篠綾子のレビュー一覧

  • くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    5冊目完結編です。
    5冊の中で これが一番好きですね。
    くわいの丸煮には そんな話しがあったのか!
    巴屋から始まって謎解きもいっぱい
    しかし そんなに綺麗な人がお母さんなら 喜八もいい男のはずです。
    最後におあさちゃんと 両思いなんて いいですね!
    楽しくて美味しそうで 謎も解ける最終回でした。

    0
    2024年08月18日
  • 菊花ちらし 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    菊花ちらしは5作目です。
    まとまりがよくテンポもあって 読みやすかったです。
    このカササギのお料理で感心するのは
    魚とか 湯葉 とかそういうものは使ってない。
    野菜 きのことかで 献立をたてている。
    庶民の行く芝居茶屋
    高い材料は使わず 献立をたてています。
    菊花ちらしもですが 芋名月と栗名月
    どちらも食べてみたいですね!
    現代でもありそうな いい男が化粧水を売る。
    これは引っかかりそう!
    そして鬼勘が なんか段々いい人に見えてくる。
    喜八と弥助のいい男コンビの お芝居も
    見てみたくなりました。
    続編は出ないのかな?
    でたら読みたいものです。

    0
    2024年08月03日
  • くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    木挽町シリーズ最終巻。
    終わっちゃいました…。大好きだったなこれ。
    今回も料理がおいしそうでした。おかゆ…
    また知らない日本の風習が…亥の子の日?
    そんなのあるんですね。日本はほんと行事好きですね。私も嫌いじゃないですが、全部やったら大変だろうな。

    最後の事件の中心は巴屋。やはり成り代わりでした。
    そして成り代わられた人生きててびっくり。さすがに亡くなられたと思ってました。
    前巻かその前の巻か忘れましたが、以前出てきた藍之助や吉良上野介が出てきました。
    ネタバレ書きますが、喜八が奥方をすごい気にするからもしかしてお母さんかなと思って、そういえばお母さんってどういう設定だっけと1巻みたのですが

    0
    2024年07月15日
  • 酔芙蓉

    Posted by ブクログ

    政争を繰り返す貴族たちから一族を守るため、青年は美しき冷たい悲しい仮面を被った。

    平安時代後期。
    藤原隆季は、類い稀なる美貌を持つ公達。
    その美貌ゆえに、権力者の我欲に翻弄されながら、我が家の存続、我が息子の安泰のため、権力者の寵愛を受け、下級公家でありながら「保元の乱」「平治の乱」を経て、出世を遂げて行く。

    天皇や公家の名前が、相変わらず「??」状態ではあったけど、メモを片手に、読んで行った。
    読み進めるにつれ、だんだん引き込まれて、なかなかに面白かった。

    0
    2024年06月01日
  • 藤原道長 王者の月

    Posted by ブクログ

    藤原道長の栄華を描いた作品。

    道長は、藤原兼家の三男でありながらも

    威子を中宮
    姸子を皇太后
    彰子を太皇太后

    三后を全て道長一家で占めるという快挙を成し遂げ「一家立三后、未曾有」と評される。

    威子立后の宴で詠じた
    『望月の歌』
    この世をば わが世とぞ思ふ 望月の
    欠けたることも なしと思へば
    は、有名。

    兼家・道隆・道兼。
    実資・公任。
    藤原姓が大勢出てくるので、えっと?えっと?
    となったが、ちょうど、NHKの『光る君へ』の出演者の顔を思い浮かべながら読むと、わかりやすかった。

    0
    2024年05月30日
  • 菊花ちらし 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シリーズ5作目。季節は秋。
    若い女性客に化粧水を売りつける若い男性が現れます。
    特に悪いことしてるわけじゃないけど、何か引っかかる…

    友達を紹介してくれたら10文引くとなんかマルチ商法みたいだなと思って読んでました。また、お得意様になりそうな客とデートって、若い女性から金を巻き上げるホストみたいだなと思いました。
    ただ、久作や新之丞の他人を妬む気持ちや腐ってしまう気持ちはよくわかります。
    私も上手くいかないと上手くいってる人が妬ましいし、自分だけ損しているような気持ちになります。周りと比べちゃいます。

