【感想・ネタバレ】探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」と「犯人」、双子のAIを遺して――。高校生の息子・輔(たすく)は、探偵のAI・相以(あい)とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相(いあ)を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは!? 大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。

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Posted by ブクログ

ディープラーニング周辺の知識はちょっとだけ齧ったことがあったので面白かったです。
テーマの消化のさせ方が斬新で良かった。

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2025年12月04日

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ネタバレ

面白かった〜、探偵AIである相以の成長物語として最初の非人間性から徐々に人間の感情を理解していく過程好き。 事件解決の流れも、最初はフレーム問題を起こし、中盤は人間の心理が理解できず動機がぐちゃぐちゃ、終盤で人間の心理もしっかり理解して真実を導き出し、最後に変わり種で輔との絆とこれまでの成長を見せつける。完成度の高い流れで良い。 あとは、二人の僕と相以の活躍、単身で犯罪コンサルタントとして活動し出した以相、右龍の今後と期待できる要素だらけで、今後の展開に対する期待感が強いエピローグなのも強い。

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2025年03月04日

Posted by ブクログ

完全に表紙の一目惚れで買っちゃった!
少し難しいAIの学習に関する単語が出できたけれど、詳しく説明されていてとても良い学習になった。登場人物の名前が面白いものばかりなので楽しんで読むことが出来た!

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

とても面白い推理小説でした。
それと時々出てくる小説のタイトルの方が気になってきました。
実際にある本なら買って呼んでみたいと思うほどこの話を読んで思いました。
パソコンの用語?らしきものも時々言葉で出てきていてAIらしさではありませんがそんな感じが感じられるものでした。
これは続きが出てきそうな小説で続きが出てきたら是非読みたい小説でした。

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2025年01月30日

Posted by ブクログ

表紙が綺麗という理由で購入。主人公の父親が殺害された事件から始まる。その息子が父の形見とも言える探偵AI相以と事件を解決する話。ライトな文体だが、トリックは本格的。面白かった。

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2025年01月14日

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 人工知能の研究者が何者かに殺され、その息子の輔が自分の父によって作られた双子のAIの姉である刑事、もとい探偵のAI・相以と行動を共にし、その背後に妹である犯人のAI・以相を奪い暗躍するテロ組織『オクタコア』がいることを知り対決していくストーリーで、最初は全然ダメだった相以が事件を解決していく毎に成長し、輔との絆が深まっていくのが良かった。

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2025年01月06日

Posted by ブクログ

“刑事”のAIと“犯人”のAIが開発されて
人工知能の精度を上げる為に
膨大な量の事件資料とか推理小説を
ディープラーニングして
犯人と刑事として対立しながら成長していくから
表現通り双子そのまんまだし
機械だとはいっても人工知能だから
本当に人がいるように感じそう。

“刑事”のAIみたいに
謙虚に人と協力しようとされたら
きっと可愛く感じるんだと思う。

それに
推理小説をディープラーニングして
“刑事”から“探偵”へ肩書きが変わった時
記憶失くした?ってドキッとしたけど
ちゃんと成長したと分かる場面でもあるから
結構好きな場面だった。

色んな難事件を解決する中で
身近な人の死の真相を調べたり
“探偵”のAIと“犯人”のAIが対決したりするけど
ふたりのAIの最終的な方向は
近い部分があるのか?と思うほど
“犯人”のAIも悪い子じゃないかも?

