田村義進のレビュー一覧
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今のこの国のように、役人や警察が民衆のために働くのでなく、自分たちの利権を守るために働くのが当たり前になってくると、頭の切れる警官なら自分が正規のルールに従って動くことが自分の所属する集団の中にいる他の者の目にどう映るか、だいたい分かるだろう。法や正義を盾にとって、いつか自分に害を及ぼすことになるだろう相手に、本心を明かすことはなくなり、遠巻きにして眺め、警戒するに決まっている。
独善的でなく、周囲に気を配れるだけの器量さえあれば、腐った林檎でいっぱいの箱の中に入っていたら、自分だけいい匂いをさせているのがどれだけ危ういことか気づけるはずだ。ところが、自分の腕に自信があり、周囲の助けを借りる -
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ネタバレ一人の元スパイが心臓発作で死んだ。その死に疑惑を抱く者はいない…ジャクソン・ラム以外は。スパイは死ぬまでスパイだ。スパイが死んだなら、そこには必ず何かがあるはずなのだ。はたせるかな男はメッセージを遺していた。ただ一語“蝉”―それは旧ソ連の幻のスパイにかかわる暗号名だった!ラム率いる“泥沼の家”の落第スパイたちが、動き出す。『窓際のスパイ』に続く会心の痛快作。英国推理作家規会賞ゴールドダガー賞受賞!
あっさりレギュラーが退場したり、「ダイ・ハード」ばりののアクションがあったりと、いろいろな意味で「ひょうひょうと」裏切られる感じ。でも悪くないです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ【再読】
看護師のエイミーは、たまたま知り合った外科医のライリーに依頼されてエリック・レイドナーの遺跡調査団とともに中東へ赴く。そこでエイミーはエリックの妻ルイーズの看護をすることになるのだが、どうもこのルイーズの様子がおかしい。彼女は何かに心を苛まれているようだった。エイミーが話を聞くと、ルイーズは死んだはずの前夫から脅迫されているのだという。さらに何者かが窓を覗いていたり保管室から怪しい物音が聞こえたりと、不可解なことが続く。
一人としてそのことに真剣に取り合わなかったが、ついにルイーズが何者かの手で殺されてしまう。そこに颯爽と現れたポアロは関係者から事情を聞き、捜査を始める。宿舎のつくり -
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他のジャンルや作家さんを味見したあとは、いつだってクリスティーに戻りたくなります。「やっぱり白ごはんとお味噌汁よね!」みたいな感じです。笑
ポアロシリーズ2作目である本書ですが、ドラマを視聴済み、あらすじもいまいち惹かれずでスルーしていた一冊だったりします。
けれど、結末を知っているはずなのに二転三転する展開にはビックリ。意外すぎる真犯人すら覚えていない、驚異の脳細胞よ。。
フランスが舞台なせいか、男女関係があちこちにあり、「火遊びかと思いきや本命」みたいなミスリードもたくさんあってまあ翻弄されました。それにしても「若さと美貌に寛大なフランス法廷」……( ˊᵕˋ ;)
しかし本書で最も言及 -
Posted by ブクログ
巨匠ブロックが生み出した、最強の弁護士マーティン・エイレングラフを主人公とする連作短篇集。これまでに発表されたシリーズの全作品12篇が収録されている。
なにがすごいかというと、彼の依頼人はすべて無実であり、裁判になる前にことごとく潔白が証明されてしまうのだ。どのようにして? そこは読んでいただいて確認してほしい。そして彼は法外な成功報酬を受け取るのである。すべてが同じ形式なので、裁判シーンは一切ない。
過去にハヤカワ文庫で刊行された傑作集に何作か収録されていて、初読ではなかったが印象はまるでなく、他のシリーズキャラクターに比べると明らかに弱い。そのせいで本にまとまるのが遅れたのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ近頃の、文士村活動の輪の中で、知人が薦めていた本。すぐに入手はしていたが、ようやく手に取って読み終えた。
タイトルの通り、書くことについて、ということで、作家がその知見を語るものだが、そこは、さすが大御所。巷にあふれるお手軽なHow to本とは異なる。早くそのテクニックを知りたい、コツを伝授してもらいたい、と思って読み始めると、途端に壁にぶち当たるだろう。序盤は、彼の生い立ちなのだから(笑)
いろんな点で、よいタイミングで巡り合えたなと思う。ホラー作家という印象が強いし、映画の原作者として認知はしていたが、スティーヴン・キングの著作だからと読んだ作品は一作もない。映画化された作品も、ホ -
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