    今回はお料理が一層美味しそうでした。
    芋名月御膳、栗名月御膳どっちがいいかな…。
    見た目

    0
    2024年03月06日
  • 薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    夏のお料理のオンパレードでしたが、冬瓜の丸煮美味しそうでした。
    この作品のおあさちゃんの言葉が、心に響きました。「応援する側はね、何も役者や作者をただ応援してるわけじゃないの。応援することがそもそも楽しいし、自分の仕合せでもあるのよ」オタクの気持ちを代弁して頂いたと思いました(笑)

    0
    2024年01月28日
  • 雛あられ 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回は前回も名前だけ登場していた大茶屋と決闘で十七人?切りをしたと噂の中山安兵衛が出てきます。また安兵衛とお見合いをする予定だったおきちさんと安兵衛と同じ道場に通う(って表現であってる?)多門、狂言作家の東(あおさのお父さん)と沢山出てきます。

    今回も喜八、弥助かっこよかったです。
    私的に以外だったのが、安兵衛とおきちがくっ付いたことですね。
    おきちさんが最初からあきらめモードだったので、憧れだけで終わるものと思ってました。
    最後の部分で喜八が役者に少し興味を持ち始めてるので、この先そちらに進むのでしょうか。またチラチラ喜八があおさに惹かれてるシーンが出てくるので、そちらも気になります。弥助

    0
    2024年01月26日
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表紙のイラストにつられて購入。中身も満点でした。

    町奴(元やくざって表現していいんですかね?)の息子の喜八と兄弟分(右腕みたいな)の弥助と、料理人の松次郎で小料理屋を営んでます。
    ある日松次郎の息子が盗みの片棒を担いだと疑われ捕まってしまいます。
    息子が捕まったのと同時に松次郎も姿を消して…って感じのお話です。

    松次郎や弥助が作った料理などがちらっとでてくるのですが、江戸時代の料理だったり季節モノだったりで、ヘルシーで美味しそうでした。
    喜八が周りのへの感謝も忘れないめちゃめちゃいい子で、読んでて気持ち良かったです。喜八は火付改の鬼勘という人に元町奴の息子ってことで目をつけられてるんですが

    0
    2024年01月25日
  • 菊花ちらし 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    篠先生のこのシリーズは、とにかく食欲をそそる作品です。時節がまさに食欲の秋だけに食材も美味しそうなものばかり。里芋を揚げたものなんかは作ってみたくなるような表現です。
    喜八さんと鬼勘との関係が少し緩和したのかと思っていたら前巻が未読でした。

    0
    2024年01月19日
  • 藤原道長 王者の月

    Posted by ブクログ

    序章からあとがきまで、僅か285ページでしたが、著者の着想が素晴らしく、簡潔にまとめられており、藤原道長の人となり、周りの登場人物などが、よく理解できました。

    0
    2023年08月09日
  • 岐山の蝶

    Posted by ブクログ

    読みやすくムダがない文章なのに背景まで脳裏に浮かぶし、帰蝶の聡明さも伝わる。
    この帰蝶は姉がいて京で商いをしている設定で侍女のはからいで商いを学び自分で切り盛りする。血が繋がっている事を知らずに2人は出会うが史実がないならではの空想が広がっていくが全然おかしくない設定なのですんなり受け入れる事ができた

    0
    2023年06月30日
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    読み終わり、とても清々しい気持ちになります。
    人物ひとりひとりが魅力的。喜八さんと弥助さんはもとより、特におあささんとおくめちゃんが愛らしい。
    もう一つ、作者の篠先生の文章が私好み。続きが楽しみです

    0
    2023年04月08日
  • 義経と郷姫

    Posted by ブクログ

     義経の正妻については、ほとんど知らなかったので読みましたが、いい作品だった。
     郷姫の心情が女性視点でよく描かれていて、架空の人物も違和感なく物語に溶け込めて読んでいて面白かったです。
     

