田村義進のレビュー一覧

  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    その人だけは絶対にないと頭の中で外してた。思い返してみると色々伏線張られてた...トリックより殺人までの下準備が恐ろしい。
    派遣された看護師視点の作品で、読者と同じ目線で話が進んでいくのが新鮮だった。「殺人は癖になる」いうポアロの言葉が印象的。

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    2024年07月22日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ポアロのシリーズ2作目。難解な事件で、犯人が全くわからないほど、二重三重に巧みに練られたトリックに驚きました。ただ、あまりにも偶然性に頼ったストーリー運びが、なんだか不自然な感じがするところが気になるところ。

    良かった点は、犯人の行動心理を分析しながら推理する”灰色の脳細胞”を持つポアロと、地べたを這いつくばって物的証拠から推理するパリ警視庁の”猟犬”ジロー刑事との勝負。ポアロが感情的になる場面がいいですね。

    あと、小説として恋愛要素があるのは普通ですが、相方のヘイスティングズが色目きたって捜査の弊害になる”いかれポンチ”ぶりに苦笑い。

    最後は、いい終わり方ですが、とにかく犯人や恋愛の相

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    2024年07月21日
  • カルカッタの殺人

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    英国統治下時代のインド カルカッタ(今はコルカタだって)で起こったイギリス人殺人事件のゆくえ。そうかぁ、そんな時代もあったなと思いながら読む。

    主人公のウィンダム警部が魅力的。
    辛い過去があり人生に諦観し、阿片に安らぎを求めちゃう弱さもあるが、根っからの仕事人間、観察力も抜群で、巧妙に仕組まれた事件を解決。

    部下になった新米刑事パネルジーもいい味出してる。いいコンビ。

    いつの時代も、軍が威張ってる国は怖いな。

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    2024年07月20日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ジャックは最初自分に流れる父親の血を心配してたけど、父親がしたことは愛する人のために自分を投げ打ってまで危険を犯したとも言えるから、心配しなくてもいいんじゃないかなぁ。

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    2024年07月07日
  • ゴルフ場殺人事件

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    【ポアロ】
    ちょっとヘイスティングズさー、本当に何やってんの笑
    『古畑任三郎』の今泉みたいなポンコツぶり。どんだけ惚れっぽいんだよ(^_^;)

    恋で周りが見えなくなるヘイスティングズにもポアロは優しい。『ここはパパ・ポアロにまかせておきなさい』なんてやっぱり仲良しなんだな。
    何でヘイスティングズがポアロの友人なのか謎だったけど、ゆるキャラ加減が灰色の脳細胞を持つポアロには合うのかな。2人の会話が和む。最初の頃の2人を知ったらもう一度『カーテン』が読みたくなった。

    ポアロ探偵VSジロー刑事とのやり取りも面白かった!名探偵より先に犯人を見つけようと必死のジロー刑事と、対抗意識むき出しのポアロ。

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    2024年07月17日
  • 死んだライオン

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    ネタバレ

    「窓際のスパイ」の続編。最初にバスの中で殺害されたディッキー・ボウの謎があり、ボウが追った人物の目的などを探るために今回も追い出し部屋(泥沼の家)のスパイらが活躍する。登場人物が多く、それぞれが持っている野望が渦巻く中で、ボウが残した「蝉」というメッセージが最後に大きな意味を持ってくる。泥沼の家のリヴァーは前作での駅で騒動を上回る騒動を本作で引き起こすが、それも伏線の一つに過ぎない。いろなことが最後には集約されていくスリルを楽しめる。

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    2024年06月06日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    前回読んだのが思い出せないぐらい久しぶりに、クリスティーを読みました。ミステリーとは斯くあるものだと言わんばかりの女王による王道なお話でした。たまにはいいです。

