早坂吝のレビュー一覧
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一見すると眉をひそめたくなるような描写があとになって効いているのが早坂さんの持ち味。それに加えて、ヒントはあったのにまんまとやられた、ってことが多くて、これそミステリの醍醐味という感じ。Posted by ブクログ
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〇8のらいち続編
ずっと気になっていたがようやく読めた
シリーズ4作目まで積読状態
正直〇8の内容は記憶に…
内容は期待通り、いや期待以上だった
個人評は満点に近い
逆に次作から大丈夫かと心配してしまうほど技を出し切ってるなと思わされた
筆者によるあとがき、深水の解説も良い
読みながらだいぶ加...続きを読むPosted by ブクログ -
楽しい。
もはや、推理とか真犯人は誰?とか、動機は?
クローズドサークルでのとか言ってる場合じゃない。そもそも、騙されないぞなんて、この早坂さんの本を前にして思ったことなんてない。
これだけやらかされたら、笑うしかない。Posted by ブクログ -
前作の『○○○○○○○○殺人事件』は面白かったけど超くだらない作品だったから今回もそうなんだろうな…と思って読んだが
…おや?
相変わらず下品だけど意外と本格ミステリとしてちゃんとしている。
…と思わせてやっぱり最後にやってくれた。
いやもう発想力がえげつない。
どうやったらこんなん考えつくんだ。...続きを読むPosted by ブクログ -
後半、wwwの描写が多すぎて、ちょっと読みにくかったが、トリック的には緻密で、読み終わった後、何度も読み返して、男女だったり左右だったりを確認した。読者の思い込みを上手く利用しててすごい!Posted by ブクログ
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ミステリーというジャンルは、殺人事件が発生するものが圧倒的多数である。ろくでもない人間が、ろくでもない理由で人を殺す。殺人という行為をあまりにも軽く描くきらいはあるし、少なくとも「良書」とは言えないよなあ。
と、『殺人犯 対 殺人鬼』の感想に書いたのだが、早坂吝はまたまたろくでもない作品を世に...続きを読むPosted by ブクログ -
通算1300冊目。2022年1冊目。
シリーズ第三弾。AIの探偵と犯人が存在している世界なのだから、こんな前代未聞の真相も当然あり得るのです。勿論、最初は空いた口が塞がらなかったですが。ぶっ飛んだ発想を力業で押しつけてきてから、搦手で納得させてくるのがこの人は本当に巧いなと。素晴らしい「館」ミステリ...続きを読むPosted by ブクログ -
解決編の途中までは、うわぁ……ってテンションで読んでた。
誘電エラストマーで出来た家と言われましても……って。
でもそこからが本番だった。
犯人は実は家のAIで、家自体が犯人でした!
家に閉じ込められてしまったけど、水平線効果を利用して助かりました!
いやー、最高。
特殊素材で作られた家という...続きを読むPosted by ブクログ -
現代ならではのテーマにからめた、館ものとしての可能性が広がる作品。いわゆる「新本格」の時代から確実に一歩踏み出したと感じる。Posted by ブクログ
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面白かった...。アリスの世界観というか特殊設定下のミステリをこれでもかと詰め込みつつ、ラストの畳み方が非常に良かった。伏線とはこうやって張るもの、というお手本のような...。
一般的なミステリを求めてるとちょっと違うかもしれないが、遊び心に溢れた良い一冊だった。こういうの好き。Posted by ブクログ