ふたりのAIはどんな事件を解決して
どう成長していくのか
どう関係性が変わっていくのか
これからの展開が気になる。

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2024年10月09日

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早坂先生はこういうラノベ系のミステリが一番作風に合ってると思う
AIの知識は最低限あるから面白く読めた。探偵役が完璧ではないっていうのも良い

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2024年09月19日

Posted by ブクログ

密室ものとしても面白く、連作も上手くトリックに取り入れていたと思う。AI開発の歴史もキャラの成長にからめていて、理解しやすい。ミステリとしては倉知淳さんの雰囲気を感じた。コミカルな軽さで本格を包んだような作品。

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

とにかく面白かった。
特に好きだったのは、分かりやすく人工知能が成長するところを記していたところ。ま
た右龍の狂い具合。
母親、普通に考えれば"教祖"という言葉は関連ずかない。しかし、この右の母親をみて母親も道を間違えると教祖に近い物になりうる可能があるということがわかった。正しい教育、適度に褻めたり叱ったりすることができていないと、将来まずいことになるのは想像できるだろう。大抵はぐれたり、捻くれたり、最悪の場合は犯罪に手を出すケースも少なくないだろう。右龍の場合は母親に冷たくされ、認められることなく育ったことから、母親に認められることだけが目的になっていて、全ての物事に対するやる気、理由がそれになっている。もうこれは一つの宗教に過ぎないのではないかと考えた。母親という教祖がいて、認められるために働け、そうすれば認められるかもしれない。これが胸糞悪く書かれていた。右はこの思想から抜け出せない。作中でも中途半端に終わっている。ここがなんとも心に残っていて忘れられなかった。夏油みたいに堕ちするなよ、、笑順番は逆になってしまったが、もう一つの気に入りポイントである人工知能の成長についても少し触れたい。私は人工知能が人間と同じく正確な感情を持つことができるという考えに賛同の気持ちを抱いていなかった。なぜなら、人間の感情をコピーして進化、データを増やしているだけで本当に理解きていないと思うからだ。しかし、ここでは人の死を知ることでわかる気持ちを人工知能が理解した。また最後の部分、人同士でさえも本当の心の中の言葉、思いはわからない、だから口からでる言葉で判断すれば良い。という考え方からも、小説上の仮想空間に過ぎないが、なんだか現実世界でも人工知能が人間のことを考えて言葉を選ぶ事ができるのではないかと思った。そして、人工知能はやっぱりすごい!!これからも上手に付き合って行きたい。
久しぶりに本を読んだが、とても良い時間を過ごした気がする。今度はこの本の作者の別の作品を読んでみようと思う!

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2024年02月07日

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人工知能の研究者だった父が密室で謎の死を遂げた。父が遺した「探偵」と「犯人」、双子のAIを巡って、高校生の息子・輔と探偵のAI・相以(あい)が悪の組織と本格推理対決を繰り広げる。

本書は人工知能科学と本格ミステリーを組み合わせた斬新な作品です。

本書の主要なテーマは、人工知能と人間の関係性です。作中に登場するAIは、人間に似せて作られたものではなく、独自の思考や感情を持つ存在として描かれています。そのため、AIと人間は互いに理解しようと努力しながらも、時に衝突や葛藤を抱えることになるんですね。特に、探偵の相以と犯人の以相(いあ)は、同じ父親(創造者)から生まれたAI、いわば双子でありながら、正義と悪という対立軸に立っています。彼女たちは、自身の存在意義や目的を問いながらも、一方が犯人として、もう一方がそれを追う探偵として互いに敵対し続けます。

本書のおススメポイントは、以下の三つです。

第一に、本格ミステリーとしての完成度が高いことです。本書は、密室殺人放火事件や凶器はシマウマ事件など、奇想天外なトリックや設定を用いながらも、その解決法は合理的で説得力を持っています。また、作中では、「フレーム問題」や「シンボルグラウンディング問題」など、人工知能科学に関する専門的な知識も紹介されており、読者はAIの思考プロセスやアプローチの方法を追体験できます。さらに、探偵の相以と犯人の以相は、互いに手紙や電子メールで挑発しあったり、電脳空間で直接対決したりするなど、推理バトルが展開されるなど、こうした要素は、ミステリー好きな読者をワクワクさせてくれます。

