篠綾子のレビュー一覧
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〈小烏神社〉の宮司で様々な術を操る竜晴と二柱の憑喪神・抜丸と小烏丸の活躍を描くシリーズ第六作。
今回は江戸で不眠に苦しむ患者が増えているという、医師・泰山の話が発端。
単なる噂話ではなく、泰山の患者で元芸子のおくみや伊勢貞衡も奇妙な夢で眠れない日々が続いているという。
読み進めていくと、このシリーズによく出てくる憑きものの話だと分かるのだが、憑いているものは小烏丸にも縁のあるものだった。
ネタバレになるため詳しく書けないのがもどかしいが、この怪異の裏には小烏丸に縁のある者を巡っての切ない想いがあった。
ただこの話がこれだけに終わらないのがこのシリーズが長く続く理由。
伊勢貞衡の不眠はそれ -
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ネタバレ持統天皇、北条政子、日野富子、淀殿……など有名な女性はもちろん、歴史が好きじゃなければ、えーと誰だったっけ?とあ、そうか、この人、こんな関わり方があったのか?と新鮮に読めました。
「こじれせ女子」と聞いて、なにが?イメージは嫉妬や権力?などそういったイメージでドロドロなのかなと思いましたが、和歌を読み解きながら、作者の視点で、歴史観を、現代の感覚も踏まえて書かれていたので、面白かったです。
ただ、事前知識がある人はいいし、家系図を見るのが苦痛でなければ楽しめるのかな~と思ったり。
第1章 古代のロイヤルファミリー&プリンセス 7人
第2章 千年の都の華麗なる王朝物語 9人
第3章 悪女たちのド -
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〈小烏神社奇譚〉シリーズ第五作。
タイトルにあるように猫がたくさん出てくる。
と言ってもただの猫ばかりではない。付喪神に化け猫に、不思議な力を持つ猫。
もう一つのキーとなるのが『南泉一文字』という銘の刀。元は足利将軍家に献上された刀だったが、現在は尾張徳川家に渡っている。その『南泉一文字』が最近突然鳴動するようになったという。
早速天海大僧正の元で竜晴が刀を調べると、まばゆい光を放った後に生まれたての子猫が現れた。付喪神の誕生だ。
付喪神を扱った作品はいくつか読んだが、誕生の瞬間を描いたシーンは初めて。なかなか興味深い。
刀の銘から「おいち」と名付けられた猫姿の付喪神は、さすが普通の猫とは