田村義進のレビュー一覧

  • エイレングラフ弁護士の事件簿

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    エイレングラフ弁護士に依頼すれば、たとえ依頼人が殺人事件の真犯人だったとしても無罪になる…という凄腕悪辣弁護士が主人公の短編集。
    謎解きミステリではなく犯罪小説か。
    短編が12話収められているが、どれも展開が大筋では似ているので、個人的には中盤からは少々食傷気味。

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    2025年01月28日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    久々のクリスティー!
    本書はなんといっても、看護婦ミス・レザランの手記で語られるのが特徴。
    やはりクリスティー作品に出てくる、職業意識の高いご婦人は頼もしいですね。彼女目線の”ポアロ描写”にもくすっと笑ってしまいました。

    『ナイルに死す』と同じく、中東の世界観たっぷりな今作。
    生涯の伴侶となったマックス・マローワンと共にこの地を訪れたクリスティーには、どんな風にこの景色が映っていたのか……とレザランの手記を通して想像できます。余談ですが、ポアロさんはこの事件の後にオリエント急行に乗って”あの事件”に遭遇するそう。うーん、コ○ン君(笑)。

    登場人物が多いのはいつものことですが、今回は職業も国

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    2025年01月18日
  • ポケミス読者よ信ずるなかれ

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    人里離れた狩猟クラブで起こる殺人事件。犯人は?
    密室殺人、名探偵…ミステリーの王道要素に加えて、探偵からの解説が度々挟まれ読むのに時間がかかった。その分、楽しめなかった。結末もなぁ~。

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    2025年01月09日
  • エイレングラフ弁護士の事件簿

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    CL 2024.12.12-2024.12.14
    どんな依頼人でも必ず無実にしてみせる、なんとも危険な弁護士エイレングラフ。
    どうやって?そのためには手段を選ばないのです。ほんとに、ほんとに選ばない。
    12篇の短編集で、ひとつ一つの事件を深く掘り下げないところがまたいい。
    久しぶりのローレンス•ブロック、楽しめました。

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    2024年12月14日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ポアロシリーズ12作目。1936年の作品。

    テル・ヤリミア遺跡調査団宿舎の間取り図が出てきたところで、前に読んだことがあると気がつきました。そのあとで犯人も思い出しだので伏線とミスリードを確認しながら読んだのですが、これがなかなか楽しかった。
    アガサ・クリスティーはやっぱり犯人がわかっててもおもしろいなあ。

    遺跡発掘現場が舞台で、考古学者と再婚した美しきミセス・レイドナーが調査団たちに巻き起こす不協和音が事件の発端となるというのが、設定からして皮肉めいています。
    アガサ・クリスティーが考古学者と再婚したのが1930年。とうぜん、彼の発掘調査に同行したこともあるでしょうし、その時に現場で

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    2024年12月14日
  • エイレングラフ弁護士の事件簿

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    ネタバレ

    エイレングラフに依頼したらどんな人でも無罪。
    この文章の通り。具体的に何をしてくれたのかはよくわからないけど、高額の報酬と引き換えに例え殺人犯だろうと必ず全員無罪になる。

    そこを楽しめるかどうかで作品の評価が変わる。
    正直自分は絶対犯人だし無実の別の人が犯人の身代わりになったのかもと思い、もやもやして仕方ない。
    ただ作者はすごいなあとは思った。

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    2024年12月09日
  • エイレングラフ弁護士の事件簿

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    実態を持って登場するのは弁護士エレイングラフと依頼人だけ、という異常ともいえる設定のなかでよく書けたな12篇も、と感服。ブロックに弄ばれた感が多々。楽しかった。そして、思いがけない"あとがき"と杉江松恋さんの解説に感謝。

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    2024年10月07日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    【ポアロ】
    語り手が看護師なのが新鮮で良い。
    考古学者夫人の心身に不安があるとのことで、看護師エイミーは夫人の付き添いを依頼される。
    でもみんな何かを隠していておかしい…。
    それが何なのか先が気になり、人間ドラマも丁寧で面白い。
    ポアロの「殺人は癖になる」という言葉が怖かった。

    ツッコミどころはあったけど、ストーリーと異国情緒な雰囲気が好きだったので気にしないことにしよう(^_^;)

    オリエント急行の事件は、このメソポタミアの帰り道だったとは!ポアロの灰色の脳細胞はなかなか休めない。
    ★3.5
    Audibleにて。

    これでAudibleのポアロとノンシリーズは全部聴いてしまった(TOT)

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    2024年07月17日
  • ポケミス読者よ信ずるなかれ

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    メタフィクション。正直期待外れだが、自分の理解度がかなり低くて作品の肝である人間関係がいまいちわかっていない。再読して人間関係をメモして整理すべきだと思う。しかしそこまでする価値があるかは疑問だ。間にあるミステリのコラムが本体でストーリーはクソ長い例え話なのでは?
    メタフィクションとしては振り切ってないし本編のミステリーは人間の魅力に欠けるし中途半端な作品。

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    2024年07月09日
  • ポケミス読者よ信ずるなかれ

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    凝り過ぎ!うんちく部分は申し訳ないけど途中からとばしちゃいました。ラストで設定変わるし、かなり忍耐力必要。そして、ミステリーがこんな終わり方でいいの?実験的だとは思うけれど、モヤモヤ、、。東野的雰囲気で面白くないわけじゃないので、本筋だけで突き抜ければ良かったのでは。

