高島雄哉のレビュー一覧

  • 銀河英雄伝説列伝1

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    ネタバレ

    恒久平和なんて人類の歴史上なかった。だから私はそんなもののぞみはしない。だが何十年かの平和でゆたかな時代は存在できた。吾々が次の世代になにか遺産を託さなくてはならないとするなら、やはり平和がいちばんだ。そして前の時代から手わたされた平和を維持するのは、つぎの世代の責任だ。それぞれの世代が、のちの世代への責任を忘れないでいれば、結果として長期間の平和がたもてるだろう。忘れれば先人の遺産は食いつぶされ、人類は一から再出発ということになる。まあ、それもいいけどね。

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    2025年11月23日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(4)

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    四巻でプロスペラが表紙だったので、四巻で完結するものと誤解して4冊まとめて購入したのですが、丁寧にノベライズしているので、まだ刊行途中だったのですね!四巻に入るくらいで、尺がおかしいなとは気づいたのですが(^^;

    シャリクのターンから、プロスペラのターンへ。
    物語は佳境へと進む。

    そして、巻末のインタビューも、プロスペラ役の能登麻美子三で、とても良かったです。
    次巻まだー

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    2025年07月08日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(3)

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    シャディク回。
    まあ、シャディクは好きなキャラなんだけど、ノベライズでよりいっそう好きになるね。(とはいえ、ボブに持って行かれるんだが)

    で、ミネリオの「人殺し!」までなんだけれど。スレッタがエアリアルに乗るまでの過程というか、プロスペラの誘導というか、の前後でスレッタの思いの変化というか、その辺がノベライズならではの表現で良いなと。

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    2025年07月05日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(2)

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    実習のリトライ
    再決闘
    グエキャン
    強化人士4号
    ごめんなさい、ガンダムなの。

    ときて、一巻のオリジナル短編の時系列がここにつながるのかよ!うまいな!!

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    2025年07月01日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(1)

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    テレビで見てるけど、一機の最終話を見損ねた状態なので、ノベライズに手を出した。
    一巻はグエルのプロポーズまで。
    雰囲気に違和感はないかな。
    オリジナルエピソードの途中で二巻に続くとは思わなかった。

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    2025年06月29日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    ネタバレ

    読み終えるまでに時間はかかったものの、三作くらい読むと後は毎夜日課になって直ぐ読み終えた。
    各者の銀英愛が眩しい。
    太田忠司の暖かで素直なミステリも素晴らしい。
    小川一水はビジュアル面で印象的に切り取って終わる。
    小前亮の実に正攻法な艦隊同士の大戦は銀英伝の面白みを再確認させる。
    藤井太洋の短編は「これどうなってるのかな…」などと見ていたら実に衝撃的な展開で成程!と。ある意味ニヤリともした。
    激推しは高島雄哉の「星たちの舞台」で、ヤンというキャラクターを見たまんまのパロディやコピーにせず、彼ならばこの状況ではこうもあり得るだろう、という絶妙で繊細なキャラクターに仕上げ、若き日のヤンの繊細さに惚

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    2025年05月13日
  • ホロニック:ガール

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    ネタバレ

    割と複雑な設定であり、話自体は大きな/巨大な物語でもあるのだが、その物語を形作るのは「刹那」の「コマ送り」によって取り落とし続ける、『愛の様な痛み』というか。

    大体それで合ってます。
    とにかく儚い。一つ一つの言葉や仕草、章毎の試みのひとつひとつが愛しくかなしい。
    丁寧に折られた世界の皺を畳んで畳んで、広げて新しい宇宙が産まれる。
    とてもかなしい。
    痛みがあるということは、そこに私がいることであり、同時に誰かがいることの証左だからかもしれない。
    取り落とす様に読んで欲しい。

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    2024年12月13日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(1)

    匿名

    ネタバレ

    이만화 재미있긴한데 아쉽네여

    The Mercury Witch manga is fun, but the animation feels like it should be remade, so it's a shame. It's a shame.

    #じれったい #共感する #ダーク

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    2024年08月30日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    なんとも豪華な公式トリビュート。執筆者は、石持浅海、太田忠司、小川一水、小前亮、高島雄哉、藤井太洋。
    それぞれの作家の持ち味がしっかりと出ていて面白い。キャラクター重視のものと世界観重視のものがあるのも面白い。
    それら全てを飲み込めるのが銀英伝の魅力だろう。表題作の視点には驚き楽しんだ。

    勿体なくて勿体なくて、ついつい長い間眠らせていましたが、ついに読んじゃいましたよ。
    本伝も様々な作家がそれぞれの視点で書かないかしら。アニメやコミカライズがやっていることを小説でもやれれば面白いのに。三国志とかみたいに。
    なんて思ったりして。

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    2024年05月29日
  • ランドスケープと夏の定理

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    ネタバレ

    ここ最近のSFで一番面白かった。登場人物の関係性が斬新で世界観も壮大な中、主人公の身の回りで起きている事柄がベースのストーリー展開で、複雑な設定にも関わらず、すんなり読めました。面白かったので、また読み返したい。

    0
    2023年11月22日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(1)

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    テレビアニメリーズのよくわからなかったところも小説を読むとよくわかります。この小説はテレビアニメリーズの1話から3話で構成されているので、テレビアニメリーズを全て見終わってからもう一度アスティカシア学園中心のそれほど重たくないストーリーを追いかけることができて楽しいです。スレッタはテレビアニメリーズ後半ではどんどん頼りがいのあるキャラに成長していきましたが、この小説ではまだまだ挙動不審でセリフのひとつひとつが不自然で面白いし、それに対するミオリネの反応も冷たくぶっきらぼうなものが多く、どうしてもスレッタを応援団するような視点で読みすすめてしまいます。
    またテレビアニメリーズにはないオリジナルエ

