【感想・ネタバレ】誰も僕を裁けないのレビュー

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上木らいちシリーズ3作目。
いやー、面白い!!
実にお見事でした。
どんどん謎解きのクオリティとエロさが増しています。
すっかりファンになってしまいました。

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2024年02月04日

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面白い★5 下ネタバカミスが本気を出すとここまで面白い、バランスが取れた傑作 #誰も僕を裁けない

高校生である主人公はひょんなことからお嬢様と知り合いになる。彼女から大人の関係を誘われ、二人は愛欲におぼれていく。しかし禁じられた交わりがばれてしまい、彼は現行犯逮捕されてしまう。
一方、援交探偵の上木らいちのもとに、大企業の社長から手紙が届く。メイドとして働いてくれないかという依頼だ。らいちが社長宅につくと、いまにも〇りそうな、そして殺人事件がおきそうな怪しげな館だった。

二つのストーリーがどうなっていくのか楽しみでしたが、なんとこういうことですか~
しかも二重三重にも仕掛けられた伏線、仕掛けが最高すね。よくぞここまで奇想天外のトリックを成立させましたね、素晴らしいと思います。

そして要所要所で見られる、小粋なバカっぷり&エロさ加減も健在で、爆笑させていただきました。それでも本格ミステリーとしてはしっかりしていて、今回かなりうなされましたよ。

上木らいちシリーズは3作目ですが、本作はなによりバランスがいい。
バカやエロばっかりに寄せるのではなく、1つの小説として整っていてキレイ、あまり知られていない名作だと思いました。みんな読みましょう!
多少文章が荒い部分もある気もしますが、むしろ話がすんなり入ってくるので、問題ないと思いました。

相変わらず女子にはおすすめしづらいのが難点ではありますが、★5のレベルはあると思います。超おすすめの一冊です!

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2022年04月28日

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楽しみにしていたのだが、期待以上だった。
まず、ミステリーとしては叙述トリックを利用した二つの話の繋げ方はもちろんだが、やはりアリバイトリックに驚かされた。
これぞエロミスの真骨頂。エロとミステリーの絡め方があまりにも巧すぎる。

そして、
「本格のルールが現実社会のルールをも侵食」
という言葉がとても印象に残っている。

ミステリーの中にしか出てこないようなトリックによって、まるで本格ミステリーの「フェアかアンフェアか」を問うてるかのような現実社会のルールの穴が浮き彫りになる。

エロとミステリーの絡め方、ミステリーと社会派の絡め方、どちらも非常に鮮やか。
少々ラノベ的な雰囲気はあるが、一人一人の登場人物も面白く、解決編が少し説明的すぎる気はするものの、全体的には中弛みせずにノンストップで読め、数々の伏線(もちろん初読では気づかないが)もしっかり回収されている。
「人」と「場所」、二つの叙述トリックもしっかり騙された。
やはりあのアリバイトリックのような、"まるっきり新しいトリック"を味あわせてくれるのが早坂吝さんの小説の醍醐味だと改めて感じた。 

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2021年07月11日

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う~ん最高に面白かった。      
本格社会派エロミステリー。     
もっとエロ描写を充実させてくれればもっと最高だった。     
う~ん特に言うことが無いくらいにはよくできた面白いミステリーだった。

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2018年10月07日

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ネタバレ

シリーズ3作目

露骨なまでに〇る館の謎にミスリードしておいて本ネタは犯行現場の所在地誤認、人物誤認、さらに法と条例を絡めた社会派ミステリとはね

まあ、やられますわな
タイトルも良いです

シリーズキャラの関係性にも微妙な変化が

前作と続けて読んだので全体的に遊びが控えめに感じ満点に及ばず4.5くらい

総合的な感想でもやはり前作の方が上かな

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2023年12月21日

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ネタバレ

エロと社会派の大融合!! 従来の下ネタはもちろん、未成年犯罪の法解釈と館の大物理トリック。 バカミス作家は各々に特徴あっていい感じだなぁ。

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2023年06月04日

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ネタバレ

今回もエロミステリでした(前2作よりはマシ?)。
ただ、これまで以上に本格寄りでかなり好みでした。
見取図、他視点進行…場所に関するオチは想像通りでニヤリとしましたが、人物に関する叙述トリックは見抜けず、そういうことか、とびっくり。
終わって見れば、あまりエロくないのも伏線だったとは…。
本格らしい仕掛け、伏線回収の鮮やかさ、いずれも最高だけど、クセが強すぎてオススメしにくい。笑

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2022年01月27日

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上木ライチシリーズ3弾!

