田村義進のレビュー一覧
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購入済み
面白かった
あざやかな謎解きでした。
そして、読み終わったあとに第一章を読み返すとゾワッとします。
本筋とは関係ないが
「人生は戦場なんです」
というセリフにハッとした。
本当にそのとおりだと思う。
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国産ミステリーの犯罪のほとんどが、極めて個人的な犯罪を扱うのに比して、世界の賞を獲るような作品は必ずと言っていいほど、国家レベルの犯罪、あるいは政府機関の犯罪、もしくは制度の生み出す社会悪が生み出す犯罪を描くものが多い。単なる謎解き小説にとどまらず、犯罪を小説の題材として描くことで、何らかの社会的メッセージを描くもの、そうではなくても高位なレベルで行われる犯罪に、個人として立ち向かわねばならない状況を小説の背骨に据えているものが多いと思う。
国産小説にそれが皆無とは言えないけれど、あくまでそうした部類の読み物とは一線を画し面白さだけを追求して、家族や男女間の愛憎のもつれ、ちっぽけな利権の -
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ネタバレキング小説を読んでいるときに、なぜか応援されている気持ちになることがある。まあ、「ペットセメタリー」や「クージョ」なんかを読み終わったときには、勿論そんな気分にはならない。だけれど、「IT」「スタンド・バイ・ミー」「ジョイランド」等の、一番キラキラしている部分……、友情を確かめ合ったり、力を合わせて危機を乗り越えたり、愛する人と踊ったりする場面には、人間の朗らかで透きとおった部分が、読んでいる自分にもあるのだと、背中を押されているような気持ちになる。
(そして、そこから奈落に真っ逆さまになるのが、キング小説の良いところでもある…)
「書くことについて」を読んだときにも、そんなキングのあたたか -
Posted by ブクログ
これは本格ミステリであろうとするメタフィクションです。
最初から作者は地の文で読者に語りかけ、本格ミステリとは…、犯人を当てるのか、トリックを当てるのか、動機を探るのか、と読者に考えさせます。
目次も登場人物表も冒頭にはありません。
作中に出て来る登場人物表には、肝心なところが黒塗りで消されています。
なぜなら、その時点で探偵が分かり得たところまでしか書けないからです。
そう言った意味ではフェアなのかもしれませんが、しょっちゅう作者が撹乱しに来るので、本当にフェアなのか?という疑いはぬぐい切れません。
途中で「ウリポ」というフランスの文学グループの話が出て来るので、これは文体も含めたうえで -
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ネタバレクリスティ、旦那が考古学者だから考古学者設定たまに出てくるんだろうなと考えるとわりとなんかこう萌えるな。
以下、個人的な推理。
大前提として本作、ユニークキャラが少ない。
レザラン、レイドナー夫、コールマン、神父、ライリー、シーラくらい(ケアリーなんかはイケメン描写とかはあるけどそれだけすぎるのでほぼモブ)。
序文でライリー、シーラ、レザランが犯人である可能性は棄却されるので、残りはレイドナー夫とコールマンと神父。
神父は怪しすぎるのでまぁ違うだろうなぁ、ということで除外。
もしこれがアリバイトリックならコールマンだけど、そういうわけじゃないのでレイドナー夫で確定……というメタ的な推理。ト -
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ネタバレこ、これはわからん!と俺フィーのイラン戦の末次のようになった。方向性はそんなに間違ってなかったと思うのだが。
ポワロってデブチビ中年みたいなイメージなんだが浜辺の姿が想像できん。
以下、個人的な推理。
まず男の手による絞殺という前提があるので、逆に犯人は女で確定。そうなると明らかに怪しいのは浜辺に残ったレッドファーン夫で、犯人が女である=動機のある妻であることに気づいたから死因を偽造したのでは? と推定。この時代、扼殺痕がどれくらい偽造できるのかはわからんけど、たとえば死にたてホヤホヤなら偽造とかできんかな……? みたいなノリでの妄想推理。
ただレッドファーン夫は実際に犯罪現場を見たわけでは -
Posted by ブクログ
ネタバレポワロシリーズ2作目。1作目も面白かったけど2作目も引けを取らない面白さだった。
結構序盤はスローな感じ。
大金持ちから身の危険を感じているため来てくれと懇願する手紙を受け取り、フランスに赴くヘイスティングとポワロ。
ヘイスティングは惚れ易すぎ。何なんだこいつ
は。なぜ名探偵の隣に立つ男はみんな美人に惚れやすいのか。
フランスに現れたころには依頼人はゴルフ場で殺されており、彼の妻は拘束された状態で発見された。外部犯の仕業にしてはなぜひらけたゴルフ場の真ん中で?と引っかかるポワロ。重要な証拠は1本の短い鉄パイプ。
絶対シンデレラが犯人だと思っていたが2段にも3段にも裏切られる展開だった。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ静寂にどれほど価値があるのかを考える本。著者が静寂である色んな場面でのエピソードを出して並べている。ただ個々のエピソードから深い考察が始まるわけではないので初めはあまり深い内容は書かれていないかもしれないと思った。しかし言葉にならないことはそのままでもいいという考え方に沿って考えてみればこれはこれでいい。静寂とは無音な環境のことを指すのではない。著者が主張する静寂とは外の世界と自分を断つことで出来上がる世界のことである。そしてその静寂とは現代人にこそ必要なものだ。学校を休んで部屋でただ寝転がっていた時、虚無すぎて鬱なのかなーと思っていたけれどこの本を読んでから考えてみるときっとその瞬間こそが静
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