篠綾子のレビュー一覧

  • 猫戯らし 小烏神社奇譚

    Posted by ブクログ

    またかわいい子がふえました。
    当然のことながら、付喪神と人の生は違うので、小烏丸の言葉は切ないですね。

    0
    2022年07月01日
  • 蛇含草 小烏神社奇譚

    Posted by ブクログ

    切ないな~。
    でも、最後は丸くおさまってよかった。
    小烏丸の過去と、江戸を狙ってる?何かが気になります。

    0
    2022年04月25日
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    新シリーズかな?

    初午いなりだし…茶屋だし…
    もっと料理本?グルメ本?かな?と思っていたけれど割とさっくり。

    1作目はどうしても…入りきれない感はあるけど。
    色々どうなっていくのか楽しみ!!!

    0
    2022年04月01日
  • 星月夜の鬼子母神

    Posted by ブクログ

    現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する比企一族(比企尼を草笛光子さん、比企能員を佐藤二朗さんが演じている)を取り上げているということで、予習を兼ねて読んでみた。
    鎌倉時代は(も)詳しくないので、比企一族についても大河ドラマで初めて知った私には非常に興味深い作品だった。

    比企一族はなんと悲劇的な一族なのだろう。
    元々比企尼が源頼朝の乳母だった縁で、その娘や孫娘たちは頼朝の近親者や近しい家臣たちへ嫁いでいるのだが、その殆どが不幸に見舞われているのだ。
    長女・丹後内侍の娘・長子は頼朝の弟・範頼に嫁いだが、範頼は謀叛の疑いを掛けられ殺され、長子は赦されたが男児二人は出家させられている。ちなみに夫は頼朝の近臣・安達盛長。
    次女・河越尼の娘・郷はやはり頼朝の弟・義経に嫁いだが同じく義経は頼朝に殺され、郷とその娘も巻き込まれて亡くなっている。更に巻き添えになった形で河越尼の夫と息子まで謀叛の疑いで殺されている。
    三女もまた流転の人生。彼女の死後ではあるが息子はやはり謀叛の疑いで殺されている。
    そして主人公である、能員の娘・若狭局は頼朝の嫡男・頼家に嫁ぎ男児・一幡と娘・毬子をもうけるが、彼女もまた…。

    大河ドラマは今のところ時にコミカルに描かれているが、この作品を読むとこれからの展開の暗澹さにうんざりする。
    頼朝は晩年、怨霊に怯えていたらしいがそれもそうだろう。しかも血で血を洗う権力闘争は彼の死後に本格化し、最終的には北条家が権力を掌握する。
    読み終えての印象は、頼朝すら北条家に利用され、多数の血を流しながらついに北条家がトップに上り詰めたという感じだ。比企一族も残念ながらそこに巻き込まれてしまった。しかし比企尼からの縁や所領を考えればこうなるのは必然だったのだろうと思える。
    もし運命を変えられるとすれは、若狭局が頼家ではなく北条時房に嫁いでいたら…だが、これもまた違う争いが生まれていたのだろう。

    タイトルの『鬼子母神』は若狭局が自分の子どもを鎌倉殿にするためなら他の母子が比企一族と同様に悲劇に見舞われても目を瞑るという覚悟を描いたことからだが、『鬼子母神』はむしろ北条政子にぴったりな表現のように思える。彼女にとっての子どもは『北条家』であり頼朝との間にもうけた頼家すら北条家に叛いた途端に牙を剥く。彼女にとって一番重要なのは源氏ではなく北条家だった。

    後に阿野全成に嫁ぐ阿波局が大河ドラマのあのキャラクターそのままなのが面白かった。出版は去年の10月だが意識して書かれたのだろうか。
    唯一の希望は若狭局の娘・毬子が謎の巫女の予言通りになったことだろうか。
    それにしてもこれ程血を流しながら、北条家は怨霊に怯えなかったのだろうか。政子は大丈夫そうだが。大河ドラマではあの義時のキャラクターで今後のハードな展開をどう乗り切るのか、興味が湧いてきた。

    0
    2022年03月11日
  • 狐の眉刷毛 小烏神社奇譚

    Posted by ブクログ

    〈小烏神社奇譚〉シリーズ第四作。

    今回は小烏神社の氏子で宮司の竜晴に想いを寄せる花枝が狐に憑かれてしまう。それだけでなく、大奥に仕える女性にも狐が憑いているようで、狐憑き祭りといったところか。
    発端は宇迦御魂(うかのみたま)に仕える白狐に、ある執心のために成仏出来ずにいる狐の霊を救って欲しいと頼まれたこと。
    この彷徨える狐の霊と花枝に憑いた狐は、医師の泰山が患者から貰った『御伽草子』に出てくる『玉水の前』という狐の話と『玉藻の前』という狐の話に似ている。

    狐は人に化けて人の生活に入り込んだり、中には人と結婚したりという話もあるほど、昔話ではお馴染みの動物。一方で今回の話のように神の遣いだったり狐憑きとして禍をもたらしたり特殊な存在でもある。

