羊太郎のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
セリカ良い奴だな
この作品見たら泣きますグレンとセリカがどうやってあったかそしてグレンはとっくに死んでいた事とかが書かれています(本物の方が死んだ)
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購入済み
ロクアカの作者ということで購入。
強すぎる主人公がひよっこ騎士たちを鍛え、導きながら王位継承争いや外敵に立ち向かっていくストーリー。
個人的に王道ファンタジーは大好物です。
続刊に期待。 -
成長する仲間、それぞれの野望
魔術祭典が開会し、それぞれの思い、野望、目標、思惑を胸に白熱の戦いが開幕します。表舞台では、システィーナ率いる帝国代表と各国代表との競争が始まります。自らの目標を掲げる代表同士の譲れない戦いは、少年漫画の様に熱く、胸が躍る展開でした。改めて、システィーナは、技能、精神共に成長し、学生として規格外の強さを見せつけていました。
その一方で、悪意ある思惑に対して、グレン、イヴ、ルミアの学院最強の布陣が動きます。敵国の最強の敵との人知を超えた死闘が繰り広げられます。今回、グレンは、相手の策を打倒するものの、一個人としてはあまり活躍はしていません。それを支えるイヴとルミアの存在が今回は際立っています。イヴは祭典ではグレンの精神的支柱として補佐し、戦闘では歴戦の猛者を相手に、圧倒的な強さを見せつけていました。いつもの肝心なところでヘマをするポンコツではなく、堂々たる特務分室の室長たる姿でした。
そして、ルミアはグレンの目標のために力となる相棒へと進化を遂げます。彼女は、自己犠牲の危うい存在理由を持っていましたが、グレンの様な人のために生きる存在へと成長します。愛する人のために力を振るう姿は、相棒というよりも、もはや恋人の様でした。思えば、今までルミアが表立つ様なことは少なく、システィーナにその座を奪われ、存在感はあるが影の薄い立ち回りがほとんどでした。今回、彼女がグレンと共に動くと言う決意は、物語の最重要人物が物語を一歩前進させるのでしょう。それだけ、彼女は規格外の存在で、安易に活躍させると、物語が崩壊してしまうのでしょう。活躍の場が遅いのも納得です。
それにしても、今回はルミアとグレンの会話がいつも以上に多く感じました。グレンに絶対の信頼を寄せる姿、目標を支える決意は、まさに夫婦のようです。ここに来て、2ヒロインの性質が露見し、それぞれの関係が進んだ気がします。
前巻から色々ときな臭くなってきましたが、今回で所々火花が散り始めています。最後のシーンから、それぞれの思惑が交錯し、次巻以降で全面抗争が始まるのでしょうか。もはや、魔術祭典ではなく、それぞれの野望をかけた戦い、世界を揺るがすモノへと、スケールが大きくなってきました。新キャラのマリアもどんな厄災を振り撒くのでしょうか。11巻から始まった第三部の後半戦、どの様な結末となるのか乞うご期待です。 -
前哨戦
今回は、国の代表選手を決定する魔術祭典選考の物語です。学院を舞台にほのぼのした内容だと思っていました。むしろ、選考の際に、システィーナが選ばれ、彼女の実力を誇示する退屈な回だと思っていました。しかし、早速、良い意味で期待を裏切られました。各章のタイトルが異様で、物語もどこか違和感がある書き回し、気づけば物語に引き込まれていました。展開の引き出しが多く、本当に飽きません。また、物語の所々に、何気ない会話、台詞でヒントを与えていく手法は流石です。ナムルス、ルミア、アリシア三世の正体などが確信できました。それに、最後に物語の重要人物が登場するのですから。そして、グレンもまた本作における重要な何かがあるのでしょう。意外な展開やシスティーナの成長を描きつつ、本作を進めていく手法は改めて見事でした。
それにしても、絶望的な状況でグレンの心が壊れかけていましたが、やはり、彼を引っ張り、支えるのは、誰でもないシスティーナなんですね。いくつもの修羅場をグレンと共に超えて、ヘタレだった彼女が、まさに相棒と呼べるほど成長していたのですから。彼女の魔術的な強さはもちろんですが、心の強さ、逞しさが一段と感じられました。グレンと共に在ろうとする彼女の姿は、やはり、本作のメインヒロインなのでしょうね。考えてみれば、3ヒロインの中で、最も登場回数が多く、活躍したのは彼女ですから、当然ですね。ルミアはあくまで救われるお姫様の立場として、作者は描きたいのでしょう。
前哨戦が終わり、舞台は学院からフェジテ、そしていつの間にか世界へ。第三部の終章へと突入する中、とんな展開が待っているのか待ち遠しいです。 -
