【感想・ネタバレ】ホロニック:ガールのレビュー

あらすじ

「早く生まれておいで! 世界は光でいっぱいだよ!」──ついに訪れた舞浜南高校の二学期。1年生の守凪了子(かみなぎりょうこ)は、謎めいた転校生・ツクルナたちとともに、芝居の稽古に励む日々を過ごしていた。深まりゆく秋の空気のなか、「いつも通り」の学園生活を演じる了子たちだったが、宇宙規模での破滅の危機は、実はもうすぐそこにまで迫っていて──ゼロ年代最高の本格SFアニメ『ゼーガペイン』のその後の世界を、独自の着想と圧倒的なスケールで描く完全オリジナル長編!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

割と複雑な設定であり、話自体は大きな/巨大な物語でもあるのだが、その物語を形作るのは「刹那」の「コマ送り」によって取り落とし続ける、『愛の様な痛み』というか。

大体それで合ってます。
とにかく儚い。一つ一つの言葉や仕草、章毎の試みのひとつひとつが愛しくかなしい。
丁寧に折られた世界の皺を畳んで畳んで、広げて新しい宇宙が産まれる。
とてもかなしい。
痛みがあるということは、そこに私がいることであり、同時に誰かがいることの証左だからかもしれない。
取り落とす様に読んで欲しい。

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2024年12月13日

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