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    2024年05月30日
  • 窓際のスパイ

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    英国のスパイ組織である英国保安局(MI5)で何かをやらかした職員が閑職に追いやられて、<泥沼の家>(スラウ・ハウス)でどうでもいい仕事についている(「窓際」ってそういう意味だったことに気が付く。窓越しに張り込みをしているのを想像していた)。ところが、ある若者を斬首する予告動画が流れ、その対応をするのだが、そこには泥沼の家の面々と保安局の裏事情というか裏の目的があり、と同時にスパイ物のアクションもあり、いろいろ楽しめる。サスペンスというよりはどこかユーモアを交えた物語であり、時に緊迫し、時に弛緩する緩急も読んでいて楽しめる。

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    2024年05月29日
  • 郊外の探偵たち

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    ネタバレ

    ニュージャージー州ウエスト・ウィンザー区のガソリンスタンドでインド人の青年が銃殺された。
    現場を封鎖するために四苦八苦する巡査達の下に舞い降りたホンダ・オデッセイ。
    出てきたのは、人間というよりはボウリングのボール。背は低く、髪は黒い巻毛でもじゃもじゃ。歩き方は人間というよりペンギン。おそらく、人類の文明の歴史のなかのどの女性よりも大きなお腹をしている。あえて想像するなら、生まれてくる子は大学二年生。
    そして、繰り広げられる4人の子ども達とのけたたましいやりとり。

    コミカルな登場に困ったさん側の人間かと思えば、実は超絶優秀な頭脳を持った元FBIに仕えたプロファイラーのアンドレア。
    出産と共に

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    2024年05月18日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    第一の殺人の被害者であるルノーが実は…というところまではなんとなくわかったのに、まさかマルトが真犯人だったとはーーーー!!!!

    クリスティーの小説では書かれていること全てに何かしらの意味があるので、例えば「女性はこうこうこういうものだ」という話が事件の鍵を握っていたりする。
    そういうことをちゃんと頭に入れて登場人物をさらってみると、読んでいる途中でももう少し真相に近づける気がする…

    物語全体の満足度はすごく高い。
    途中でヘイスティングスの行動に呆れたりもしたけど、ポアロがいいならいいんだろう…と考えて乗り越えた。
    久しぶりにポアロとヘイスティングスのコンビの話を読んだけど、やっぱり友人視点

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    2024年03月28日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    シャイニング、ミザリー、it、スタンドバイミーなど、多くの作品を手掛けてきた作家、スティーブンキングの文章読本。

    軽妙洒脱なユーモアを交えて紹介される、執筆スタイルや作文のノウハウは、読んでいて飽きがこなかった。
    作家志望以外の人にもお勧めできる内容。

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    2023年12月06日
  • 郊外の探偵たち

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白い、というほどではないけど、楽しめた。

    主人公のアンドレアの境遇は、多産DVというやつではないかと思うが、そこへの指摘は無かったな。責任感が強いので子供の世話をするが、それにうんざりすることも忘れてうんざりしながら過ごしてきた、というのがわかる。賢さゆえにジェフからの理想を理解しそれに見合うように努力をしているが、そろそろ限界って感じ。

    多人種っぷりがポリコレっぽくて、映画化しやすそう。人種差別による殺人というと、最近読んだ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を思い出す。ただ、バラバラ殺人なのは面白かった。

    しかし、あの時代に隠蔽された殺人は1件だけなのかはちょっと疑わ

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    2023年11月20日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    自分ではポケミスほとんど読まないけど、人に貸してもらって。

    面白かった!
    ストーリーだけだと、まあまあ面白いミステリだったなぁと思うくらいかもしれないけど、インドの時代背景、イギリス人への感情や宗教対立など、絶妙に絡まって。

    かなり早い段階で犯人が自白するので、真犯人は他にいるんだろうなぁという想像はすぐにできるものの、なぜやっていない罪を認めたのか?という謎を解くには、そのあたりの背景が不可欠。

