羊太郎のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
セリカ良い奴だな
この作品見たら泣きますグレンとセリカがどうやってあったかそしてグレンはとっくに死んでいた事とかが書かれています(本物の方が死んだ)
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購入済み
ロクアカの作者ということで購入。
強すぎる主人公がひよっこ騎士たちを鍛え、導きながら王位継承争いや外敵に立ち向かっていくストーリー。
個人的に王道ファンタジーは大好物です。
続刊に期待。 -
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成長する仲間、それぞれの野望
魔術祭典が開会し、それぞれの思い、野望、目標、思惑を胸に白熱の戦いが開幕します。表舞台では、システィーナ率いる帝国代表と各国代表との競争が始まります。自らの目標を掲げる代表同士の譲れない戦いは、少年漫画の様に熱く、胸が躍る展開でした。改めて、システィーナは、技能、精神共に成長し、学生として規格外の強さを見せつけていました。
その一方で、悪意ある思惑に対して、グレン、イヴ、ルミアの学院最強の布陣が動きます。敵国の最強の敵との人知を超えた死闘が繰り広げられます。今回、グレンは、相手の策を打倒するものの、一個人としてはあまり活躍はしていません。それを支えるイヴとルミアの存在が今回は際立っています。 -
前哨戦
今回は、国の代表選手を決定する魔術祭典選考の物語です。学院を舞台にほのぼのした内容だと思っていました。むしろ、選考の際に、システィーナが選ばれ、彼女の実力を誇示する退屈な回だと思っていました。しかし、早速、良い意味で期待を裏切られました。各章のタイトルが異様で、物語もどこか違和感がある書き回し、気づけば物語に引き込まれていました。展開の引き出しが多く、本当に飽きません。また、物語の所々に、何気ない会話、台詞でヒントを与えていく手法は流石です。ナムルス、ルミア、アリシア三世の正体などが確信できました。それに、最後に物語の重要人物が登場するのですから。そして、グレンもまた本作における重要な何かがあ
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第三部開幕
今回は、他校との決闘の際に起こった事件で、学院を舞台にしています。巻き込まれた事件の末、本作の中枢に関わるものが語られました。また、帝国内部の不穏な動きや隣国レザリアとの関係など、徐々にきな臭くなっている様な気がします。第三部の出だしとしては、良いスタートでしょう。
基本的な内容として、前半は学院の講師として招かれたイヴとグレンの指導を受け、格上の他校を相手にする学院ドラマ、後半は学院に潜む黒幕との対峙です。特に、イヴのキャラクターが前面に押し出されており、生徒やグレンとの対話から、今までの彼女の印象が変わりました。本質的には、彼女もグレンと同様で、唯一、感情をぶつけることの出来る関係なので -
心温まる箸休め
今回は、学院を舞台にした笑えるコメディというより、心温まる物語が多く詰まっています。本編で言うと13巻までの出来事でしょうか。今作では、謎に包まれたリィエルの私生活、セシリアの決意が明らかになります。セシリアの尊い目標と外見はルミアに匹敵するヒロイン力ですが、前巻の登場内容と同じく、最後の最後で締まりませんね。そこがまた良いところです。また、今回もたびたびセリカが登場しますが、6巻での出来事の後なので、彼女がより人間らしさを取り戻している気がします。逆に取り戻し過ぎて、子供っぽくなっていますが、、 相変わらず、彼女とグレン関係は特別ですね。
そして、最後はアルベルトの過去が語られます。鋼鉄の -
平和な日常から一転
突如終わりを告げた日常、今までの学院コメディから一変、熾烈な戦いに転じます。そして、今まで散りばめられた出来事から、帝国の現状、天の智慧研究会の実態について、少しずつ浮き彫りになってきました。
今回は、恐らく次巻、そのまた次巻に続く長編なのでしょう。旧敵との戦闘、起こり得る予想外の出来事など、常に白熱した展開でした。今まではキャラや舞台設定に割かれていましたが、今回は物語の進行に注がれており、今までで最も手に汗握る展開に熱くなりました。そして、旧敵を前に奇策で一人迎え撃つグレン、格上相手に一人で健闘するシスティーナ、彼らの真の強さや成長が随所に感じられました。特に、システィーナにとっては絶望 -
二人の歩む道
今回の前半は、魔術学院とその都市フェジテを舞台にしたものです。本編でいうと、特務分室のメンバーの殆どが登場した6巻まででしょう。
