帝国の亡霊、そして殺人

帝国の亡霊、そして殺人

小説・文芸
2,530円 (税込)

12pt

4.1

1949年、インド・ボンベイ。共和国化を目前にした大晦日の夜、パーティーの最中に英国外交官ジェームズ・ヘリオット卿が殺された。犯行現場の金庫は空。さらにジェームズ卿の上着からは暗号めいたメモが見つかった。捜査に当たるのはペルシス・ワディア警部。インド初の女性刑事として警察組織の内外で逆境に立たされながらも、明敏な頭脳と不屈の精神で国家を揺るがす大事件の真実に迫る。独立運動の遺恨と共和国化の混沌の只中にあるボンベイを舞台に、女性警部の活躍を描いた歴史ミステリ

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    購入済み

    イギリスから独立したばかりインドを舞台にした歴史ミステリー。主人公は正義感の強いインド初の女性警察官で勇敢で無鉄砲で魅力的な女性で、どこか頼りないイギリス人男性とバディを組んで、事件を解決する。
    インドとパキスタンの分離独立に対する知識が少なかったため、より楽しむために調べながら読む必要があった。宗教間の対立など学びが多く、良い読書経験であった。

    #アツい #ドキドキハラハラ

    0
    2023年04月19日

    Posted by ブクログ

    1950年のボンベイ。大晦日のパーティの最中に殺された英国外交官、事件の真相を追うのはインド初の女性警部。男尊女卑の風潮が半端ない社会や警察組織の逆境の中にあっても真実を追求する姿勢を貫く主人公ペルシスがカッコいい。手掛かりを求めて東奔西走したりと地道に解決へ導くミステリー。英国からの独立やパキスタンとの分断など時代背景も面白かった。

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    主人公である、インド初の女性刑事・ペルシスが、まだ英国の影響が色濃い印パ分離独立、男尊女卑などの歴史的・社会的な混乱や差別に負けず、時に苦渋の妥協をしながらも、実直にひとつひとつ謎を追っていく姿が好感。事件そのものはシンプルではあるが、様々な思惑が絡んで複雑、背景を考えれば重い。ペルシスがこの後どうなっていくのか、ぜひ続編も読みたい。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    自分ではポケミスほとんど読まないけど、人に貸してもらって。

    面白かった!
    ストーリーだけだと、まあまあ面白いミステリだったなぁと思うくらいかもしれないけど、インドの時代背景、イギリス人への感情や宗教対立など、絶妙に絡まって。

    かなり早い段階で犯人が自白するので、真犯人は他にいるんだろうなぁという想像はすぐにできるものの、なぜやっていない罪を認めたのか?という謎を解くには、そのあたりの背景が不可欠。

    なぜ学校で勉強しないといけないのか?→ミステリを楽しく読むためだ!と実感した一冊。

    0
    2023年11月11日

    Posted by ブクログ

    一気読み、、。事件は納得いかないふうに収束していきましたが、そこに至るプロセスには深みがありました。さまざまな宗教、民族が絡み合い、イギリスに統治される、当時のインドの複雑な状況が垣間見えました。聡明で正義感あふれるペルシス、キャリア積んでいてほしい、。また次の作品で会えますように。彼と共に。インドとイギリス、というワードだけで頭の中にR R Rが浮かんで仕方ない病との闘いに苦しみながら読み進めることに。

    0
    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    1950年のインドが共和国化される直前にイギリス外交官のヘリオット卿が殺害されるところから始まる。捜査するのはインド初の女性刑事ペルシス警部。女性が警察にいるということの不満が多くある時代。その中で時代の変わり目というものに直面し捜査も難しい。上からの圧力とインドとパキスタンの分離独立の争乱。謎解きの面白さとその歴史の重みが伝わってくる。ここ最近インドが舞台の作品が増えてきてるのは嬉しい。

    0
    2023年02月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    独立後間もないインドが舞台。大英帝国の支配を解かれたばかりで、イデオロギーの揺らぎや宗教間の対立など当時の混乱が見て取れて興味深かったが、ミステリーとしては少し粗が目立つ。主人公の母の死の謎が、散々勿体ぶった割には小粒だったのには肩透かしを食った。あと、シンがわざわざ苦労してズボンを持ち帰る必要性は?罪を被るには、自分の持ち物でも置いてきた方が早いと思うけど。そしてブラックフィンチの魅力がわからない。

    後味の悪い終わり方は、当時の混沌としたインドの情勢とマッチしていて悪くないとは思う。

    0
    2023年07月06日

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