    花枝の友人で今は大奥に仕えるお楽への友情を利用された形での狐憑きだったが、花枝が竜晴を慕うゆえに竜晴を頼ってくれたからこそ大事に至らず良かった。それでも全て解決とは行かなかったが。
    ところで花枝のキャラクター設定について、名前やはっきりした言動などから実家の宿屋では看板娘で華やかな美人だと勝手に想像していたが、外見は地味で平凡な見た目なのだと書いてあり意外だった。だが彼女の出過ぎず、だが言うべきことはきちんと言う性格は好感持てる。ついでに書くと弟の大輔も姉想いで頼もしい。

    花枝がお楽に請われて大奥に上がるのかどうするかを迷っている中、竜晴と泰山の反応が面白い。泰山はあからさまに動揺し、竜晴はあくまでも花枝が決めることと主張するがその内面はどうなのだろうか。
    その顛末はいかに。

    相変わらず小烏丸の本体である刀の行方は分からないまま。しかし今回の話で知り合った小狐が小烏神社に仕えることになり、付喪神二柱に小狐が加わり賑やかになった。そしてこの新たなメンバー、玉水がかつて小烏丸に出会っていたことも分かった。
    次は小烏丸の本体の行方が分かるだろうか。

    ※シリーズ作品一覧(全てレビュー登録あり)
    ① 「弟切草」
    ② 「梅雨葵」
    ③ 「蛇含草」
    ④ 本作

    0
    2022年03月09日
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    202201/面白かったけど、キャラ萌えありきの感が強いような…。新シリーズ1作目とのことなのでとりあえずしばらくは様子見で追ってみよう。

    0
    2022年03月04日
  • 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖

    Posted by ブクログ

    篠綾子さんの新シリーズが始まりました。

    旗本奴が闊歩していた時代、街にも派手な衣装を着て立ち歩く町奴が存在。
    半端な若者が自然にあつまり、親分をしていたのは主人公喜八の父親だったが、町のためにと奮起してその地域になかった橋を作り、いつしか親しまれる存在に。

    だが、ある時、旗本奴や町奴の取り締まりがキツくなる。
    親分は子分衆を諭し逃して第二の人生を送るようにと命令。自分は牢で死ぬことになった。

    父親の妹夫婦に育てられた喜八もはや17歳。
    叔母の作った茶屋をつぐことになった。

    今はみんな真っ当に生きている。
    そんなおり、強盗の事件が勃発する。

    芝居茶屋という場所柄芝居には縁が深く、役者にもなれそうな美形の主人公。
    有名な戯作者の娘が常連客。
    厳しい捜査で有名な火盗改め。
    謎解き、人情が溢れるシリーズ。

    0
    2022年02月22日
  • 狐の眉刷毛 小烏神社奇譚

    Posted by ブクログ

    今回は御伽草子に綴られた狐のお話。
    思いが残り、変化をした妖狐。
    小烏神社の氏子の旅籠の姉弟にまで災いをもたらした。

    総出で妖を退治する。

    0
    2022年02月21日
  • びいどろ金魚 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おお!なんだか色々…色々!!
    お兄さんの手がかりがありそうだし.
    安吉はしっかりしてきたし.
    三角関係は始まりそうだし!!

    0
    2022年01月06日
  • 宝の船 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あー照月堂やめちゃうんだ…
    と思ったけど.
    まだまだつながりはあるし
    京都から安吉達は来るし…
    え?お兄さんも来た??
    続きが気になるところで終わってるー!!!

    0
    2022年01月05日
  • 絵草紙屋万葉堂 揚げ雲雀

    Posted by ブクログ

    思い込み…ちゃんと表紙にまでルビが振ってあるのに…
    「揚げ雲呑」だと思って読み始めてた
    食べ物系の本ばっかり読んでるから…
    1行目でマチガイ気がつきました.
    .
    うーん.前回よりは…
    あ…私多分この主人公好きじゃないんだな.

    0
    2022年01月05日
  • 神様の果物 江戸菓子舗照月堂

    Posted by ブクログ

    え!!?
    急に終わり?
    そんな急に和解??
    これからのナツメが面白そうなのに?
    別シリーズで続きが読みたい

    安吉がお父さんに会うシーンと
    最後なつめと慶一郎の似てると話すシーンがちょっと泣ける

    0
    2022年01月04日
  • 弟切草 小烏神社奇譚

    Posted by ブクログ

    小烏神社の宮司・竜晴は風水や陰陽道にも通じていた。ある日寛永寺の大僧正に呼び出された。不忍池近くに身元不明の男の首が埋められているのが発見された。その男の正体、そしてどういう経緯でそこに埋められたのか内密に調べてほしいと頼まれる。

