ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して――。高校生の息子・輔(たすく)は、探偵のAI・相以(あい)とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相(いあ)を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは!? 大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ディープラーニング周辺の知識はちょっとだけ齧ったことがあったので面白かったです。 テーマの消化のさせ方が斬新で良かった。
完全に表紙の一目惚れで買っちゃった! 少し難しいAIの学習に関する単語が出できたけれど、詳しく説明されていてとても良い学習になった。登場人物の名前が面白いものばかりなので楽しんで読むことが出来た!
とても面白い推理小説でした。 それと時々出てくる小説のタイトルの方が気になってきました。 実際にある本なら買って呼んでみたいと思うほどこの話を読んで思いました。 パソコンの用語?らしきものも時々言葉で出てきていてAIらしさではありませんがそんな感じが感じられるものでした。 これは続きが出てきそうな小...続きを読む説で続きが出てきたら是非読みたい小説でした。
表紙が綺麗という理由で購入。主人公の父親が殺害された事件から始まる。その息子が父の形見とも言える探偵AI相以と事件を解決する話。ライトな文体だが、トリックは本格的。面白かった。
人工知能の研究者が何者かに殺され、その息子の輔が自分の父によって作られた双子のAIの姉である刑事、もとい探偵のAI・相以と行動を共にし、その背後に妹である犯人のAI・以相を奪い暗躍するテロ組織『オクタコア』がいることを知り対決していくストーリーで、最初は全然ダメだった相以が事件を解決していく毎に成...続きを読む長し、輔との絆が深まっていくのが良かった。
“刑事”のAIと“犯人”のAIが開発されて 人工知能の精度を上げる為に 膨大な量の事件資料とか推理小説を ディープラーニングして 犯人と刑事として対立しながら成長していくから 表現通り双子そのまんまだし 機械だとはいっても人工知能だから 本当に人がいるように感じそう。 “刑事”のAIみたいに 謙虚...続きを読むに人と協力しようとされたら きっと可愛く感じるんだと思う。 それに 推理小説をディープラーニングして “刑事”から“探偵”へ肩書きが変わった時 記憶失くした?ってドキッとしたけど ちゃんと成長したと分かる場面でもあるから 結構好きな場面だった。 色んな難事件を解決する中で 身近な人の死の真相を調べたり “探偵”のAIと“犯人”のAIが対決したりするけど ふたりのAIの最終的な方向は 近い部分があるのか?と思うほど “犯人”のAIも悪い子じゃないかも? ふたりのAIはどんな事件を解決して どう成長していくのか どう関係性が変わっていくのか これからの展開が気になる。
早坂先生はこういうラノベ系のミステリが一番作風に合ってると思う AIの知識は最低限あるから面白く読めた。探偵役が完璧ではないっていうのも良い
密室ものとしても面白く、連作も上手くトリックに取り入れていたと思う。AI開発の歴史もキャラの成長にからめていて、理解しやすい。ミステリとしては倉知淳さんの雰囲気を感じた。コミカルな軽さで本格を包んだような作品。
とにかく面白かった。 特に好きだったのは、分かりやすく人工知能が成長するところを記していたところ。ま た右龍の狂い具合。 母親、普通に考えれば"教祖"という言葉は関連ずかない。しかし、この右の母親をみて母親も道を間違えると教祖に近い物になりうる可能があるということがわかった。正し...続きを読むい教育、適度に褻めたり叱ったりすることができていないと、将来まずいことになるのは想像できるだろう。大抵はぐれたり、捻くれたり、最悪の場合は犯罪に手を出すケースも少なくないだろう。右龍の場合は母親に冷たくされ、認められることなく育ったことから、母親に認められることだけが目的になっていて、全ての物事に対するやる気、理由がそれになっている。もうこれは一つの宗教に過ぎないのではないかと考えた。母親という教祖がいて、認められるために働け、そうすれば認められるかもしれない。これが胸糞悪く書かれていた。右はこの思想から抜け出せない。作中でも中途半端に終わっている。ここがなんとも心に残っていて忘れられなかった。夏油みたいに堕ちするなよ、、笑順番は逆になってしまったが、もう一つの気に入りポイントである人工知能の成長についても少し触れたい。私は人工知能が人間と同じく正確な感情を持つことができるという考えに賛同の気持ちを抱いていなかった。なぜなら、人間の感情をコピーして進化、データを増やしているだけで本当に理解きていないと思うからだ。しかし、ここでは人の死を知ることでわかる気持ちを人工知能が理解した。また最後の部分、人同士でさえも本当の心の中の言葉、思いはわからない、だから口からでる言葉で判断すれば良い。という考え方からも、小説上の仮想空間に過ぎないが、なんだか現実世界でも人工知能が人間のことを考えて言葉を選ぶ事ができるのではないかと思った。そして、人工知能はやっぱりすごい!!これからも上手に付き合って行きたい。 久しぶりに本を読んだが、とても良い時間を過ごした気がする。今度はこの本の作者の別の作品を読んでみようと思う!