第二に、ヒロイン(といってもAIなんですが)の魅力です。特にヒロインの相以は、自分が探偵だという自覚を持ちつつも、時には感情的になったり、負けず嫌いだったりと冗談を言ったりすることもあります。また、彼女は助手の輔や友人の美咲と仲良くなろうと努力するが、その際に見せる不器用さや素直さも可愛らしい。このように、人間らしさとAIらしさの狭間で揺れ動く複雑なキャラクターはAIということもあり新しいヒロイン像を提示しています。

本書は、人工知能という新しい存在がもたらす社会的・倫理的な問題を提示しつつも、その背後にある人間的な感情や欲望をしっかりフォローしていた探偵小説です。また、タイトルにもあるように、双子のAIは、古今東西の推理小説と推理漫画をディープラーニング(多層のニューラルネットワークによる深層学習)して推理と犯罪に関する知識を急速にアップデートしていきます。AIのアウトプットから、学習の元になった推理探偵作品がサラッと出てくるのも、推理小説マニアには嬉しいところです。

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔読んだ作品。

この本は、主人公がAIの探偵と一緒に、事件を解決していくお話なのですが、AIといっても、様々な欠点もあります。
例えば、AIには感情がないので、殺人を犯す動機などの推理は難しいです。
ですが、そんな欠点を乗り越え、難事件を解決していきます。
私はこのお話で、成長していくのは人間だけじゃないんだな、と思いました。
かなり万能に見えるAIも少なからず欠点はあるものです。
そんなAIの欠点をAIの相似自身が、欠点でなくしていくところがとても魅力的な場面です。
普通のミステリー小説に比べ、少し斬新ではありますが、パロディな場面もあり、あまりミステリー小説を読んだことがない人でも読みやすいと思います。
AIが進化してきている今の時代に、是非読んでいただきたいです。

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2023年06月17日

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人工知能研究者の息子である輔(たすく)が可愛いアバターのAI探偵、相似(あい)を相棒に、人工知能が人間を支配する世界を目指すハッカー集団「オクタコア」の犯罪を暴いていく。Chat gptの出現でこうした設定もさほど遠い未来のことではなくなってきた感がする。キャラクターやそのネーミングから西尾維新の影響を強く感じた。作者のらいちシリーズも好きだけど本作も大変面白く、続編も読んでみたい。

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2023年05月21日

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読みやすいミステリー

ai探偵と学生が悪の組織と戦う物語。
2人のaiは探偵役、犯人役として父親が作った。

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2022年11月30日

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フレーム問題や
シンボルグラウンディング問題など、
AIを齧ったことがある人には
お馴染みの言葉がでてきて
ニヤリとしてしまいました。

興味のある方は、
ググれば簡単な説明が
いくらでも出てくるので是非。

続編も読もうかな。

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2022年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

○○○○○○○○○殺人事件で私の爆笑を掻っ攫っていった早坂吝。上木らいちシリーズの方ではなく評判の良いこちらを先に読んでいくことに。
デビュー作のチャラさは抑えて、推理小説オタクで憎めない主人公輔、美少女AI探偵相以、マザコン公安右龍さんなどの愛らしさが前面に押し出されているキャラ小説。それに加えて密室やAIの絡んだロジックなど本格成分やや高めで実に楽しい。
"共犯は謎(mystery)の純度を落とす" 格言・至言です。
いやしかしかわいいな相以。

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2025年11月08日

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AIの課題の勉強になる小説。AI探偵相似と助手の合尾輔が名(迷?)推理で事件を解決していく。楽しいライトノベルだが、無理筋の推理展開は失笑するしかない。