    遺体の身元は薬種問屋の長男であると判明した。彼が殺されたと思われる夜、怪しい男も目撃されている。竜晴の親友、医者の泰山は道端で死にかかっている男に出くわし、神社で手当する。その男は泰山の幼馴染みで薬種問屋の道楽者の次男坊。そして目撃された怪しい男に風貌が似ている。
    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    何の前触れもなく、本屋でタイトル書いしちゃいました。てっきり梨木果歩みたいな小説を予想していましたら…ありゃりゃ?時代小説でした。普段時代小説ってあまり読まないのです。でも、あらすじに書いたように若干ミステリー仕立てになっていたので、そこそこ楽しめました。

    陰陽師とかそういうスピリチュアル?な力を使って事件を解決するので、本格ミステリー派の人からみたら、ちょっと反則でしょうが…
    謎も、まあ、想定の範囲内でドンデン返しなどありませんし、若干説教臭いところもありますが、毒はそんなになく隙間時間を埋めるのにはいいでしょう。

    0
    2021年12月17日
  • たまもかる 万葉集歌解き譚

    Posted by ブクログ

    今回は田沼意次が出てくる。
    薬種問屋に務める親子は実は富山藩の脱藩もの。
    子供は最近まで知らなかった。

    田安家と将軍のお側係、田沼と同じ将軍の後見をする大岡が毒殺の危険を晒される事件が絡んでくる。

    0
    2021年10月21日
  • 月蝕 在原業平歌解き譚

    Posted by ブクログ

    在原業平と惟喬親王、もっていたイメージは業平も壮年となりそれぞれが思い通りにならぬ世の中に対してサロン的な交わりをしている、そんなイメージです。サロンでは分別の着いた大人たちが風流を讃えながら世を嘆くような。
    業平と高子と言えば、世慣れた十分に大人の業平が深窓のご令嬢に外の世界の美しさを手ほどきしていくような。
    そういうイメージからすると、この物語はエピソード0なのだろうと思います。
    後々の業平と親王の親交を思うと、こんなエピソード0があっても悪くないと思いました。
    業平自身の屈託のなさもエピソード0なら納得。
    在原業平歌解き譚と表紙にあったので、もっと歌が登場してくるのかと思ったら、そんなに多くはなかったです。業平を含め、小町の歌も、少なめ。だから、歌集に残っている歌のお話と思って読むと、ちょっと期待と違うところに連れていかれます。
    最も印象的だったのは小野小町の使い方がとてもよかったことでしょうか。
    陰陽師の使う隠形の術が、落ちというか種というか、解釈によるものかと思っていたら、本当に種のない術だったのにびっくりしました。
    続編、う~ん、高子の使い方が難しいかなあ。

    0
    2021年09月12日
  • 藤原定家謎合秘帖 幻の神器

    Posted by ブクログ

    鎌倉時代初期、藤原定家を主人公にした小説。定家の父の俊成から「古今伝授」を受け継ぐためには、三種の御題を解かなければならない。その俊成が誘拐されてしまい、解放されには早急に三種の御題を解かねばならなくなる。美形だが毒舌びんびんの僧侶長覚と紀家の少年潮丸の助けを得て、謎解きと父俊成の解放に奔走する。
    折句、隠し題、本歌取りなど和歌の技法が散りばめられた謎に感心する。篠綾子さん、和歌の蘊蓄が好きだねえ。もともと高校の古典の先生だったというから、好きな和歌に邁進と言う感じだね。定家は意外と優柔不断な常識人に描かれている。

    0
    2021年08月22日
  • 月蝕 在原業平歌解き譚

    Posted by ブクログ

    惟喬親王の世話をしている在原業平の女たらしぶりがなかなかいい。惟喬親王に異母兄弟が生まれたために、いろいろな怪しげなことが起こり始める。在原業平と親友の陰陽師の行貞は惟喬親王のために奔走することになる。業平が剣の達人だったり、行貞が隠形の技を使えたりと、結構面白い。小野小町の颯爽ぶりや藤原高子の気の強さなども、読んでいて楽しい。連番状というのは唐突だけどなあ。

    0
    2021年08月17日
  • 蛇含草 小烏神社奇譚

    Posted by ブクログ

    今回は騙りをしながら旅する親子、
    大きな法螺貝が竜に化身して空に飛び立つ時に
    大きな洞穴ができるという言い伝えと、
    平家の滅びにまつわる話、
    薬草の話がもの語りのテーマ。

    子供同士の嘘と真実、真心の狭間。
    名刀、弓、の化身。

    いつも不思議なこのシリーズの中に流れる
    歴史と心に関してのやりとり。

    どんな風にこれから展開するのか?

    0
    2021年08月15日
  • たまもかる 万葉集歌解き譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    万葉集の和歌に隠された暗号を解くのがメインだが、ついていくのに精一杯。冒険部分もあるが、助松もしづ子も思慮深いので安心して読める。この話は田沼が善人風だが、このままいくのかな。

    0
    2021年08月12日
  • からころも 万葉集歌解き譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    父の失踪後、帰りを待ちわびる助松の賢さと素直さが好もしい。父が残した万葉集の歌にこめた意図を知るため、和歌を学ぼうとする姿勢もいじらしい。一方で、父親は一癖も二癖もありそうで、まだ謎が残されている感じもする。

    0
    2021年08月12日