魔術学院では、前回登場した教授陣が大暴れです。オーウェル教授やセリカといったラインナップを体験学習の講師にするのは流石に人選ミスでしょう。恐らく、この面子が短編での学院の主力になるのでしょうか。セリカの魔法少女の件とオーウェル教授が所々に出てくるのは笑えました。また、新キャラのロザリーはとんでもなくポンコツで、また凄いのが出てきましたね。本当に作者の描きたいキャラが短編では露骨に現れていますが、個人的には好きです。そんな中でも、学院の構成やフェジテの街並みを舞台に -
ヒロイン達の色んな顔
今回は、女学院に留学することになった主人公一行の学園ドラマです。そして、主役は3、4巻以来、久々にリィエルです。学院の問題児を更生し、人望を得るという、ひと昔前の学園ドラマの様で、終始、コメディに振った回です。まさか、グレンが女性になるとは、、さすが魔法の世界、なんでもありですね。
今回は、過去や現場に問題を抱える生徒、それ故に過ちを犯してしまう年頃の少女が描かれているように思います。こうした彼らの成長が見て取れました。特に、周囲に無頓着だったリィエルが身内以外の友人をつくり、あまつさえ守ろうとするのですから。その姿は、いつものグレンの様に頼もしく思えました。聖リリィ学院の生徒達も、どこか他 -
ヒロインの立ち位置や如何に
今回は社交舞踏会を舞台に暗殺計画を企てる敵との攻防です。ラブコメの定番、文化祭にも似た華やかな舞踏会で、前半は舞踏会での優勝を目指す学園ラブコメ、後半はその裏で暗躍する敵との戦闘に分かれます。コメディとシリアスの展開はもちろん、これに暗殺の手口をミステリー風に描く手法は見事でした。
そして、今回、特務分室のメンバーが集い、その素性が明らかになります。やはり個性的で、魅力的なキャラでした。その中でも、別格なのがアルベルトで、彼の強さは圧倒的でした。何より、今回もグレンの相棒として作中の良いとこをほとんど持っていった気がします。
それにしても、ルミアはやはり真のヒロインなのでしょうね。台詞や態 -
新章突入
短編で語られたセリカとグレンの物語が今作で佳境を迎えます。
今回は遺跡探索編ということで、いつもの突拍子もないことから、大事件へ発展していきます。今まで謎に満ちたメルガリウスとルミア、セリカ、彼らの素性が少しずつ明らかになってきました。少しずつ、パズルの様にまばらだったものが、繋がっていき、今後、どんな展開が待っているのでしょうか。新章として、良いスタートを切ったと思います。
作中にあるように、生徒と教師の共闘、これからはメインとなっていくのでしょう。ルミアはますますヒロインに磨きがかかっている一方、システィーナはグレンの相棒としては成長してますが、真のヒロインから遠ざかっているような、、 -
愚者の世界の所以
リィエルガ加わった本編4話までの内容です。前作よりもコメディに振っており、空回りするアルベルト、真のヒロイン(笑)となったシスティーナなど、普段見られないキャラの意外な場面が多いです。そして、今回は本作のサブキャラの出番が割と多いです。特に、魔術学院に意外な伏兵がいたとは驚きです。とんでも発明をする変態キャラを隠し持っていたとは、、 これに変態男爵のツェストを加えるともはやギャグです。とにかく、笑えました。
そして、今回のメインは、愚者の世界のルーツです。グレンが幼い頃に出会った人物との物語が綴られます。グレンが教師たる片鱗を見せ、凡人の彼が逆転の発想で理想を追い求めるきっかけが描かれていま -
グレン達の日常とセリカの物語
グレンを中心とした日常が本編よりも描かれています。キャラ達の意外な一面を知ることができ、コメディ多めで楽しめます。前半はルミア、システィーナを中心とした日常コメディで、後半はグレンとセリカの出会いが描かれます。コメディの気軽さとシリアスな過去が非常バランスよく現れていました。
今作における一番の主役は、本編でたびたび出番のあるセリカです。彼女の壮絶な過去、主に、グレンが何故セリカと共に暮らすことになったのかが、明らかになります。悲しくも、心温まる物語でした。今作の構成は見事で、グレンとセリカの生活風景を垣間見せ、セリカがグレンに教えたことを授業という形で表し、セリカが親バカだという事実を載せ -
第一幕、ここに完結
ここまでがアニメ化された物語です。今回は、そこそこの活躍をしていた臆病なシスティーナの回です。五巻にして、ヒロインの役割や立ち位置が固まりました。教師と生徒、今まで守られる立場の生徒がついに立ち上がり、成長していきます。そこに至るに、グレンもまた過去を少しだけ超えて新たな一歩を踏み出したのかも知れません。
グレンやヒロインを取り巻く一連の過去や関係性が少しだけ浮き彫りになったので、ここまでが本作品全体における第一幕といったところでしょう。禁忌教典の存在も色濃くなってきました。皆さんもこの作品の大体の特徴が分かって来た頃だと思います。今回も手に汗握る死闘でしたが、今後は教師と生徒の戦闘スタイル