    0
    2022年07月17日
  • びいどろ金魚 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    郁太郎と亀次郎の通う寺子屋の佐和先生の言葉が、
    今のわたしの現状(まさに昨日の事柄と)リンクし、
    自分の気持ちを再認識しました。
    読書って、たまにこういう出会いがありますよね。
    それだけで★5つつけちゃう。笑

    京都で修行中の安吉も再登場。
    彼なりにうまくやっているようで、
    菓子職人としての修行はあんまり進んでないっぽいけど、急がば回れ?
    人間性に成長が見られていて、好感度上がりました。

    氷川屋勘右衛門が照月堂を驚異に感じているがための妨害と、それに反発を覚えながらも逆らえないしのぶが不憫。
    氷川屋の職人、菊蔵の過去と、なつめとしのぶとの三角関係になりそうな(でもしのぶと菊蔵が夫婦になって新

    0
    2022年02月12日
  • 親子たい焼き 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    なつめの周囲にいる人たちは、みな心根の清らかな人ばかり。読んでいて安心します。

    照月堂も3巻目に突入し、
    前作で菓子職人見習いを許されたなつめ。
    浮ついたところは全くなくなり、
    真摯に菓子作りを学び取ろうとする姿は、
    応援したくなるものです。

    露寒軒が時々、なつめに悩みがあるときにふらりとやってきては解決の手助けをする。
    めっちゃいいおじさまやん〜。

    小店の照月堂に危機感を覚える大店の氷川屋(の主)が何を仕掛けてくるのか、
    緊張感を孕んで次巻へ、続きます。

    0
    2022年02月09日
  • 神様の果物 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の一巻となりました。

    兄との再会。
    照月堂と一鶴屋の菓子勝負。

    そして何より両親の死の真相。

    なつめの目指す菓子の未来。

    大満足のシリーズでした。

    古典の好きな私には物語に挟まれる和歌や神話も嬉しくて(^^)

    ときじくの香の実。
    神様の果物。

    胸がいっぱいになる作品でした。

    0
    2021年07月15日
  • 子育て飴 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    【腹減り度】
    ☆☆☆
    【食べ物の割合】
    ☆☆☆
    【1番美味しそうだったもの】
    あめ湯

    *感想*
    このシリーズは基本的に「敵」というものがいなくて心安らかに読めるから好き。主人会のなつめちゃんの成長物語だ。ふと一巻を読み直してから今巻を読んで、しみじみと、なつめちゃんも大人になったなあと思ってしまった。誰目線よ。
    今回は半分は飴の話だったので腹減り度低し。やっぱり和菓子は餡子だね!
    ここ数巻は江戸の照月堂と京の果林堂を織り交ぜて
    描かれてるけど、実は果林堂の話の方が楽しみだったりする。ぜひとも長門スピンオフを書いていただきたい!
    ラストではなつめちゃんが何やら重大な決断を胸にして終幕。次巻、ど

    0
    2020年10月24日
  • 桜小町 宮中の花

    Posted by ブクログ

    小野小町が主人公の物語。

    日本を代表する美女で歌人としても有名な平安時代の女性
    という程度の知識しかなかったので、この物語で初めて人間としての小野小町を認識したという感覚になりました。
    読んでよかったです。

    自分を取り巻く男性たちへのそれぞれの想い
    心の奥に消えずに残る、少女・比右としての気持ち
    仕事に対する向かい方
    など一女性として魅力的な描き方をされていました。

    政治的にきな臭い時代の中の、悩んだり迷ったりしながらも、しなやかに強く生きていく姿が素敵。

    0
    2025年11月03日
  • 青梅のしずく 江戸菓子茶店うさぎ屋

    Posted by ブクログ

    なつめが、女将となり菓子を作る茶屋うさぎ屋。体にいいお菓子という目標が決まり日々精進。

    季節の野菜、果実、天候からも、その時々に一番あった作り方を試行。

    修行中して居た店とも関わり、後輩たちも見守る。真面目な、なつめは自分の菓子を目指す。京の天才の存在も重要。

    0
    2025年09月05日