人工知能の研究者だった父が密室で謎の死を遂げた。父が遺した「探偵」と「犯人」、双子のAIを巡って、高校生の息子・輔と探偵のAI・相以(あい)が悪の組織と本格推理対決を繰り広げる。 本書は人工知能科学と本格ミステリーを組み合わせた斬新な作品です。 本書の主要なテーマは、人工知能と人間の関係性で...続きを読むす。作中に登場するAIは、人間に似せて作られたものではなく、独自の思考や感情を持つ存在として描かれています。そのため、AIと人間は互いに理解しようと努力しながらも、時に衝突や葛藤を抱えることになるんですね。特に、探偵の相以と犯人の以相(いあ)は、同じ父親(創造者)から生まれたAI、いわば双子でありながら、正義と悪という対立軸に立っています。彼女たちは、自身の存在意義や目的を問いながらも、一方が犯人として、もう一方がそれを追う探偵として互いに敵対し続けます。 本書のおススメポイントは、以下の三つです。 第一に、本格ミステリーとしての完成度が高いことです。本書は、密室殺人放火事件や凶器はシマウマ事件など、奇想天外なトリックや設定を用いながらも、その解決法は合理的で説得力を持っています。また、作中では、「フレーム問題」や「シンボルグラウンディング問題」など、人工知能科学に関する専門的な知識も紹介されており、読者はAIの思考プロセスやアプローチの方法を追体験できます。さらに、探偵の相以と犯人の以相は、互いに手紙や電子メールで挑発しあったり、電脳空間で直接対決したりするなど、推理バトルが展開されるなど、こうした要素は、ミステリー好きな読者をワクワクさせてくれます。 第二に、ヒロイン(といってもAIなんですが)の魅力です。特にヒロインの相以は、自分が探偵だという自覚を持ちつつも、時には感情的になったり、負けず嫌いだったりと冗談を言ったりすることもあります。また、彼女は助手の輔や友人の美咲と仲良くなろうと努力するが、その際に見せる不器用さや素直さも可愛らしい。このように、人間らしさとAIらしさの狭間で揺れ動く複雑なキャラクターはAIということもあり新しいヒロイン像を提示しています。 本書は、人工知能という新しい存在がもたらす社会的・倫理的な問題を提示しつつも、その背後にある人間的な感情や欲望をしっかりフォローしていた探偵小説です。また、タイトルにもあるように、双子のAIは、古今東西の推理小説と推理漫画をディープラーニング(多層のニューラルネットワークによる深層学習)して推理と犯罪に関する知識を急速にアップデートしていきます。AIのアウトプットから、学習の元になった推理探偵作品がサラッと出てくるのも、推理小説マニアには嬉しいところです。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)
新刊情報をお知らせします。
早坂吝
フォロー機能について
「新潮文庫nex」の最新刊一覧へ
「男性向けライトノベル」無料一覧へ
「男性向けライトノベル」ランキングの一覧へ
しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人
アリス・ザ・ワンダーキラー~少女探偵殺人事件~
RPGスクール
メーラーデーモンの戦慄
殺人犯 対 殺人鬼
ドローン探偵と世界の終わりの館
犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)
VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)
「早坂吝」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex) ページトップヘ