でイかれてる上世の中を斜に構えすぎで気の毒だと思う
    友達になってください

    あ、この本が面白いかはまた別で(はあと

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    2025年09月01日
  • 双蛇密室

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    らいちシリーズ
    ふざけているけど推理として成立していて且つフェアであり、シモミステリーという似たものがあまりない斬新なシリーズ
    が、この双蛇密室は中盤出てくる突飛な要素がどうにも自分にはガッカリで。そりゃあないぜ…
    でも、まあ内容はしばらく忘れない、だろうなあ

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    2025年08月28日
  • 誰も僕を裁けない

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    ワクワクさせる硬派なタイトルたが、いつも通りのらいちシリーズ
    真相が血気盛んな中学生の妄想みたいなトリックで大変笑えたけれど作者は早大卒である
    物語のサイド部分、外し方が今までの著者になかったタイプだったので興味深い作品だった
    今となっては拡大が「しおかぜ」だったのかなと思う

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    2025年08月23日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    探偵AIシリーズ2作目、今回は犯人IA寄りの物語。前作は連作短編集でAIの思考回路問題などと事件を上手に絡めていたのが、今作ではそこまでAI感がないように感じた。
    ただトリック自体は大技、小技を上手に組み合わせて上手く長編として落とし込んでおり好印象。

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    2025年07月06日
  • 探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)

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    “探偵”と“犯人”のAIが誕生!?
    主人公は父が開発した探偵AI相以と共に、数々の事件に立ち向かう。
    相以が最初は荒唐無稽な推理をしていたのが、学習する事で推理力が上がっていく。
    人工知能の専門用語、フレーム問題、不気味の谷など出てきて、それらと事件が密殺に関わって展開するのが素晴らしい!

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    2025年07月05日