早坂吝のレビュー一覧
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【前代未聞のタイトル伏せ字作品】
8個の◯の中に入る「ことわざ」が分かればこの事件のトリックが分かるという、世にも奇妙な「タイトル当て」ミステリー。
ここまでならとてもワクワクするが、早坂吝(はやさか やぶさか)という人を食ったような作者のペンネームからも分かる通り、本作は一筋縄ではいかない。
ラストで明かされるエラリークイーンも助走つけて殴るレベルのどんでん返しと、そこから導き出される「誰でも知っている」ことわざの正体に、本をぶん投げたくなること間違いないだろう。
趣向としてはとても面白いが、この「真相」がゆえに勧められる人が極めて限られるという致命的な欠点を持つ作品。読後感は…たぶん悪い -
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ネタバレ今作はつまみぐいでなく、シリーズを通して読むことをおすすめします。込み入った特殊設定ミステリが好きな方は読むべきでしょうね。
【以下未読の方は読まない方がいいかな】
私はとあるヒントから、話の大オチについては頭のほんのほんの片隅にあったんですよ。しかし、ダミーが抜群によく出来ていて(フォースすごい!)、完全にその可能性が脳内から消え去っていたんです。もうここまでやってくれたらスタンディングオベーション。『四元館』『しおかぜ市』に続き、今年も優れた「超本格」を生み出した早坂先生に今後も注目です。何気に1番の衝撃は作者が文学部出身ということ。いやしかし偏見は良くないな。 -
Posted by ブクログ
ある意味伝説のデビュー作後1作目
1作目よりさらに賛否両論だろう2作目
怒るならまだしも壁にぶん投げる人すらいると思う
僕は(まあ、最後はどうかと思うが)涙とよだれと拍手で今後も買いますと誓った
ただ、短編集なんだけど1つだけ化け物級のがまざっているのです。本格ミステリです(おい、怒るなよ)天才です。これだけは真面目なミステリ読者も絶対に認めないといけないですよ、タイトル言ったらこれかと警戒して読まれるので言わないけど、騙されなかった人はマジ変態だと思います、友達になってください。一体どんな私生活おくってんすか
ぼ、ぼ、ぼくはだまされたからねっ(いやまじで) -
Posted by ブクログ
ネタバレここまでの2作の傾向からすると「下ネタに絡めたメイントリック」が特色のように思えるけれど、今作は「性行為の最中に相手にバレないように絞殺していた」という比較的平易なものになっている。むしろ本作の特色は、多重に仕掛けられている叙述トリック、というところにあるのだろう。
幾つかの叙述トリックの中でも、メインとなる東京か埼玉かの問題はあからさまで執拗で(鬱陶しいくらい)気づかない人はいないだろうし、それに連動して禿げかつらのトリックにも気づくのは容易だろう。名前のトリックもかなり露骨なのでなにかあるなとは思える。一方で春日部とらいちがそっくりだったところ(普段を髪型が違って色仕掛けが通用しなかった) -
Posted by ブクログ
ネタバレ叙述トリック部分がわざわざご丁寧に太字で書かれているので「実は高齢者?」「実は男?」「実は人間じゃない?」とか想像しながらも「でもそれってありふれてるし、しかもそれを太字にしちゃったらバレバレじゃない?」と違和感がありつつ読み進めていくとラストの考察パートが面白い。
それでいて一つ一つの作品も、なんだか驚いたような驚いてないような、感心するようなしないような絶妙なトリックで終始力が抜ける仕上がりになっている。
採用する記述組み合わせを変えることで多様な真相が生まれる、というのは、後期クイーン問題に対する解答の変奏と言えるし、その結果意味不明な世界観の解答がたくさん生み出されるので変な解答編好き