Posted by ブクログ
2021年09月04日
更紗屋おりん雛形帖 シリーズ第3
煕子姫との再会を果たす。それまではどんなに寂しくとも決して泣かないーー。
その約束を胸に、おりんは、更紗屋を再建するために、日夜越後屋で奉公に励む。
ある日、勘当され行方知れずになっていたおりんの兄・紀兵衛が見つかった。
おりんは、紀兵衛に、更紗屋の建て直しを託...続きを読むすが、紀兵衛には、染師になり、更紗を作るという夢があった。
おりんが、紀兵衛に会った翌日、紀兵衛の修行先で、毒殺事件が起こり、紀兵衛が犯人として捕縛されてしまう。
やがて、お解き放ちになった紀兵衛は、蓮次らと事件の真相を探る。
果たして、犯人は誰か。
酒井忠清が毒殺された事件と、関係は、あるのか?
越後屋主人・三井八郎兵衛が、江戸を離れて国元に帰ってしまい、この先どうするか、初音に問われるおりん。
一歩進んだ、蓮次とおりんの仲は、これからどうなって行くのか。
陰謀を企てる、柳沢吉保が、桂昌院より申し付けられた事が、煕子姫とおりんに関係してくるような模様。
そんな騒動の中、おりんは、当時はまだ風呂上がりに羽織るだけの「浴衣」を、日常着として広めるため「虎が雨」の日、お長とお揃いの浴衣を着て、大川に出かける。
そろそろ、物語が動いてくる予感。