早坂吝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“刑事”のAIと“犯人”のAIが開発されて
人工知能の精度を上げる為に
膨大な量の事件資料とか推理小説を
ディープラーニングして
犯人と刑事として対立しながら成長していくから
表現通り双子そのまんまだし
機械だとはいっても人工知能だから
本当に人がいるように感じそう。
“刑事”のAIみたいに
謙虚に人と協力しようとされたら
きっと可愛く感じるんだと思う。
それに
推理小説をディープラーニングして
“刑事”から“探偵”へ肩書きが変わった時
記憶失くした?ってドキッとしたけど
ちゃんと成長したと分かる場面でもあるから
結構好きな場面だった。
色んな難事件を解決する中で
身近な人の死の真相を調 -
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ネタバレ前作から約3年ぶりとなる、『探偵AIのリアル・ディープラーニング』シリーズ第4弾が到着した。今回のメインテーマは、AIというよりVRか。
探偵のAI「相以(あい)」と助手の輔(たすく)のコンビが、世界初となるフルダイブ型VRに挑む。その性能は、現実世界のVR技術とは比較にならない。VR内の館では、ゲームの参加者を始め、あらゆる物が浮遊していた。
相以と輔を含む参加者には、それぞれに魔法が割り当てられた。浮遊感の謎を解く推理バトルがスタートする。VR内とはいえ、初めて肉体を得た相以は嬉しそうだが、いきなり物騒な最速クリア法を提案し、おいおいおいおい…。
VRゲーム内で殺人事件が発生 -
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人工知能AIの探偵・相以(あい)とその助手・輔(たすく)が、犯人のAI・以相(いあ)と対決する本格ミステリーの第三弾。今回の舞台は、雪山にある奇妙な館「四元館(よんげんかん)」です。そこに住む四元(よつもと)一族は、以相が開催した犯罪オークションに関わっており、次々と不可思議な変死事件に見舞われます。相以と輔は、以相の殺意の連鎖を止めるために、わずかな手がかりから事件の真相に迫っていきます。しかし、彼らを待ち受けるのは、前代未聞の「犯人」と、驚くべき真実でした。
本書のテーマは、人工知能の可能性と限界、そして人間との関係性です。相以と以相は、同じ研究者によって作られたAIですが、その性格や -
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とにかく面白かった。
特に好きだったのは、分かりやすく人工知能が成長するところを記していたところ。ま
た右龍の狂い具合。
母親、普通に考えれば"教祖"という言葉は関連ずかない。しかし、この右の母親をみて母親も道を間違えると教祖に近い物になりうる可能があるということがわかった。正しい教育、適度に褻めたり叱ったりすることができていないと、将来まずいことになるのは想像できるだろう。大抵はぐれたり、捻くれたり、最悪の場合は犯罪に手を出すケースも少なくないだろう。右龍の場合は母親に冷たくされ、認められることなく育ったことから、母親に認められることだけが目的になっていて、全ての物事に対 -
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人工知能の研究者だった父が密室で謎の死を遂げた。父が遺した「探偵」と「犯人」、双子のAIを巡って、高校生の息子・輔と探偵のAI・相以(あい)が悪の組織と本格推理対決を繰り広げる。
本書は人工知能科学と本格ミステリーを組み合わせた斬新な作品です。
本書の主要なテーマは、人工知能と人間の関係性です。作中に登場するAIは、人間に似せて作られたものではなく、独自の思考や感情を持つ存在として描かれています。そのため、AIと人間は互いに理解しようと努力しながらも、時に衝突や葛藤を抱えることになるんですね。特に、探偵の相以と犯人の以相(いあ)は、同じ父親(創造者)から生まれたAI、いわば双子でありな -
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ネタバレ昔読んだ作品。
この本は、主人公がAIの探偵と一緒に、事件を解決していくお話なのですが、AIといっても、様々な欠点もあります。
例えば、AIには感情がないので、殺人を犯す動機などの推理は難しいです。
ですが、そんな欠点を乗り越え、難事件を解決していきます。
私はこのお話で、成長していくのは人間だけじゃないんだな、と思いました。
かなり万能に見えるAIも少なからず欠点はあるものです。
そんなAIの欠点をAIの相似自身が、欠点でなくしていくところがとても魅力的な場面です。
普通のミステリー小説に比べ、少し斬新ではありますが、パロディな場面もあり、あまりミステリー小説を読んだことがない人でも読みや