    なぜ学校で勉強しないといけないのか?→ミステリを楽しく読むためだ!と実感した一冊。

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    2023年11月11日
  • 郊外の探偵たち

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    第5子を妊娠中のアンドレアはニュージャージー州郊外に住む専業主婦で、かつてはFBIの優秀なプロファイラーだった。殺人事件の現場に偶然出くわしそこで末っ子がお漏らしをしてしまったことをきっかけに、彼女は落ち目のジャーナリストのケニーと調査を開始する。50年前に地元で発見された骨と今回の事件との関連に気づいた彼女は、隠された町の秘密に迫る。やがて明らかになったのは人種差別をめぐる暗い過去だった。「いまはイケてない」探偵コンビが郊外の町で犯人を追い詰めるオフビートな痛快ミステリ。

    とんでもないオープニングで、つかみはOK。主役二人以外の登場人物がなかなかいい。実は重たいテーマを軽快に読ませます。

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    2023年10月25日
  • 郊外の探偵たち

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    おもろい! 五人目妊娠中の元FBIのパワフルママと、落ち目の新聞記者が事件に挑む #郊外の探偵たち

    ■あらすじ
    かつてFBIに勤務していたプロファイラーだったアンドレアは、今は四人の子どもたちを育てるママであり、五人目を妊娠している。彼女は、住んでいる郊外のガソリンスタンドで、殺人現場に出くわしてしまのだった。
    一方、以前はピューリッツァー賞もとったことのある新聞記者ケニーは、問題を起こしたことをきっかけにすっかり影が薄くなる存在になっていた。二人はともに郊外で起こった殺人事件と街の闇を探り始める。

    ■きっと読みたくなるレビュー
    やっぱアメリカのミステリーは楽しませるサービス精神が満点です

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    2023年10月21日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ポワロの解説が核心に迫るまで真相に気がつけなかった…!その場にいるかのようにだんだんと背筋がゾッとしていく感覚になった。古代文明の発掘現場と魅惑の女性の組み合わせだから、全体的にロマンチックな雰囲気だった。

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    2023年10月05日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    翻訳書だから…と思ったけど、思いのほか内容が頭に入ってきた。

    本筋は著者による小説の書き方だったが、"書く"という行為についての心構えを説く部分は参考になった。

    「受動態は極力避けろ」、「副詞を多用するな」など端的に伝わりやすい文章を書くことが重要である。

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    2023年08月03日
  • 阿片窟の死

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    今回も面白かった!!

    独立運動と自分の信念との狭間に揺れるバネルジーはこれからどんな決断をしていくのかな。

    178ページの記述が胸に残った。
    ほかのイギリス人の多くも、いずれはインド独立を認めないといけないことを察知していたのだろうか。

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    2023年07月23日
  • 帝国の亡霊、そして殺人

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    一気読み、、。事件は納得いかないふうに収束していきましたが、そこに至るプロセスには深みがありました。さまざまな宗教、民族が絡み合い、イギリスに統治される、当時のインドの複雑な状況が垣間見えました。聡明で正義感あふれるペルシス、キャリア積んでいてほしい、。また次の作品で会えますように。彼と共に。インドとイギリス、というワードだけで頭の中にR R Rが浮かんで仕方ない病との闘いに苦しみながら読み進めることに。

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    2023年04月11日
  • ゴルフ場殺人事件

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    小中学生の時に好きだったクリスティー作品を久しぶりに読み返したいと思い、手に取った1冊目。

    ポアロシリーズ2作目。

    ヘイスティングスって少し頼りないワトソン君と思っていたけど、ここまで容姿に優れた女性に弱くて、情けない人だったっけ?という印象を受けた。

    ミステリー要素は少なくても、いけ好かない(主観)ジロー警部との推理対決や後半の展開のテンポの良さなど、最後まで楽しく読めた。

    ヘイスティングスに対してのポアロの愛情深さが感じられるところも好きな作品。

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    2023年03月24日