田村義進のレビュー一覧
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第一の殺人の被害者であるルノーが実は…というところまではなんとなくわかったのに、まさかマルトが真犯人だったとはーーーー!!!!
クリスティーの小説では書かれていること全てに何かしらの意味があるので、例えば「女性はこうこうこういうものだ」という話が事件の鍵を握っていたりする。
そういうことをちゃんと...続きを読むPosted by ブクログ -
シャイニング、ミザリー、it、スタンドバイミーなど、多くの作品を手掛けてきた作家、スティーブンキングの文章読本。
軽妙洒脱なユーモアを交えて紹介される、執筆スタイルや作文のノウハウは、読んでいて飽きがこなかった。
作家志望以外の人にもお勧めできる内容。Posted by ブクログ -
自分ではポケミスほとんど読まないけど、人に貸してもらって。
面白かった!
ストーリーだけだと、まあまあ面白いミステリだったなぁと思うくらいかもしれないけど、インドの時代背景、イギリス人への感情や宗教対立など、絶妙に絡まって。
かなり早い段階で犯人が自白するので、真犯人は他にいるんだろうなぁという...続きを読むPosted by ブクログ -
ポワロの解説が核心に迫るまで真相に気がつけなかった…!その場にいるかのようにだんだんと背筋がゾッとしていく感覚になった。古代文明の発掘現場と魅惑の女性の組み合わせだから、全体的にロマンチックな雰囲気だった。Posted by ブクログ
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翻訳書だから…と思ったけど、思いのほか内容が頭に入ってきた。
本筋は著者による小説の書き方だったが、"書く"という行為についての心構えを説く部分は参考になった。
「受動態は極力避けろ」、「副詞を多用するな」など端的に伝わりやすい文章を書くことが重要である。Posted by ブクログ -
一気読み、、。事件は納得いかないふうに収束していきましたが、そこに至るプロセスには深みがありました。さまざまな宗教、民族が絡み合い、イギリスに統治される、当時のインドの複雑な状況が垣間見えました。聡明で正義感あふれるペルシス、キャリア積んでいてほしい、。また次の作品で会えますように。彼と共に。インド...続きを読むPosted by ブクログ
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小中学生の時に好きだったクリスティー作品を久しぶりに読み返したいと思い、手に取った1冊目。
ポアロシリーズ2作目。
ヘイスティングスって少し頼りないワトソン君と思っていたけど、ここまで容姿に優れた女性に弱くて、情けない人だったっけ?という印象を受けた。
ミステリー要素は少なくても、いけ好かない...続きを読むPosted by ブクログ -
小説執筆の技術書として読み始めたので最初の「履歴書」(自身の人生の振り返り)になかなか入り込めなかったのだが、「小説を書くための道具箱」(作法や技術、心構え)を説明する章での他作家への言及に笑い、だんだん読むペースが上がっていった。
その後自身の直感的な部分の言語化に苦労し執筆を止めた章「書くことに...続きを読むPosted by ブクログ -
ポアロ作品は面白いのは当然。そしてクリスティは魅力的な女性キャラクターを描くのが上手いと本書を読んで改めて感じた。Posted by ブクログ
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1950年のインドが共和国化される直前にイギリス外交官のヘリオット卿が殺害されるところから始まる。捜査するのはインド初の女性刑事ペルシス警部。女性が警察にいるということの不満が多くある時代。その中で時代の変わり目というものに直面し捜査も難しい。上からの圧力とインドとパキスタンの分離独立の争乱。謎解き...続きを読むPosted by ブクログ
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「小説を書くためのハウツー本ではない
よく読んでよく書いて、極力無駄を省いて装飾を取り払った言葉を連ねて文章を紡ぐだけ」
そう嘯くスティーヴン・キングの、創作に対する取り組みを読めるだけでも価値がある本と言える。
本人は「自叙伝の類ではない」とことわっているが、前段は幼少期から青春時代と小説を生業...続きを読むPosted by ブクログ -
イラクで遺跡を発掘している調査団長のエリック・レイドナーの妻ルイーズが精神的に不調を抱えているため、看護婦のエイミー・レザランがルイーズのサポートをするためテル・ヤリミアの現場に赴くが、ルイーズが何者かに殺されてしまう。
外部から人が入りづらいので、遺跡調査団のメンバーの中に犯人がいるらしい。。。
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