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    2024年06月19日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティ様々なのだけど、
    展開が、展開が多過ぎるー!笑

    序盤の依頼人が会う前に殺されているーー
    からの話の掴みはバッチリで、食い違う証言、過去の不可解な事件とその関係者などなど、兎に角てんこ盛りなのである。いつも通りそこかしこにヒントは散りばめられているものの、気持ちよく騙されてしまう。

    それにしても前々からヘイスティングズはかなり恋愛脳な人物だなぁと思っていたけれど、今回は派手にやらかしている!笑
    ポアロも彼の行き過ぎた行動に呆れるやら、揶揄うやらで微笑ましい。
    「パパ・ポアロの言うことを聞きたまえ」
    「パパ・ポアロに任せておきなさい」
    この作品で気付いたが、私はこの「パパ・ポ

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    2024年06月16日
  • ポケミス読者よ信ずるなかれ

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    今年イチ推しの奇書、偏執狂ともいえるミステリー愛。覚悟をもって挑め! #ポケミス読者よ信ずるなかれ

    ■あらすじ
    田舎のウエストハートの地、狩猟クラブの集いに私立探偵が招待される。会員クラブの運営について不正がされている可能性があるようで、調査を依頼されるのだ。会員メンバーとのやりとりを進めていくうち、湖で死体が発見されてしまう。そしてさらなる事件が発生してしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    世界は広いなー、世の中にこんなミステリーを書く変態がいるのか。

    私もそこそこミステリーを読んできてますが、自分なんかまだまだ凡人。完全に上級者向けの作品で、はっきり言うと覚悟して読んでください。た

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    2024年06月09日
  • ポケミス読者よ信ずるなかれ

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    なんとも難しい小説でした。
    嫌いじゃないし、自分の理解度が低いんだろうな、との思いが強いので、もう少し経験値積んでから再読したいなと思います。

    それにしても早川書房、こんな読む人を選ぶ小説を出版してくれるのは本当に素晴らしいと思います。人食ったタイトルなのも選別の一種なのでしょう。いつかまた読み返します。覚えてろよ!(負け犬の遠吠え)

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    2024年06月02日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ポアロ作品♡
    女史の作品はどれもそうだけど、登場人物に愛着が湧いちゃう。
    そしてこの作品は手記形式なのがまた良かった!
    殺人が起きているので不謹慎だけど、なんかロマンティックでムードが良い不思議。

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    2024年04月08日
  • 窓際のスパイ

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    久々の海外の小説。
    名前や設定がなかなか頭に入ってこなかったりもするが、なかなかすんなり読めました。

    はみ出し者たちの巻き返し、
    そりゃあ、スッキリするよね。

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    2023年12月21日
  • ゴルフ場殺人事件

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    展開が…どんでんどんでんし過ぎてびっくり…
    もっと緻密に静かに推理が展開される印象だったのだが…
    こんなエンタメ感?あるのは初期だからなのか、筆者がエネルギーに満ちていた時期なのか…

    お間抜け極まりないヘイスティングスの行動に途中までぶちギレていたが、それを超えるどんでんによって「おおぅ…」となり、最後は有耶無耶に掻き消されてしまった。


    とは言え展開が怒涛で斜め一気読み。いつもの雰囲気があるのだから、いい加減自分も犯人を予測できるはずなのだが…。

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    2023年11月17日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ミステリとしては物足りないけれど、中東の様子や、遺跡発掘調査、それに携わる人達の価値観などが知れて違った楽しさがある。

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    2023年10月19日
  • 郊外の探偵たち

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    主人公は4人の子持ちで妊娠後期の主婦。とは言え元FBIのプロファイラーとして過去に華々しい業績を残す。バディを組むのは落ち目の新聞記者。ある殺人事件を調べるうちに過去の大量殺戮にたどり着く、と言う設定。
    子供達の日常や妊婦ゆえの緩慢な動きなどがあまりにリアル過ぎたのとコメディ的な展開に没頭出来なかった。が
    キャリア半ばで郊外に住む主婦を強いられた女性の悲鳴が聞こえた様でそこは良かった。

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    2023年08月29日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    ネタバレ

    独立後間もないインドが舞台。大英帝国の支配を解かれたばかりで、イデオロギーの揺らぎや宗教間の対立など当時の混乱が見て取れて興味深かったが、ミステリーとしては少し粗が目立つ。主人公の母の死の謎が、散々勿体ぶった割には小粒だったのには肩透かしを食った。あと、シンがわざわざ苦労してズボンを持ち帰る必要性は?罪を被るには、自分の持ち物でも置いてきた方が早いと思うけど。そしてブラックフィンチの魅力がわからない。

    後味の悪い終わり方は、当時の混沌としたインドの情勢とマッチしていて悪くないとは思う。

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    2023年07月06日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ミステリーなのに犯人が誰であるかよりも、この物語の世界を楽しむために読んでしまう。
    相変わらずロマンティックだな。
    再婚したルイーズの元に届いたのは、死んだはずの先夫からの脅迫状。
    怯える彼女以外は誰もまともに取り合わなかったが、その文面通りに事件は起きてしまう。

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    2023年04月12日