早坂吝のレビュー一覧

  • 四元館の殺人―探偵AIのリアル・ディープラーニング―(新潮文庫nex)

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    犯罪をコーディネイトするAI・以相。その能力を生かし、ある闇オークションを開いた。落札した者には、知恵を授けるという。落札したのは、従姉が殺されたことで復讐したいという少女?。それを阻止すべく、探偵AI・相以と助手・輔は、その少女が住むという四元館へ向かった。そこでは新たなる殺人事件が開こうとしていた。


    「〇〇館の殺人」ということで、興味をそそるタイトルに思わず購入してしまいました。本作品はシリーズ3作目で、個人的には初めてでしたが、普通に楽しめました。
    が、過去の2作品を読んでからの方が、より楽しめるのではと思いました。

    ミステリーではお馴染みの「館もの」で、絶壁という閉ざされた空間、

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    2021年07月10日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    上木らいちシリーズ2段目。

    著者は設定も内容も、
    中々チャレンジングなことをしていると思う。

    気楽に読めるけど、
    色々な意味で、
    なにー!?って思わせてくれます。笑

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    2021年03月02日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    前作で人工知能探偵・相以に負けた以相は、人間の知能を増幅させ(Intelligence Amplification)完璧な共犯者を造り、相以に挑戦状を叩きつけた。
    相以と輔は警察の依頼で壱岐島で起きた密室殺人の捜査に参加するが、事件に右龍兄弟の影が‥果たして以相が作り上げた共犯者は、そして予告された三人の被害者とは誰なのか。
    ミステリ的にツッコミどころはあるが面白かった。
    前作でインパクトがあったマザコン右龍刑事と三つ子の兄弟が登場するが、重要な役どころのわりに出番はいまいち少なくてちょっと残念。
    冒頭のイルカは懐かしくて笑った。

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    2020年04月09日
  • メーラーデーモンの戦慄

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    内容(「BOOK」データベースより)

    メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生!「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X‐phone社のガラケーを所有していたことが判明する。一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!

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    2020年04月09日
  • 誰も僕を裁けない

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    内容(「BOOK」データベースより)

    援交少女にして名探偵・上木らいちの元に、「メイドとして雇いたい」という手紙が。しかし、そこは異形の館で、一家を襲う連続殺人が発生。一方、高校生の戸田公平は、深夜招かれた資産家令嬢宅で、ある理由から逮捕されてしまう。らいちは犯人を、戸田は無実を明らかにできるのか?エロミス×社会派の大傑作!

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    2020年04月09日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    内容(「BOOK」データベースより)

    援交探偵・上木らいちが住む高級マンションの自室には、曜日ごとに通ってくる固定客用に虹色の歯ブラシが揃えられている。現場に女性の胸部の死斑変化を記録したカラーコピーが残されていた事件、セックス教団の教祖が密室で殺害された事件…エロい難事件の数々を、らいちがロジックで鮮やかに解き明かす!

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    2020年04月09日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    探偵AIシリーズ第2弾。人工知能探偵・相以に復讐すべく人工知能犯人以相が挑戦状をたたきつける。前作では、人工知能ならではの齟齬があったのだが、今作ではそんなシーンはなく、それだけ成長したということなのかもしれないが少々寂しい。ミステリ的には面白いのだが、登場人物の人間性がどうにも好きになれず、読後感がすっきりしない。

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    2020年03月19日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    かなりファンタジー感がでてきたなあ。そういう世界観だということが明確になってきた。ということは、ちょっと苦手な感じもしなくはない。

    ただ、叙述ミステリー的な要素もあったりして、そういう意味で面白さもあった。

    全体としてファンタジー要素と、彼らにとっての現実世界の接点が少しうまく結びついていない感じがあり、浮世離れという感じとも違う違和感みたいなのがちょっとずつ積もってしまう。読後感としては、情報量は多いんだけど、読み切った感じに至らないという印象だろうか。

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    2020年03月02日
  • 誰も僕を裁けない

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    ネタバレ

    援交探偵シリーズ第3弾。
    大掛かりな新本格的な館ものと見せ掛けて、実は…

    以下ネタバレ
    法律的な意味においてタイトルは嘘偽りがない。
    ただし、タイトルは殺人ではなく淫行という法律ではなく条例によって規制される行為に対してである。
    各都道府県によって制定される条例に関する矛盾が引き起こす悲喜劇。
    テーマとしては非常に興味深く、本来の意味とは異なるかもしれないが非常に楽しめた。
    個人的には、援交探偵シリーズでは一番好きな作品である。

