あらすじ
冬が近づき、木挽町の芝居茶屋かささぎでも、ふうふう言いながら食べる豆腐や里芋の田楽などをはじめ、体の温まる料理が人気だ。そんなある日、店に金持ち風の男が現れた。男は日本橋で本屋を営む萬屋清兵衛と名乗り、山村座の座元兼役者の四代目長太夫の贔屓筋だと言う。見た目と裏腹に質素な品を頼んだ清兵衛は帰り際、かささぎの商売敵・巴屋の話をして去っていく。同じ頃、消息を絶った弟を捜しに来たという女客とその息子の二人連れに協力することになった喜八たち。そこには鬼勘も絡んできて──。失踪の謎、絡み合う因縁、元かささぎ組の絆……シリーズ完結篇!
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Posted by ブクログ
シリーズ完結編。
これで終わってしまうと思うとなんだか寂しい。木挽町で芝居茶屋かささぎを仕切る喜八と弥助。かささぎの料理人松次郎が作る季節を意識した料理はどれも美味しそうで、読んでいて食べたくなるものばかりだった。
完結編という事で、話の展開が早く、「そーだったんだ!」と意表を突かれた。喜八をはじめ登場人物がほのぼのとした心優しい人達が多く、読み心地がいい話でした。読みやすく時代小説が苦手な人も楽しめる作品です。是非、全シリーズ読んでみて下さい。
Posted by ブクログ
5冊目完結編です。
5冊の中で これが一番好きですね。
くわいの丸煮には そんな話しがあったのか!
巴屋から始まって謎解きもいっぱい
しかし そんなに綺麗な人がお母さんなら 喜八もいい男のはずです。
最後におあさちゃんと 両思いなんて いいですね!
楽しくて美味しそうで 謎も解ける最終回でした。
Posted by ブクログ
木挽町シリーズ最終巻。
終わっちゃいました…。大好きだったなこれ。
今回も料理がおいしそうでした。おかゆ…
また知らない日本の風習が…亥の子の日?
そんなのあるんですね。日本はほんと行事好きですね。私も嫌いじゃないですが、全部やったら大変だろうな。
最後の事件の中心は巴屋。やはり成り代わりでした。
そして成り代わられた人生きててびっくり。さすがに亡くなられたと思ってました。
前巻かその前の巻か忘れましたが、以前出てきた藍之助や吉良上野介が出てきました。
ネタバレ書きますが、喜八が奥方をすごい気にするからもしかしてお母さんかなと思って、そういえばお母さんってどういう設定だっけと1巻みたのですが、全然触れてなかったので、お母さん?とおもったら、ほんとにそうでした。
結構さらっと受け止めてました。
また、小鍛冶の話が出て来てとうらぶ好きには嬉しかったです。
喜八、弥助ほんと好きです。もう少し続いて欲しかったな。できれば、おくめちゃんと弥助がどうなるかも見たかった。