第三部開幕
今回は、他校との決闘の際に起こった事件で、学院を舞台にしています。巻き込まれた事件の末、本作の中枢に関わるものが語られました。また、帝国内部の不穏な動きや隣国レザリアとの関係など、徐々にきな臭くなっている様な気がします。第三部の出だしとしては、良いスタートでしょう。
基本的な内容として、前半は学院の講師として招かれたイヴとグレンの指導を受け、格上の他校を相手にする学院ドラマ、後半は学院に潜む黒幕との対峙です。特に、イヴのキャラクターが前面に押し出されており、生徒やグレンとの対話から、今までの彼女の印象が変わりました。本質的には、彼女もグレンと同様で、唯一、感情をぶつけることの出来る関係なのでしょう。
新章と共に登場したイヴですが、グレンや生徒達にどの様な影響を与えるのでしょうか。また、現在のヒロイン構造を大きく脅かす存在になるのでしょうか。このタイミングでキャラが被るシスティーナの存在やいかに(作中でも本人が懸念してましたが、、)。今後の展開に、乞うご期待です。 -
心温まる箸休め
今回は、学院を舞台にした笑えるコメディというより、心温まる物語が多く詰まっています。本編で言うと13巻までの出来事でしょうか。今作では、謎に包まれたリィエルの私生活、セシリアの決意が明らかになります。セシリアの尊い目標と外見はルミアに匹敵するヒロイン力ですが、前巻の登場内容と同じく、最後の最後で締まりませんね。そこがまた良いところです。また、今回もたびたびセリカが登場しますが、6巻での出来事の後なので、彼女がより人間らしさを取り戻している気がします。逆に取り戻し過ぎて、子供っぽくなっていますが、、 相変わらず、彼女とグレン関係は特別ですね。
そして、最後はアルベルトの過去が語られます。鋼鉄の精神と鉄仮面の彼ですが、そこに隠された壮絶な過去と思いが明らかになります。思えば、冷酷だが仲間思い、演技が上手いなど、本編で垣間見る彼の特徴が今作で繋がっていたとは、、 また、アルベルトと言う皮肉名、そこに宿る彼の本性には納得しました。
それにしても、今作のグレンとルミアとロリカ(セリカ笑)の表紙絵は見事でした。街中を歩く彼ら、優しげに笑うグレン、楽しげなセリカとルミア、そんな彼らの姿が凄く生き生きしている感じがします。日の当たり方、背景、表情が良いのでしょうか。今回は、どの表紙絵よりも絵が生きている様に思えました。また、セシリアのイラストも予想以上で、彼女の存在感を引き上げていました。さすが、くろね先生です! -
平和な日常から一転
突如終わりを告げた日常、今までの学院コメディから一変、熾烈な戦いに転じます。そして、今まで散りばめられた出来事から、帝国の現状、天の智慧研究会の実態について、少しずつ浮き彫りになってきました。
今回は、恐らく次巻、そのまた次巻に続く長編なのでしょう。旧敵との戦闘、起こり得る予想外の出来事など、常に白熱した展開でした。今まではキャラや舞台設定に割かれていましたが、今回は物語の進行に注がれており、今までで最も手に汗握る展開に熱くなりました。そして、旧敵を前に奇策で一人迎え撃つグレン、格上相手に一人で健闘するシスティーナ、彼らの真の強さや成長が随所に感じられました。特に、システィーナにとっては絶望的な状況にも拘らず、恐怖を乗り越えてしまったのですから。いつもの、肝心な場面でヘタれてしまう彼女ではなく、何度も心折れながら泥臭く立ち向かう、ある種のグレンの姿を垣間見えました。彼女はますます、グレンを守る相棒として成長するのでしょう。
余談ですが、ルミアは正統派ヒロインに対して、システィーナはラノベ主人公の様な気質があるような気がします。基本強がりのヘタレで頼りないですが、土壇場で成長して活躍する、そんな気質です。残念ながら、彼女は女性でハーレム主人公と言うわけではなく、主人公に好意を寄せる側のヒロインなのですが。正統派ではなく、そういうヒロインがいても悪くない、否、私としては結構気に入ってます。王道を行くグレンとシスティーナの戦いに乞うご期待です! -
二人の歩む道
今回の前半は、魔術学院とその都市フェジテを舞台にしたものです。本編でいうと、特務分室のメンバーの殆どが登場した6巻まででしょう。
魔術学院では、前回登場した教授陣が大暴れです。オーウェル教授やセリカといったラインナップを体験学習の講師にするのは流石に人選ミスでしょう。恐らく、この面子が短編での学院の主力になるのでしょうか。セリカの魔法少女の件とオーウェル教授が所々に出てくるのは笑えました。また、新キャラのロザリーはとんでもなくポンコツで、また凄いのが出てきましたね。本当に作者の描きたいキャラが短編では露骨に現れていますが、個人的には好きです。そんな中でも、学院の構成やフェジテの街並みを舞台にして、その世界観を補っているので、とても満足しています。
