早坂吝のレビュー一覧

  • 誰も僕を裁けない

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    ワクワクさせる硬派なタイトルたが、いつも通りのらいちシリーズ
    真相が血気盛んな中学生の妄想みたいなトリックで大変笑えたけれど作者は早大卒である
    物語のサイド部分、外し方が今までの著者になかったタイプだったので興味深い作品だった
    今となっては拡大が「しおかぜ」だったのかなと思う

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    2025年08月23日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    探偵AIシリーズ2作目、今回は犯人IA寄りの物語。前作は連作短編集でAIの思考回路問題などと事件を上手に絡めていたのが、今作ではそこまでAI感がないように感じた。
    ただトリック自体は大技、小技を上手に組み合わせて上手く長編として落とし込んでおり好印象。

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    2025年07月06日
  • 探偵AIのリアル・ディープラーニング(新潮文庫nex)

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    “探偵”と“犯人”のAIが誕生!?
    主人公は父が開発した探偵AI相以と共に、数々の事件に立ち向かう。
    相以が最初は荒唐無稽な推理をしていたのが、学習する事で推理力が上がっていく。
    人工知能の専門用語、フレーム問題、不気味の谷など出てきて、それらと事件が密殺に関わって展開するのが素晴らしい!

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    2025年07月05日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    この作者はキャラクターが個性的なものが多くてサクサク進むのだけれど、今回は真相というかマザコン野郎にため息が出るね。

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    2025年06月13日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    ネタバレ

    読者への挑戦でタイトルを当てさせるというのが斬新で面白い。
    孤島での殺人ということでシリアスな空気感だったけど、健太郎達がヌーディストだと判明してからは一気にコメディ寄りだった。本人達は真面目なんだけどなんか笑えてしまう。
    真面目な感じでちんぽが包茎だのどうのこうのと話していて笑っちゃう。しかも全員全裸で話し合ってる所を想像すると余計面白い。
    健太郎とらいちのセックスの描写で、プレイ内容そんな描く必要ある?って思ったけど、伏線になっててスッキリした。

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    2025年06月13日
  • 殺人犯 対 殺人鬼

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    孤島の養護施設で殺人計画を実行しようとした主人公は、ターゲットが先に殺されているのを発見する…
    B級映画っぽいタイトルもあり肩の力を抜いて楽しめた!
    オチはこんなの分からねえよ!と早坂節を楽しめる作品でした。

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    2025年04月27日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    ネタバレ

    登場人物たちがヌーディスト、というぶっ飛んだ設定。最近のミステリはぶっ飛んでいて面白いな…。自分には合わなかったので続編は読まないとは思うものの、タイトル当てという趣向はよかった。

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    2025年04月21日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    面白かったです。
    内容としてはちょっと稚拙な気もするぐらいで。
    でも、題名なんだろうと考えすぎて騙されちゃったような。
    最後は笑っちゃいました。

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    2025年03月17日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    サクサク読めた。少々おふざけしすぎと思ったけど久々のこのメフィスト賞ぽさーという気持ちになった。
    なんだこのタイトル?って思ったけど、タイトル当てが一つの問題になってたんですね。

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    2025年03月06日
  • 双蛇密室

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    ネタバレ

    「胎児が子宮姦をしようとする男を噛み殺した」という真相は確かに唯一無二ではあるが、ミステリとしてはそれがすべてといった印象。構成面での工夫もなく、前作までのフェア精神もない。特に「トビヘビ」や「魔歯」といった一般的では無い設定がトリックにされているのは、上述の真相を形作るために逆算して設定されたとしか思えない。黒死館のようにそれがひとつのテーマならまた別だけれど……。本作の場合は奇抜さだけを求めてミステリとしての面白さは捨ててしまっている。