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    2023年07月27日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(2)

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    アニメ本編を文章で表現しているので情報の補完になるしキャラクターの心情がしっかり書かれているのがいいですね。
    オリジナルエピソードは株式会社ガンダムも絡んできたけどどういう展開になるのか。
    巻末の市ノ瀬さんのインタビューも良かったです。

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    2023年07月14日
  • 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女(1)

    購入済み

    ノベライズを楽しみにしてました

    ガンダムシリーズは今まで見たことがなかったのですが、好きな声優さんが出ているので見たらまぁ面白い!!過去のガンダムシリーズとは関連がない設定みたいで、知らない人でも全然いけます。
    小説になったら読みたいな〜と思ってたら本当に発売されて、オリジナルストーリーも面白かったです。オリジナルストーリーは、アニメの四話以降が時間軸になっているのかな?続きの発売を待ってますよ。

    #カッコいい #エモい #アツい

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    2023年03月04日
  • Genesis 白昼夢通信

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    東京創元社のSFアンソロジーの二巻目。二〇一九年十二月刊行。まだコロナ禍やリモートばかりの生活を知る前の作品だけど、「あれ、なんだか今っぽい」と感じられるものもあって、フィクションの奥深さを思った。一巻を読んだときに比べて私のSF受容力も上がったのか、どれもそれぞれ大変楽しめた。

    ■高島雄哉『配信世界のイデアたち』
    昔、かこさとしの『ほしのほん』シリーズを読んで、宇宙には「銀河」というものがたくさんあるということを知ったとき、もしかしたらはるかかなたの銀河のどこかに、私みたいな女の子がいて今同じように宇宙の本を読んでいるかもしれない…という想像をした。そんなことを思い出した。
    ■石川宗生『モ

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    2022年05月13日
  • 宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム

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     とってもよかったです。引き込まれて一気に1日で読んでしまいました。

     読んでいると、オリジナルの古代君の声(富山敬さん)が脳内再生されて、時に泣きそうになりました。

     「復活編」が私にはいまいち受け入れられない部分があったけど(ビジュアル的にも)、この「黎明編」を読むことで、古代君の背景を知ることが出来たのはよかったです。

     旧作ファンには特にお薦めです。

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    2022年03月28日
  • 宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム

    ネタバレ 購入済み

    まさかの旧ヤマト新作!

    なんと旧版ヤマト完結編の続編であり、復活篇の前日譚ノベルが出版です。
    敵はあのディンギル帝国の残党! 地球滅亡の危機に復活篇で登場した古代ファミリーが一致団結して戦います。
    あと、旧版で生存した有名キャラはたいてい出てきます。出番は多くないですけど。

    #アツい

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    2022年09月29日
  • 宇宙戦艦ヤマト 黎明篇 アクエリアス・アルゴリズム

    購入済み

    オリジナルのヤマトがいく。

    オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」の延長線の話で、違和感無く楽しめました。
    リメイクとは違う「熱さ」がありました。

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    2021年10月08日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    ネタバレ

    銀英伝のトリビュート短編集。ラインハルトがルアーフィッシングをするなら、ヤンは2人劇で女装で役者をする。キャゼルヌ婦人の名探偵っぷりは堂に入ってるし、フェザーンと地球教はなるほどなるほど…

    田中芳樹のすごいところは、あれだけ売れてあれだけ続編を書きやすそうな「銀英伝」を正伝10巻、外伝5巻できちっとけじめをつけたところだと思う。これは真逆の方向性だが、死ぬ間際までグインサーガを描き続けた栗本薫と同じくらいスゲーことだと、俺は思っている。

    だからこそ、銀英伝の2次創作は枚挙にいとまがない。世の中にあふれたくっているのだが…、深い愛とそれを表現できる技術をもった一流の小説家たちが創る二次創作作

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    2021年05月31日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    6人の作家による銀河英雄伝説公式トリビュート・アンソロジー。
    原作が完結してから何年?1989年の完結?30年近く経て、トリビュートされるのは衰えない人気の証明。
    嬉しい。
    タイトルに列伝1とあるからには、今後も刊行の予定があるという含みと思います。銀英伝の世界が、銀河の歴史が1ページ、また1ページと増えてゆくわけです。これは嬉しい。

    「竜神滝の皇帝陛下」
    エミールのラインハルトへの心酔っぷりを評して、釣りをしている時も宇宙を釣り上げているようでした、という一文があったことを思い出す。そこからふくまらせた作品。日常生活というか余暇を楽しむことができないラインハルト。彼の数少ない日常の光景を垣

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    2021年04月07日
  • 銀河英雄伝説列伝1

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    普段アンソロジーは手にとらないのですが、銀英伝トリビュートとくれば話は別です。
    ファン必読の書と言えるでしょう。
    列伝1とあるので、今後2、3と続いてほしいです。
    では、簡単なエピソード紹介を。

    ①竜神滝の皇帝陛下(小川一水さん)
    ラインハルトの新婚旅行中の数日が描かれます。
    僕は最後の作者自身による注釈を見るまで気づきませんでしたが、原案はあの超有名な漫画の1エピソードらしいです。
    冒頭のエピグラフに続いて、史書あるいは史家の論文と思しき記述があってから本編に入るという銀英伝らしさ溢れる構成に、一話目から胸が熱くなります。ラストに年表形式で語られるエピローグもいい。

    ②士官学校生の恋(石

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    2021年03月01日