そして、最後は、白犬ことセラとグレンの特務分室時代の物語です。グレンの自らの夢と現実との葛藤が描かれており、セラを通じて得た彼の決意が明らかになります。セラというキャラや魅力が伝わり、同時に、彼らの決意には、感動や悲しみとも言い難い複雑な感情を抱きました。叶わぬ理想を持つ似たもの同士の二人ですが、それと同時に、理想を叶えるための仲間、あるいは共依存というのが皮肉にも揶揄されています。それでも茨の道を歩むグレン、その依存する相手が亡き者になった時、彼はどんな心境となるのか、この先のことが短編で語られるのでしょう。
もしもの話ですが、セラが生きていれば、間違いなくメインヒロインだったでしょう。システィーナの世話焼き体質、共に戦う相棒としての資質、ルミアの達観した心、心優しく見守る大人の風格、どこか頼りなく、グレンに依存するリィエル。これらヒロインの性質を全てセラが持っているのですから、事が足りてしまいますね。そう考えると、作者は上手くヒロインを使い分けています。
今回、強いて言うなら、巻頭ページのイラストと本編をマッチして欲しかったというか、個人的に見たかったです。また、最後のセラとグレンの様子をエンドページに載せて欲しかったです。それにしても、巻頭ページのヒロイン達のイラストは相変わらず可愛いですね。また、魔法少女セリカ、ロザリー、リゼ、カーミラの作画も見事です。さすがくろね先生です!
彼らの面白い可笑しい日常とグレンの歩む道に乞うご期待です。 -
ヒロイン達の色んな顔
今回は、女学院に留学することになった主人公一行の学園ドラマです。そして、主役は3、4巻以来、久々にリィエルです。学院の問題児を更生し、人望を得るという、ひと昔前の学園ドラマの様で、終始、コメディに振った回です。まさか、グレンが女性になるとは、、さすが魔法の世界、なんでもありですね。
今回は、過去や現場に問題を抱える生徒、それ故に過ちを犯してしまう年頃の少女が描かれているように思います。こうした彼らの成長が見て取れました。特に、周囲に無頓着だったリィエルが身内以外の友人をつくり、あまつさえ守ろうとするのですから。その姿は、いつものグレンの様に頼もしく思えました。聖リリィ学院の生徒達も、どこか他人を思いやれる人柄になっており、リィエル然りグレンの意思を受け継いでいるのでしょう。
それにしても、システィーナとルミアは、こんなにも嫉妬深かったでしょうか。なんだか、キャラが崩壊しているような気が、、 まさか、ルミアが塩を撒くね、と笑顔で言うのですから、、恋は盲目と言ったところでしょうか。
とにかく、今回はヒロイン達のいろんな顔が見れて満足です。あと、相変わらず新キャラも可愛いですね。くろね先生、今回もいい仕事してますね! -
ヒロインの立ち位置や如何に
今回は社交舞踏会を舞台に暗殺計画を企てる敵との攻防です。ラブコメの定番、文化祭にも似た華やかな舞踏会で、前半は舞踏会での優勝を目指す学園ラブコメ、後半はその裏で暗躍する敵との戦闘に分かれます。コメディとシリアスの展開はもちろん、これに暗殺の手口をミステリー風に描く手法は見事でした。
そして、今回、特務分室のメンバーが集い、その素性が明らかになります。やはり個性的で、魅力的なキャラでした。その中でも、別格なのがアルベルトで、彼の強さは圧倒的でした。何より、今回もグレンの相棒として作中の良いとこをほとんど持っていった気がします。
それにしても、ルミアはやはり真のヒロインなのでしょうね。台詞や態度までもが完璧です。ただ、もう少し、ルミアとグレンの社交舞踏会での練習や本番での葛藤を見たかった気がしますが、あくまで戦闘がメインですからしょうがないのでしょう。相変わらず、システィーナは活躍こそすれど、迷走してますね。今回で、真のヒロインが確定した様なものですが、システィーナはグレンの背中を守る相棒としてのヒロインになるのでしょうか。今後の彼女の立ち位置が気になりますね。 -
新章突入
短編で語られたセリカとグレンの物語が今作で佳境を迎えます。
今回は遺跡探索編ということで、いつもの突拍子もないことから、大事件へ発展していきます。今まで謎に満ちたメルガリウスとルミア、セリカ、彼らの素性が少しずつ明らかになってきました。少しずつ、パズルの様にまばらだったものが、繋がっていき、今後、どんな展開が待っているのでしょうか。新章として、良いスタートを切ったと思います。