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    2020年01月28日
  • RPGスクール

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    超能力×学園×RPG×ミステリというふんだんに設定が盛られた作品。最初は死体が発見され超能力によって学園内に閉じ込められモンスターが跋扈し始めそれを倒していくという王道RPGという展開にちょっと拍子抜けしたが最後の最後でちゃんと超能力を絡めながらも本格ミステリしてくれたのでそこが良かった。しかし探偵が謎解きまでただのモブ生徒という扱いの描写しかされていなかったのがちょっと面白かった。

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    2019年12月25日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    探偵AIの続編ということで

    推理ではなく、エンターテイメントとして。
    前作もそうだったけども。
    登場人物が多くて、総理の息子たちがハチャメチャで総理もハチャメチャで、おかげで主人公の影の薄さたるや。でもカステラさんは好き。

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    2019年11月13日
  • 犯人IAのインテリジェンス・アンプリファー―探偵AI 2―(新潮文庫nex)

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    シリーズ第二弾。言葉遊びを基調とした軽快な台詞回しはいかにも短編向きだが、大トリックは中々の本格バカミスだった。

    そうはいってもやはり前作ほどの目新しさは無かったかな…

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    2019年09月17日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    悪い意味ではなく、真剣に読む必要がないかな。
    真面目に読んでると「なんじゃそりゃ?」ってなります。

    でも読みやすくて面白い。
    評価は難しく、厳しめに3にしました。

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    2019年06月10日
  • メーラーデーモンの戦慄

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    エロや上木らいちの活躍が控えめなのと、過去作を読んでいないとついて行けない部分があるのが難で単体として読むと消化不良気味ですが、らいちのヒントからロジカルに絞っていく過程は読み応えありますし、黒幕の動機もなかなか面白いです。短いながらもミステリー要素ふんだんに盛り込み、破綻させずに纏め上げる手腕もお見事だと思います。

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    2018年11月13日
  • 誰も僕を裁けない

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    淫行と殺人、2つの物語が絡み合う本格ミステリー。
    毎度のことながら、小説ならではのトリックをちりばめてどんでん返しを仕掛けてくるのはなかなか巧み。
    らいちのキャラはどんどん憎めない感じになってきた。援交探偵シリーズもちゃんと続いていく予感。

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    2018年08月17日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    よくもまあここまでエロネタを引っ張りながら、本格ミステリとしてまとめようとしたなと。だが最後の2話はあまりに唐突すぎやしないか。取ってつけたような橙の章は調和を乱し、エロもない。

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    2017年11月16日
  • 虹の歯ブラシ 上木らいち発散

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    援助交際をしてる女子高生探偵が様々な事件を解決する本格ミステリー。
    曜日ごとに決まった固定客がいて、それぞれの客にまつわる事件が起こるというのは題材として面白い。気軽に読めるミステリーとしてはよかった。
    ただ、最後の章(らいちの正体が語られる章)は微妙だった。とんでもない設定だ。

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    2017年10月29日
  • RPGスクール

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    ファンタジーRPG/ミステリ/超能力
    RPG世界から現実世界に戻っても超能力者が存在するせいで、謎解きにリアリティは皆無。超能力のルールを明示しているので、ギリギリでフェアかな、という印象。
    西澤保彦さんのSFミステリを少し連想しました。
    変格ミステリとして、奇抜な設定を評価します。

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    2016年03月07日
  • RPGスクール

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    ネタバレ

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    <あらすじ>
    医療や犯罪捜査などに超能力者が活用されてる世界。
    超能力は子供のほうが発現しやすいことから、子供の頃から超能力に慣れ親しんでもらおうと、文部科学省が全国の学校に超能力教育を実施している。
    その一環として、主人公・剣先の学校に、超能力の体験学習の講師として超能力研究所から4人の超能力者がやって来た。

    来校初日、超能力者の内の一人、超能力研究所の所長で有名人の美人超能力探偵・イマワが、殺される。
    死体は校庭の中央で発見され、周囲には足跡が一切なかった。

    そこで突如、空が真っ黒に、、、
    校内スピーカーから「脱出するには私を倒せ」という『魔王』の声が聞こえ、モンスターが出現!

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    2015年09月21日
  • RPGスクール

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    RPGパートがあまりにもあんまりな淡々とした進行で文体の軽さがなければ読み進めるのが辛かったが、ある物と超能力とRPG世界のルールにより積み上げられていく推理パートは好き。それと金の仮面と銀の仮面ってもう肉のアレしか思い浮かばないヤツだった

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    2015年09月13日