望月ミネタロウのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
主人公ハシは事故の後遺症で破片が脳に残っている為に「嘘がつけない」症状を持っている。思った事をそのまま口にする為、他者とのいさかいが絶えないために入院している。その他、それぞれ異なる疾患を抱えた患者と玉木ドクター。未だ脳の疾患と精神異常がごちゃ混ぜにされている世の中で、何が人の心を傷つけるのか、と言う事が描いてあり、そこから脱するのは自分の心なのだ、と言う事が一切押しつけがましくなく作者のテイストで描かれている。時にシュールに、時におとぎ話の様に、時にギャグ漫画の様に。
患者を導くべき医者の玉木が失踪する。破片を取り除く手術をすれば元に戻れる確率は50%と言われていたハシは、玉木失踪後に手術を -
Posted by ブクログ
江戸時代が舞台の原作を、上手に現代的要素を取りこみながら翻案している。
工務店経営や信用金庫への融資申し込みについては詳しくないが、現代でも通るのかなぁと思った。
キャラクターが魅力的。教養がほとばしり、世界旅行中には冒険もし、現在は従業員や子供達のために経営や施工に奮闘する若棟梁の生き方に好感が持てる。
あまり感情の起伏が表に出ないように見える「大(マサル)」は、若棟梁の大事なパートナーで理解者だと思う。
子供達の個性も面白い。
マイペースかつユニークな福田父。原作ではここまで個性的ではなかったが、だから周りの人は彼の言動をあのように受け取ったのだろうか。
個人的には、若棟梁と -
Posted by ブクログ
火事により実家の工務店が焼け
両親を亡くした若棟梁の茂次は、
父の言葉
「どんなに時代が変わっても人に大切なものは、人情と意地だぜ」を胸に再建を誓い、
会社を継ぐことに。
そんな時
お手伝いのりつや
行き場のない子供たちまでが
転がり込んできて…。
山本周五郎の原作を
ロックする漫画家・望月ミネタロウが斬新にリメイクした
鬼才2年半ぶりの待望の最新作。
いやぁ〜
相変わらずやってくれるわ(笑)
大好きな漫画家望月ミネタロウが描く今度の主人公は
まるでホームレスか
70年代ヒッピーのような
長髪に髭もじゃの
怪しい26歳の若棟梁。
本が好きで世界中を旅してきた自由人なんやけど
頑固