作中にあるように、生徒と教師の共闘、これからはメインとなっていくのでしょう。ルミアはますますヒロインに磨きがかかっている一方、システィーナはグレンの相棒としては成長してますが、真のヒロインから遠ざかっているような、、
それにしても、グレンとセリカの物語はいつ見ても微笑ましく、心温まります。そして、感動を与えてくれました。今作を機に、セリカは魔術師として鳴りを潜める様ですが、家族としてグレンの側に居続けるのでしょう。そんな彼らに安らぎを! -
愚者の世界の所以
リィエルガ加わった本編4話までの内容です。前作よりもコメディに振っており、空回りするアルベルト、真のヒロイン(笑)となったシスティーナなど、普段見られないキャラの意外な場面が多いです。そして、今回は本作のサブキャラの出番が割と多いです。特に、魔術学院に意外な伏兵がいたとは驚きです。とんでも発明をする変態キャラを隠し持っていたとは、、 これに変態男爵のツェストを加えるともはやギャグです。とにかく、笑えました。
そして、今回のメインは、愚者の世界のルーツです。グレンが幼い頃に出会った人物との物語が綴られます。グレンが教師たる片鱗を見せ、凡人の彼が逆転の発想で理想を追い求めるきっかけが描かれていました。ラストは感動の展開でした。前作に続き、セリカの親バカならな家族愛にも温かみがありました。
こうしたとある人物の物語やコメディ多めの展開も本編に加えても良いと思うのですが、あくまで本編は話を進めるものなのでしょう。だとしたら、息抜きとして、笑いあり涙ありの番外編もありなのでしょう。 -
グレン達の日常とセリカの物語
グレンを中心とした日常が本編よりも描かれています。キャラ達の意外な一面を知ることができ、コメディ多めで楽しめます。前半はルミア、システィーナを中心とした日常コメディで、後半はグレンとセリカの出会いが描かれます。コメディの気軽さとシリアスな過去が非常バランスよく現れていました。
今作における一番の主役は、本編でたびたび出番のあるセリカです。彼女の壮絶な過去、主に、グレンが何故セリカと共に暮らすことになったのかが、明らかになります。悲しくも、心温まる物語でした。今作の構成は見事で、グレンとセリカの生活風景を垣間見せ、セリカがグレンに教えたことを授業という形で表し、セリカが親バカだという事実を載せ、最後にその理由となる物語を描く。各話の主役は異なれど、セリカが一枚噛んでおり、セリカがどういう人物なのかと言うのを上手く伝えています。今作を見て、セリカという人物がさらに好きになりました。
今作は本編で2巻までの内容です。彼らの日常を知りたいという方におすすめです。より、本作を好きになりました。 -
第一幕、ここに完結
ここまでがアニメ化された物語です。今回は、そこそこの活躍をしていた臆病なシスティーナの回です。五巻にして、ヒロインの役割や立ち位置が固まりました。教師と生徒、今まで守られる立場の生徒がついに立ち上がり、成長していきます。そこに至るに、グレンもまた過去を少しだけ超えて新たな一歩を踏み出したのかも知れません。
グレンやヒロインを取り巻く一連の過去や関係性が少しだけ浮き彫りになったので、ここまでが本作品全体における第一幕といったところでしょう。禁忌教典の存在も色濃くなってきました。皆さんもこの作品の大体の特徴が分かって来た頃だと思います。今回も手に汗握る死闘でしたが、今後は教師と生徒の戦闘スタイルが確立していくのでしょうか。ルミアやリィエルとも共闘する日も近いのかもしれません。むしろ、ヒロイン達が教師を超えていくのでしょう。完璧超人でない主人公だから成せる面白みだと思います。また、敵を単に倒すというよりも、主人公や仲間との対話、過程、物語を大切にしているのが伝わってきます。そこが類似作にはない魅力だと思います。
それにしてもグレン先生、大方、先生らしくなってきましたね。乞うご期待です。 -
リィエル回、ここに完結
白熱の展開と衝撃の事実でした。前作に続くリィエル回の完結です。主人公とリィエルの過去が明らかになります。魔術だけでなく、錬金術にも触れられており、ハガレンを彷彿します。リィエルと錬金術は切り離せない関係であり、その事実には涙を流しました。しかしながら、良い話でもあり、物語に深みを与えています。
何より、グレンとアルベルトの相棒とも呼べる関係とその戦闘は白熱の展開でした。アルベルトが今回の陰の功労者でしょう。それに、グレンとアルベルトの男の不器用なやりとり、作者の描きたい姿が随所に現れていました。
前作の鬱憤を晴らしてくれた今作でした。