    ………これは勝手な想像なんだけど元々「悪い方の蛇」はそのままフロイト的な意味で男性器だったんじゃないだろうか。でもそれだと読者もすぐに真相に気づいてし

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    2025年01月27日
  • 双蛇密室

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    ネタバレ

    上木らいち第三弾。
    藍川刑事の出生の秘密に迫る。

    38年前、藍川刑事の実の父親はDV夫で、妻を陵辱しまくっていた。産婦人科医の育ての父に救われる。
    プレハブ小屋では、妻と夫が倒れており、夫は死んでいた密室殺人。
    真相は妻は隣に住む蛇女の蛇に噛まれて毒でのたうちまわってる所にDV夫が帰宅し、毒に苦しむ女を犯す快感に酔いしれ、毒で子宮口が開いた妊婦の子宮口をさらに開こうと腕を突っ込んだ所、臍の緒を通って毒に犯された胎児が噛みついて夫はアナフィラキシーで死亡というとんでも真相。

    第二の事件である、高層マンション最上階での蛇に噛まれた事件は、トビヘビを使ってむかいのオフィスビルから何匹も蛇を飛ばし

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    2025年01月12日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    さすがメフィスト賞。好みは分かれそうで、自分もそこまで好きじゃないなぁと思いながら読んでたら、いつのまにか読み終わってた。
    非常に実験的かつ挑戦的な感じで、個人的にはイロモノ感が強いかも。

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    2024年11月05日
  • 誰も僕を裁けない

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    上木らいちシリーズ第三弾だが、今ひとつパンチが効いていない。トリックにしてもミステリをある程度読んでいれば「こうなるんだろうな」と予想がつく。
    ただ、性犯罪を扱った構成はなかなか読み応えがあった。ある邸宅での殺人事件と警察での取り調べが交互に描かれる様は最後まで読者を離さない。惜しい作品だった。

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    2024年10月27日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    最後までタイトルも分からなかったし、犯人も分からなかった。
    でもタイトルで興味わいたから、戦略は大正解。
    私は俺より僕が好き。

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    2024年10月23日
  • VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    今回はフルダイブVRゲームの体験。八人の魔法使いになり、風の魔法で浮いていると思しき屋敷の真相を暴け、と。人の結合部が星座のように光って見えるという、骨折りジャックも参加している。
    そして真実は大掛かり、というか。。。
    ゲームの真相は空中浮遊するのは屋敷が自由落下しているから。物語の真相は仮想現実ということで殺人のハードルを下げ、主人公に殺人を犯させるため、仮想の仮想現実、すなわち現実の宇宙空間にて浮遊している、と。
    とんでも技術と設定だが楽しく読めた。
    が、探偵と犯人のAIたちの決着も読みたいところ。

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    2024年10月13日
  • 双蛇密室

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    とんでもないバカミス。謎解きをするためには記述されていない雑学的な知識が必要となるため、フェアな本格ミステリではないだろう。小説としては面白いです。

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    2024年09月16日
  • VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    何もかも浮かんでる館が舞台のマジックファンタジーミステリ?魔法が使えるというとんでも設定に加え、そこで魔法を使った推理戦が魅力。

    早坂先生の作品は一風変わった特殊設定ミステリが得意で、今回もその名の通り、とんでもないオチを用意してくれてます。
    いやー、面白かった!

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    2024年08月07日
  • VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    実体化の感覚も着々と学習して結果オーライか。魔法とか呪文て理屈で考えると何でもありじゃないから難しい。

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    2024年06月29日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    ネタバレ

    伏せ字となっていることわざのタイトルがヒントになっているという面白い趣向。中盤までは本格ミステリの皮を(文字通り?)被っていたが、終盤は怒涛の下ネタ。
    ことわざ一覧から該当する文字数のものを絞り込もうとしたら、あいうえお順の一番上にいきなり文字数が合致する「頭隠して尻隠さず」を見つけてしまった。

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    2024年06月16日
  • VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    探偵AIシリーズの第4作目、楽しみにしておりました。今回はVRゲームを舞台に輔と相以が事件に挑んでいきます。

    今作ではゲームの流れで相以は自身の身体を得ます。今まで画面越しでのコミュニケーションが中心だった輔君も、直接触れ合える相以を前にさぞドキドキしたことでしょう(笑)

    また、ゲームが舞台ということで輔と相以はお互いがライバルということになります。そのおかげか、相以の小憎らしくも愛らしい魅力が一層引き立てられていたのではないかと思います。

    お話の内容については、恒例のクライマックスに進むにつれて「えー!」という展開になっていきますが、それはそれでぶっ飛んでいて楽しめました。

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    2024年05月15日