早坂吝のレビュー一覧

  • しおかぜ市一家殺害事件あるいは迷宮牢の殺人

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    文庫化を待っていた作品
    すぐに読み終わってしまった

    シンプルかつ理解しやすい叙述トリックが盛りだくさん
    プロットと構成も傑作

    言葉遊びや寺山修司オマージュなどにはニヤリとさせられる

    これは著者の代表作になったと思う
    個人的には、らいちシリーズより一段上の評価

    このミス37位!?
    嘘でしょ?

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    2025年12月01日
  • 誰も僕を裁けない

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    青少年の諸君。
    この小説は読んでおいた方がいい。

    らいちシリーズで社会派ミステリーが読めるとは。
    本格ミステリーでありながら法律の捉え方を知った。
    知らなかった事というか、考えた事がない事が多く、ショックだった。
    だが、知らなかったですまない事が多い。
    今は特に情報社会なので、余計だ。

    情報は、自ら取っていく事が大事。

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    2025年11月04日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    私はめちゃくちゃ好きだった
    エンタメとして面白い!
    論理的で明瞭!
    全てに納得感がある!

    タイトルは自力で当てて、トリックにも納得

    そしてこの作者の筆致がとにかく好きで一気に読んだ
    作者の他の作品も読みたい!

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    2025年10月17日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    評価が極端に分かれそうな作品ですが、私は傑作だと感じました。犯人、トリック、動機とどれをとってもだいぶトンデモナイものではありますが、必要な情報はしっかりと書かれており、ちゃんとミステリになっています。設定を活かした趣向、大技もバッチリはまっています。テンポも良く読みやすいので、オススメです。

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    2025年01月22日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    前作を読んでいるのが前提ですが、素晴らしい作品でした。AIならではの要素も取り込んだ長編力作だと思います。タイトル通り犯人側AIにフォーカスしてるので、探偵AIっぽさは控えめですが、動機、トリック、犯人それぞれに意外性があり、この設定を活かした大技も含め前作より満足度が高かった。次も期待出来そう。

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    2025年01月19日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    ネタバレ

    エロネタについても全てが必然性を持っており、思わず「これが京大ミス研の実力か!」と唸らされました。デビュー作とは思えないほどの完成度で、文章も非常に読みやすく、下ネタに抵抗がない人にはぜひオススメしたい作品です。

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    2025年01月17日
  • VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    これは面白かった。探偵AIシリーズの最高傑作だ。
    フルダイブ型のVRを作中に登場させてそれを舞台にしてしまうのがとても楽しい。
    それでいてこの論理的で文句のつけようがない推理が実に素晴らしかった! 結末で思わず興奮のあまり笑いだしそうになった。ミステリはこうでなくちゃ。

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    2024年12月04日
  • VR浮遊館の謎―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    早坂さんらしく、真相はぶっ飛んでいる。たしかに世界観と真相がマッチしていて、この世界観が選ばれた理由としては納得がいく。ただ、魔法世界のルールが若干恣意的な感じがしないでもない。それでも逆転の発想が面白かったので良き。

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    2024年08月25日
  • ○○○○○○○○殺人事件

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    映像化不可能すぎる。
    今後この作品が映像化されることがあるならば、この世から映像化不可能という言葉は無くなるだろう。

    〇〇に該当する言葉は序盤にヒントが出される。
    ぼんやりと正解は思いついたが、それがどういう事件になるのか、全く想像がつかなかった。
    トリックが明かされた時の衝撃は凄まじい。

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    2024年07月02日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    エロミスであることもトリックに活かせてる、本格ミステリ短編の傑作。麻耶雄嵩とは違う形でミステリの枠を押し広げる野心的な作品になっている。

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    2024年05月24日
  • 誰も僕を裁けない

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    上木らいちシリーズ3作目。
    いやー、面白い!!
    実にお見事でした。
    どんどん謎解きのクオリティとエロさが増しています。
    すっかりファンになってしまいました。

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    2024年02月04日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    〇8のらいち続編
    ずっと気になっていたがようやく読めた
    シリーズ4作目まで積読状態
    正直〇8の内容は記憶に…

    内容は期待通り、いや期待以上だった
    個人評は満点に近い
    逆に次作から大丈夫かと心配してしまうほど技を出し切ってるなと思わされた

    筆者によるあとがき、深水の解説も良い

    読みながらだいぶ加筆修正されているなと察していたがやっぱりか
    こりゃノベルス版も即注文だな
    在庫あり、ナイスゥ

    〇8が楽しめた人には激推し
    では続けて次作いってみよー

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    2023年12月18日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    前作の『○○○○○○○○殺人事件』は面白かったけど超くだらない作品だったから今回もそうなんだろうな…と思って読んだが
    …おや?
    相変わらず下品だけど意外と本格ミステリとしてちゃんとしている。

