篠綾子のレビュー一覧
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篠綾子さんの新シリーズが始まりました。
旗本奴が闊歩していた時代、街にも派手な衣装を着て立ち歩く町奴が存在。
半端な若者が自然にあつまり、親分をしていたのは主人公喜八の父親だったが、町のためにと奮起してその地域になかった橋を作り、いつしか親しまれる存在に。
だが、ある時、旗本奴や町奴の取り締まりがキツくなる。
親分は子分衆を諭し逃して第二の人生を送るようにと命令。自分は牢で死ぬことになった。
父親の妹夫婦に育てられた喜八もはや17歳。
叔母の作った茶屋をつぐことになった。
今はみんな真っ当に生きている。
そんなおり、強盗の事件が勃発する。
芝居茶屋という場所柄芝居には縁が深く、役者に -
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小烏神社の宮司・竜晴は風水や陰陽道にも通じていた。ある日寛永寺の大僧正に呼び出された。不忍池近くに身元不明の男の首が埋められているのが発見された。その男の正体、そしてどういう経緯でそこに埋められたのか内密に調べてほしいと頼まれる。
遺体の身元は薬種問屋の長男であると判明した。彼が殺されたと思われる夜、怪しい男も目撃されている。竜晴の親友、医者の泰山は道端で死にかかっている男に出くわし、神社で手当する。その男は泰山の幼馴染みで薬種問屋の道楽者の次男坊。そして目撃された怪しい男に風貌が似ている。
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何の前触れもなく、本屋でタイトル書いしちゃいました。てっきり梨木果 -
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在原業平と惟喬親王、もっていたイメージは業平も壮年となりそれぞれが思い通りにならぬ世の中に対してサロン的な交わりをしている、そんなイメージです。サロンでは分別の着いた大人たちが風流を讃えながら世を嘆くような。
業平と高子と言えば、世慣れた十分に大人の業平が深窓のご令嬢に外の世界の美しさを手ほどきしていくような。
そういうイメージからすると、この物語はエピソード0なのだろうと思います。
後々の業平と親王の親交を思うと、こんなエピソード0があっても悪くないと思いました。
業平自身の屈託のなさもエピソード0なら納得。
在原業平歌解き譚と表紙にあったので、もっと歌が登場してくるのかと思ったら、そんなに -
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和歌が事件に絡む〈万葉集歌解き譚〉シリーズ第三作。
これまでの二作は薬種問屋〈伊勢屋〉の小僧・助松の父・大五郎を巡っての話だったが、今回は大五郎から離れ、舞台も江戸を離れて伊香保温泉。
旅のメンバーは〈伊勢屋〉のお嬢様・しづ子と母・八重、女中のおせい、手代の庄助に小僧の助松、そしてボディーガードとして陰陽師・葛木多陽人の六人。
途中まではシリーズらしく和歌を吟じたり助松に和歌を教えたりしながら楽しく旅をしていたのだが、烏川を渡る時に庄助が人形祓いの舟形を見つけたことから雲行きが怪しくなってくる。
せっかく伊香保に着いたのに、多陽人は途中のある村が気になるので一人戻って様子を見てくるという。 -
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※小町と業平が出て来る2020.8-9月の新刊文庫: 2/3
矜持を持ったベテラン女官の小町、藤原北家当主として時の権力者として尊大な良房、まだ若く青臭く強気な業平。小町との強気なやり取りの応酬は、なかなか読みごたえがありました。
「承和の変」を挟む事で、仁明天皇が宗貞、小町、業平に与えた密命とその行方が分かりやすく描かれているなと感じました。
(小町の目を通して時代を切り取ったとでも言えばいいのかな)
個人的には業平や小町の心情が吐露されていて、歌人ではない部分が見える所が良かった。
あと、仁明天皇が出来なかった小町への返歌を業平の知恵を借りた惟喬親王がした所にクスっとしてしまった。
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「からころも」など万葉集にちなんだサスペンスものを書かれた作家さん。今回は『伊勢物語』の在原業平が主人公で、やはり歌が物語の中心となっている。
副題は『歌解き譚』だが、こちらもミステリーと言うよりはサスペンスタッチだ。
ここで描かれている在原業平はイメージ通り。女性にモテモテで常にいろんな女性の元に通っている。何と、十に満たない少女からも猛烈に言い寄られている。
当然歌も上手くて、東宮・道康親王(後の文徳天皇)の子・惟喬親王の歌の指南もしている。
だが軟弱な印象とは裏腹に武道や乗馬も出来る硬派な面もある。唯一の弱点は当時男子なら習得出来て当たり前な漢文が苦手なこと。
そんな業平が、惟喬親王に