トリック、見破れそうで、騙された!
エロミスっていうジャンルが
油断させるンですかね?笑

それでも、面白かったですね。
上木ライチシリーズ、もっ読みたく
なりました。

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2021年10月01日

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タイトルから、冤罪関係の話かなと思いながら、読み始めました。
物語は、シリーズ主人公の上木らいちと、本作品の中心人物である戸田公平の視点とが切り替わる構成で進んでいきます。
文書量的には、それほど変わらないはずなのに、上木らいちの活躍が薄く感じられました。
実際に、戸田公平は殺人事件の容疑者として扱われはするのですが、「誰も僕を裁けない」が意味するところは、予想していたものとはかなり異なっており、なるほどと思わせるものでした。
舞台となる東蔵邸の図を見たら○りそうだというのは多くの人が予想できると思うが、それによりプラスアルファの要素が加わることに感心しました。

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2021年07月17日

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『虹の歯ブラシ』に続き、早坂作品三作目。らいちシリーズ、第三弾。相変わらずのエロミスで面白かったw まさかある実在する法に因って結末が齎されるとは…今までにない作品、読後タイトルの秀逸さに驚愕。星四つ。

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2021年01月15日

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この作者の頭を覗いてみたいくらいに頭が良いなと感銘を受けた。らいちを始め、登場人物にとても魅力がある。名前が地名なのも、印象が残りやすくて良い。あまり印象に残らないと戻って人物像を回想するのに時間がかかるし。単なる推理小説ではなく、しっかりストーリー性もある。
少し時間を置いて再読したいと久々に思った作品。

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2019年02月07日

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まさかの館物ミステリ。
エロい探偵社が活躍する話。
罰則のない犯罪、なるほどね、大麻とかでもそんなのがあったなぁ。

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2018年08月05日

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ネタバレ

エロミス。早坂吝のトリックは読者の意表をついたぶっ飛んだものばかりで見当をつけることをいつも諦めてるんだけど、今回はエロは出てきたけど(らいちのエロが少ないのはやや不満)、館モノとかトリックとしてはありきたりというかどんでん返しがなくて逆にびっくりした。身構えすぎた私が悪かった?らいちと戸田の視点の章があってそれぞれの関係が不明で、どう読者が騙されてるのかわからなかったけど、最後にこんなところに繋がってくるのねと。らいちはおさげにするだけでそんなに魅力なくなっちゃうわけではないと思うんだけど。。
作者後書の「現実に向かって特大のクソを投げつけるような小説」という表現で笑ってしまった

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2023年04月04日

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内容(「BOOK」データベースより)

援交少女にして名探偵・上木らいちの元に、「メイドとして雇いたい」という手紙が。しかし、そこは異形の館で、一家を襲う連続殺人が発生。一方、高校生の戸田公平は、深夜招かれた資産家令嬢宅で、ある理由から逮捕されてしまう。らいちは犯人を、戸田は無実を明らかにできるのか?エロミス×社会派の大傑作!

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2020年04月09日

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ネタバレ

援交探偵シリーズ第3弾。
大掛かりな新本格的な館ものと見せ掛けて、実は…

以下ネタバレ
法律的な意味においてタイトルは嘘偽りがない。
ただし、タイトルは殺人ではなく淫行という法律ではなく条例によって規制される行為に対してである。
各都道府県によって制定される条例に関する矛盾が引き起こす悲喜劇。
ーマとしては非常に興味深く、本来の意味とは異なるかもしれないが非常に楽しめた。
個人的には、援交探偵シリーズでは一番好きな作品である。

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2020年01月28日

Posted by ブクログ

淫行と殺人、2つの物語が絡み合う本格ミステリー。
毎度のことながら、小説ならではのトリックをちりばめてどんでん返しを仕掛けてくるのはなかなか巧み。
らいちのキャラはどんどん憎めない感じになってきた。援交探偵シリーズもちゃんと続いていく予感。

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2018年08月17日

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