    …と思わせてやっぱり最後にやってくれた。
    いやもう発想力がえげつない。
    どうやったらこんなん考えつくんだ。

    読者やミステリ業界を完全におちょくりまくっていて若干腹が立つが、その才能は認めざるを得ない。
    まさに鬼才。
    悔しいけどハマりそう。

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    2023年12月08日
  • 殺人犯 対 殺人鬼

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    いやいや〜もう〜笑ってしまった。
    いや笑うしかない!!ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ʬʬ

    本作が初めての早坂吝作品
    事前情報にて面白いと聞いていたいので
    期待して読んでいきました。«٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク

    主人公の網走一人は同じ児童養護施設に住んでる
    ある人物を殺害する事を決意。
    いざ部屋に侵入し殺害を試みるのだが……
    そこには胸を刺された死体が…
    マジかよ!先越された!!
    そこから始まる!
    連続殺人事件!殺人犯vs殺人鬼!

    いや〜トータルでね!めちゃ面白いよ!
    確かに!でもね。真相を、知った瞬間の開口一番の言葉が『ふざけんな!!』だよね〜笑笑
    もう〜笑うしかない笑笑
    こんな気持ちになったの

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    2023年12月05日
  • 誰も僕を裁けない

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    面白い★5 下ネタバカミスが本気を出すとここまで面白い、バランスが取れた傑作 #誰も僕を裁けない

    高校生である主人公はひょんなことからお嬢様と知り合いになる。彼女から大人の関係を誘われ、二人は愛欲におぼれていく。しかし禁じられた交わりがばれてしまい、彼は現行犯逮捕されてしまう。
    一方、援交探偵の上木らいちのもとに、大企業の社長から手紙が届く。メイドとして働いてくれないかという依頼だ。らいちが社長宅につくと、いまにも〇りそうな、そして殺人事件がおきそうな怪しげな館だった。

    二つのストーリーがどうなっていくのか楽しみでしたが、なんとこういうことですか~
    しかも二重三重にも仕掛けられた伏線、仕掛

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    2022年04月28日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    通算1300冊目。2022年1冊目。
    シリーズ第三弾。AIの探偵と犯人が存在している世界なのだから、こんな前代未聞の真相も当然あり得るのです。勿論、最初は空いた口が塞がらなかったですが。ぶっ飛んだ発想を力業で押しつけてきてから、搦手で納得させてくるのがこの人は本当に巧いなと。素晴らしい「館」ミステリでした。
    ★★★★★

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    2021年12月17日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    解決編の途中までは、うわぁ……ってテンションで読んでた。
    誘電エラストマーで出来た家と言われましても……って。

    でもそこからが本番だった。

    犯人は実は家のAIで、家自体が犯人でした!
    家に閉じ込められてしまったけど、水平線効果を利用して助かりました!
    いやー、最高。

    特殊素材で作られた家という一発トンデモネタで押し切るのではなく、その後の脱出劇にこそ綺麗な伏線と論理が敷かれていて、よく考えられているなぁと。

    五代さんの正体は実は復讐をたくらむ女で~ってのは無理やりな展開だなと思ったけど、その頃にはそんなのどうでもよくなるくらいに脳が興奮しているので問題なしです(笑

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    2021年11月22日
  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    現代ならではのテーマにからめた、館ものとしての可能性が広がる作品。いわゆる「新本格」の時代から確実に一歩踏み出したと感じる。

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    2021年09月15日
  • 双蛇密室

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    マジでヤバい。エグい。
    唯一無二前代未聞空前絶後奇想天外。

    なんでこんなの思いつくの??
    らいちが言うように、まさに"人類初"。

    はっきり言ってストーリーなどはないに等しく、トリックありき。だが、その推理に必要な描写だけをしており、一切無駄がないため、前半、中盤もスラスラと読める。(まぁもちろんコミカルなキャラクター、文章の影響もあるんだが。)

    解説より
    「論理と下ネタはこんなにも美しくマッチングするものなのか、と僕はこの作品に教えられた。(中略)
    この世界で老若男女ーー大半の人が興味を持ち、共通した知識を持ち合わせているジャンル、それこそが下ネタなのだろう。だから、

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    2021年09月14日
  • 誰も僕を裁けない

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    楽しみにしていたのだが、期待以上だった。
    まず、ミステリーとしては叙述トリックを利用した二つの話の繋げ方はもちろんだが、やはりアリバイトリックに驚かされた。
    これぞエロミスの真骨頂。エロとミステリーの絡め方があまりにも巧すぎる。

    そして、
    「本格のルールが現実社会のルールをも侵食」
    という言葉がとても印象に残っている。

    ミステリーの中にしか出てこないようなトリックによって、まるで本格ミステリーの「フェアかアンフェアか」を問うてるかのような現実社会のルールの穴が浮き彫りになる。

    エロとミステリーの絡め方、ミステリーと社会派の絡め方、どちらも非常に鮮やか。
    少々ラノベ的な雰囲気はあるが、一人

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    2021年07月11日