田村義進のレビュー一覧

  • 死んだライオン

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    落ちこぼれスパイたちの「泥沼の家」シリーズ2作目。
    おもしろい!
    今回は、ラムの天才的なひらめきや働きはあまりみえなかったけど、新しいキャラクターも登場し、また今後が楽しみ。

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    2018年01月21日
  • 窓際のスパイ

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    英国保安局で「左遷部署の中の左遷部署」という位置付けの“泥沼の家”の面々が巻き込まれる羽目になった妙な誘拐事件…どうなってしまうのかは、是非本作を紐解いてみて頂きたいが…本作を愉しむことを通じて、何か“泥沼の家”の面々に“力”をもらえるような気もした…手近なところでどう視られようが、処遇がどうであろうが「独自な基準で不正や卑劣な振る舞いを許さずに戦う」というのは大切なことのような気がする…

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    2014年10月17日
  • 夜の冒険 現代短篇の名手たち8

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    ニック・ヴェルヴェットやサム・ホーソーンのシリーズは読んでいたのですが、これはノン・シリーズのホック短編集です。でも期待に違わず面白かったです。短くても内容の濃い物語や、ラストの落とし方のうまさなど、堪能しました。

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    2010年04月13日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ルイーズは、ビートルズにおけるオノ・ヨーコみたいなイメージ? 和気あいあいとしていた発掘チームを乱す“つれなき美女(ベル・ダーム・サン・メルシー)”とのこと。
    美しく賢い分、冷酷で、常に注目を集めていないと我慢できなかったと。でも、書き手のミス・レザランは優しい人だったと言っているし……一体どんな人物?? と、ルイーズの人物描写がいまいち自分のなかで定まらず、入り込めなかった。

    それと、元夫に気づかないことなんてあるか? 夫の方も、死にかけた後まったく新たなキャリアを築き、高嶺の花の女性をまた口説き落とすことなんてできる? とその無理矢理設定にも入り込めず。

    何より、「メソポタミヤ」という

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    2026年02月02日
  • 流れは、いつか海へと

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    主人公のオリヴァーは元警察官。
    ある事件ではめられて警察を追われ、妻にも離縁され、生活をすべてを失った。
    今は探偵として冴えない日々を送っている。

    唯一の救いは娘が味方であること。
    まだ高校生だが、探偵事務所の秘書としてオリヴァーを支えている。

    原寮が「これが、人生を描くということだ」 と推薦文を書いていたので、チャンドラーばりのガチなハードボイルド小説かと思っていたが、オリヴァーは自分の失敗を忘れられず、娘に支えてもらいながら生きている等身大の、どちらかと言うと駄目な人生を歩んでいる主人公として描かれる。
    だが、過去を精算できるチャンスを掴み、腹を括って命をかけて向き合っていく。一緒に立

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    2026年01月26日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    事件の真相は二転三転し、最後の最後まで気が抜けずハラハラしながら楽しめました。スタイルズ荘に続き、またも男女の愛でお互いを庇いあい捜査が難航するパターン。関係性とか過去とか、色々と複雑だったなぁと思いながらも、「今、ミステリーを読んでいるぞ!」という気持ちになりました。

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    2026年01月07日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ポアロシリーズの中では好きな部類。
    凄惨な事件ながらも、中東の異国情緒あふれる雰囲気が、読んでいる間もなんとなく心を温めてくれた。
    犯人とトリックに関しては多少「うーん?」と思うところもなくはないが、それでも最後の犯人の自供のセリフは悲しくて不気味で心に残った。
    ミスレザランの目線で進むところもよかった。ヘイスティングスとは違う物言いや目の付け所を書き分けるところ、さすがアガサ・クリスティ。女性ならではのものの見方が繊細に表されていて秀逸。
    名作オリエント急行と時系列で繋がっているところも、さすがは殺人事件磁石のポアロさんだなぁと笑ってしまった。
    また読み返したい一作。

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    2025年11月29日
  • 十二支像を奪還せよ

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    中国の美術品を盗む犯罪小説、アメリカと中国の間に生きる若者たちの葛藤を描く #十二支像を奪還せよ

    ■あらすじ
    アメリカで育った中華系アメリカ人、ハーバード大学で美術史を専攻するウィル。彼のもとへ中国の資産家から美術品を盗むように依頼を受ける。北京の円明園にあった十二支像のうち5つで、かつて英仏軍によって持ち去られていたのだ。ウィルはチームメンバーを編成し、この略奪プロジェクトの作戦を立てはじめる…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    これまた興味深い小説、おもろい!

    中国系アメリカ人が中国の美術品を奪還すべく、若者たちがオーシャンズ11よろしくチームを組み、世界的な美術館やFBIを相手にコトを

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    2025年11月25日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ジロー警部が「驚くほど背が高い軍人風」なのがドラマと違って新鮮だった
    女性キャラが入り乱れて大変
    しかもみんな個性が強くて行動的

    解説がドラマ版ポワロの声優を務めた熊倉一雄さん
    裏話が楽しすぎた!
    買って良かった〜

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    2025年11月22日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    ポアロが主人公のアガサ作品の第2幕。
    時代背景などを感じさせない情景を思い起こさせる書き方が面白さを際立たせる。
    少々内容を書くとポアロのモナミ(親友)ヘイスティングスは少し間が抜けているのか純情に一途である事で物語を迷走させる箇所も面白い。

    今作では、ポアロを打ち負かそうとジローが出てくるが、敵う訳もなく大口を叩いて退散すると言う。

    そんな中で起こるミステリーが展開されていく。
    読んでいく中で少し地理的な事も必要になるが、それはさておきストリートと謎解きに関しては現代の作家では思いもつかない発想で読者を迷走へと誘いながら最後にはすっと落ちどころを持ってくる読み手にとってはこの上ない爽快感