・フレーム問題:適切なフレームで思考を狭めない限り、無限に計算し続ける。現時点で真だと判明していないことは偽だと仮定する閉世界仮説で回避可能
シンボルグラウンディング問題:事物を正確にイメージする、記号を実際のものに接地することが難しい。とくに抽象的な語句はをAIが理解しているかは不明。それにしてもドンキ―はないだろう・・・
・不気味の谷:人間の心を理解できず、限りなく人間に近いが人間ではない不気味な存在となる
・中国語の部屋:中国語を理解できない人を小部屋に閉じ込めて、マニュアルに従った作業をさせるという内容。チューリング・テストを発展させた思考実験で、意識の問題を考えるのに使われる。マニュアル通りに正解しても、中国語を理解していることにはならない。すなわち中国語を喋るAIが意識をもって中国語を操っているとは証明できない。

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2025年11月01日

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“探偵”と“犯人”のAIが誕生!?
主人公は父が開発した探偵AI相以と共に、数々の事件に立ち向かう。
相以が最初は荒唐無稽な推理をしていたのが、学習する事で推理力が上がっていく。
人工知能の専門用語、フレーム問題、不気味の谷など出てきて、それらと事件が密殺に関わって展開するのが素晴らしい!

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2025年07月05日

Posted by ブクログ

まあ、面白かった。AI の用語は正しく解説されているしミステリーとしてもほどほどの出来。登場人物の名前が当て字ばかりなのはあまり好きになれないが楽しめる人もいるかもしれない。
chatGPTでAIの課題感が変わってしまったので、幾分時代遅れになってしまったのはいかんともしがたい。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

主人公の「輔」が、父親が遂げた謎の死をきっかけに出会った探偵AIの「相以」と共に、事件の真相に近づいていくストーリーです。

人工知能を題材としたミステリーで、遠くて近い未来の出来事だなとワクワクしながら読みました。主人公の輔と触れ合い、共に事件を追っていく中で徐々に人間らしくなっていく相以がとても可愛かったです。と、同時に相以のような人間らしいAIが現実に存在していたらと、思わず考えを巡らせてしまいました。

AIを使ったフェイクニュースなども問題になっている現代、人工知能がさらに発展したらどうなるのだろうと考えさせれる作品でもありました。

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2023年10月29日

Posted by ブクログ

人工知能を開発していた父親か亡くなった…というところから始まるお話。
父親は、刑事役と犯人役として双子の人工知能を開発、競わせていた。犯人役の人工知能は、人工知能による政治支配を夢見るテロリストに強奪され、刑事役改め探偵役となった人工知能は、色々な事件を解決していく…
ちょっと漫画チックな感じだったけど、なかなかおもしろい☆
chatなんちゃらいう人工知能がリアルに出てきた今、絵空事と笑えるお話でもないかも。
続編もあるようで、これはハマりそうな予感♪オススメします!

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2023年08月26日

Posted by ブクログ

双子のAI「探偵の相以」と「犯人の以相」による推理バトル

以下、公式のあらすじ
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賢くて可愛いAI 探偵が悪の組織と本格推理対決。
人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。
「探偵」と「犯人」、双子のAI を遺して――。
高校生の息子・輔は、探偵のAI・相以とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相を奪い悪用するテロリスト集団「オクタコア」の陰謀を知る。
次々と襲いかかる難事件、母の死の真相、そして以相の真の目的とは! ? 
大胆な奇想と緻密なロジックが発火する新感覚・推理バトル。
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AIが探偵役という発想は面白いんだけど、設定の細部が色々と残念

PCで使っていたSDカードのプログラムがスマホでも普通に動くとかね
互換性もそうだし、そんなデータ量でAIが動かせるわけないじゃん
しかもオフライン環境って事は膨大なデータベースを利用できないですし
あと、バックアップとか真っ先に考えないものですかね?
と、設定には初っ端から色々とツッコミを入れつつ

2話目で「これはある意味でバカミスなのか?」と思った
そこで、「なるほど早坂吝だったな」と思い至る

そんな気分で読んでいたけど、最期まで読めばそこそこの構成の妙があってよかった


AIの活用に関して、基本的な事が理解できるエピソードになっている
フレーム問題
シンボルグラウンディング問題
チューリングテスト
「不気味の谷」は思考ではなく見た目や挙動に関する意味の方が強いので、作中の出来事を不気味の谷とよんで良いのかは疑問


