田村義進のレビュー一覧
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殺人事件が起きてそれを解決していくので、立派なミステリーなのだが、私はコテコテのラヴロマンス作品として楽しんだ。中々ストレートな恋愛もので、その関係は子供ぽくさえ感じられる。
クリスティは、もしかしたらあまり男女間のドロドロした関係を描くのは得意でないか嫌いなのかもしれない。まだ作品をそんなに多くは...続きを読むPosted by ブクログ -
犯人は最後まで全く分からず。騙された感は楽しめた。
でも、いくら時間が経ち、変装していたとしても、前の夫と今の夫が同一人物だったら妻ならば分かるんでないの?
もうひとつ言うと、一つ目のトリックが少々物理的過ぎるかなあ。あの状況で鉄格子から頭出すかな。。
と、ツッコミどころはあるけど、面白いです...続きを読むPosted by ブクログ -
ポアロ作品。
メソポタミアの発掘現場で起こる殺人事件で、何故メソポタミアなのかというと、クリスティ本人の再婚事情にあるらしい。
当然悪くないのだが、他作品と比較しても解決はちょっとあっさりめであった印象。Posted by ブクログ -
4/9/2022
「書くことについて」の章は面白い。が、キング氏の文体あまり合わないかもしれない。
たくさん読み、たくさん書くこと。副詞の濫用は×.
概して優れた作品より、出来の悪い作品からのほうが教わるものは多い。
「大事なのは、本は一気読みだけでなく、ちびちび読むのも悪くないということ...続きを読むPosted by ブクログ -
殺人の過去を再現せよ。
妻の様子を見てほしいとドクター・ライリーを通じて考古学者に依頼され、看護師のレザランはバグダットに向かった。不思議な魅力を持つルイーズ・レイドナーは不安定な様子を見せ、周囲の空気も何かピリピリとしている。ルイーズが昔の夫からの脅迫状に怯えていることをレザランは知ったが、その...続きを読むPosted by ブクログ -
どうしようもなく頑固で不器用な男が、どんどん自分を追い詰めて、自分でしんどくなっていく「カッコいい」物語。
原尞さんが薦めているのだから、読まないわけにはいかないでしょう。Posted by ブクログ -
2019年度エドガー賞最優秀長篇賞に輝いたハードボイルド探偵小説。ハニートラップに嵌り、警察を追われた主人公(現私立探偵)が自身の濡れ衣を晴らすべく奔走する本筋に、黒人活動家の冤罪事件の調査依頼が絡み合う錯綜したプロット(お家芸的)だが、最後は上手い具合に着地する。何より厄介なのは登場人物が多過ぎる...続きを読むPosted by ブクログ
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セリフにフランス語?が入っててイマイチ馴染めず。
内容も最近の込み入ったミステリーを読み慣れてるせいか先が読めてしまった。
ミステリー初心者が読むとワクワクして楽しいと思う。
今のミステリーの基盤なんだな、とは思いながら読みました。Posted by ブクログ