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    2025年11月07日
  • ゴルフ場殺人事件

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    犯人当てとかフェアプレイとかではないがストーリーが二転三転してサービス精神旺盛。あとヘイスティングスがダメ過ぎておもろいし、いいキャラだ。
    スタイルズ荘に続いて最も意識の埒外にいる人物を犯人に据えてどんでん返しを演出する所からは、新人作家クリスティの意気込みが感じられる。

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    2025年10月30日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ポアロもの。富豪がフランスで殺された事件に挑むポアロ。地元フランスの名刑事との火花散らす対決が面白い。ヘイスティングスの人間臭さが随所に現れていて、ミステリーに色どりを添えている感じがまたいい。

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    2025年10月29日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    村上春樹の「職業としての小説家」も読んだけれど、両者に通ずるところもあったのが興奮した。文章のリズムとか、シンプルな言葉の組み合わせでいかに表現するかとか、パートナーに読んでもらうとか。
    例として出てくる作品や文法についてなどピンとこないことが多く、名作と言われている海外の小説を読んで英語を勉強して生きてきたらもっと理解できるところが多かったのだろうな。

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    2025年10月29日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ポワロシリーズ2作目。さっぱり面白くなそうなタイトルで期待もしないで読んだが、正直かなり面白かった。ミステリーだけど恋愛モノとしても良い。それより評価したいのは意外な真犯人の狡猾悪辣なるキャラクターでこの点では1作目を超えているように思う。またポワロだけでなくライバル刑事が出てくるのも話が飽きない構成。何より各章の引きが前作同様に上手い。
    ヘイスティング大尉の恋愛模様についてはコナン・ドイルの『4人の署名』のオマージュだろうか。恋に狂って酷い行動の連発だが逆にここまで徹底すると応援したくなる。何気に魅力的な人物。

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    2025年10月21日
  • 放たれた虎

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    「遅い馬」シリーズというべきか、「窓際のスパイ」シリーズというべきか、MI5、保安局の左遷組たちと、その長ジャクソン・ラムの活躍を描くシリーズの第3作。

    相変わらず保安局内の権力抗争に「遅い馬」たちが巻き込まれる。
    遅い馬の良心、母親的役割のキャサリンが何者かに誘拐され、犯人からリヴァー・カートライトに対して保安局=リージェンツ・パークの地下にある書庫から、機密文書を盗み出すように指示が出る。
    しかし、実はこの事件こそが保安局の支配を目指す内務大臣ピーター・ジャドが仕組んだもので、外部の会社に委託して保安局のセキュリティ体制を試す「タイガー・チーム」と呼ばれる者たちによる犯行だった。
    しかし

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    2025年10月07日
  • ゴルフ場殺人事件

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    アガサ、ポアロ、第2作目。
    誰が犯人なのかやはり全然わからない。どんどん容疑者が変わっていくし、ヘイスティングズのダメっぷりも分かりやすくって好き。
    ポアロが受け取った手紙での依頼から始まり、殺された依頼者の妻、息子、その恋人、元恋人、謎の娘シンデレラ、ライバル(?)ジローも登場。
    今も昔も、大切な人の為に、大切な人を守る為に、人は嘘をつく。人の根本は変わってないんだろうなぁ。ポアロは優しく謎を解く。

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    2025年09月30日
  • マハラジャの葬列

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    思った以上に面白かった。舞台は第一次大戦と第二次大戦の間の時期の、イギリスに支配されつつもそこから脱しようと仕掛けている時代のインドの小さな藩王国。イギリスはなんとかインドの支配権を維持しようと藩王国議会という傀儡を作ろうと思っているが、それに反対する若きサンバルプール王子アディール。英国人警部ウィンダムとインド人部長刑事バネルジーの目の前でその王子が殺されて…

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    2025年09月19日
  • ゴルフ場殺人事件

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    夫婦の絆的な話だったのかな。
    読んでからちょっと経ってるから詳細忘れちゃったけど、昔書かれたものを今読んで、ありきたりだなっていうのはちょっと違うかなとも。
    でも、きちんと読めば楽しく読めるからまだまだあるやつを消化していく。

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    2025年08月23日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    1作目よりも読みやすく感じてするすると読み終えることかできた。
    ヘイスティングズのせっかちで早とちりで少し惚れっぽいキャラクター性が好きだったので、無事幸せになれて良かったなと思った。

    1作目から引き続き読者から見た(ヘイスティングズから見た)第一容疑者が、ちょっとした情報1つでコロコロ変わっていくのがおもしろかった。

    愛のために暴走したり、愛のために命を投げ打ったり、愛のために旧友と敵対したり。
    今作はそんな愛の話だったなと感じた。
    次作の「アクロイド殺し」は帯に問題作と言われているだけあって、なかなかおもしろいらしいのでとても楽しみ。

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    2025年08月16日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    前作に引き続き、ヘイスティングスの色恋による暴走に突っ込みをいれながらも、今回は遂に成功。
    原作では結婚後、牧場経営で成功してアルゼンチンへ移住したという形で、今後の登場が減るらしい。
    また、ドラマ版では結婚後、鉄道への投資に失敗したため破産し、イギリスに帰国して引き続きポアロの助手を務める。

    今回の事件では、依頼を受けてポアロ達が到着してみれば既に依頼人は亡くなっているという事の始まり。ゴルフ場というタイトルだが、遺体の発見現場がゴルフ場なだけで、他にゴルフ要素はない。
    ポアロの推理は結構成り行き任せな感じがあるものの、ジローというライバルの存在や(特に落ちが笑いどころ)、この事件に深く関

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    2025年08月04日