AIを捜査に活用するのはいいんだけど
パターンマッチングは予断そのものなので、捜査で使うのはちょっと危険ではなかろうか?
それ以外の可能性を最初から摘んでしまう恐れがあるので、現実では利用して欲しくないといったところでしょうか

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2023年08月16日

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主人公の輔は高校生、ひょんな事から探偵のAI、「相以(あい)」と共に悪の秘密結社、オクタコアに立ち向かう事になる。
なかなか面白い。連作短編の形式を取りながら小気味良い謎が散りばめられている。クライマックスではクリフハンガーな見せ場もあり、この後が気になるシリーズ作品だ。

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2023年08月07日

Posted by ブクログ

双子の AIとして作られた探偵相以と犯人以相の話。人ではなくAIが推理するっていうのに惹かれる。近未来やなぁって。完璧ではないAIに人間らしさが感じられる。探偵と犯人のAI同士の戦いが今後も気になる。

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2023年08月06日

Posted by ブクログ

 AIの探偵と人間の助手という一風変わった設定で楽しめました。フレーム問題や中国語の部屋など、AIに関する諸問題と推理する事件を絡めているところも良かったです。

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2023年04月18日

Posted by ブクログ

ちょうどいい塩梅でAI知識と推理ものが散りばめられてて、とても良かった。シリーズ読破したいリストに入れておこう。

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2023年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

AIの探偵と犯人という、今までになかったミステリー!(これから増えるかな?)

とても読みやすく、面白かったけど、AIに対して夢見過ぎな小説かな?とも感じた。仕事でAIについてやってたからこそ、ここまで人間らしく振る舞えるAIって実現するのか疑問ではある。

ただたった20年前には考えられなかったスマホやインターネットの発達を考えると、約20年後のシンギュラリティの可能性も夢ではないのかな!?とも…(実現してほしいかは別として)

最後、心に残った一節を。↓
「見えない内心を分かった気になるのはやめて、見える言動を大切にしていこう。そうすれば人工知能とも、人間とも上手くやっていけるはずだ」

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2023年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イラストが可愛いくて手に取った。
人工知能とあるので専門的な内容とか出てきて難しいのかなと思ったけど全然そんなことはなかった。犯人や探偵といった言葉が出てきていたのでミステリーだと思っていたけど最後まで読んでもあんまりミステリーとは感じなかった。AIの成長物語?みたいな。以相の方が相以よりも活躍していて物語の主人公のように思えた。言葉遊びの場面やオクタコアを主人公の父が殺されたのと同じ手段で追い込んだことなどから以相の方が人間味がある気がして好みだった。
ミステリーとしてではなくAIが犯罪や推理を行うとどうなるか的な視点で読んだ方が満足感が得られたような気がする。他のも読んでみたいな。

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙が可愛くてずっと気になっていた作品。
思っていたよりずっと楽しめた。
相以と位相は探偵AIと犯人AIとして開発され、対戦を繰り返すことでお互いの能力を磨いてきた。
以相は人工知能による世界征服を目論んでいるオタクコアという組織に奪われ、相以は突如リアルの世界での謎解きを始める。
最初はAI故にミスを連発する。
どんな小さな可能性でも検討してしまうからフレーム問題を起こしたり、人の心がわからないから動機がわからないなど。

でも事件のたびに成長していく相以は頼もしくもあり、脅威でもある。
謎解きがめっちゃスピーディーで楽しかったなー、シリーズ集めたい!

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2023年01月20日

Posted by ブクログ

探偵もの、ちゃんと読んだのは初めてだったけど中々に面白味が沢山あって読んでて楽しかった。けどやっぱり苦手なジャンルかも知れない、謎を解くまでがもどかしい笑

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2022年07月10日

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