篠綾子のレビュー一覧
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現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に登場する比企一族(比企尼を草笛光子さん、比企能員を佐藤二朗さんが演じている)を取り上げているということで、予習を兼ねて読んでみた。
鎌倉時代は(も)詳しくないので、比企一族についても大河ドラマで初めて知った私には非常に興味深い作品だった。
比企一族はなんと悲劇的な一族なのだろう。
元々比企尼が源頼朝の乳母だった縁で、その娘や孫娘たちは頼朝の近親者や近しい家臣たちへ嫁いでいるのだが、その殆どが不幸に見舞われているのだ。
長女・丹後内侍の娘・長子は頼朝の弟・範頼に嫁いだが、範頼は謀叛の疑いを掛けられ殺され、長子は赦されたが男児二人は出家させられている。ち -
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〈小烏神社奇譚〉シリーズ第四作。
今回は小烏神社の氏子で宮司の竜晴に想いを寄せる花枝が狐に憑かれてしまう。それだけでなく、大奥に仕える女性にも狐が憑いているようで、狐憑き祭りといったところか。
発端は宇迦御魂(うかのみたま)に仕える白狐に、ある執心のために成仏出来ずにいる狐の霊を救って欲しいと頼まれたこと。
この彷徨える狐の霊と花枝に憑いた狐は、医師の泰山が患者から貰った『御伽草子』に出てくる『玉水の前』という狐の話と『玉藻の前』という狐の話に似ている。
狐は人に化けて人の生活に入り込んだり、中には人と結婚したりという話もあるほど、昔話ではお馴染みの動物。一方で今回の話のように神の遣いだっ -
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篠綾子さんの新シリーズが始まりました。
旗本奴が闊歩していた時代、街にも派手な衣装を着て立ち歩く町奴が存在。
半端な若者が自然にあつまり、親分をしていたのは主人公喜八の父親だったが、町のためにと奮起してその地域になかった橋を作り、いつしか親しまれる存在に。
だが、ある時、旗本奴や町奴の取り締まりがキツくなる。
親分は子分衆を諭し逃して第二の人生を送るようにと命令。自分は牢で死ぬことになった。
父親の妹夫婦に育てられた喜八もはや17歳。
叔母の作った茶屋をつぐことになった。
今はみんな真っ当に生きている。
そんなおり、強盗の事件が勃発する。
芝居茶屋という場所柄芝居には縁が深く、役者に -
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小烏神社の宮司・竜晴は風水や陰陽道にも通じていた。ある日寛永寺の大僧正に呼び出された。不忍池近くに身元不明の男の首が埋められているのが発見された。その男の正体、そしてどういう経緯でそこに埋められたのか内密に調べてほしいと頼まれる。
遺体の身元は薬種問屋の長男であると判明した。彼が殺されたと思われる夜、怪しい男も目撃されている。竜晴の親友、医者の泰山は道端で死にかかっている男に出くわし、神社で手当する。その男は泰山の幼馴染みで薬種問屋の道楽者の次男坊。そして目撃された怪しい男に風貌が似ている。
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何の前触れもなく、本屋でタイトル書いしちゃいました。てっきり梨木果 -
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在原業平と惟喬親王、もっていたイメージは業平も壮年となりそれぞれが思い通りにならぬ世の中に対してサロン的な交わりをしている、そんなイメージです。サロンでは分別の着いた大人たちが風流を讃えながら世を嘆くような。
業平と高子と言えば、世慣れた十分に大人の業平が深窓のご令嬢に外の世界の美しさを手ほどきしていくような。
そういうイメージからすると、この物語はエピソード0なのだろうと思います。
後々の業平と親王の親交を思うと、こんなエピソード0があっても悪くないと思いました。
業平自身の屈託のなさもエピソード0なら納得。
在原業平歌解き譚と表紙にあったので、もっと歌が登場してくるのかと思ったら、そんなに