田村義進のレビュー一覧

  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕
    最初、夫が怪しい!と思っていたのに、「夫は本当に妻を愛していた」と何度も書かれて「そうなのかぁ」と思わされてしまった。いや、確かにそうなのだけれどそれが動機だとは。元夫の弟が、兄を失ったショックでからだの成長が止まり、アラブ人の子供として働いてるんだ!とまで考えが飛躍したのに。
    日本語訳、文章を書き...続きを読む
  • ゴルフ場殺人事件
    クリスティ作品は読みやすい。ヘイスティングズが出てくる女性キャラ全員に惚れちゃう。すぐ愛してるとか言うし。そこがおもしろい。ポアロは普段温厚なのにジロー刑事のことは大分頭にきてたみたい。猟犬の置物ジローで笑った。
  • 書くことについて ~ON WRITING~
    スティーブン・キングがこんな本を書いてるなんて知らなかった。
    自分の生い立ちと、書くことに必要な道具箱(スキルやティップス的なこと)、そして書き方、書くことと生きること。
    なんか書いてみたくなってしまう。
    書けるような気になってしまう。
    そんな一冊です。
    本が好きな方にはオススメ。
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕
    今回は(今回も?)愛憎渦巻くストーリーで、それぞれの人間関係が複雑でした。
    異国の雰囲気や情景も綺麗で、旅情をかきたてます。

    この作品では、遺跡調査団のリーダーである考古学者の妻・ルイーズの世話をするため雇われたレザランという女性が、ポアロの助手役として登場しました。

    ルイーズは人々の中心に自分...続きを読む
  • ゴルフ場殺人事件
    ポアロシリーズには度々、ヘイスティングズが出る。
    彼の推理はいつだって見当違いなのだが、読んでいる私はそれにすら気づけないのかと思ってしまう。

    はっきりと言えば、彼も中々頭の回転が早い。
    ただし、ポアロの思考力が抜き出ており、その小さなヒントから導かれるモノが二、三上をいく。

    とりあえず、私はヘ...続きを読む
  • ゴルフ場殺人事件
    ポアロ
    シリーズ2作目。二転三転、予想外の犯人で面白かった。本筋とは関係ないが、ポアロの部屋の暖炉の上の猟犬の置き物の名前が「ジロー」というところで笑ってしまった。美女に弱すぎてとんでもないことをするヘイスティングズには呆れるけれど、この人のキャラクターで暗くなり過ぎずに読めるのも確か。
  • カルカッタの殺人
    シリアスなんだけどどこかコミカルな雰囲気が良かった。作者はイギリス育ちのインド系移民。イギリス、インドどちらに対してもフラットに俯瞰した歴史的事実を背景にストーリーが展開するので、お勉強にもなります。
    次の作品は積読状態ですが楽しみにとっています。
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕
    原題 “Murder in Mesopotamia”

    ポアロ・シリーズ。

    凄いトリックがあるわけでもないけど、普通に面白かった。

    舞台はメソポタミアのテル・ヤリミア。遺跡調査団長レイドナー博士の妻ルイーズは死んだはずの先夫からの脅迫状を受け取っていて、そして、調査団の宿舎で殺害されてしまう。
    ...続きを読む
  • ゴルフ場殺人事件
    犯人まさかのまさかでした!
    全く予想してなかったところに…
    事件が2転3転するところがまたアガサらしくて楽しかったです。
    ヘイスティングスにちょっとイライラしてしまった
    けど憎めない良いキャラです笑
  • 書くことについて ~ON WRITING~
    自ら生い立ち、また書くことについてユーモラスな表現で語っている。
    プロットを重視しないのは意外だった。小説を書く人は必ず作っていると思ってた。
  • 書くことについて ~ON WRITING~
    以前著者の短編集を読んだとき、海外にこんな読みやすい文章を書く作家がいるのか!自分もより伝わる文章を書きたい!と思ったので購入。

    文を書く上で副詞や受動態の多用を制限するという内容には唸った。
    日本語にしてもこれらの多用は読みやすさを阻害すると思う。しかしやめろと言ってすぐやめられるものでもない…...続きを読む
  • 書くことについて ~ON WRITING~
    スティーブン・キングの小説は読んだことがない。

    でも、この本は面白かった。

    ベストセラー作家が何を考え、どうな気持ちで仕事に取り組んでいるのかが伝わってくる。

    そして、いかに文章をシンプルにすべきか、ということも教えてくれる。

    もちろん、これを読んだから文章を書くのが上手くなる、なんてことは...続きを読む
  • ゴルフ場殺人事件
    シリーズの中でも影薄いのにめちゃくちゃ面白い。
    心も温まる・・
    文章も読みやすいし期待以上の作品でした。
    ゴルフ全然関係なくてウケた。
  • 流れは、いつか海へと
     国産ミステリーの犯罪のほとんどが、極めて個人的な犯罪を扱うのに比して、世界の賞を獲るような作品は必ずと言っていいほど、国家レベルの犯罪、あるいは政府機関の犯罪、もしくは制度の生み出す社会悪が生み出す犯罪を描くものが多い。単なる謎解き小説にとどまらず、犯罪を小説の題材として描くことで、何らかの社会的...続きを読む
  • ゴルフ場殺人事件
    事件が二転三転しておもしろかった!!
    比べるのは野暮かもしれないが、心理的な面に踏み込んでいるぶん、女性の書いたシャーロックホームズという印象がちらっとある(悪い意味ではないのだけど、ファンには怒られそうなのでひっそり…)
  • 死んだライオン
    落ちこぼれスパイたちの「泥沼の家」シリーズ2作目。
    おもしろい!
    今回は、ラムの天才的なひらめきや働きはあまりみえなかったけど、新しいキャラクターも登場し、また今後が楽しみ。
  • ゴルフ場殺人事件
    一言で言うと
    「おい!!ヘイスティングス!!!!!」
    って思いましたw
    ポアロめっちゃ優しいw

    トリックとかもう終始騙されまくり
    相当自分の頭が悪いのだなと思いました。
    楽しめているからいいけど!!
  • ゴルフ場殺人事件
    こちらもなかなか面白かった(≧▽≦)
    犯人はラスト近くまで分からなかったけど、分かるまでの被疑者たちではなんとなくもやもやしてたので真犯人が見つかってスッキリ(≧▽≦)
    ヘイスティングズあまり役に立ってないよね(笑)
  • 窓際のスパイ
    英国保安局で「左遷部署の中の左遷部署」という位置付けの“泥沼の家”の面々が巻き込まれる羽目になった妙な誘拐事件…どうなってしまうのかは、是非本作を紐解いてみて頂きたいが…本作を愉しむことを通じて、何か“泥沼の家”の面々に“力”をもらえるような気もした…手近なところでどう視られようが、処遇がどうであろ...続きを読む
  • 郊外の探偵たち
    ニュージャージー州ウエスト・ウィンザー区のガソリンスタンドでインド人の青年が銃殺された。
    現場を封鎖するために四苦八苦する巡査達の下に舞い降りたホンダ・オデッセイ。
    出てきたのは、人間というよりはボウリングのボール。背は低く、髪は黒い巻毛でもじゃもじゃ。歩き方は人間というよりペンギン。おそらく、人類...続きを読む